2016年12月31日土曜日

無事に年越し

 この前正月を迎えたと思っていたら、もう大晦日。年とともに月日の流れは早くなるという説と、反対にとてつもなく長く感じるという両方の説があるが、私の場合は若い頃とあまり変わらず、あっという間の一年である。

 午後から妻の買物につきあって、近隣のスーパーまで車を出し、主にナマモノ(刺身)を中心に年末年始の食材を調達。
 家に戻って玄関に掲げた業務用表札の画像がすっかり色あせていることに気づき、数年ぶりに交換することを思い立つ。
 防水仕様に改造したハガキ大の額縁に、プリンタで印刷した画像をはめこむだけだが、今年は事務所屋号の下に添えていた「生活&空間デザイン」の文字を削除し、あらたにステージ名を本名の横に添えた。
 デザイン系の仕事が激減し、反対にステージ名での郵便物が時折舞い込むようになったので、実情に応じた対応である。時に応じて表札も変わってゆく。


 夕方から年越しをする長男夫婦のための宿泊スペース作りをする。スタジオスペースをのれん風カーテンで臨時に仕切り、プライベート空間を作るのはすでにテスト済みで、ここにお嫁さんと孫娘が寝る。
 枕元のスタンドや布団類をはやめにセット。昨日から帰省中の次男と長男は、以前からある予備ベットに寝る。
 17時半に車で長男のマンションに一家を迎えに行き、19時過ぎから大晦日の宴を開始。大人5人が交代で孫娘をなだめたりすかしたりしつつ、いつものように飲んだり食べたりして賑やかに過ごす。
 今年も次男が手配してくれたカニが食卓を賑わしたが、なんとタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニの3種類のカニが一度に並ぶゴーカ版である。

 6日前のクリスマスではご機嫌ななめだった孫娘も、この日は環境が変わったせいか、あまりむずかる様子もなく、時折愛想をふりまいていた。


 思いついて普段は居間の隅に置いてあるお昼寝用の大型ベンチを、中央のテーブル横に移動してみた。小さい子を寝かすには充分なスペースで、空いた場所に大人が楽に2人は座れる。赤ちゃんも大人の宴に仲間入りした気分になれるのか、とても大人しい。
 この臨時の配置変更は、今後の家族形態の変化にも柔軟に対応可能である。