全く同じ構成で構わないと施設側は言ってくれたが、2日前の場の反応を参考にし、部分的な軌道修正を加えて臨んだ。
定刻より2分早い13時58分から開始。アンコールを含め、およそ45分で14曲を歌った。
「北国の春」「おかあさん(森昌子)」「お座敷小唄」「ここに幸あり」「幸せなら手をたたこう」「高校三年生」「さくらさくら」「まつり」「浪花節だよ人生は」「夜霧よ今夜も有難う(三択リクエストによる)」「青い山脈」「赤鼻のトナカイ(職員さんとのコラボ)」
「月がとっても青いから(アンコール)」「憧れのハワイ航路(セルフアンコール)」
前回と変更した部分は以下の通り。
・2曲目「瀬戸の花嫁」→「おかあさん」
・6曲目「上を向いて歩こう」→「高校三年生」
・7曲目「月の沙漠」→「さくらさくら」
・10曲目「時の流れに身をまかせ」→「夜霧よ今夜も有難う」
・アンコール「神田川」→「月がとっても青いから」
2日前に歌ってみて感じたのは、多くの場がそうであるように、ニギヤカな傾向の曲を好むということ。たとえ利用者が入れ替わっても、施設が同じであれば、集まる利用者の傾向も似てくるものと私は考えている。
今回の微調整はそうした場の嗜好に沿ったものだったが、全てニギヤカ手拍子系の曲にしたわけではなく、前回も受けがよかった叙情系の「ここに幸あり」は残し、手応えがいまひとつのように感じた「月の沙漠」は同じ叙情系の「さくらさくら」に差し替えた。
修正はほぼ思惑通りに運び、1曲目から前回を上回る抜群の手応え。結果として3曲だけとなった叙情系の曲も、全体の中でいいメリハリとなった。
アンコールを出すか出さないかは職員さんにお任せしたが、進行の方が場を締めてしまったので、てっきりないものと思ったら、やや遅れて別の職員さん数人からフェイント気味のアンコール。しかし、利用者の方々にはこれが受けた。
ラストの「憧れのハワイ航路」は、「もう1曲行きます!」と私が自ら申し出たもの。極めて稀な「セルフアンコール」という代物だったが、この日の場の流れには、完全にハマっていた。
同じ場でわずか中1日という、やや難易度の高いライブだったが、修正がうまく運んでさらなる向上を遂げたように思える。