2016年12月21日水曜日

歌う曲を拍手で決定

(前半からの続き)
 介護施設では初めて本格的に仕掛けた二択リクエストライブが予想以上にうまく運び、いいイメージで次なる施設へと移動する。
 建物は徒歩1分の隣りにあるので、車は駐車場にそのままにし、機材は手で運んだ。

 こちらの施設では開始予定時間が15時半と遅い関係で、別のイベント始まっていた。会場に入ると整然と並んだ椅子には、すでに30名ほどの入居者が座っていて、拍手で迎えてくれる。
 それぞれの施設で方針が異なるが、準備万端整えてスタンバイしたのちに聴き手が三々五々と集まってくるケースと、会場に聴き手がすでに並んで待ち構えているケースとに対応が別れる。私の場合、ライブがスムーズに運ぶのは、おおむね後者である。


 素早く機材をセットし、準備は短時間で整った。15分前に歌い終えたばかりだったが、予定を前倒しして15時20分から始めることになった。
 アンコールを含め、およそ45分で14曲を歌う。
(※は二択リクエストで、カッコ内は選ばれなかった対決曲)

「北国の春」「※瀬戸の花嫁(おかあさん)」「※お富さん」「※お座敷小唄」「※バラが咲いた(ここに幸あり)」「幸せなら手をたたこう」「サンタが町にやってくる(Xmas企画)」「※上を向いて歩こう(高校三年生)「※故郷(さくらさくら)」「※津軽海峡冬景色(矢切の渡し)」「※知床旅情(星影のワルツ)」「※夜霧よ今夜も有難う(時の流れに身をまかせ)」「青い山脈」「月がとっても青いから(アンコール)」
 利用者の介護度は全体的に低く、一昨日の施設に準ずるもの。その分嗜好も幅広いことが予想された。場としては難しい部類で、2曲目から早々と二択リクエストを仕掛けた。
 以降、歌った14曲のうち、2/3に相当する9曲が二択リクエストによるもの。(「お富さん」と「お座敷小唄」は両者拮抗で引分け判定)
 自分のペースで普通に歌ったのは1曲目と、中ほどにアクセントとしてはさんだ聴き手参加型「幸せなら手をたたこう」とXmas企画、そしてラストとアンコールの5曲のみである。


 結果は直前に歌った施設をさらに上回るもので、目を輝かせて聴いてくれる方が多数いて、歌いやすかった。アンコールは職員さん主導だったが、打合せにはない自然発生的なもの。場の気分に充分沿うものだった。
 終了後に責任者の方からも、「素晴らしいライブでした。ありがとうございます」と感謝の言葉をいただく。
 二択方式にするとそのたびに場が湧くので、進行がやりやすい。施設によって全く反対の結果が出たりし、人の好みは実にさまざまだと興味深い。
 逆に「故郷」のように、圧倒的に強い曲も確かにある。組み合わせる曲を時に応じて変えてやれば、また別の結果が出るかもしれない。

 まだ始めたばかりだが、初めての場、マンネリに陥りそうな場、つかみが難しい場などでは、今後かなりの威力を発揮しそうだ。
 年末を目前にし、苦境をバネに新境地を開拓できた気がする。