2024年3月31日日曜日

電気アンカがショート

 長く使い続けている電気アンカが突然ショートした。以前は私が使っていたが、2022年の冬に電気敷き毛布を買ったことで不要となり、湯たんぽより便利と妻が愛用していた。
 妻は布団に入ってから眠気がやってくるまで本を読む習慣がある。冬は寝床に入ると同時に電気アンカを点け、眠る前にコンセントから電源コードを抜く。

 事故は本を読んでいる際に起きた。布団の中から異臭がするので確かめたら、電気アンカ本体と電源コードの継ぎ目からから火花が出ていたという。あわててケーブルを抜いて対処。
 幸い出火には至らなかったが、敷き布団と綿毛布を焦がした。稀に点けたまま眠ってしまうことがあり、遅れて寝る私がいつも確認していた。もし寝ている時だったら、大事になっていたかもしれない。


 ショートの原因は古くなった電源コードの劣化。ねじれの繰り返しで、ケーブルがむき出しになったらしい。調べてみると1983年製で、買ってすでに40年が経過。さすがに古すぎる。
 電源コードの劣化には気づいていて、安全な湯たんぽを使っては?と勧めていたが、「暖かくて簡単」と妻は主張し、聞き入れなかった。
 その負い目からか、事実を妻が打ち明けたのは翌日になってから。1階でテレビを觀ていた私は、事故に全く気づかなかった。

 500円玉ほどの穴が開いた敷きパッドはフェルトで継ぎをあて、焦げ目のついた綿毛布と共に洗濯。古い敷布団カバーは廃棄し、敷布団の焦げ目は切り抜いて別の布で繕った。


 以前に使っていた2Lポリタンクに50度のお湯を入れ、古いマフラーで急きょ作った袋に入れて代用したが、やはり電気アンカが暖かいと妻は未練たっぷり。

 時期的にアンカは不要になりつつあり、今後どうするかは次の冬までの検討事項。妻が電気式保温にこだわるなら、接続部がプラグ着脱式でショートのリスクが少ない電気毛布が現実的な選択か。
 冷え性の私と異なり、湯たんぽやアンカなど無用の妻だったが、寄る年波には勝てない。

2024年3月29日金曜日

冬眠からの目覚め

 気温がぐんぐん上がり、札幌アメダスでは最高気温11.8度を記録。最低気温も5.7度で、ついに冬日を脱した。
 明け方からは雨も混じって、雪解けが一気に進んだ。記録では1日で10センチの減。庭木の周りには早くも緑が見える。春の到来を告げる「根開き」という現象だった。


 屋根の雪もほぼなくなり、建物周囲の雪も激減。物置北側にシートで覆って冬眠させておいた自転車を、ようやく掘り起こす時期到来である。

 数日前から剣先スコップで周囲の雪を割っておいたこともあり、簡単に取り出せた。シート養生が効いてサビの発生はない。空気圧も正常。道路の雪はほとんど消えている。すぐにでも乗れそうだ。
 しつこい冬で例年よりかなり遅れたが、これで妻の行動範囲が広がるだろう。

2024年3月28日木曜日

まだ5歳児程のスキル

 近隣地区センターのピアノロビーコンサートに行ってきた。以前から年1回実施されていたが、コロナ禍の3年間は中止。昨年からようやく再開となった。
 同じロビーでは私も過去にいろいろな形で歌っている。今回は電子ピアノを独学中の身であり、初めて聴く気になった。

 開始は13:30からで、徒歩で5分前に到着。50席ほど用意された席は6〜7割埋まっている。
 出演は地域ピアノ教室の生徒7人。定刻に始まり、前半は先生との連弾で後半がソロ。5歳から60歳まで生徒の年齢層は広い。
 童謡からジプリ、YOASOBIに嵐、そしてユーミンと選曲は多種多彩。ピアノのスキルも様々だったが、初心者から順に演奏している感じがした。


 男女比は女性4人に男性3人。成人男性が2人いて、大半が子供か女性と思い込んでいた私の予想を見事に裏切った。
 初心者のリズム感やミスタッチに多少の難点はあったが、中級者以降の演奏は、なかなか聴き応えがあった。上級者のスキルは後半のラストで演奏した指導者に近いものもあって驚いた。

 初心者の左手伴奏のやり方など、大いに参考になった。あくまで独学だが、自分の方向性は間違っていない気がする。
 冷静に判断し、自分の腕はまだ5歳児程度と認識。今後の練習にむけ、よい刺激になった。


 定刻に終了。進行もしっかりしている。帰り際に後方の男性から声をかけられた。本修繕ボランティアを一緒にやっている同年代の男性で、電子ピアノを始めるきっかけになったHさんだ。私より1年半早くピアノを始めた方だが、やはり好奇心で初めて聴きにきたという。
 おおむね私と同じ感想を持ったようで、単調な練習曲ばかりでなく、下手でもみんながよく知っている曲を早く会得したいですね、と意見が一致した。

2024年3月26日火曜日

腰痛からの解放

 長引く冬による除雪やツララ落とし作業で持病の腰痛がぶり返し、なかなか回復しない。特に起床後の状態が悪く、腰にじっとりと染みつくような不快感がある。
 湿布薬や毎朝のストレッチなどを続けても効果はいまひとつ。寝起き後の状態から考え、寝具に問題がありそうな気がした。

 次男の手術立ち会いで昨年ビジネスホテルに一泊した際、ベットの寝心地がよく、朝まで快眠できた。ベットは硬めのスプリング式マットレス。ずっとウレタンマットレスと綿布団で寝ていたが、これが自分に合っているのでは?と考えた。
 ネット情報を集めると、スプリング式マットレスには、硬めのボンネルコイル柔らかめのポケットコイルの2種類があるという。「腰痛に悩む方にはボンネルコイルがお勧め」とあり、昨年の経験と一致する。


 ボンネルコイル一点に絞って情報収集し、最終的にユーザー評価の高い以下の商品をアマゾン経由で買った。

タンスのゲン・ボンネルコイルマットレス」6,999円
 ・97cm✕195cm、14cm厚、シングル
 ・コイル数320個
 ・抗菌仕様、色はブラック
 ・寿命は8〜10年程度
 梱包は圧縮されてロール状(305✕305✕980)になって届く。解梱作業は広い場所でやる必要がある。
 止めてあるテープをハサミで切ると、いきなりロールがほどけて勝手に広がる。続けてビニール包装材の端部をハサミで切ると、こちらも自動的に空気が入ってどんどん膨らみ、30分もすると通常のマットレス形状になった。


 今冬から冬の間は最も暖かい予備室で寝ていて、さっそく自作ベットの上にマットレスをセット。幅も長さもピタリ収まった。
 ユーザー情報から、ニトリで買った薄めのウレタン敷布団を上に敷き、さらに敷きパッドを重ねた。敷きパッドの下には電気敷き毛布もセット。


 この状態で5晩寝てみたが、翌日から起床直後の不快な腰痛がピタリ収まった。ストレッチは続けているが、湿布薬はやめた。硬い寝床に変えたことで、寝返りによる腰の負担が大幅軽減されたのではないか。
 睡眠が深くなったせいか、一晩に2度は起きていた夜のトイレも、明け方の一度で済むようになった。現時点では、いいことづくめ。

 まだ寒いので寝汗やそれに伴う通気の様子はわからない。暑い時期はマットレスの上に敷きパッドだけで寝るべきか。
 ともあれ、長く悩んでいた腰痛から解放されるかもしれない。

2024年3月25日月曜日

折れた物干し竿を修復

 先日のツララ落とし作業の際、軒先の大きな氷塊がまとめて落ちてきて、一瞬の判断で使っていた物干し竿を投げ出して逃げた。
 直下ではなく、斜め下で作業していたので直撃は免れたが、多少のツララなら解けるに任せるのが身のためのようだ。

 犠牲になったのは人間ではなく、作業に使った物干し竿。氷塊がまともにぶつかり、真ん中からポッキリ折れた。外形32ミリの薄肉鋼管にステンレス被覆したもので、強度面での期待はできない。買い替えを覚悟した。
 問題は長さで、現状品は3.6Mの1本ものを車の屋根に積んで運んだ。だが、その後買い替えた車にルーフキャリアはない。調べると、2.16〜4Mの伸縮式物干し竿が800〜900円ほど。これなら車内に入る。


 除雪を最優先し、ウッドデッキが完全に乾いて外作業が可能になった。買い替える前に、折れた物干し竿を補修してみようかと思った。

 まず損壊部分を電動グラインダーで12センチほどカットする。氷塊を突いて割れた先端部も4センチほどカット。
 切断後の物干し竿は計359センチ長となり、両端にキャップをかぶせると、現状のウッドデッキ柱間にギリギリ使えるとわかった。


 2本に分かれた物干し竿を内側でつなぐのは木製の丸棒。捨てずに保存しておいたスコップの柄などを見繕う。
 25センチ長の丸棒が使えそうだったが、直径がわずかに細い。布ガムテープを何枚か重ね貼りして調整する。

 防水と接着をかねて丸棒の周囲に防水コーキング剤を塗り、接続部の中央に入れる。その状態で一晩おいたが、微妙な緩みが発生した。
 そこでさらなる補強として木用ビスの頭にワッシャーをかまし、4ヶ所で止めた。下地が木材なので、固定はしっかりしている。


 両端にキャップをかぶせ、ウッドデッキ柱に装着してみると、大きなたわみはない。
 干すのは主にシーツやバスタオルなどの軽いものが中心で、まずまず使えそう。買い替えはひとまず回避した。

2024年3月23日土曜日

外から窓ガラス清掃

 例年よりかなり遅れたが、この時期の定番作業である窓ガラス清掃をやった。建物周囲の積雪深は50〜60センチほど。朝晩の寒暖差で程よく締まっていて、足場としては絶好だ。
 道具は窓ガラス用のスクレイパーと延長用の洗濯ポール、融雪水を溜めたポリバケツに、スクレイパーを水に浸す角形のプラ容器だ。


 屋根の雪や氷塊はすっかり解けていて、ヘルメット装着の必要はない。最初に1階の窓9ヶ所を順に片づける。低いのでスクレイパー単体で簡単に終わる。
 続けて2階の窓8ヶ所に着手。高さがあるため、スクレイパーを2.6Mの洗濯ポールに差し込んで作業。1ヶ月ほど前にツララ落としで同様の作業をやり、腰を傷めた苦い経験がある。ぶり返さないよう、慎重に作業を終えた。



 ヤレヤレと家に戻り、珈琲を飲みながら窓ガラスをチェックしてみると、何としたことか、一部の窓に汚れが残っている。大半が2階で、下からでは汚れがよく見えなかったのが原因。
 強い雨でも降れば落ちてくれそうだったが、やはり気になって再度外に出てやり直した。


 2度目は車用のスポンジ製汚れ落としを洗濯ポールに差し込んで作業。幅は狭くてもバケツに直接浸せる利点がある。拭う回数も増えるが、作業性はまずまず。2階の窓はすべてこれを使うべきだったか。
 スノーブラシと同じで、こちらも自作したほうが使いやすそうだ。車洗浄と兼用可能なものを、次の冬が来る前に作っておこう。

2024年3月22日金曜日

寿司で肩すかし

 テレビのクイズで当たったすし券を有効に使うため、車で20分ほどの店を新たに見つけて出かけた。
 当たったのが2022年夏で計2万円分もあるが、使ったのはこれまで4回。使える店が少なく、回転寿司系がすべて不可なのが痛い。
 まだ1万2千円分が残っていて、有効期限が来年末。相当がんばらないと、無駄にしてしまう。

 11〜14時のランチタイムがお目当てで、前日に電話してランチでも使えることを確かめた。
 13時過ぎに到着してドアを開けよとうとしたが、固く閉ざされている。ガラス越しに案内を見ると、「本日のランチ営業は貸し切りとさせていただきます」とある。やられた。
 以前にもお気に入りのカフェに車で出かけ、同じ目にあったことがある。その際も前日に確かめていたが、突然の臨時休業だった。まさか2度目があるとは…。


 世は卒業シーズンで、慰労会等の会場に寿司店はよく使われる。過去に自分がサッカー少年団指導に関わっていた頃にも、慰労会で寿司店をよく利用した。
 時期が悪かったと諦めるしかないが、ランチ利用したい旨は前日に伝えてあり、一言教えて欲しかったと、ついうらみがましく思った。
 やむなく着た道を戻る。昼食をどこでとるか迷ったすえ、寿司を食べに来たのだから、やはり寿司店にすべきでは?と妻に提案。すし券は使えないが、普段テイクアウトで利用する「はま寿司」が帰路にあり、そこに寄った。
 直接店に来て食べるのはコロナ前以来だから、実に4年以上も前のこと。テイクアウトで顔見知りの店員さんから笑顔で席に案内される。

 店のシステムに大きな変更はなく、注文用のタブレットが固定式から移動式に変わったことくらい。普段と変わらない寿司を注文し、テクアウト不可のあおさ味噌汁も久しぶりに頼む。
「作りたてはご飯が美味しいわね」と、寿司ならなんでもOKの妻は喜んでいた。

 いろいろ食べて、計12皿と1椀。いつもと変わらぬ量だが、昼食にしては少し多かったかも。
 普段はWi-Fi接続限定のスマホを急きょモバイル接続し、毎週メールで届くクーポン券を提示して、味噌汁は100円引きにしてもらった。

2024年3月21日木曜日

春まだ遅し

 彼岸の中日を過ぎても、春の歩みは遅い。近隣の石狩アメダスで、昨日の最低気温がマイナス9.4度を記録。直近の土木センターでの積雪深は64センチで、平年値の38センチを大きく上回る。
 過去のブログ記事を調べると、昨年は3/11に妻が自転車を乗り始めている。今年は路面上の雪がまだ解けてなく、あと1週間は無理そうな気配だ。


 昨年は3/9にやったと記録にあるウッドデッキの氷割り作業、雪はまだ厚く残っているが、数日前から少しずつスコップでどかし始めた。
 今日は剣先スコップも動員し、残っていた氷塊をすべて砕いた。晴れが数日続けば床面は乾き、外でのDIY作業もなんとかやれそう。


 大雪の続く冬だった割には、点検した限りウッドデッキの損傷は見られない。要所に金物を使った2年前の補強対策に間違いはなかったと自信を持った。

2024年3月18日月曜日

今年度最後の本修復

 今年度最後となる地区図書館、本修繕ボランティアの日。通算21回を皆勤で通した。
 フレックスタイム制の条件下で、1回2〜3時間は作業。メンバーや係員との交流など、社会活動の一環として有意義な時間だった。

 布団針とタコ糸を使った糸綴じ製本、背にノコで切れ目を入れたタコ糸での補強、大型木製クリップの考案など、2年目に入った活動の中で、各種新しい修復方法にトライし、技術の幅を広げられた。


 今日も早めの9時20分に到着。係員のAさんから来年度の活動継続を打診される。新メンバーとの入れ替えがあるかも?と思っていたが、しばらくは現メンバーで続けるようだ。
 望まれる限り断る理由はなく、書類に必要事項を記入して提出。ボランティア保険は地区センターでかけてくれる。
 前回やり残した絵本修理の続きをまずやる。表紙から本文が脱落していて、細く切った寒冷紗を背に接着剤固定してあった。完全に硬化していて問題ない。
 表紙と見返しの間に確保しておいた10ミリ程度の隙間に接着剤(ビニダイン)をスクレイパーで流し込み、本文から飛び出している寒冷紗をすばやく押し込んで調整。その後Wクリップで固定した。
 見返しと表紙の隙間処理は接着剤乾燥後の状況をみて次回にやる。


 続けて同じ小型の絵本を修復。本文が表紙から完全に脱落している。このところ急増するパターンで、ごく薄い本文は糸綴じされていて、状態は悪くない。補強用の寒冷紗は使わずに、単純に背の部分に接着剤を塗って表紙に固定することにした。
 Wクリップで固定して作業終了。こちらも硬化後に見返しと表紙の隙間調整は必須で、1回だけで完全に手が離れる修復は減りつつある。
 3冊目に厚い単行本の補修をする。先月手掛けた本と同じで、表紙側見返しのノド(谷)部分が一部はがれて浮いている。
 本体と背を避けつつ、細い竹ひごに接着剤を塗って慎重に修復した。前回やった処理のおさらいのようなもの。


 最後に乗り物図鑑を修復。小型だが分厚く、子供に人気があるせいか本文の背が数か所ではがれて割れている。表紙の傷みも激しく、全体の状態がよくない。
 係員と相談の結果、本文を表紙から完全に切り離し、根本的な修復をやることに決まる。

 切り離した本文を接着剤で補修し、形状を整えてから木製クリップで固定したうえ、広めに切った寒冷紗を背に貼った。
 普通は硬化後に本文と表紙を接着剤固定するが、本が厚いので閲覧しにくくなり、傷みの元凶となりかねないと係員が指摘。そこで表紙側の背にも細い寒冷紗を貼って補強し、本文とは縁を切ることにした。
 本文の左右に飛び出した寒冷紗だけを接着剤固定する作業は次回以降となるが、固定部の面積が少ないことに不安がある。来月の活動は1回だけしかなく、結果判明はかなり先になりそう。

2024年3月14日木曜日

カーナビが脱落する

 3年前に9,280円で買ったカーナビが走行中にアタッチメントから外れ、脱落するようになった。廉価品の割に使いやすく、それなりの働きだった。
 内蔵のマップは買った当時のままで、更新は不可能。動作そのものには問題なく、もうしばらくは使うつもりでいた。

 フロントガラスに吸盤で跡付けするタイプで、脱落の原因は吸着力の劣化。吸盤とガラスを清掃しても回復しない。
 垂直に立てれば安定するが、ダッシュボードはエンボス状で吸盤が機能せず、やむなく不安定なフロントガラスに設置。ガラス面からぶら下がる形になり、振動の繰り返しでどうしても外れやすくなる。

吸盤でガラスに固定した現状カーナビ

 アタッチメントは垂直でも使えるので、どうにか垂直に立てて使おうと画策。ダッシュボードにある小物入れのくぼみに木材をはめこみ、そこに吸盤を直接固定しようと考えたが、うまく収まらずに断念。

 一晩頭を冷やし、滑らかなプラ板を利用すればよいのでは?と思い立つ。手持ちのプラ板を順に試し、ポリカプラダン端材の1枚がピッタリ吸着した。板の強度も充分にある。
 カーナビと同じくらいの大きさに切り、吸盤アタッチメントを中央にセット。吸着力を増すため、両面をよく清掃してわずかに湿らせた。


垂直面固定に変更後のカーナビ

 ハンドル正面のダッシュボード上にセットし、カーナビの下端はプラダンにぴったりつける。右上はフロントガラスぎりぎりに後退させ、この位置で強力両面テープで固定した。
 これまでよりはるかに安定しているが、実際の走行でどうなるかは未知数。固定にコーキング剤を併用するなど、さらなる補強の可能性もある。
(その後再び脱落が始まり、吸盤も両面テープで固定した)

2024年3月13日水曜日

ジジ馬鹿な評価

 食料品買い出しのついでがあり、1日早いがホワイトデーのお返しを届けに長男宅に行った。

 午後からは在宅していることを前日に確かめ、昼過ぎの訪問を約束していたが、当日の朝になって息子からメールがあり、孫娘が会いたがっているので、下校後の14時以降に来られないか?との打診。学校や自宅で描いたり作ったりした創作物を見て欲しいらしい。
 たまにしか行かないが、手作り作品をいつも褒めてやり、写真に撮ってブログで紹介したりしていることを喜んでいるようだ。

 そういう事情ならと急きょ予定を変更し、昼食をとってから出かけることにした。
 唯一の孫なので、どうしても甘くなるが、かってはデザインを生業としていた身。冷静な目で作品を評価し、ときに励ましてやる大人の存在は大事だ。


 13時に家を出て手早く買い物を済ませたつもりが、到着は15時。まず最初にホワイトデーのお返しを渡す。

 最近はロイズと六花亭を交互に利用していて、今年はロイズを利用。ずっと子供向きの動物型クッキーだったが、小学生になった今年からは大人っぽいタイプに変えた。
 長男のお嫁さんの分もあわせて2種類選ぶ必要があり、それなりの負担。しかし物価高のご時世とはいえ、これくらいの交際費は必要経費である。
 珈琲を飲みながら孫娘の作品を見せてもらう。
 机には紙食器を利用して着色した人形が並んでいる。主に学校で描いたという絵画は色の選択が大胆で鮮やか。構図の一部に遠近法を使うなど、よく考えられている。強い筆圧で画面いっぱいを使っていて、のびやかだ。
 自分や我が子が一年生だった頃より、はるかに優れている印象がした。「ジジ馬鹿」な評価だったとしても、将来が楽しみ。

2024年3月12日火曜日

水とトイレの防災対策

 能登半島地震で最も困ったのが、水とトイレだったという。2018年の北海道胆振東部地震で丸2日間に及ぶ大停電を経験したが、幸いなことに私の暮らす地区で断水は全くなく、飲料水やトイレ洗浄水で困ることはなかった。
 ただ、地域によっては断水が発生し、給水所や給水車も出動している。ポンプ加圧で給水する高層住宅では停電で水道が使えなくなり、マンション暮らしの長男は近くの公園へ水を汲みに走った。
 地震等で断水が発生する可能性は今後もあり、備えておくべきだ。

 飲料水はポリタンク備蓄分が25Lほどあり、不足分は給水車に頼るとしても、トイレ洗浄は川の水でも充分では?と、かねてから考えていた。排水経路に異常がなく、トイレに水が流せたらという前提だが。
 幸いに徒歩3分の距離に川があり、水量もまずまず。厳寒時も凍っていないことを確かめてあり、非常時にはこの川の水を利用したい。


 積雪時に岸から水を汲むのは困難で、橋の上から汲むのが安全。橋から水面までの距離は7Mほどで、ロープでバケツを吊るして汲み上げることは可能だった。ロープの在庫も充分ある。
 問題はバケツの仕様。普通のポリバケツだと浮力で水が入りにくい。市販の釣り用バケツを調べたら、バケツの上部片側が重くなっていて、水に入れると傾いて汲める仕組みらしい。さっそく真似てみた。

 重りになる物を探し、54×54×6厚の角座金を発見。重さが120gで程よい。手持ちの8Lプラバケツの縁に外側からはめこみ、ガムテープで仮固定して浴槽でテストしてみたら、うまく汲めた。
 1回で5L汲めたとして、4回やれば20Lポリタンクが満タンになる。そこからキャリーカート等で運べば、一人1日分のトイレ洗浄水になんとか足りるのではないか。

 やれると確かめたので、バケツ上端に穴を開け、M8の短いボルトナットで固定した。普段は雨水を溜めるのに使う程度で、重りが常についていても支障はない。


 防災用飲料水対策として、10Lの折りたたみ水タンクを新たに435円で買った。町内会支給の5Lタンクもあり、計50L分の水タンクを確保。
  災害時には飲料用と調理用だけで一人当たり1日3Lの水が必要、と農林水産省のサイトにある。備蓄分は25Lで約4日分、以降は給水車に頼ることになりそう。

 水と併行して、非常用トイレも10回分417円で新たに購入。2年前に同様の品を5回分買ってあり、あわせて15回分。こちらはトイレ洗浄が全く不可能になった場合の備えである。
 可能な限り頭をひねって準備しているが、なにも起こらずに備えるだけで終わって欲しいもの。

2024年3月10日日曜日

スノーブラシを自作

 冬が終わりそうで、なかなか終わらない。直近の石狩アメダスで、昨日の最低気温がマイナス15.3度を記録。札幌アメダスでは、昨夜から今日にかけての24時間積雪量が23センチに達した。累計降雪量もとっくに平年値を超えている。
 長引く冬に対応するため、車用のスノーブラシ(車の除雪・除氷に使う専用ブラシ)を作り直すことになった。

 現状のスノーブラシは2本あり、どちらも市販品を独自にリメイクしたもの。自宅に置いて常用する分はまだ使えているが、車に積んである分は傷みがひどく、先日の外出時に激しい雪に見舞われた際、駐車中に降り積もった雪を払うのに手間取った。
 新しい品を買い、家で使っている分を車用に回そうと考えた。

 ネット通販ではどの品も千円近くする。スノーブラシを買ったのは10年以上も前で、当時は数百円だった。「なんでも物価高」のいま、そんな格安品は存在しない。
 100均ダイソーを調べると、30センチほどの短い商品が220円。伸縮式の本格商品が550円だった。しばし考え、他のブラシつき商品を利用して、自作してみる気になった。

上が車用で中が自宅用。下は手持ちの外用ほうき。

 使えそうなのは、5年くらい前に100均で買った外用ほうき。柄が木製の丸棒で加工がしやすい。穂の部分はおそらく自然素材の黒シダ。柔らかくてしなりがあり、車体やガラスを傷つける心配はない。
 構想として、先端部(穂)を柄の部分で斜めに切り、切った柄をボンドとビスで直角よりやや大きい角度で固定。持ち手側には古いスノーブラシから外した樹脂製スクレイパーをビス止めする。
 現状のほうきは77センチ長あり、作り直してもほぼ同じ長さになって、大型の市販品と比べて遜色なかった。

 固定部分は柄の断面が円柱で、接着が甘くなる。持ち手側の先端1/3ほどを直線に切り欠くことで対処した。
 スクレイパーを外して付け替えた既存のスノーブラシには、5ミリ厚のハードボードを半円形に切ってビス止めし、スクレイパー代わりとした。木材でも除氷に充分使えることは確認済み。


 昨夜から積もった雪を試しに払ってみたら、まずまず使える。ただ、穂の長さが15センチあってしなり過ぎ、今日のように湿った雪には適さない。(パウダースノーなら問題ないはず)
 市販品のブラシ部長さは、せいぜい7センチほど。雪はまだ降るので、今後使ってみて短く切る可能性はある。
(その後、全体を10センチ弱まで切り詰めた)

 なお、リメイクしたスノーブラシは、本来の用途である外用ほうきとしても充分使える。つまりはオリジナル2wayブラシなのである。

2024年3月9日土曜日

WEB記事をpdf保存

 WEBサイト記事の一部をpdfファイルに変換して保存する必要に迫られた。
 きっかけは2018年の北海道胆振東部地震。防災対策の一環として家電を車のバッテリで動かすカーインバータを購入し、実際に使って試したすえ、手法を詳細に自分のブログに記した。
 いざとなればその記事を閲覧して確認できるはずだったが、問題は災害非常時にネットがつながっているかどうか?の予測。もしつながってなければ、セットや操作に迷う可能性がある。

右が自分のWEBサイトで、左が変換後のpdf

 そこで該当ページを汎用性の高いpdfファイルに変換し、PCに保存しておこうと考えた。ノートPCやタブレットPC、スマホ等であれば、急な停電でも4〜6時間はバッテリ駆動し、記事の閲覧は可能。
 やってみると意外にハードルは高かった。常用するChromeからではうまくいかず、ネット検索すると別の専用アプリが必要、などと表示される。記事を丸ごと保存することは可能だったが、画像を含めたファイル数が増え、容量も大きくなる。

 ちょっと困ってMac標準のSafariではどうか?と試したら、「ファイル」から一発で「pdfとして書き出す」と案内された。
 こうして保存したpdfファイルを「Adobe Acrobat」で表示し、「PDFを編集」から不要な情報を消去して保存し、目的は達成。
 同じ作業が地区図書館での本修繕ボランティアでも必要になった。
 試行錯誤の補修作業経緯は、過去2年分を詳細に自分のブログにまとめてあるが、同じ作業をやる際に参照しようとすると、現場で探し出すのは至難の業。
 記事を作業別にpdfファイルにまとめてスマホに転送しておけば、Wi-Fiの有無に関わらず簡単に閲覧できる。

 こちらの作業は該当記事が10本ほどもあって、かなり手こずった。複数のpdfファイルをひとつにまとめたいが、方法は多種多様。最も簡単にやれたのは、これまたMac標準の「プレビュー」というソフト。
 最初の対象pdfファイルをプレビューでサムネール表示させ、結合したいpdfファイルを順にサムネール内にドラッグ&ドロップ。最後に保存すれば無事に結合される。

 毎月の電気代請求書もバラバラにpdfファイルで送られてきて、一括表示ができない。同じ手法にたどりつき、数ヶ月ずつ順に結合して保存している。
 便利なpdfファイルだが、扱いはやや面倒。多少の慣れが必要だ。

2024年3月8日金曜日

当てなしライブの準備

 差し迫ったライブはないが、予定通りなら昨秋に新規開拓したフリー参加型の路上系イベントが5月に実施される。
 他の介護施設系ライブは沈滞傾向で、全く動きはない。このまま自然消滅の可能性もある。

 最近は電子ピアノの練習に日々忙しく、ギター弾き語りの練習は週2回ほどに減っている。
 それでも来たるべき日には備えておくべきで、昨年7インチから10インチに替えた電子譜面用タブレットの保持が、実は安定しない。重さが増えた関係で、必要以上に傾いてしまうのだ。
 問題は木製支持ホルダの構造にあり、改造を決意した。

現状の木製支持ホルダ

 これまではタブレットに対して垂直に支持溝を開けていたが、これでは重さで傾くことが判明。蝶ナットで締めるのも限界だった。
 そこで支持溝をタブレットと平行に切り、重さがかかっても傾かないようにする。マイクスタンドへの接地面も広げて安定させるべく、支持材の幅を30→55に増やした。
 採寸ミスなどあって2度作り直し、ようやく完成。

改造後の木製支持ホルダ

 路上系イベントのように屋外でマイクのある場では、譜面台利用の専用自立スタンドを使うつもりだが、同じスタンドをデジカメの三脚としても使えるよう、別の木製アタッチメントを作ることを思い立った。
 使うのは木製支持ホルダと同じ端材で、構造もほぼ同じ。違っているのは、Φ7の穴を垂直に開けて、下から1/4インチのボルトを通す点だけ。割と簡単に出来上がった。

下半分は譜面台を利用

 路上系ライブの場合、写真撮影を頼める人がなかなか見つからないのが難点。
 昨秋のライブではスマホで自撮りしたが、距離が近すぎてしっくりこない。今回の工夫で機材を増やすことなく、問題が解決されるはず。

2024年3月4日月曜日

修復技術の共有

 地区図書館、本修繕ボランティアの日。今年度も今日を含めて残り2回となった。終了後に用事があり、早めの9時20分に到着。ただちに前回やり残した修繕の続きをやる。

 2回にわたって処理した持ち越し分の大型乗り物図鑑は、本体と表紙の接着が完全に乾き、ズレもなくて完璧な状態。
 本体と表紙の継ぎ目が目立つ場合は、透明テープで補強する手はずになっていたが、必要なしとの係員の判断。無事に修理完了となった。


 新たな修理として、新書サイズのマジック本を手掛ける。数ページ分の下半分だけが背からはがれている変則的な傷み。
 単純にノド部に接着剤を塗り、Wクリップ固定しようとしたが、ページが微妙にずれる。全体をはがして修理するほどの悪い状態ではなく、ズレ部分は紙ヤスリで均して収めた。

 続けてページ破れ本を修復する。あるページに1円玉くらいの欠損があり、取れた部分は見当たらない。
 本文と似た色の紙を探し出し、欠損部に重ねる。そのまま動かさず、補修紙と共に三角形に切り取った。ページの表と裏から透明テープを貼って終了。欠損の補修は始めてやったが、うまくいった。


 最後に本文が表紙から完全に脱落した絵本の修理をする。修理を終えたばかりの大型乗り物図鑑と似た破損状態で、ページを見開きながらの閲覧となる関係上、修復も同じ手法でやる必要があった。

 一回での修復は難しく、まず本文を表紙から切り離し、表紙の前処理をする。古い糊を取り去り、表紙と見返しの間に10ミリ程度の隙間をスクレイパーで確保した。
 続けてバラバラになった本文をまとめ、2センチ強の幅で細く切った寒冷紗を背に接着剤固定。本文が薄いせいか、幸いにズレはない。この状態で乾燥させ、表紙への接着作業は次回に持越しとなった。

 今日は本文が表紙から脱落した絵本や図鑑が複数あり、私一人ではとても手が回らず、他の方も担当することになった。
 作業は複雑で処理も1日では終わらないが、難しい本の修理を避けてばかりはいられない。不明な部分はできる範囲で情報を共有。こうして互いに切磋琢磨するのも、活動を続けるうえで大切なことだろう。


 終了後、その足でホームセンターに行き、新しい大型木製クリップに必要な長いボルトを買ってきた。(1本48円)
 自作した大型木製クリップは現状で2セットあるが、止めたままでの乾燥時間を考慮すると、もっと数があったほうがいい。

・使用木材:厚さ16✕幅30✕長さ360✕2本
・使用ボルト:M6、L=75
・ボルト間隔:330、290、250
・対象本:A4判以下、最大厚42

 急増する厚い図鑑類の補修にも対応可能な大きさで、他の大型木製クリップと共通のM6ボルトを使用。状況に応じたやり繰りが可能だ。

2024年3月2日土曜日

血圧計が壊れた

 長く使っていた電動式の血圧計が突然動作不良に陥った。ドリテックの上腕式で、腕に巻きつけるカフ(圧迫帯)の調子が悪く、昨日から何度試みてもエラーが出てしまう。
 取説に記したメモによれば、購入は2017年8月。ヨドバシ通販で2,900円だった。
「装置寿命は4年、もしくは10000回使用のいずれか早い方」と明確に記されていて、すでに購入後7年が経過。使用回数はせいぜい5000回程度だが、経過年数が大幅に超えている。つまりは寿命だ。

 ネットで検索すると、もって4〜5年という声が多い。別売品のカフを交換すれば復帰する可能性はあったが、価格が1,100円。買って動作しなければ大損害で、最終的には新品への買い替えを決断した。

手前が新しい血圧計で奥が従来の品

 新しい品は装着が簡単で場所をとらない手首式に変更。ルールを守って計測すれば、上腕式でも手首式でも基本的に差はなさそうだ。
 血圧は夫婦して毎日測るため、なるべく早く手元に置きたい。通常はネット通販を利用するが、今回は量販店で直接買うことにした。

 冷蔵庫や電気敷き毛布の購入、大型家電のリサイクル処理などでの対応で好印象のあるケーズデンキに絞って製品を調べる。
 価格面とユーザー評価から、「エー・アンド・デイ UB-525MR/2,808円」に決め、店舗での在庫を確かめたうえで、2年前に電気敷き毛布を購入した近隣の店に向かう。
 店舗に在庫はあったが、なぜか価格がネット通販に比べて500円弱高い。持参のメモを見せて係員に確かめると、ネット通販と実店舗では同じ製品でも価格が異なるという。ネット通販で購入手続きし、最寄りの店舗で受け取る形式にすれば送料不要で、ネット通販価格で買えるらしい。
 通販サイトを調べてもらい、交渉のすえにその場でネット価格で買えるよう取り計らってくれた。2度手間にならずに、最速で製品を入手できてよかった。やはり信頼できる店だ。


 帰宅後、さっそく血圧を測ってみる。セットは上腕式に比べてはるかに楽で、数値も普段と大きな違いはない。
肘を机上に置き、計測中は装置を巻いた手首が心臓の高さになるよう持ち上げる」が大原則。これを守らないと、誤差が大きくなる。

 電源は単4電池×2本で、250回の計測が可能。これまでの品は単3×4本で400回だったから、交換頻度がやや増える。1日4回測るとして2ヶ月はもつから、よしとしよう。
 軽くて小型で場所をとらないが専用ケースが付属してなく、ありあわせの布袋に入れた。いずれ適当なケースを探したい。

 製品にはメーカーの10年保証がついている。(購入店の領収書提示が必須)いまどき珍しい扱いで、購入を決めた大きな理由がこれ。これほど長いと、血圧計とイノチとの長生き競争になりそうだが。