2022年8月29日月曜日

ワクチン4回目

 新形コロナワクチンの4回目接種日だった。7月下旬に案内が届いたが、受けられるのは8/10以降。前回3回目を接種した近所の病院でネット予約した。
 その後の胃内視鏡検査で想定外の胃ガンが見つかり、9月の内視鏡手術が決まった。医師に確認すると、接種しても問題ないとのこと。入院となると短期でもコロナ感染リスクは高まる。いま接種しておけば、その点でも安心できる。

 予約時間は11時。車で20分前に着くとすぐに案内され、10時50分に接種してくれた。前回と同じく、ワクチンはファイザー製。15分待機して何も問題がなく、家に戻って早めの昼食をとる。
 特に眠気はなく、家の片づけなどやっていたら、当日は安静にしているべきだと妻からダメ出し。それもそうだと2階の予備ベットで横になったら、いつの間にか1時間半ほど眠っていた。


 起床後に体温を測ると、36.4度の平熱。前回は警戒して昼過ぎに漢方系解熱剤を飲んだが、今回は飲まずに済ませた。
 夕食前の入浴はシャワーで済ませ、アルコールもなし。胃に問題がある割に食欲はあって、鶏ムネ肉や枝豆を美味しく食べた。

 夕食後の体温は36.7度。古い東芝製体温計の液晶が壊れ、ドリテックの体温計に買い替えたばかり。もうひとつあるテルモ体温計よりも正確だ。それでも30秒予測値では誤差があるので、正確な10分計測(実測値)とした。
 まだ平熱の範ちゅうだが、やや上がり気味なので、用心して漢方系解熱剤「板藍根」を飲む。分類上は薬ではなく食品扱いだが、前回も早めに飲んで高熱を免れた。
 普段とあまり変わらない0時半に寝床につく。体温は36.8度でやや高めだが、まだ平熱。注射した腕が少し痛む程度で、倦怠感もない。明け方3時半にトイレに起きた際の体温は36.8度と変わらず、前回のように深夜に上がる傾向はなかった。
 一夜明けて10時の体温が36.8度。昨夜はトイレに2度起きただけで、前回の頻尿現象からは解放された。念のため、板藍根を飲む。
 1時間半の午睡から目覚めて体温を測ると、36.5度の平熱。4回目のコロナワクチン接種は、これまでで最も副反応が軽い。

「接種後2日間は特に安静に」という医者の指示を守り、DIY作業も日々の散歩も封印。寝て食べてネットやテレビに読書と、まるで入院生活のリハーサルのようだった。

2022年8月28日日曜日

夏の後始末開始

 8月もやがて終わるが、昨年の記録的猛暑から一転して、拍子抜けするほどの冷夏。8月の真夏日はたった1日だけで、それも30.5度というギリギリの数値だった。(札幌アメダス)
 残る3日で30度を突破する可能性は低く、早めに夏の後始末を始めることにした。


 第1弾として、7/10に張った2階寝室窓外の遮光ネットを取り外す。今夏初めて窓全体を覆うサイズで作ったが、暑さ対策としては充分機能してくれた。
 主に午前中の日射対策で、必要性はほぼなくなっている。強風であおられると音がうるさく、最初に外す対象だった。

 装着時は上端を先に止め、下にぶら下げてあとから下端を固定したが、外すときは逆にまず下端部を外し、横のあおり止めケーブルも外してから、最後に上端部の支持棒を遠い側のS型ヒートンから先に外す。


 長い脚立を組んだついでに、車庫屋根にも上って、車庫屋根と母屋壁の隙間から漏れる雨水対策をする。

 記録的豪雪のせいか、隙間を塞いでいるアスファルト系テープが一部ずれているようで、先日の強風を伴う豪雨時に、隙間からかなりの漏水があった。
 ドライヤーでテープの浮いた部分を暖め、アスファルトを溶かして丸棒で圧着した。


 最後に、7/30に設置した床下冷気送風装置を撤去した。こちらも長年暖めていたアイデアを今夏初めて実現させたもの。室温28度突破を運転の基準としたが、冷夏のせいで運転させたのは4〜5回ほど。
 しかし、維持費がごくわずかのパッシブ補助冷房として充分機能することは確認した。来年以降に、また働いてもらうことにしよう。


 撤去後、これまでパッシブ補助暖房として使っていた2階吹き抜け上部の位置に移動。
 床下用に作った木枠がそのまま使えることに気づき、ビス穴を1ヶ所だけ追加して固定。吹き抜け上部の暖気を1階に導くダクトも、床下用に作ったものを転用した。

 試運転までは済ませたが、本格運転は暖房が欲しくなる9月下旬あたりか。1階に4ヶ所残った遮光ネットの取り外しも、西日が弱まるまで先延ばしとなる。

2022年8月27日土曜日

胃にやさしい高野豆腐

 このところ高野豆腐の煮物を4〜5日に一度のペースで作っている。きっかけは先月罹った胃腸炎。
 減った体重を回復するべく、消化がよくて栄養価が高く、安く作れるおかずを探すうち、高野豆腐が思い当たった。

 13年前に初めて作り、妻の評判がよかったので、いつしか私の担当に。一度作ると2〜3日は食べられ、おかずはもちろん、酒の肴としてもいける。
 消化器系の弱い自分には絶好のメニューで、今後はこの種のレシピをじょじょに増やしていきたい。


《材料》
 高野豆腐2個、人参1/3本、チクワ1本(又はシイタケ、シメジなど)

1)高野豆腐を50度のお湯に2分つけて戻す。
2)お湯をよく絞り、包丁で適当に切る。
3)人参とチクワも適当に切る。
4)鍋にだし汁1カップ(水+だしの素小さじ1)を入れ、酒大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ1、塩小さじ1/2、醤油大さじ1を加えて煮汁を作る。
5)鍋に高野豆腐、人参、チクワを入れ、中火で8分ほど煮詰める。

2022年8月26日金曜日

大腸ガンの次は胃ガン

 8月10日にやった胃内視鏡検査で採取した検体の病理検査結果が出る日だった。予約は9時半で、早い時間帯のせいか、珍しく時間ぴったりに診察室に呼ばれた。悪い結果が出るかも…、との不安で前夜は何度も目覚めたが、その予感は当たっていた。
 採取した組織にガンが見つかったという。つまりは悪性である。内視鏡写真ではよく判別できないが、わずかに盛り上がった小さな突起が病巣だったらしい。

 ただ、ガンはごく初期で、ステージは1程度。採取時に患部を完全に除去できた可能性もなくはないが、ルールに従って周辺組織の除去手術をすることになった。
 緊急性は低く、手術は1ヶ月後。負担の少ない内視鏡で行い、時間は1〜2時間程度。ESDと呼ばれる患部周辺の組織を盛り上げて粘膜下層の深さまで切り取る治療だ。普段の内視鏡検査と違い、鎮静剤を使うので、施術時の痛みは軽減される。


 今回のガンは9年前に手術した大腸ガンの転移ではなく、6年前の胃ガン検診で見つかり、治療したピロリ菌の影響である可能性が高い。
 ピロリ菌を完全に除菌しても、胃粘膜細胞の遺伝子にメチル化という異常がおこり、胃ガンになる例が稀にあるという。除菌前に胃壁の奥で密かに発生していたガンが、時を経て姿を現す例もあるとか。
ピロリ菌治療後も10年間は胃内視鏡検査を毎年必ずやること」と医師から説明されていたが、まさにこのリスクがあるからだった。

 大腸ガンの内視鏡検査が今年から隔年に緩和されたばかりで、新たなガン宣告に、正直落ち込んだ。しかし医師から「毎年真面目に検査していたから、ごく初期の段階で見つかったんですよ」と慰められ、確かにそうだと思った。
 大腸ガンのときと同様に、手術後1〜2ヶ月間は食事や運動に一定の制約はあるが、リンパ節転移などがなければ、12月には普通の生活に戻れる。少しの我慢で、寿命が少し延びるのだと前向きに考えよう。

2022年8月25日木曜日

たくましき山東菜

 山東菜の種を蒔いた。今年3度目になるが、昨年は9/1に蒔いた種が11月まで採れ続けたので、おそらく今年最後になる。
 昨年は前年分の古い種を含め、5月末から計5度にわたって蒔いたが、今年は回数が少ない。食べるペースは変わってなく、なぜ減ったのかは不明。昨年よりも夏が涼しく、育ちがいいせいかもしれない。

 無農薬有機農法のため、青虫、ダンゴムシ、てんとう虫などの絶好のターゲットになっていて、採取後に虫を取り払う手間が大変だ。
 あまりのひどさに10倍に薄めた木酢液を根元付近に集中散布したら、かなり被害が減った。
(害虫退治には200〜500倍の希釈がおすすめだそうです)


 袋にはまだ大量の種が余っていて、来年もしばらくは使えそう。調べてみたら、昨年買ったのは5ml入りで今年の分は8mlと多い。(価格はどちらも165円)
 越年しても芽吹くことは最初に蒔いた前年持ち越しの種で確認ずみ。今年は種のメーカーが変わったので多少の不安もあったが、枝豆や花の棚に比べ、山東菜の種は強靭でたくましい。

 しばしばふれているように、山東菜は免疫力に効能があるアブラナ科野菜だ。コロナ時代を生き抜くためにも欠かせない。
 お浸し、味噌汁、油炒め、薬味、即席漬けなど、使いみちも幅広い。まだ試してないが、たくさん作って冷凍保存すれば、冬も通して食べられそうだ。

2022年8月24日水曜日

食生活の大幅見直し

 生涯初と思える胃腸炎を機に、食生活の大幅な見直しをやった。
 朝食で飲んでいた市販の野菜ジュースは熱処理によって消化酵素が失われており、胃腸の負担になることを知った。生の野菜ジュースなら問題ないようだが、毎食準備するのは家計的にも難しい。
 風邪予防の目的で飲み始めた野菜ジュース、効果はある程度あったと思うが、風邪予防はアブラナ科野菜など、他の食品で代替えしよう。

 結局飲物はビタミンCの豊富なアセロラジュースに換えた。1L 100円ほどで家計にも優しい。飲みすぎなければ、老化防止や免疫力強化に有効な抗酸化作用もあるようだ。
 同じく朝食で欠かさず食べていたヨーグルトは胃腸に負担をかける場合もあると聞き、不定期に食べることで量を減らした。

夕食後の桃缶ヨーグルト

 深夜の空腹時に欠かさず食べていた夜食は、この際思い切ってやめることに。「食べるのは寝る3時間前まで」が胃腸に負担をかけず、よい睡眠につながるという。
 だいたい眠るのは1〜2時なので、逆算すると食べるのは夜10時まで、ということになる。

 長年染みついた夜食習慣を変えるのは難しく、深夜には空腹で腹が鳴ったが、最近になってよい方法を見つけた。
 夕食後1時間くらいでフルーツ系のデザートを食べるのだ。生の果物がないときは、果物の缶詰にヨーグルトを混ぜるなどして工夫。
 果物の缶詰は生と比べて栄養面で大きく劣るということはなく、桃缶では生よりもビタミンCが大幅に増えるという最新研究がある。価格も4号缶で100円前後と家計にも優しく、保存もきく。
 食生活を大幅に変えて1ヶ月が過ぎたが、体調に大きな変化はない。逆に胃腸炎で2kg減った体重が1kg増え、早くも効果が現れた?と思わせてくれる。
 夜食をやめたことで毎月の食費も減り、際限のない物価高が続く昨今、珍しく明るい材料になっている。

2022年8月21日日曜日

草刈り日和

 胃腸炎や検査漬けの日々で放置状態だったウッドデッキ西側の雑草が伸び放題で見苦しい。意を決して電動草刈機を使って草刈りすることにした。
 調べてみたら、昨年も同時期に電動草刈機を出動させている。草刈り鎌や鍬でこまめに除草しているつもりでも、高温に雨が重なると一気に伸びてしまう。

作業前
作業後

 昨日までの雨で雑草は濡れていたが、夕方までに乾いて暑くもなく、絶好の草刈り日和。居間床下に1年間眠っていた電動草刈機を引っ張り出し、16時半から作業を始めた。
 買って12シーズン目に突入した電動草刈機、定期的に回転刃を交換するくらいで、まだまだ使える。
 いつものように西側空地もついでに作業。自宅敷地よりも空地のほうが広いという不可思議だが、放置すると害虫や空き巣のターゲットになりかねず、やむなく刈り取っている。

 休憩なしで1時間半作業し、想定よりも手こずって終了は18時近く。最近になって散歩を再開したせいか、腰を含めた体力面でのトラブルはなかった。

2022年8月18日木曜日

歌に適したマスク

 お盆も終わり、晴れ間を見計らってウッドデッキに残った花火やBBQの後始末をする。
 BBQコンロ内のコンクリート製ロストル(縁石を転用したもの)をすべて取り出し、水とブラシで清掃する。炭と食材のカスはゴミ箱へ。
 22年前に買ったBBQ用の金網、使うごとに徹底掃除しているせいか、いまだに問題なく使えている。モノを長持ちさせることは、結果として節約につながる。


 豪雪で壊れ、春先に大規模な補修を強いられたBBQコンロに新たなクラック発生はなく、こちらもしばらくは使えそう。
 多い年は年に3〜4回やったBBQも、コロナ禍で集まること自体が難しい昨今で、今年は1回だけで終わりそうだ。
 そのコロナ禍は一向に収まる気配がなく、9月上旬に依頼されている介護施設ライブが予定通りやれるのか、見通せない状況。ギリギリになって中止の連絡が入る可能性も捨てきれないが、やる前提で態勢は整えなくてはいけない。今日からマイク前で本格練習を始めた。

 2年半ものブランクがあった前回と異なり、ゼロからの準備は必要ない。秋メニューをざっと見繕って30分ほど歌ってみたが、喉の調子は悪くなく、明日ライブがあってもいいほどだった。


 もしライブがあったとしても、前回同様に不織布マスク装着は必須。
 マスクをして歌う場合、立体マスクが唇の自由度が高いという情報を得て、バラ売りを1個買って試してみたが、幅が20センチと小さめだったせいか、むしろ普通の不織布マスクのほうが歌いやすかった。
 現状マスクでも聴きづらさはなかったことを前回確かめてある。あまり気にしなくていいのかも。

2022年8月13日土曜日

コロナ禍の家族BBQ

 新型コロナ第7波が爆発中で、少し迷ったが、今年も恒例の家族BBQをやることにした。
 新型コロナが始まってからも、万全な感染対策のうえ毎年実施している。「三密」の基本原則に立ち戻れば、リスクは低いと判断した。

 道南に住む次男は2日前、この日のために車でやってきた。途中一度のコンビニトイレ休憩以外どこにも寄らず、外部との接触を最低限にした独自のバブル方式である。
 帰省後も友人との面会は一切せず、家族のみの接触だった。


 長男一家の迎えは次男に頼み、私と妻はBBQの準備に専念。焼き鳥の串やデザートのラズベリームースは前日に仕込んである。

 12時少し前に全員が集合。事前に天気予報を入念にチェックしつつ実施日を選んだかいあって、カラリと晴れて風もない。
 12時半くらいから墨をおこし始めたが、担当の次男がやや苦戦。ウチワや火吹棒を総動員し、ようやく焼ける状態になった。

途中から西側に日除けシートを張った

 お盆なので仏壇にお供えをして順に手を合わせたあと、13時くらいから焼き始める。
 食材は例年通りツミレ、フランクフルト、焼き鳥のほか、長男が買ってきたラム肉や豚肉、牛肉等が中心。胃腸炎が癒えてまもなく、アルコールも焼き肉も控えめを心がけた。
 昨年はツミレを喜んで食べた孫娘が、今年は焼き鳥ばかり食べている。身体の成長に伴い、食べ物の好みも微妙に変わってゆくらしい。
 BBQに飽きると次男が持ってきたゼリー菓子やラズベリームースで珈琲タイム。孫娘は以前から準備してあった知育菓子とカラーラムネ菓子に満足の様子。次回にむけて知育菓子のリクエストも出た。
 1年前に開業した事業を法人化(合同会社)したばかりという長男は多忙らしく、BBQの合間にもPCで仕事に励んでいる。孫娘は次男がもってきたテレビゲーム機遊びに忙しく、デッキにも持ち込んでいた。


 夕食は次男が買ってきた揖保乃糸ソーメンと焼きおにぎりで簡単に済ませ、薄暗くなるのを待ちかねて孫娘が大好きな花火をウッドデッキで始めた。
 前回の経験をふまえ、専用の防風花火着火台を作って準備。事前に花火の小袋をすべて開封し、半分のぞかせて台に並べ、スムーズに選べるようにした。


 あれこれ遊んで、19時半に早めのお開き。今回初の試みとして、長男一家はバスで帰宅することになった。私の運転負担を避けての配慮で、今後はそうした方向に変わるかもしれない。
 乗ってしまえば20分ほどで自宅近くに着くが、問題は最寄りのバス停まで2キロ強あること。大人の足でも30分近くはかかる。
 バス時刻の45分前には家を出て、孫娘は誕生日プレゼントにもらったLED灯付キックボードに乗り、嬉々として帰っていった。

2022年8月10日水曜日

検査に追われる日々

 先月末に予約した胃内視鏡検査の日だった。今年から大腸内視鏡検査は隔年に変更となり、ピロリ菌治療後10年間は必要と指摘された胃内視鏡検査だけを毎年続ける。
 折悪しく予約の5日前に37.6度という微熱を発症したが、その後の経緯や市指定の抗原検査で陰性だったことを前日に電話すると、当日に発熱がなければ予定通り検査は実施するとの診断がある。

 予約時間は10時20分。前夜は20時以降絶食で、当日は朝から水も飲めない。起床後の体温は36.2度の平熱で検査に支障はなかった。
 10時5分前に着くと午前中のせいか、待合室はかなりの混みよう。最初に血圧測定があり、普段より高めの134/81。検査前のストレスに違いなく、終了後に測ると111/79に下がっていた。

 時間通りに内視鏡検査専用の待合室に呼ばれ、ひたすら待って、11時にようやく検査室に案内された。


 胃の洗浄液をまず飲み、氷状の喉専用麻酔薬を含んでスタンバイ。11時15分くらいから検査は始まったが、今回は昨年に比べて時間が長く、なかなか終わらない。
 医師や助手の会話から推測し、(これはなにかあったな…)と思っていたら、20分ほどでようやく終了。胃が一部荒れていて、組織の一部を採取して生検(病理検査)に出すという。

 その後医師との面談で、先月中旬に罹った胃腸炎のことを話すと、その際の炎症である可能性もあるが、ピロリ菌感染後の前癌化症状の疑いもあるという。
 胃の内視鏡検査は2016年に始まり、今回が7度目。過去にも疑わしい部分が見つかり、計4度の病理検査を受けている。いずれも問題はなく、今回もそうであることを祈りたい。結果は26日に判明する。
 12時過ぎにはすべて終わり、診察費は9,900円。病理検査があると割高になるが、やむを得ない出費か。
 先月下旬の予期せぬ胃腸炎から始まり、延々病気と病院通い、そして検査に追われる日々が続く。コロナワクチン接種の予定も控えていて、簡単には終わりそうにない。

2022年8月9日火曜日

抗原検査は陰性

 2度目の泌尿器科精検を受けた当日(8/5)の夜、なんとなく身体が熱っぽい気がして体温を測ると38度近い。あわてて精度の低い予測値ではなく、10分計測の実測値をみると、こちらも37.6度と高い。
 14時に病院で測った際は36.6度と普段より高めだったが、検診は受けられた。もし37.6度だったら、どの病院でも診てもらえないだろう。

 7月に入ってから食料品買い出しと図書館、そして病院以外、外出していない。散歩は人がいない河原の土手道ばかり。感染力の強いオミクロン株とはいえ、感染の可能性は低いはずだった。
 最もリスクが高そうな通院は、2度目の泌尿器科待合室が混んでいて、咳をする患者から逃げながら席を選んでいた。感染したとすればそこが疑わしいが、そもそもわずか8時間後に症状が出るものなのか?


 よくわからないまま、ウイルス系解熱剤の常備薬「板藍根」を飲んでただちに寝た。
 2時間おきくらいに目覚めて体温を測ると、37度台のまま。明け方によく眠って9時ころに測ると、36.3度の平熱に戻っている。倦怠感、咳、喉の痛み、鼻水などの他症状はなく、胃腸炎後の体力低下による疲労が微熱の原因かもしれなかった。

 下痢や嘔吐もないので朝食や昼食をはさみ、ひたすら眠った。その後熱は上がらず、平熱が続く。
 新形コロナ感染の疑いが捨てきれず、熱が出た当夜から妻とは寝室と食事時間を完全に分けた。ドア取っ手や階段手すりは私がさわるたびにすべて消毒した。自主的な自宅療養モードである。


 そんなとき、新聞で札幌市が抗原検査キットを無料配付していることを知る。熱は下がっていたが不安があるので、月曜になってリストにある近くの調剤薬局に電話した。
 1店目は品切れで2店目に在庫があり、まず症状の確認がある。微熱以前の下痢症状も訴えたら、送ってくれることに。近所だったが手渡しは不可で、郵送限定。判定は自分でやる仕組みだった。

 月曜11時半に依頼し、1日後の今日午前中、早くもレターパックで検査キットが届く。迅速な対応がありがたかった。


 さっそく開封し、説明書にしたがって自力判定を試みる。20分ほどかかるが、操作自体は難しくない。強いて言えば、専用の細長い綿棒を両方の鼻孔に入れ、回して検体を採取する際に我慢が必要なこと。

 結果はくっきりとした「陰性」。抗原検査の信頼度は100%ではないと聞くが、やるとやらないとでは大違い。下痢〜発熱と延々続いた感染の不安から大きく解放された。
 今回使った抗原検査キットは厚生省から認可された医療用で信頼度は高いが、札幌市の場合、症状がないともらえない。ただ、アマゾン等で非認可の同等製品が「研究用」として700円前後で入手できる。
 駅や空港で無料のPCR検査が受けられると聞くが、予約制だったり長時間並んだりで、逆に感染リスクが増しそうな気もする。非認可品でもユーザー評価などを参考に慎重に選べば、充分判定に使える気もするが。

2022年8月5日金曜日

前立腺治療の必要なし

  1週間前に受けた泌尿器科精検の続きを受けに行く。今回は尿の流れを詳しく調べる検査で、「オシッコをぎりぎりまで我慢して来院するように」と言われていた。
「ギリギリまで」という加減が難しく、トイレに行くペースを確認するため、前日に「リハーサル」をやった。
 検査予約は14時で、病院までは車で30分。それらを踏まえて11時に最後のトイレをすませ、昼食をはさんで向かえば、ギリギリ間に合うことを知る。

 練習通りのスケジュールで10分前に病院に着くと、時間より早く14時5分前に検査が始まった。
 最初に膀胱周辺のエコー検査。先日やった大腸ガン転移検査のエコー検査と基本的に同じで、調べる位置が違うだけ。検査員に確かめたら、膀胱が満タンのほうが問題部位を確認しやすいのだという。


 10分ほどで終わり、隣りにある専用トイレで尿量検査を受ける。いろいろなセンサーが設置された特殊な便器で、検査開始前と終了後に自分でボタンを押す仕組み。
 終わると器械からレシート状の紙が印字されてくるが、回収は検査員がやってくれる。

 その後再びエコー検査をやり、残尿測定をやる。超音波で膀胱に残った尿量がわかるとは驚きだ。
 ここまでで30分が経過。前回よりもやや混雑する待合室のはずれで持参の文庫本を読んでいたら、10分ほどで診察室に呼ばれた。
 まず、1週間前に採血して調べた前立腺がんの結果を知らされる。PSA値は0.633ng/mLで、70歳以上の基準値0〜4ng/mLの下限に近い。70代にしてはいい数値とわかったが、高齢なので今後年に一度の検査を勧められた。


 尿量検査は144.4ml。健康な高齢者で100〜150mlが基準値らしく、まだ膀胱の柔軟性は失われていないようだ。残尿量は25mlで、50ml未満は問題ないそう。
 以前から気になっていた排尿時間は23.3秒。30秒以内なら問題ないそうで、ちょっと安心した。

 前回検査で指摘された前立腺結石と前立腺肥大は程度が軽く、治療の必要がないとの最終診断。毎日薬を飲んでいる同年代の知人もいるため、覚悟をしていたが、どうにか回避できた。
 診察費は2,590円のカード払い。2度もエコー検査をした割には安かった。

2022年8月4日木曜日

ユニットバスの延命策

 築後23年を経て、一度も手を加えていないユニットバスの一部が傷んできた。
 給水栓周囲の壁の一部がサビて塗装が浮いている。4ヶ所ある給水栓のうち、問題があるのは1ヶ所だけ。程度はそうひどくないが、放っておくとサビは拡大する。
 壁や床の構造は鋼板に樹脂コーティングで、車の外装に近いはずと判断し、車用のタッチアップペンで補修することにした。

セロテープでマスキング

 ドリル先端に軸付砥石を装着し、浮いているサビを除去。マイナスドライバーも併用した。乾燥後にタッチペンを2度塗りして終了。

 同じ手法で、排水口の蓋周辺にある線状のコーティング剥がれも補修した。こちらにサビはなく、単なる剥がれのみ。
 ユニットバスには2色使われているが、手持ちのタッチアップペンはちょうどその中間色。微妙に濃かったり薄かったりするが、場所は目立たず、単純な補修としてなら問題ない。


 バスタブの縁にも線状の亀裂のようなものが数年前から発生していて、メラミンスポンジでこすっても消えない。てっきりクラックだと思い、同様に補修しようとまず軸付砥石で磨いてみたら、なぜかすっきり消えてしまった。
 亀裂はどこにもなく、サビやコーティング剥がれもない。どうやら経年による石灰状の汚れがついていただけらしい。

 ユニットバスは週一回ペースで入浴後にバスタブ周辺をメラミンスポンジで磨いている。壁の下半分と床は水滴をタオルでぬぐい、30分間強制換気をしている。予算不足で模様も目地もない無愛想なユニットバスだが、まだ当分は使えそうだ。

2022年8月1日月曜日

コロナ禍の本修繕ボラ

 通算5度目となる地区センター図書館、本修繕ボランティアに参加。新型コロナの新規感染者数が毎日のように更新される危機的な状況下で、感染数の少ない高齢者が中心の静かな活動とはいえ、密な状態は避けたかった。
 活動を休む考えもあったが、この種の活動は細々とでも続けることに意義があるもの。考えたすえ、いつもより1時間遅い11時過ぎに参加することにした。9〜13時の任意の時間に活動する決まりで、後半のシフトを自主的に選択した形だった。

 行ってみると、作業室には係員を含めて3名しかいない。他に3〜4名いたようだが、前半の11時までに帰ったらしい。
 すぐに作業準備を始めると、残っていた2人も相次いで帰ってしまった。残ったのは係員と私の2名のみ。この日は前回に続き、横長の大型絵本の表紙カバー補修だった。


 まず係員と相談しつつ、補修方針を決める。透明ブックカバーをすべてはがし、全交換するのが最も仕上がりが美しいが、大変な手間と時間がかかる。
 本体の破れと傷みが激しいことを考慮し、表紙と透明カバーをそっくり切り出して廃棄。表紙なしで新たに透明ブックカバーを本体に直接かけることで決着した。
 カバーの取り外しと清掃は比較的簡単に終わり、透明ブックカバーかけに取り掛かる。前回はここでいくつか失敗し、仕上がりを悪くした。
 前回の失敗後、家に戻ってカバーかけの作業工程を文章とイラストに詳しくまとめておいた。その記録を参考に慎重に作業をすすめる。
 透明カバーは多少のねじれを吸収できるよう、サイズには充分な余裕をみた。折返しのサイズが均等になるよう、裏紙をはがす前に寸法を厳密にチェック。

 自分でまとめた工程図を参照しつつ、係員の指導も一部受けながら、無難に作業を終えた。
 時計は12時50分あたりで、この日は早めに作業を打ち切ることに。全交換を避けたこともあって、作業時間は1時間40分。厳しいコロナ禍の中では、妥当な納めどころだった。