2006年7月31日月曜日

辰巳の赤

 辰巳、つまりは南東の方角に植えたタチアオイの赤い花が満開になった。以前に書いた鬼門(北東)に植えてある白いタチアオイより陽当たりはいい場所なのに、どういうわけかいつも遅れて咲く。

 どちらの種も近くの土手に自生している花から採取した。タチアオイは非常に丈夫で、何も構ってやらなくても、どんどん育つ。あまりに手入れが楽なせいか、庭に植えている人はこちらではほとんどいないが、街路樹の根元にはよく見かける。


 下から上へと順に咲いてゆくので、上の花が咲くころ、下はすでに種になっている。だから、種を採取するときに色の選択を誤ることはまずない。
 辰巳には赤い物を置けとか、玄関を配置せよだとか風水では言われる。我が家はその両方を満たしているわけだが、だからといって家内万全であるかどうかは、かなり疑わしい。
 しょせんは気休めの領域だが、トラブルが仮にあっても、いつもギリギリで何とか持ちこたえていられるのは、案外メンタルな部分でのご利益を得ているせいかもしれない。

2006年7月27日木曜日

鬼門の白

 今年も鬼門、つまりは敷地の北東角に植えた白いタチアオイが満開になった。
 鬼門には白いものを置くと邪気を封じ込めるという。いわゆる風水だが、強く信じているわけではなく、あくまでキブンの問題である。


 北東には窓をつけないのが一番だが、どうしても避けられないなら、白枠の窓。トイレや浴室も鬼門には配置するなと言われるが、これまた避けられないのなら、白い設備機器を使えばいい。
 このほか、南東の赤、西の黄色が開運の象徴などとも言われていて、我が家ではそれぞれ、その色の花を植えている。
 以前、風水を中心とした家の設計に関わったことがあって、いろいろ調べた。この方は家の間取りはもちろん、北東にあたる玄関ドアと車にも白を使うほどのこだわりよう。
 つい先日、数年ぶりかのメールがあり、
「おかげさまで、家内安全です」とのこと。キブンとはいえ、やはり疎かには出来ない。

2006年7月24日月曜日

レンガ道の雑草

 我が家のアプローチから玄関ポーチに至る部分には、およそ250個のレンガが敷きつめてある。すべて自力で施工したが、ごく普通の素レンガを使っているので、月日と共に独特の味が出てきた。

 目地には「から練り」という、セメントと砂を5:5に混ぜたものを使ったが、この隙間にどこからか雑草の種が忍びこみ、盛夏には目地を緑で細く覆う。


 あまりにひどいとむしってしまうが、ある程度は意図的に残す。除草剤や除草シートを使うと完全に防げるかもしれない。でも、赤いレンガ道に草の緑は、鮮やかなアクセントになっている気がする。

 屋根にこれまた意図的にタンポポやニラを植えている建築家、はては屋根全体を土で覆い、緑園にしている建築家さえいるが、同様のコンセプトかもしれない。自然との共存である。

2006年7月20日木曜日

赤い宝石

 自ら「縄文の日々」と名づけ、実践中の日々の暮しをつれづれに書き綴ってみることにする。もしかすると、私の「家」とか、「暮し」に関するイメージが、ぼんやりとでも見えてくるかもしれない。


 初回は自宅庭先に実ったばかりのラズベリーの実を紹介。去年の春に植え、ほとんど構ってやってないが、もう今年はたくさんの実がなった。
 上品な甘味で、まるで赤い宝石のようだ。見ているだけで、なぜか心がウキウキする。幼き日に故郷の家近くにあった野生の木イチゴのことをふと思い出した。

 我が家の庭は大変狭いが、30種を超える草花や野菜でいつも賑わっている。北国の短い夏が通過中。

2006年7月1日土曜日

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