2015年5月31日日曜日

エルダー飲んで草刈った

 昨夕久しぶりに作ったカレーの残りで、昼食はカレーうどんを作って食べた。暑い時期にはこの種の辛いものに限るが、食べ終わったら急に身体が熱くなり、喉が渇いた。
 作りたてのエルダージュースを思い出し、さっそく炭酸で割って飲んだ。一昨日夜についで2度目だが、暑い時期にはこれまた最高のジュースである。

 今回は砂糖をやや控えめにしたので、スッキリ感が増して上品な喉越し。妻は相変わらず飲もうとしないので、およそ750ml分を今年も独り占めである。


 このところの真夏並みの暑さで、自宅周辺の雑草がかなり伸びてきた。エルダージュースを飲んだ勢いで、道路側の半分を刈ることにする。

 毎度おなじみの電動草刈機だが、買ってからすでに6シーズン目に突入。送料税込みで7,580円だったが、チップソーを32刃のΦ200金属製に替えてから非常に使い勝手がよくなり、この2年刃の交換もしていない。
 1時間ほどで終えたが、夕方の涼しくなった時期でもかなり疲れたらしい。突然の睡魔に襲われ、予備室のベットで15分ほど仮眠。短時間睡眠は昔から特技のひとつで、健康維持には欠かせない。

2015年5月30日土曜日

消えるリクエスト用紙

 昨日のチカチカパフォーマンスで試した改良版のリクエスト用紙陳列スタンドは、おおむね意図した通りの働きをしてくれたが、ひとつだけ問題が出てしまった。リクエスト用紙をスタンドから抜き取って閲覧する人が集中するに従い、スタンドが動いて倒れてしまったのだ。
 当初から(もしや…)との懸念があったが、第2ステージ終了後に回収に行ってみたら、蝶番で固定してあった脚部分が閉じてしまい、自立できなくなって倒れたようで、どなたかが事務局の看板に立てかけてくれていた。

 椅子として使う際には、脚部上端の3本のビスに座板に開けた3つの穴を固く差し込んでいるので、この種の問題は起きない。陳列スタンドとして転用する際、座板を抜いて脚端部に差し込むので、単に脚部分を開いただけでは、何かの拍子で閉じてしまうのだ。
 明らかに構造的な欠陥なので、再びの改良を試みた。


 いろいろな手段を検討したすえ、持ち運びや操作の確実性などから、1ミリ厚の薄いプラスチック板を座板に似た形状に切り、座板と全く同じ位置に同じ直径の穴を3つ開け、擬似的な座板として差し込んでやる方法にたどり着く。
 端材を使って試してみると、うまく安定する。スタンドから椅子へ転用する際は、擬似的座板はそのままで、上から本来の座板を重ねてやればよかった。
 素材が透明なので、シールを貼って表裏を分かりやすくする。

 さっそく実戦で試したいが、6月は多くのライブ予定で埋まっていて、チカチカパフォーマンスは下旬までエントリーが不可能。来るべき日を待ちたい。


 ところで、陳列してあるリクエスト用紙は、あくまで聴き手のリクエスト検討用なのだが、なぜかそのまま持ち去る方がけっこういる。7〜8枚を準備しても、終わると半分以上が消えている。
「ご自由にお持ちください」とはどこにも書いてなく、あくまでその場限りの閲覧が目的のつもりでいたが、なにゆえに持ち去るのだろうか?
 ケチくさいようだが、A4サイズの両面印刷なので、わずかでも経費は確かにかかっている。

 リクエスト用紙下端には、「チカチカパフォーマンス☆特別枠活動者〜菊地トムノ」との記載が入れてあり、もしかすると次回通りかかった際、すばやくリクエストを出すために、家でじっくり検討するためなのか。そうだとすればありがたいが。

2015年5月29日金曜日

暑さが味方した?

 今月3度目のチカチカパフォーマンスに参加。季節の変わり目なので衣装にちょっと悩んだが、外に出て確かめると、意外に暑い。
 予定していたハーフジップのニットジャケットをやめて、長袖シャツの上にベストをはおり、ストールもやめて、代りにバンダナを巻くことにした。

 今日の会場は珍しくも北3条広場。イベントに最適の人気会場なのでチカチカパフォーマンスの割当てはほとんどないが、今期初めて開放された。
 曜日に加えて、場所の要素はマンネリ化を打開する大きな決め手と思っているので、迷わずエントリーした。


 かなり早めに着いたが、共演のジャグリング系若手パフォーマーがすでに会場入りしていた。しかし、暑さ対策の準備に手間取りそうだというので、私がトップを務めることに。
 14時ちょうどから歌い始め、第1ステージでは演歌系昭和歌謡を中心に、25分で9曲を歌う。(※はリクエスト)

「ラブユー東京」「宗右衛門町ブルース」「つぐない」「バス・ストップ」「時の流れに身をまかせ※」「恋のしずく」「ブルーライト・ヨコハマ」「男と女のお話」「恋の町札幌」
 3曲目まではノレンに腕押しの無反応状態が続く。天気のいい日は地下通りに人は集まらないのが一般的傾向なので、(今日はダメかも…)と弱気の虫が騒ぐ。金曜日に歌ったこと自体が過去にほとんどなく、北3条広場のデータもごく少ないので、判断がつかない。
 ところが、4曲目で急に人が集まってきた。通りから目立つように先日改良し、100均のLED灯までぶら下げて念を入れたリクエスト用紙スタンドに、何も案内してないにも関わらず、人が群がっている。思わぬ効果だ。

 そのうち、40代くらいの女性がリクエスト用紙を手に、笑顔で近寄ってきた。ちょうど間奏のときだったので、すかさずこちらも笑顔で応ずる。
「何かリクエストございますか?」

 最近リクエストの多い「時の流れに身をまかせ」だった。たまたま譜面が近くにあったので、「バス・ストップ」は1番だけで割愛し、ただちに応ずる。人がじわじわ増え始めたので、珍しくフルコーラスを歌った。
 終わってから女性に、「浅田真央さんが休養中にこの曲で随分励まされたそうですね」と声をかけると、「そうなんですよ〜、聴けてよかったです」と、うれしそう。
 この種のちょっとした言葉かけが非常に大事であると、最近ようやく分かってきた。そのためには、曲に関する情報収集も欠かせない。


 その後、終了まで聴き手が途切れることはなかった。若手のジャグラーは半袖シャツでも「暑い暑い」を連発していたが、私は年のせいか、準備していった衣装でちょうどよかった。
 しかし、あとで中心部の気温を確かめてみると、今季最高の29.6度を記録していた。真夏なみの温度で、急な暑さにたまらず、人々は逆に涼しい地下通りへと流れてきたようにも思える。だとすれば思いがけない集客は、怪我の功名のようなものだ。
 30分休んで、15時から第2ステージ開始。この日は3組の共演だったが、3組目のパントマイマーの会場入りが遅れていて、急きょ飛ばして演ることになる。
 フォーク系を中心に、25分で7曲を歌う。

「風来坊」「さよなら大好きな人(初披露)」「ワインレッドの心(初披露)」「Too far away」「大空と大地の中で」「やさしさとして思い出として」「桃色吐息※」

 第2ステージでは集客が激減するのがこのところの傾向なので、初披露のややマニアックな曲を連発した。ところが予想外に人が集まってくる。特に3曲目の「ワインレッドの心」では一気に10人を超えた。
 もともとは春先にデイサービスでリクエストが出て、当時は応じられず、その後レパートリーに加えたもの。難解な曲だが、歌ってみてよかった。デイサービスでのリクエストは世のニーズをよく反映しているものだと感心させられる。

 その後も聴き手が途切れることはなく、ラストに出たリクエスト「桃色吐息」を歌い始めると、さらに人は増え続け、久々に20名に到達。
 もともと得意な曲だったが、リクエストを受けたのは初。曲の展開が「ワインレッドの心」に似てなくもなく、この日はこの種のややビートの効いた曲調が人々の心をとらえていたように思える。

2015年5月28日木曜日

花のカーペットうねる

 職場がシフト制で、たまたま今日が2人とも休暇だという長男夫婦に誘われて、午後から札幌南端にある「滝野すずらん丘陵公園」に車で出かけた。
 GWの家族花見に始まり、夫婦での支笏洞爺新緑巡りや近隣公園の花散策など、今月は行楽三昧の日々だが、父のお墓のすぐ近くにありながら、もう10年近くも行ってない公園。久しぶりに足を運んでみようかと思った。
 事前のネット調査では、チューリップが満開で、スズランが3分咲きとの情報。しばらく行かないうちに駐車料金410円が必要になっていて、入り口付近にある渓流ゾーンは無料だが、その奥にあるお花畑やアスレチックのある中心ゾーンは、有料エリアに変わっていた。
 通常は大人410円だが、65歳以上は証明書持参で210円で入れる。この種の割引制度を利用しない手はない。事前に調べて、しっかり保険証を持参した。


 今日の運転は長男が担当。かなり奥にある東口駐車場に車を停め、東口ゲートをくぐると、いきなり派手な色合いのチューリップ畑が視界に広がった。
 緩やかな丘陵に花のカーペットがうねる感じで、富良野ラベンダー園や美瑛の丘にちょっと似た印象だ。

 快晴だが平日なので、人はほとんどいない。絵本のような異空間を、ほぼ独り占め、いや4人占めである。


 花の丘を下り、水の広場を迂回して、スズランの小径へと移動。起伏の激しい道が続いたが、この日は妻の膝の調子がよく、あまり問題なく歩けた。

 公園の名の由来にもなったスズランの群落は、陽当りのよい場所だけが7分咲き程度で、まだまだ咲き始め。見頃はあと1週間後くらいか。


 14時45分くらいから歩き始めて、16時10分に散策終了。どこにも座らずに、ほぼ歩き通しだったが、楽しい時間を過ごせた。

 帰路に六花亭真駒内店に寄って、ピザと珈琲で空腹を満たす。妻の携帯に内蔵の万歩計で調べたら、5,000歩近くもカウントされていて、びっくり。妻の年齢と身長体重から指定された推奨歩数は5,000歩なので、買って初めて目標を達成できたことになる。
 普段は都会の雑踏の中で1日を過ごす長男夫婦も、いい気分転換になったと、喜んでいた。

2015年5月27日水曜日

使えないデザイン

 1年以上前に妻が、当時の職場でもらってきたキッチンタイマーがある。某珈琲メーカーの景品だったが、たまたまキッチンタイマーが家になかったので、けっこう重宝していた。
 ところが、このキッチンタイマーがえらく使いにくい。機能としてはごく普通で、通常のカウントのほか、時間を設定してゼロになるとアラーム音で知らせるパターンの2通り。
 使いにくいのは、その形状である。角の全くないタマゴ型で、上半分に透明なカプセルがハマっていて、その中に液体が詰まっている。液体の中を小さな珈琲の瓶がプカプカ泳いでいるのだが、この液体のせいで重心が高く、バランスが非常に悪い。
 裏についているヒンジを起こして立てる仕組みだが、まっすぐ立てるのが難しく、やむなく寝かせて使っていた。しかし、全体がタマゴ型なので寝かせてもくるくる回転してしまい、非常に扱いにくいのだ。

 100均を探してみると、同機能で直方体形状の座りのよさそうな品が多数ある。しかし、機能的に問題ないのに買い換えるのもシャクだ。自分で分解して使いやすく改良することにした。


 まずは透明なカプセルを取り外す。裏ネジを全部外すと割と簡単に取り出せた。時計部分だけを再度組み立てたが、これでもヒンジを使って立てるのは難しい。やむなく、カプセルを外した穴の部分を利用し、単純に壁に吊すことにした。
 背面にカーブがあって収まりが悪いが、台所横の壁にビスを打ち、さらにビニールタイを使って固定し、ようやく使えるレベルに到達した。
 取り外した透明カプセルは捨てるつもりだったが、単体で眺めると、そのオニギリ型の形状がそう悪くはない。思い直して、しばらくテレビの前に置いておくことに。

 それにしても、全体のデザインコンセプトが悪すぎる。どうしてもタマゴ型形状と透明カプセルにこだわるのなら、下端部に水平な楕円形状の台座をつけて自立式にするべき。
 たかが景品だが、使う身になっていない。企業のセンスが疑われる。

2015年5月25日月曜日

久々のプレゼン作業

 月末締切の某デザインコンペ、プレゼン作業にいそしむ。公募を知ったのは3月下旬だったが、まだまだ日にちがあると油断しているうちに、あっという間に締切が迫ってきた。
 詳しい内容はその性質上書けないが、私の得意な手作り系のジャンルで、作品自体は過去のストックのやり繰りで充分可能だった。

 問題はそれをどう「見せる」かで、作品のコンセプトやアピールポイントを考えて簡潔にまとめ、それに基づいた写真やイラストを作る。いわゆる「プレゼンテーション(プレゼン)」という作業だ。


 作業の展示に必要な架台は、廃材を利用して先日作っておいた。光の条件のよい時期を見計らい、写真もすでに撮影ずみ。あとはこれらの資料を数枚の指定用紙にまとめればよい。

 この種の作業は過去にもかなりやっていて、直近では2004年の「札幌スタイルデザインコンペ」。今回は実に11年ぶりのことだ。
 全ての記録は残ってないが、過去に8つくらいのデザインコンペに応募していて、うち5つは何らかの形で入賞している。
 打率はまずまずだが、ナンバーワンの賞は一度も貰っていない。コツコツと単打で打率を稼ぐ2番バッターのような立ち位置である。

 それでも、本業はあくまでデザイナーだと自分では思っているので、この種のコンペでの入賞は励みになる。
 入賞のポイントは、誰の真似でもない独創的なアイデアと、それを審査員に的確に伝える文章。どちらが欠けてもいけない。文章で伝える力は、どのようなジャンルでも大切なのだ。

2015年5月24日日曜日

腕時計電池自力交換

「腕時計の電池が切れたみたい。交換できる?」と妻から問われた。
自分用の腕時計は3つ持っているが、一度交換すると10年は電池が持つセイコークオーツは別にして、普段使いしている2つのカシオ製腕時計は、いつも自分で電池交換している。
(ちなみに、携帯で時間を確かめることは稀)

 ひょっとすると、昨秋に5個まとめ買いをしてストックがある電池が使えるかもしれないと、まずは裏蓋を開けて電池の型番を調べてみた。


 多くの腕時計では、裏蓋の一部に3ミリ程度の溝が切ってあり、そこに細いマイナスドライバー等を差し込んでこじ開けられる構造になっている。
 元に戻す際に同じ位置になるよう、マジックで本体側に予めマークをつけてから開けてみた。すると、同じSONY製のボタン電池だが、手持ち分とは微妙に型番が異なる。
(手持ち分はSR621SWで、交換すべき分はSR626SW)

 ネットで仕様を調べてみたが、直径や厚みは同一だが、電圧が異なる。互換性はなく、無理に使うと本体を壊しかねない。諦めて、新しい電池を買うことにした。


 100均のダイソーやSeriaでも売っているらしかったが、いずれも1個108円。この種のボタン電池は1年で切れてしまうのが常で、安価な品をまとめ買いするのがお得である。
 昨秋買ったアマゾンで検索をかけたら、5個で送料込み307円(1個換算61円)の格安品を見つけた。すぐに注文したら3日で届いた。相変わらず早い。

 さっそく交換する。特に難しい部分はなく、型番の書いてある側を上にしてはめ込むくらいがポイントか。DIY難度は5段階中最低の1。
 外注に出すとホームセンターなら500円以上、時計店なら1,000円以上が相場で、自分でやれば確かに安上がり。
 ただ、私が自分でやったのは、いずれも数千円程度の安い時計ばかり。自力交換できるかどうかは、先に書いた「裏蓋が簡単に開けられるか?」が、ひとつの目安。高級時計の場合は専門家に任せるのが無難です。

2015年5月23日土曜日

花散策

 近隣の家々で藤の花が咲き始めたので、近くの百合が原公園にある藤棚を観に、妻と出かけた。藤の花は7分咲きほどだったが、他のいろいろな花々が見頃。

 まさにハンカチのような花が揺らめく「ハンカチの木」、赤紫が鮮やかな「モクレンスーザン」、「夏の想い出」の歌にも登場する「シャクナゲ」など、他ではあまり見かけない花々を堪能した。

10本を超える藤が一面に広がる
ハンカチの木
モクレン スーザン
シャクナゲ

 あちこち歩きまわって、妻が「今日は何歩くらい歩いたかしら?」と問うので、最近買ったばかりの携帯を出して調べてみた。
(新しい携帯には、歩数累計が出る万歩計が内蔵されている)

 本人はかなり歩いたつもりのようだったが、調べてみるとこの日の歩数合計は1,700歩弱。1歩60センチとしても、1キロほどである。それでも勤めを辞めてからの引きこもり状態から比べると、大きな前進。
 なかなか自分から進んで歩こうとはしないので、今後は「寿司会」のように、定期的に公園に連れ出すべきかもしれない。

2015年5月22日金曜日

春のダブル鉢替え

 昨秋に100均ダイソーで買った観葉植物「サンデリアーナ」の生長が著しく、ペットボトルを再利用した鉢で根の様子を外から観察すると、明らかに根詰まりを起こしている。春真っ盛りでもあり、鉢替えの時期だ。
2階吹き抜けのテーブル上に置いてあるサンスベリアの生長もこのところ激しいので、まとめて鉢替えすることにした。こちらは昨夏にホームセンターで100円で買ったもの。どちらも安いが、あまり手間もかからず、たくましい。


 サンデリアーナの鉢は、これまでサンスベリアを植えていた鉢を転用することにしたが、サンスベリアには一回り大きい鉢が必要である。
 100均で新しい鉢を買うつもりでいたが、物置を調べたら、使っていない5号鉢を発見。色が白系でやや地味だが、ひとまずこちらを使うことに。

 調べてみたら、サンデリアーナを植え替えたグリーンの鉢は、4号鉢(直径12センチ)だった。ドラセナ系なので、1メートル近くまで伸びるらしい。いまは40センチ強なので、まだまだ伸びる。あと数回は鉢替えの必要あり。


 さらなるついでに、多肉植物・火祭りの鉢4つもウッドデッキに持ち出し、水をやってしばし陽に当てた。気温は21度を越し、家の中よりも外のほうが暖かく感じるほど。

 昨夏に買って元はひとつの株だった火祭りも、陽光不足で徒長させてしまったのを機に、昨秋に葉挿しで4つに分けた。それぞれの鉢は微妙に育ち方が異なっているが、いまは紅葉が真っ盛りの状態。


 一番状態がいいのは、はやりもともと親株だった鉢。摘み取った茎から新芽が育ち、元の親株を凌ぐほどまでに生長した。(写真手前右の白い鉢)
 親株を切って移植した3つの鉢のうち、ひとつだけが間延びして徒長気味。(写真手前左)火祭りは葉と葉の間が詰まったものが、やはり美しい。伸びた部分をもういちど切り取って移植し直すべきか。


大きめの透明容器に葉挿しした他の2つは最も紅葉が進み、色鮮やか。これぞまさに「火祭り」である。
それぞれの葉の根元からは、すでに緑色の新芽が顔をのぞかせている。近いうちにこちらも独立させる必要がありそうだ。

こうして次々と新芽が育ってくれるのはうれしいが、どこかで歯止めをかけないと、いずれ家中が多肉植物であふれそうで怖い。嫁入り先でも考えようか。

2015年5月21日木曜日

今年もエルダージュース

 庭のライラックの横で、西側空地に自然に根づいたニワトコ(エルダー)の白い花もまた満開。毎年作っているエルダージュースを仕込むなら、まさにいまが採り頃だ。
調べてみたら、例年は5月末か6月上旬に仕込んでいる。10日近くも早いが、実になってしまうと毒性があるとか。花に追われるように採取した。


1)10〜15房の花を採取し、水に短時間つけて虫を追い出す。
2)水1に砂糖0.8の比率で鍋で煮立たせ、砂糖水を溶かす。
(今回は水400cc、氷砂糖300gとした)
3)ボウルなどにエルダーの花を入れ、スライスレモン1個分を間に入れて砂糖水を注ぐ。
(今回は手持ちがあった市販のレモン水を使用)
4)粗熱をとったあと、上に皿などで重しを載せ、ラップをかけて冷蔵庫で3日保存。
5)ザルか布で濾して熱湯消毒した瓶などに移す。花やレモンは捨てる。


 炭酸や水で割ってジュースのように飲むのが一般的だが、焼酎を加えてサワードリンクとしても飲める。発汗作用や解熱作用、利尿作用、抗ウイルスなどの薬効があり、北欧では薬のように珍重されているらしい。
(冷蔵庫で3ヶ月ほど保存が可能)

2015年5月20日水曜日

手探り的ライブ進行

 市内でも遠方にあるデイサービスから招かれた。2年前にネット経由で依頼され、2度ほど歌わせてもらったデイサービスに勤務していた担当者が、その後社内移動で別施設に移り、しばしの間隔を置いて突然の連絡があったのが、つい先日のこと。
 実は当時3度目の訪問を約束していたが、思いがけないガン告知と入院手術により、キャンセルせざるを得なかった経緯がある。よくぞ2年近くも忘れずにいてくれたもの。
 片道25キロほど離れているので、裏道を通っても50分かかった。担当のSさんは施設長に栄転していて、あいにくこの日は急な契約が入り、留守。
 施設そのものは初訪問で様子がまるで分からなかったが、思っていたよりも利用者が少なく、20名強。2台準備していったPAは、1台のみでやることにした。

 予定ぴったりの15時からスタート。およそ50分で15曲を歌った。
(※はリクエスト)

「釜山港へ帰れ」「お富さん」「おかあさん(森昌子)」「ソーラン節」「みかんの花咲く丘」「幸せなら手をたたこう」「リンゴの唄」「夜霧よ今夜も有難う」「お座敷小唄」「バラが咲いた」「月がとっても青いから」
「霧の摩周湖※」「恋の町札幌※」「襟裳岬(森進一)※」「花笠音頭」


 全国規模で展開する施設で、市内の他4施設ですでに定期的に歌っている。しかし、施設ごとに利用者の傾向は全く異なるのが常。何が受けるか分からないので、1曲毎に手探りで進めていった。

 5曲目くらいまでは職員の方がそれぞれ別の作業に忙しく、ライブに全く参加しなかったこともあり、進行の全てを私一人でやらざるを得なかった。
 ボランティア演奏そのものに慣れていないのか、全体的に反応が弱く、表情も硬い。どう反応してよいのか、戸惑っている様子もみえる。介護度の重い方が数名いたことも影響していたかもしれない。
 歌詞やコードを見失わないよう注意しつつ、極力利用者の顔を順に眺めながら歌う。世間話的なMCも普段より多めにした。


 6曲目の「幸せなら手をたたこう」で、ようやく場がほぐれてきた。手の空いた職員さんが参加してくれたのも大きい。この種の聴き手参加型の曲は5〜6番目に配置し、局面打開を図るのが効果的だ。
 7曲目が終わったところで、担当のSさんが契約を終えて戻ってきた。そのまま横に立ってもらい、この日のライブに至った経緯などを簡単に説明。場はさらに柔らかくほぐれてくる。

 10曲目の「バラが咲いた」を歌い終えると、突然一人の女性から「リクエストいいですか?」と声がかかる。職員を介さない直接のリクエストは、極めて稀。予定曲を一通り終わってからリクエストタイムを設けるつもりでいたが、場の流れを尊重し、急きょ応えることにする。
 その歌がおそらく10年近くは歌っていない「霧の摩周湖」。ずっと好きな歌だが、このところ聴く機会がないのでぜひに、との強い希望である。
 それが引き金となり、続々とリクエストが飛び出す。予定曲をひとまず保留にして対応した。
 リストは特に配っていないので、全くの出たとこ勝負だったが、不思議なことに全てレパートリーにある曲だった。

 先日のチカチカパフォーマンスでも感じたが、聴き手のリクエストには、ある一定の傾向が確かにある。それは必ずしも自分の歌いたい曲とは一致しないが、ある場で飛び出したリクエストは、別の場でもまた出る可能性が非常に高い、ということだ。
 仮に歌えない曲を要望されても、決してそれで終わりにせず、可能な限りレパートリーに加えておくこと。地道な努力はいつか必ず実を結ぶだろう。

 気がつけば、予定を5分もオーバーして歌い続けていた。始まりの頃と終わりの頃の聴き手の表情は、まるで違っている。初めての施設だったが、辛抱してうまく乗り切れた。

2015年5月19日火曜日

化石ケータイから脱却

 原則として月2回、妻とやっている恒例の「90円寿司会」を実施。今月はGWの家族花見やら、夫婦新緑温泉旅などもやっているので、2回目はパスですかネ?と問うと、それとこれとは別だと妻が言う。携帯電話の更新という大事な用事もあったので、結局出かけた。

 寿司屋の帰りに、近くにあった大きめの文具店に寄る。チカチカパフォーマンスに使う真っ赤なクリアフォルダを探すためだが、希望の品が97円で見つかった。
 帰路にトライアルに寄って食料品を調達し、さらにAUショップに寄って妻の携帯を新しくした。先週末に行って機種変更の見積りをとり、必要書類も準備してきたので、話はスムーズ。

 妻はこれまでずっとAUのプリペイド式ガラケーという、いまでは化石のような携帯を使い続けてきた。
 ところがこの機種の場合、ショートメール(Cメール)の受信はできるが、返信ができない。友人がしばしばショートメールを送ってくるが、その都度私が返信したり、電話で応答したりしていた。(通常のEメールは契約していない)


 ガラケーが消えるような話もあるが、まだ4機種が選べた。電話帳のコンバートやら家族割の設定などしたが、30分ほどの確認時間が必要という。
 雨まじりの風が吹き荒れ、時間をつぶす場所も思い当たらないので、いったん家に戻ってコーヒーブレイクとし、30分後に再度車で出かけて、ようやく使えるようになった。

 ちなみに、番号は引き継がれて変更がなく、料金も私と同様に30分無料通話つきで、月1,000円ほど。変わったのは、月1,400円ほどの機種代金を2年間分割払いすることくらい。まずはメールの打ち方から学ばねば。
 帰宅後、オリジナルCDの増刷作業と併行して、チカチカパフォーマンスのリクエスト用紙陳列ホルダーの改良を試みる。
 通路に近い看板横にリクエスト用紙を置くようにしてから、集客に好影響が出るようになったが、いくつか問題点も出てきた。

 使っているクリアフォルダの色が地味で、目立たないこと。MCで告知してようやく気づく感じなので、もっと鮮やかな色にしたかった。
 聴き手が用紙を取り出しにくいシーンも時々あって、上と横は完全に開放し、斜めのカットは大きくする。陳列ホルダはぶら下げ式でなく、動きにくい固定法に変えるべきと思った。


 いろいろやって、ひとまず完成。陳列スタンドに転用している椅子の座板を差し込む穴が少し緩いので、タコ糸でビス周辺を巻き、ホワイトボンドをタコ糸と穴周囲の両方に塗って、補強した。
 全体を組立ててみると、印象としては悪くない。実戦での効果に期待しよう。

2015年5月18日月曜日

月曜に大ハズレなし

 5月2度目のチカチカパフォーマンスに参加。1度目は地上版のアカプラが会場だったので、地下広場では4月末にやって以来、3週間ぶりである。
 長い地下広場での低迷状態を脱したのが図らずも月曜だったので、今回もそれに習って月曜にエントリーした。

 この日は枠いっぱいの3組がエントリー。会場入りが2番目だったので相談の結果、2番目に演ることになる。
 最初のパフォーマーがなかなか終わらず、私が歌い始めたのは、かなり遅めの14時50分あたりから。ルール通り、25分で以下の8曲を歌う。(※はリクエスト)

「時の過ぎゆくままに」「空港」「ブルーライト・ヨコハマ」「青葉城恋唄※」「野風僧(初披露)※」「夜霧よ今夜も有難う」「時の流れに身をまかせ※」「思い出のグリーングラス※」


「月曜の北4条広場に大ハズレなし」のジンクス通り、歌い始めるとすぐに人が集まってきて、4〜5曲目あたりで10人ほどに達する。集客に慢性的な頭打ち感のある最近としては多いほうで、その後も聴き手が途切れることはなかった。
 前回同様に、事務局から貸与の看板横にリクエスト用紙を置く。今回からは組み立て式の椅子を転用した専用品に変えたが、より見やすくなって効果的だった。

 2曲歌った時点で積極的に声をかけ、それに応じて続々リクエストが出る。無駄なMCは省いてトントン歌い継ぎ、持ち時間の中で効率的に8曲を歌った。
 1時間休んで、第2ステージを待つ。この日は他のジャグリング系パフォーマーも一様に苦戦していて、前半は演じても演じても人々は関心を示さないという、寒い状況だった。古株のパフォーマーと話したが、チカチカパフォーマンスも大きな分岐点に差し掛かっている気がしてならない。
 休憩時には作りたての組み立て式椅子を初めて使ったが、壁を背にしてもたれかかると、非常に楽だった。長い待ち時間も苦にならない。

 16時15分から再び歌い始める。およそ25分で6曲を歌った。

「ボラーレ」「バラ色の人生」「アメイジング・グレイス」「レット・イット・ビー(オリジナル訳詞)」「ケ・セラ・セラ」「オー・シャンゼリゼ」


 1曲目を歌い始めたとたん、中年女性が間近に近寄ってきて、熱心に聴いてくれる。終わると、「いまの曲は、このCDに入ってますか?」と尋ねてきた。著作権の関係で、オリジナルしか入っていない旨を告げたが、それでも「もっと聴きたいが、時間がないのでゆっくり家で聴きます」と、CDを買ってくれた。
 このやりとりで歌がしばし中断してしまったが、1曲聴いただけでCDを買ってくれるのは、大変ありがたいお客様である。
 実はこの日、出掛けの練習中に腰に違和感を感じた。持病のギックリ腰の前兆で、GW中の過酷なDIY、その後の行楽ざんまいや畑仕事などの疲れが相当溜まっているらしい。
 用心して腰にコルセットをはめてきたが、腰をかばうせいか、声の調子はいまひとつ。持参した椅子が大いに役だった。

 16時過ぎの「魔の時間帯(あくまで私にとって)」に重なったこともあって、第2ステージでの集客は激減した。終了間際になって急に人が集まってきたが、身勝手に延長するわけにはいかない。ぴったり持ち時間内で打ち切った。
 万全の体調ではなかった割に、集客も売上げも最近の傾向としては、まずまず。やはりジンクスは生きている。

2015年5月17日日曜日

庭のライラック満開

「野菜くずを埋める穴が欲しい」と妻が言うので、スコップで庭を掘ることにした。場所にはちょっと迷ったが、手っ取り早いのは家庭菜園のスミ。しかし、今後何か植える可能性がゼロではなく、あまり畑にゴミの類いは埋めたくない。

 西側にある数本の庭木周辺は空いているので、花も一切ないウッドデッキ下のライラック横に決めた。


 直径30センチほどの穴を深めに掘る。掘った土は横に盛ったので、場合によっては生ゴミも埋められる。上にバケツ等で蓋をしてやれば、ちょっとしたコンポスト容器ふうだ。
 しかし、妻の希望は単にかさばる野菜くず(食べられない皮や芯など)を減らしたいだけ。いまのところ植物系のゴミ以外は入れる気はない。


 コンポスト穴の横では、ライラックが満開に近い状態。春に鶏ふんを少し撒く程度で、ほとんど構ってないが、今年も可憐な花を多数つけてくれた。

 南西の角にあるドウダンツツジも満開。こちらは昨秋に初めてロープで雪囲いをしたが、やり方が悪かったのか、かえって枝が折れた。従来通り、何もせずに放っておくのが一番なのかもしれない。

2015年5月16日土曜日

種&苗植え第一弾

 山鳩が近くのアカシアの梢で盛んに鳴いているので、種や苗の植えつけをする時期到来である。

 ささやかな家庭菜園の掘り起こしと中和剤としての石灰散布、そして鶏ふん撒きまではすでに終えていて、このところの雨で畑も充分に湿っている。相変わらず肌寒かったが、枝豆の種を蒔き、昨日ホームセンターで買った大葉の苗を植え付けることにした。

右が昨年、左が一昨年採取した種

 枝豆用の大豆は、昨年採取した種が台風でかなり少なめになり、今年の分として足りない。そこでとってあった一昨年の種も試験的に蒔いてみることにした。
 まず畑の土を細かく砕いて均したあと、ネギをはさんでそれぞれ別の場所に、8ヶ所ずつ蒔く。今回は第一弾なので、仮にうまくいかなかった場合、第二弾として新しい種を買ってくるつもり。

 ネット情報によれば、豆類は比較的寿命が長く、採取後2〜3年でも発芽率は高いとか。期待して待ってみよう。

左奥に見えるのが大葉の苗と防風カバー

 その後、蒔いた大豆の上に半切りのペットボトルでカバーをかける。発芽直後の山鳩対策だが、ちょっとした温室的効果もあるように思える。
 大葉の周囲は例年のように、透明ビニール袋利用の防風カバーで囲った。

 一心に作業していたら、南側の土地を最近買って耕していた近所の奥さんも現れ、同様に種を蒔きはじめた。畝を立てた本格的なもので、ちょっと圧倒された。
 庭木の手入れなどもついでにやって家に戻ったら、何と3時間が経過していた。DIYと同じで、畑仕事も時の経過を忘れさせる。

2015年5月15日金曜日

路上ライブ用組立椅子

 先日のアカプラパフォーマンスで強風のため、座って歌うことを余儀なくされて以来、地下通りの会場でも今後座って歌う可能性がゼロではないかもしれない…、と思った。
 考えられるのは、エントリーが自分一人で、長時間の演奏を強いられたとき。あるいは、集客面で行き詰まった際、打開策のひとつとして、等々。
 演奏にも使えるライブ用の椅子としては、過去にいくつか作ったが、最新作でも重さが1,230gあり、分解が不可能なので、移動時に負担がかかる。休憩にも使えるのは分かっていても、出番はほとんどなかった。
 休憩用として最近使い始めた折畳みパイプ椅子は450gと軽いが、低すぎて演奏には使えない。

 目安として、重さはパイプ椅子に近い600g程度の軽量型。小さく分解できて、しかもかさ張らないこと。こんな条件でまず市販品をあたったが、条件を満たすものはない。
結局は自分で作るしかないらしいと腹をくくり、材料を吟味してデザインの推敲を重ねた。


 素材として最終的に選んだのは、12ミリ厚の桐集成材。居間のテーブル天板として使った余りを、しばらくコーヒーテーブルとして転用していたが、この数年使うシーンがない。強度的にはやや劣るが、軽いのが魅力だった。

 構造には頭を悩ませた。小さく畳めて、使う際にはある程度の強度があるもの。数日考えるうち、大工さんが作業台として使っている合板を使った台を思い出した。2枚の板を交差させた単純な構造だが、非常に強い。工事が終われば、ただちに分解して廃棄する仕組みだ。
 別の廃材を使ってサンプルをまず作り、実際に座って歌ってみた。問題ない。いけそうだ。


 椅子の高さは45センチ強とし、座板の寸法は16×22センチとした。脚に相当する2枚の板は16×44センチで、上下を25ミリ蝶番で固定する。

 脚のパーツに座板を固定する方法には、丸一日を費やした。脚の上端に1センチ突き出して3本のビスを止め、それにぴったりはまるサイズの貫通穴を座板に開け、使用時には上からはめ込んで固定することを思いつく。組立て分解が簡単で、しかも強い。


 座板の奥行き寸法と脚パーツの幅を16センチに合わせたのは、移動時のまとめやすさを考えてのことだったが、この時点で別のアイデアが思い浮かぶ。
(椅子として使ってないときは、リクエスト用紙陳列台としても転用可能では…)

 さっそく試してみる。前回のチカチカパフォーマンスで、通りに近い場所にリクエスト用紙を置いておけば、集客面で効果が高いことが分かっている。そのときは事務局から貸与の看板に目玉クリップで固定したが、独立したスタンドがあれば、なお有効かもしれない。
 脚パーツ上端に止めてあるビスを利用し、座板端部の同じ位置に、深めの穴をドリルで開ける。差し込んで固定すると、いい案配のスタンドになった。


 ふとした思いつきにより、椅子の用途は「休憩用」「演奏用」「リクエスト用紙陳列台」の多機能型に広がった。デジカメ撮影台としても、もちろん使える。

 最終的な分解時のサイズは160×450×厚さ36で、ギターケースのポケットにも入る。重さは650gとなり、目標値よりもやや増えたが、現状品のおよそ半分なのでよしとしたい。近いうちに実戦で試してみよう。


《2016.4.21 追記》
 その後使い続けた結果、座板と脚板の分離式を改め、蝶番を使った一体型に改良を加えた。同時に座板部分にクッションカバーをかぶせて、座りやすくした。