しかしネット上には「29日は二重苦だからダメ」とか、「31日は一日飾りだからダメ」などの雑多な記載が点在する。中には「30日も晦日だからダメ」との説もあり、そうなると時期的には28日以前しかないことになり、さすがにそれでは準備が間に合わないのではないか。
「二重苦だからダメ」というのは日本人の大好きなダジャレ文化の最たるものだが、縁起など無視すれば、実は29日あたりが大掃除も一段落し、一番飾りやすい時期でもある。
とはいいつつも、無理に29日をねらって飾る勇気もない小心者なので、例年大人しく30日に飾ることにしている。
(「晦日だからダメ」は少数意見と思えるので、さすがに無視)
門松や〆飾りは新婚時代から飾らない主義なので、飾るものといえば鏡餅2個と玄関にあるゲタ箱上の飾りつけくらい。以前はここに正月らしい花を活けたが、仕事量の減少に伴い、いつしかやらなくなった。
代わりに小さな造花とその年の干支の置物を飾る。今年は可愛らしいニワトリの置物をヨーカドーで500円ほどで入手。これは正月が終わっても、1年間ずっと同じ場所に置いておく。
家の中に5ヶ所あるカレンダーも全て新しいものに交換して、新年を迎える準備は整った。妻は一昨日あたりからオセチ料理を少しずつ作り始めている。
午後から1.5Lジュース4本を持って母の施設に面会に行く。例によってマスクをしたままだと私を認識しないが、外すと分かる。以前に比べて表情は落ち着き、今日は車椅子ではなく、食堂にある普通の椅子に座っていた。
いろいろな人が行き交う食堂は、母の好きな空間である。
職員の方に確かめたら、定期的に誘導すると、トイレも普通に行けているそうだ。10日前に続けて起きた居室内での転倒は、いまのところ再発していない。
あくまで推測だが、トイレに自分で行こうとしてベットから下り、歩行が不安定になって転倒するのではないか、とのこと。昼も夜もオムツはしていないので、昼は2時間おき、夜は4時間おきくらいのトイレ声かけが必須のようだ。
いろいろ不安はあるが、微熱も下がって、食事の量も少しずつ増えつつあるらしい。どうにか無事に年は越せそうな様子だ。