2024年2月29日木曜日

町内会排雪作業

 暖冬の予報だったはずが、2月も下旬を過ぎてから1M近い積雪に見舞われ、最終的には平年なみの積雪量となった。

 今日は町内会の排雪作業の日。朝から重機やダンプが交代で入ってきて、路肩にうず高く積もった雪を効率よく撤去。主要道路ではないため、町内会(住民)が費用の30%、札幌市が70%を負担するルール。
「パートナーシップ排雪」と呼ばれていて、費用負担分は毎年の町内会予算にも組み込まれている。


 夕方までに道路は見違えるようになったが、明日夕方からまた大雪の予報が出ている。もう雪はたくさん。気温はプラスで、すぐに解けて消える春の雪と信じたい。

 昨日の夕方、今年も短期限定でお雛様を2階ホールに飾った。菱餅や花はなく、お供えはありあわせの和菓子だけ。まあ、それでも飾らないよりはマシである。

2024年2月27日火曜日

防寒長靴の亀裂修理

 6年前にワークマンで防寒長靴を買った。1,580円と安価な割に長持ちし、昨春に複数の穴が開いて自転車用パンク修理具で補修した。
 1年延命できれば充分と考え、その通り1年経って貼ったゴムパッチがはがれてきた。

 元はとっているため、いよいよ廃棄?と覚悟した。しかし不思議なことに底はすり減ってなく、この冬は一度も転ばずに済んでいる。
 亀裂(穴)は昨年の4ヶ所から7ヶ所に増えているが、修理すればさらなる延命が可能かも?と考え直した。


 実はパンク修理用の大判パッチゴムをヨドバシ通販で見つけ、購入済み。缶の底に固まっていたゴム糊にはシンナーを加えて復活させてあり、準備は整っている。

・サギサカ大判パッチゴム 285×75mm/397円

1)古いパッチゴムをはがし、鬼目ヤスリで穴の周辺を均す。
2)亀裂が隠れる大きさにパッチゴムを切り、外周部の断面を斜めにカットする。(はがれにくくする措置)
3)ゴム糊を小指ですくって、亀裂を中心にパッチゴムより大きめに薄く塗る。(厚塗りは不可)
4)ゴム糊が乾いたらパッチゴムを貼り、当て木などを下に入れて、ハンマーで強く叩く。


 基本的には自転車のパンク修理と同じ要領で、鬼目ヤスリがなければ紙ヤスリでも代用可能。4)の工程を省くと、パッチゴムがはがれやすくなる。
 小学生のころ、亡き父に教わった方法で、鬼目ヤスリも父の使っていた「形見」である。


 パンク修理を外注した記憶はほとんどなく、長男にも同じ手順を中学生のころに伝授した。昨年買ったパッチゴムは長男にも一部を分けてあげた。
 孫息子はいないが、もし孫娘がパンク修理をやるようになれば、技術の受け渡しが4代続くことになる。可能性は低いが、決してゼロではない。

2024年2月25日日曜日

電気カミソリに穴

 長く使っている電気カミソリの外刃に小さな穴が開いた。部分的な変形もあって、使い続けることは、もはや不可能。
 調べてみたら、12年も前に買った品だった。元は十分とっている。

パナソニックES3832P-S/1,907円(アマゾン)


 単3電池2本で動き、似た製品がアマゾンで送料込み1,250円。そっくり買い替える考えもあったが、外刃以外に問題はない。
 外刃だけの部品価格を調べてみると、ヨドバシ通販で実質840円(送料込み)で買える。2日後には届くというので、外刃だけを買うことに決めた。(パナソニックES9943)
 届くまでの2日は小さく切ったビニールテープを穴に貼って凌いだ。


 交換は自分で簡単にやれる。本体には交換用替刃の品番も刻印してあり、ユーザー側に立った企業姿勢に好感がもてる。

 替刃のパッケージには「外刃の寿命は1年」と書いてあるが、実際には12年も持った。確か以前の製品も10年近く使ったはず。もともと髭が薄く、負荷が小さいせいもあるのだろう。
 となれば、次回は80代半ばに交換となる計算だが、まあイノチとの相談である。

2024年2月23日金曜日

家計収支のまとめ

 事業は4年前に廃業したが、この時期には慣例として前年分の家計収支をデータベースに記帳している。
 最初に電気代をまとめた。年間使用量は5%弱減って1,720kWh(月平均143kWh)。記帳を開始し始めて30年、日々努力のかいあって過去最低を記録。
 年間電気料金は61,747円(月額5,146円)。総務省統計局の家計調査によると、2022年の北海道の電気代平均額は月額13,084円。オール電化も含む数値だから単純比較はできないが、平均の40%弱と健闘している。


 年間水道代は25,000円弱、年間灯油代は10万円ほどで、大きな変化はない。どちらもこれ以上の節約は難しいかもしれない。
 医療費は前年の23万円弱から、6万4千円強へと激減した。過去10年と比べてもベスト3に入る少ない額だった。大病や入院がなく、検診が中心だったからうなずける。夫婦で高齢の域に踏み込みつつも、医療費を減らせたのは収穫だった。

 家計収支の記帳と併行し、保存義務期間7年を過ぎた事業系の領収書類を廃棄処分している。ついでに亡き母の古い介護関連書類も処分した。アルバムの整理に似ていて、各種の書類を見ると、厳しかった日々をいろいろと思い出す。
 残る作業は通帳や領収書、カード支払い明細をもとに、科目別の支出をまとめること。あと数日かかる見込み。

2024年2月19日月曜日

厚い本の修繕が続く

 今年度18度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日だった。活動は残すところ2回となったが、いまのところ皆勤である。
 前日に妻から近隣ディスカウント店でのお使いを頼まれていた。図書館の近くなのでガソリン節約のため、活動終了後に行くことにし、いつもより30分早く家を出る。

 図書館到着は9時30分。活動は9時開始のフレックス制だが、これほど早い開始は初めてかもしれない。参加者は5名と今回も少なめ。前回持ち越した大型乗り物図鑑の修復から始める。
 不揃いだった本体を表紙から切り離し、ページを整えて大型木製クリップで挟んだのち、背の部分に寒冷紗布を貼って乾燥させてあった。


 表紙と見返しの隙間には、本文の背に固定した寒冷紗の端部を滑り込ませるスペースを前回作ってある。大きめに切った寒冷紗を隙間に合わせてまずカット。

 接着部分が広く、背と両側隙間の固定を一気にやるのが難しいと判断し、背と片側だけを先に接着剤固定した。続けてもう片方の隙間に接着剤を塗り、寒冷紗を滑り込ませる。本体から一部はみ出した見返しを切り取って整え、大型木製クリップで再度固定して終了。
 本体と表紙の継ぎ目が目立つ場合、次回に透明テープで補強する作業が発生するかもしれない。


 2冊目に子供用の伝記絵本のページ外れとページずれを補修したのち、3冊目に吉田修一の「路〜ルウ」という単行本の修理を手掛ける。

 3センチを超す厚みがあり、そのせいか表紙側見返しのノド(谷)部分が一部破れている。本体と背を接着するとページの開きが悪くなるため、細い竹ひごに接着剤を塗り、はがれた見返しだけを固定した。
 表紙側見返しには一部亀裂があり、係員と相談のうえ、和紙を細く切って接着剤で貼る。剥離紙をはさんでから表紙を閉じ、太い輪ゴム2本で巻いて固定した。
 3センチを超す本でもはさめる大型クリップが、もうひとつ必要のようだ。
 11時20分に作業終了し、そこから歩いてディスカウント店に行き、米や大根、果物など、頼まれていた品物を調達。暖気でぬかるんだ道を背負って戻る。
 午後から気温がさらに上がり、最高気温13.9度という過去にない記録に到達。ついこの前まで1メートルを超えていた車庫屋根の雪が一気に解け、半分ほどにまで減った。地球温暖化の加速を肌身で感じる。

母屋屋根の雪は消え、車庫の雪も残りわずか

2024年2月15日木曜日

灯油代微減

 今冬3度目の灯油を給油した。給油量は259.8Lで、前年同時期の270.7Lに比べて10.9L、4%の減少。
 灯油単価は先月と同じ104.5円で、支払額は27,149円。前年同時期から245円減った。日平均消費量は6.50L/日で、前年同時期から4%の減少。過去5年の最低を記録した。

 直近の石狩アメダスによる気象データは以下の通り。

・2020.1(6.93L/日)
 月平均気温-3.7度、真冬日19日、日照時間85.8h、最深積雪51cm
・2021.1(7.99L/日)
 月平均気温-5.7度、真冬日22日、日照時間101.5h、最深積雪80cm
・2022.1(6.64L/日)
 月平均気温-5.5度、真冬日25日、日照時間71.6h、最深積雪133cm
・2023.1(6.77L/日)

 月平均気温-6.1度、真冬日24日、日照時間81.1h、最深積雪83cm
・2024.1(6.50L/日)→今回
 月平均気温-3.6度、真冬日14日、日照時間66.3h、最深積雪91cm


 直近5年の気象条件を比較すると、4年前の2020年に似ている。月平均気温が最高値で真冬日が最少。積雪深はやや多いが、日照時間は最低というバラついた傾向だった。
 灯油の日平均消費量が最低だった背景は、相対的に暖冬傾向だったことと、昨秋に玄関ドアと窓のゴムパッキンを全面的に補修交換したことなどが影響したと考えられる。
 諸物価が高騰を続ける折に、わずかとはいえ灯油消費量と灯油代が共に下がったのは大きい。

 結果として30日換算による暖房給湯費(灯油代)は20,377円となり、電気代5,306円とあわせると、先月分の光熱費は25,683円で確定。(ガスは使わず、調理はIHヒーター)昨年1月の光熱費
25,377円とほぼ同額である。
 1日遅れの記載だが、今年も孫娘と長男のお嫁さんからバレンタインチョコが届き、妻と共に美味しく食べた。手作りチョコの時期もあったが、やがて2年生になる孫娘の友だちづきあいが忙しくなり、今年はお店で買ったらしい。
 妻からのバレンタインチョコは、申し合わせですでに廃止になっている。恵方巻と同じで、商魂で定着しただけの風習。ホワイトデーの負担も大きく、いずれは消え去る運命かもしれない。

2024年2月10日土曜日

ピアノで家族会

 明日の午後に遊びに行ってもいいか?と、長男一家から前日の昼過ぎに突然の連絡があった。身内とはいえ、来客となると食事や掃除など、いろいろ準備がある。ひとまずOKの返信をしたのち、急きょ準備に取り掛かる。
 3時のオヤツはりんごケーキに決め、材料のチェック。夕食は、はま寿司のテイクアウトとし、昨年末の家族Xmas会のオーダーに多少の修正を加えてネット予約した。夕食のおかず用に高野豆腐の煮物を深夜に作る。
 一夜明けてりんごケーキをフライパンで焼いた。お嫁さんの誕生祝いをかね、ケーキに立てるロウソクも準備。孫娘用に電子ピアノの自作スタンドを組み立て、譜面台には童謡の楽譜をセットする。


 雪まつりを見物してから15時ころに来るとの連絡が直前にあり、ちょっと疲れて居間ベンチに横になったとたん、ピンポン鳴った。
 スノーウェアを着たまま、いきなりピアノを弾き始めた孫娘をいさめ、ただちに珈琲タイムへと突入。正月帰省したお嫁さんからは、実家から託されたお土産の数々と、早めのバレンタインチョコをいただく。

 ロウソクに火を点けたケーキを居間テーブルまで運ぶと、歓声があがった。みんなで「ハッピバースデートゥーユー」を歌ってお祝い。
 実は6年前にも、同じ時期に同じ趣向でお祝いをしている。ささやかな手製誕生ケーキでも、要はキモチである。

 その後、孫娘は電子ピアノにかかりきり。2か月前には楽譜持参でXmasソングを披露し、今回は学校の音楽で習っているという曲を楽譜なしで弾き始めた。
 鍵盤ハーモニカを使っているとかで、弾き方はピアノと基本的に同じ。人差し指のメロディのみだが、間違えずにスラスラ弾いている。
 聞き覚えのない曲で、曲名を尋ねると「こいぬのマーチ」だという。ハ長調で、ドからラまでの6音階を使う。難易度は私が目下練習中の「チューリップ」に近い。さっそく覚えて、一緒に練習しよう。

 続けて図書館から借りてある保育士用のやさしいピアノ教則本を見ながら、「ハッピバースデートゥーユー」を弾き始めた。わかりやすく音符に「ドレミ」のふりがながついていて、メロディさえ覚えていれば、比較的容易に弾ける仕組み。時期的にもタイムリーだ。
 ただ、キーが平易なハ長調ではなく、ヘ長調。音階の一部に黒鍵盤を使う「シ♭」が入っていて、この曲でも2ヶ所で使う。音が1オクターブ飛ぶヶ所もあって音域が広く、難易度はやや高め。

 つきっきりで指導し、5本指を使う弾き方もついでに教えたら、みるみる上達して、最後には間違えずに弾けるようになった。
「これならお友達の誕生会でも弾けるね」と声をかけると、大喜びしていた。左手の伴奏はまだ入れてないが、和音のうちの1音限定なら、すぐに覚えそうな気がしないでもない。
 当初の思惑通り、電子ピアノが家族会での重要な遊びアイテムに育ちそうだ。


 雪まつり見学の録画映像などを観るうち、寿司を受け取りに行く時間がやってきた。雪まつり会場が近く、交通規制で渋滞する道を慎重に運転し、17時すぎに無事に帰着。
 みな空腹だったのか、あるいは材料不足でチヂミを作らなかったせいか、今回は余らずに完食した。

 19時のバスで帰るという一家を15分前に送り出し、突発的な家族会が終了。未明から激しい雪に見舞われたが、幸運にも巻き込まれずに済んだ。

2024年2月8日木曜日

ピアノの電子楽譜

 独習中の電子ピアノは週2〜3回ペースで順調に進んでいるが、自分に合った楽譜の調達が難しい。
 最初の課題曲である童謡の「チューリップ」にしても、メロディはともかく、伴奏(コード)や前奏まで含めると、ネットにあふれる情報はさまざま。

 当面の目標は、簡単でも和音伴奏を入れた両手弾き。調性(キー)は平易なハ長調(C)で伴奏は2音の和音が望ましいが、希望にピタリ合致する楽譜は簡単には見つからない。
 図書館から童謡関連の楽譜集を借りるなどして検索。自分に向いた断片的な情報を1枚に集約するには、楽譜ソフトを使って音符を打ち込む必要があると知った。

 知人のギタリストが「Notion Mobile」という無料ソフトを常用していて、使い勝手がよいという情報を得た。さっそくダウンロードして使ってみる。
 マニュアルを読まずにいきなり始めたが、あれこれやるうち、操作方法は感覚的にわかってきた。ファイルの保存方法とコードの入力方法だけは、マニュアルを読んで会得。

 思っていたより簡単に進行中の「チューリップ」の電子楽譜が完成。ただ楽譜を記録するだけでなく、鳴らして音を確認することもできる。歌詞を追記することも可能。つまりは作詞作曲ソフトということだ。
 ギター弾き語りでは自作のデータベースソフトに歌詞を打ち込み、コードをレイヤーで重ねてpdf変換して電子譜面として使ってきたが、メロディが伴うピアノの場合は同じ手法がとれなかった。


 ソフト上からpdf画像として出力し、PC上で閲覧しながらさっそく練習している。このままタブレットPCに転送して持ち歩いたり、メール送信して孫娘との情報共有も可能。夢は広がる。
 進行中の課題曲「チューリップ」は、達成度が50%ほど。弾きやすい楽譜が整い、今後は練習のペースがあがる。同じ手法で次なる課題曲の電子楽譜も順に整えたい。

2024年2月7日水曜日

フライパンでケーキ

 月に2回は焼くフルーツケーキ、牛乳パックの空き容器を型にしてオーブンで焼いてきたが、先日フライパンで焼いたりんごケーキの評判がよく、バナナケーキもフライパンで焼けるのでは?と思い立った。

 バナナケーキの材料は「HM100g」「卵1個」「砂糖大さじ3」「食用油大さじ3」「水大さじ1〜2(→4)」「バナナ1〜2本」。これにレーズンやシナモンを適宜加える。
 対してりんごケーキの材料は「HM200g」「卵1個」「砂糖大さじ3」「マーガリン」「牛乳or豆乳120cc」「りんご1個」「シナモン」といったところ。


 違っているのは、りんごケーキにHMを倍の200g使い、水ではなく牛乳or豆乳を、食用油ではなくマーガリンを使う部分。これを通常のバナナケーキと同じ材料にしてフライパンで焼いてはどうか?と考え、さっそく試した。

 HMが少なくて貧弱になりそうで、過去のレシピを調べ、サツマイモ小1個をスライスし、10分茹でて角切りにして加えた。
 りんごケーキに習い、最初にマーガリンでスライスしたバナナ2/3本をフライパンで軽く炒めてから材料を流し込んだ。レシピ通りに、まず表側をIH目盛2の弱火で20分(→12分)焼く。やや焼け過ぎの感じがし、裏返してIH目盛1の超弱火で8分(→6分)焼いた。


 試食してみると、オーブン焼きに比べてやや硬い印象。牛乳or豆乳の代わりに水でもOKとわかったが、HM100gなら大さじ4杯(60cc)は必要だ。
 りんごに比べてバナナは焦げやすく、炒めて並べる前処理は不要。単純に角切りして全体を混ぜるだけでよかった。

 しかし、なぜか妻には好評で、お代わりを求められた。硬めの食感が逆によいという。人の好みはそれぞれか。
 予熱が不要で焼く時間も短く、弱火で済む。電気代はあきらかにフライパン焼きが勝る。型を加工する手間も不要。ケーキ作りの新パターンになるのは確実で、そのまま定着する可能性もある。

2024年2月5日月曜日

木製クリップ活躍

 今年度17度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日だった。晴れているが、近隣の石狩アメダスでマイナス15.2度まで下がる寒い朝。車庫前は念入りに除雪しておいたが、朝起きると深夜に除雪車が置いていった硬い雪が出入り口に積み上がっている。
 朝食や新聞もそこそこに、まずは車庫前の除雪。車庫周辺の雪を置く場所が少なくなったが、雪を移動させる時間はない。

 図書館到着は10時で、参加者は5名と少なめ。先日新しく作った大型木製クリップを係員のAさんに渡す。
 持ち越し物件はなく、最初の作業は大型絵本の修復。ページ下端が2ヶ所破れていて、透明ブックカバーを細く切って両側から貼った。

 全体を点検すると、破れる寸前のページが他にも数ヶ所あり、同様の手順で補強した。表紙の角部分も傷みがひどく、こちらは細く切った透明ブックカバーで斜めにくるむようにして補強した。


 2冊目は乗り物図鑑の補修。大型本で繰り返し読まれたせいかページの一部が破れ、しかも本体から脱落している。まず破れの補強を透明ブックカバーでやった。
 全体を点検すると、糸とじされた折丁が部分的に外れかかっていて、ページの不揃いが著しい。修理方針に関し、係員と慎重に検討する。

 過去の例に習い、本体をいったん表紙から外し、背にノコで切り込みを入れてタコ糸で補強しようと画策したが、図鑑の見開き閲覧に支障が出そうで却下。ページを整えたうえで背の部分に寒冷紗布を貼り、接着剤が固まってから表紙に固定することになった。


 本体の切り離しはうまく運び、ページを揃えて天地をダブルクリップで固定。紙やすりで端部を調整したら、ページ不揃いは解消された。
 その状態で持参した大型木製クリップを使い、背の部分を蝶ネジ固定。本体厚みは20ミリほどで、充分に余裕がある。
 スクレイパーで接着剤をすくい、背の部分に厚く塗る。幅50ミリに切っておいた寒冷紗布を素早く貼って、この日の作業を終えた。


 本体を表紙に固定する作業は、乾燥後の次回に持越し。それにしても、作ったばかりの大型木製クリップがいきなり活躍するとは驚きだ。
 図鑑類は人気があって傷みも激しいが、高価で簡単に買い替えはできないという。今後も修理を重ねて読みつなぐことになりそうだ。

 帰宅後、次のドカ雪に備えて、車庫脇にうず高く積み上がった雪を南西の雪置き場まで何度かに分けて運ぶ。こちらの作業にもまだ終わりは見えない。

2024年2月4日日曜日

パッシブ加湿

  2階に置いてある湿度計の数値が50%を切り始めた。最近になって明け方に咳き込むことがあり、あきらかに湿度不足。例年この時期に起きる現象で、床下暖房の継続によって住宅内の湿度がじょじょに下がり始めるのが原因。
 住宅素材にとっては低湿度は結露もなく、概ね好ましいが、生きている人間にとって50%以下の湿度は風邪系ウイルス蔓延の元凶。強制的に加湿調整する必要がある。

 機材や維持費が負担になる加湿器のたぐいは使ったことがなく、吸い取り紙やフェルト布を利用した加湿器を自作したこともあったが、いかにも効率が悪い。


 6年前から試験的に床下の土間コンクリートに風呂の残り湯で打ち水してみたら、床下のパネルヒータで適度に加湿され、暖気と共に住宅内を一巡して、吹き抜け上端にある排気口から抜ける。設備不要で無動力のシンプルな加湿手段となることがわかった。
 実は住宅の換気自体も、室内外の温度差を利用した無動力のパッシブ換気を主体としている。つまりは同じシステムを利用した「パッシブ加湿」ということだ。

 過去のテストで、1日に2度、各3Lの残り湯を床下に打ち水してやれば、湿度52%程度をほどよく2日間キープしてくれることを確かめた。
 期間は融雪で外部湿度が上がり始める3月までの1ヶ月ほど。打ち水作業は電気式加湿器と比べても、手間として大きな差はない。

2024年2月3日土曜日

寒さの底

 直近の土木センター数値によると、一昨日26センチ、昨日19センチの雪が降った。2日間で計45センチのドカ雪。
 広い札幌は地区によって積雪量に大きなバラツキがある。今冬は雪雲の通り道になっているのか、市内でもトップクラスの豪雪地帯になっている。

 雪が続く予報が出ていて、除雪はゴミ出しと新聞配達&郵便配達用の細い通路にとどめ、外出は控えていた。食料は直前に充分買いだめしてある。


 今日になってようやく雪はやみ、本格的に除雪&排雪を行う。例によって休憩をはさみながらの分割作業で、休憩中には本を読んだり電子ピアノを弾いたり、ときに珈琲そして昼寝の長期戦だった。
 居間南側の雪置き場作りから始め、夕方までに車庫前の車出しに必要なスペースは確保した。重労働だが、運動不足解消には絶好である。

魚はイワシではなく、コマイとマグロ

 節分なので夕食は妻手作りの恵方巻(海苔巻)を中心とした縁起物が並んだ。年男ではないが、ちゃんと豆まきもやった。
 豆は年の数だけ食べよ、などといわれるが、多すぎてとても無理。7つで勘弁してもらおう。

 寒さはいまが底で、平年値でも明日から気温はじょじょに上向いてくる。立春とはうまく名づけたものだ。