2017年3月31日金曜日

SDカードスロット不良

 以前から兆候はあったが、買って6年が経過したMac-miniに装備されているSDカードスロットの調子が悪くなり、数日前から全く機能しなくなった。
 認識自体はOKで、ファイルの読み込みも普通にできるが、SDカードが常にロック状態になり、書き込みが全くできないのだ。もちろんSDカードにプロテクトはかけてなく、USBに差したSDカードリーダーを介すると普通に使えるので、SDカード自体に問題はない。

 何度か抜き差しすると、10回に1回くらいはロックが外れた表示になるが、あまりに悠長なので、最近は手持ちのSDカードリーダーを介して使っていた。
 ところがこのSDカードリーダーが曲者で、100均で買った中国製のせいか全く認識しなかったり、途中で認識エラーが出たり、まるで安定しない。以前にメーカー品のSDカードリーダーを使ったが、1年ほどでダメになった。SDカードリーダーには潜在的な不信感がある。
 やむなくデジカメに使っているSDカードは画像の読み込みだけをやり、消去はカメラ側で1枚ずつやっているが、手間がかかる。不要になった画像はPCソフト上でサクサクと消去したい。
 常用する電子譜面が入っているマイクロSDカードを更新する際は、PC上から書き込みができないと作業自体が不可能なので、大きな問題だった。


 問題を打開するべく、ネットで情報収集。すると、わずかに以下のサイトで似た症状を自力修復した経緯が載っていた。

・Appleサポートコミュニティ「SDカードが読み出しのみ」

 いろいろな意見が取り交わされているが、後半部に「SDカードの書込禁止ラッチはスロット側で機械的に検出しているという重要な記載がある。
 この情報から、質問者自身がSDカードスロットのロック検知部を精密ドライバーで引っ掛けて引っぱって出し、ロック解除を認識させることに成功した、とある。これだ!

 懐中電灯でスロットの奥を照らしてみると、入口から1センチ強の下側に、金属製のバネのようなそれらしき突起が確かにある。このバネが常時下に押された位置になってしまい、それがPCに「ロックオン状態」と判断させているようだ。
 情報を真似てデザイン用の細いピンセットの片側だけを差し込み、引っ掛けて上方に引っ張ってみた。しかし、状態は変わらない。
 壊しはしないかと恐る恐るやっているので、うまくいかない気がし、一晩寝てから明るい場所で落ち着いて再チャレンジ。何度かやるうち、ついに成功した。
 これで完全解決か?と思いきや、なぜか10回に1回くらいはロック状態に戻ってしまう。どうもカードをまっすぐ平行に差してやらないと、動作不良になりやすいようだ。
 しかし、これまでと比べると大幅に改善したことは間違いない。推測だが、原因はロック検知部の金属バネが経年により、弾性がなくなったせいではないか。日に数回は抜き差して酷使してきたので、劣化してもおかしくない。

 今回の修復作業、あくまで最終手段としての力技なので、お勧めしない。真似される方は各自の責任で。

2017年3月30日木曜日

着脱式カーテンレール

 昨年末に2階スタジオを孫娘とお嫁さんの寝室コーナーに設えるため、普段は開放されている腰壁上部を、カフェカーテンで臨時に仕切った。
 年末年始が終わって平常に戻り、カーテンは取り外したが、OSB合板で作ったカーテンレールはそのまま残した。

 同じようなことがまたあるのは確実なので、まずは安全ピンによる仮固定だったカーテンを本格的にミシンで縫い、臨時にビス止めしてあったカーテンレールをより本格的な木材に交換し、短時間でカーテンをセットできる着脱式に変更することにした。


 カーテンレールは見映えがよく、強度も高い9×30×1800のスプルス材に変更。これまで両端をビス止めしてあった方式を、片側だけに変更。窓側部分は溝を切った木片を使い、そこに端部を差し込むことで固定するようにした。

 普段はレールがあるだけで開放してあるが、カーテン使用時にはレールの窓側端部のみを外し、端部を袋状に折り返し縫いしたカーテンを差し込む。全体的に難しい作業はなく、DIY難度は最低の1。

2017年3月27日月曜日

映写スクリーンを自作

 先日買ったプロジェクター用のスクリーンを自作した。ネット上には自作スクリーンに関する情報が数多くあったが、大半は自宅の壁際に固定し、映画などを楽しむためのもの。私のようにライブ会場に持ち込んで電子譜面を投影させる用途など、全く見つからなかった。
 ライブの多くは昼間の明るい室内で実施されるので、条件としては悪い。ブラインドを下ろした窓を背にして置きたいので逆光に強く、コンパクトに折り畳めて移動や設置が簡単な仕組みにする必要があった。
 費用を抑えるため、100均グッズを中心に物色。最も大事なスクリーンの素材に使えそうな白いビニール製テーブルクロスがあることを知る。1500×1200という充分な大きさがあり、畳んだシワの処理が気になるが、これは使えそうだ。

 スクリーンの上下に長いパイプを通し、上で支持して下は重りとして全体を張るようにすれば、最小限の材料でやれるはずだった。
 上下に使うパイプは園芸用の支柱、径16×長1800を使うことにする。色は3種類あったが、一見園芸用には見えない地味なモスグリーンを選んだ。


 まずテーブルクロスの上下を35折り返し、縫い代5を残して縫い合わせる。スクリーンの投影部寸法は1500×1100。素材がビニールなのでミシンがけに大変な苦労を強いられたが、何とかやれた。

 問題はテーブルクロスの畳みシワの処理で、ネット情報に従い、蒸しタオルでこすったり、ドライヤーをあてたり、アイロンの弱でこすったり、いろいろやってみたが、どれも失敗。最後に「熱湯にしばらく浸し、その後物干しに吊るしておく」を試みたが、これが最もきれいにシワがとれた。
(熱湯温度は湯沸かしの最大値75度。洗面台に溜めて、浸し時間は20分)
 ひとまず完成したスクリーン、上端のパイプ両側にヒモをしばり、マイクスタンド転用の台に吊るしてみた。しかし、テーブルクロスが薄すぎて背部窓からの光が透けてくる。遮光用として手持ちのグレーの不織布を背面にあててみたが、まるで効かない。
 いろいろ試してみた結果、手持ちのコゲ茶系の布が最適と知る。園芸支柱に合わせ、1800×1100にミシンで縫い合わせる。上端の左右には園芸支柱を差し込めるように、袋状に加工した。


 マイクスタンドへの取付けは不安定なヒモ吊り式をやめ、大型の目玉クリップで支柱中央部を止めてみたら、丸いパイプ形状とピタリ一致して安定した。目玉クリップはマイクスタンド上端に取付けた木片にビスで固定。引っ掛けるだけなので、着脱は容易だ。
 同じ目玉クリップは下端中央にも使い、ヒモでマイクスタンドにしばって、さらに安定させた。
 西日の強い夕方に窓を背に投影テストしてみたが、まずまずの出来。スクリーンの上端高さは床から1800で、このときのプロジェクター高さは床から800。映写面中央部は床から約1300なので、やや上向きに投影している。
 投影面が下に狭い台形になっているが、台形補正を使うと文字がボケて読みにくくなるので、あえて補正していない。


 今後の課題として、スクリーンの細かいシワがやはり気になるので、素材に白のサテン生地(1メートル400円弱)が使えないか、画策中。さらには移動のし安さを考え、上下の支柱を半分に切って組立式にすることも検討している。

 現状のままでもある程度はやれそうなので、早いうちに本番のライブで試してみたい。

2017年3月26日日曜日

はぎれ細工にふける

 昨日から今日にかけ、2階の一隅にミシンを置き、ずっと裁縫仕事にふけっていた。最初はプロジェクター用スクリーンの加工で、ビニール製テーブルクロスという滑りやすい素材だったので、かなり苦労した。
 半分終わって裏打ち材となる黒系の布を加工しようと思ったが、糸を黒に変えなくてはならない。ところが、以前から買ってある2種類のはぎれを使い、作るものがあった。こちらは白の糸で、スクリーンを縫った糸と同じ。せっかくセットしてあるので、一気にやってしまうことにした。
 最初は99円で買ったはぎれを加工。作るのは枕カバーで、買えば300円は下らない。単純な袋なので作業は簡単だが、いつもは短辺側に開ける穴が、布形状の都合で、どうしても長辺側になってしまう。はぎれなので仕方ない。
 やむなくいつものような封筒式でなく、座布団カバーの要領で入口の一部を狭く縫い合わせる方式に変更。どうにか収まった。


 続いて妻がかなり前にフリーマーケットで500円で買ってきたカエル柄の布に着手。1メートル四方くらいの大きさだが、買物用のエコバックを作って欲しいと妻はいう。手持ちの分が傷んでしまい、交換すべき時期だという。
 エコバックも要は袋なので、作るのは難しくない。妻の希望は底部のマチを大きめにとり、入口も大きくする。持ち手は肩にかけられる長さで、なおかつ普通に片手で持っても引きずらない長さ、そして出来れば同じ布で作ること。
 さらには、内側か外側に財布と携帯を入れる深めのサイドポケットをつけて欲しいという、要求の多さである。

 幸いに布は厚めで縫いやすい。持ち手は布端部の白い部分を活かして加工。仮縫いの段階で大きさや持ち手の長さをチェックしてもらい、夕方までに無事完成した。
 サイドポケット位置は迷ったすえに、もし滑り落ちても内部に留まっている内側につけた。


 思っていたよりカエル柄が可愛らしく、妻の年にはどうかと思ったが、希望通りの仕上がりに妻は満足の様子。生地はまだ少し余っていて、自由に使ってよいことになっているが、さて…。
(スクリーン裏地の加工が未着手なので、ミシンは今夜も片づけずに机上においたまま)

2017年3月25日土曜日

タイムセール初体験

 ふとしたきっかけから、アマゾンのタイムセールを初めて利用した。

 このブログでもすでにふれたが、ライブ用電子譜面の拡大表示用にプロジェクターを買った。当初は通常価格で買うつもりでいたが、お目当て機種のユーザー評価を読むうち、「タイムセールで安く入手できて、ラッキーです」などという記載が複数ある。
 値引きは2千円程度だという。通常時の価格が11,000円強だったから、これは大きい。アマゾンにそうした値引きセールが存在することは知っていたが、いつどの商品が実施されるのかまるで分からず、一度も利用したことはなかった。
 さっそく情報収集。アマゾンサイトにアクセスし、上部にある「タイムセール」をクリックすると、商品カテゴリ別に対象商品が表示されることが分かった。
 しかし、あまりに種類が多く、肝心のプロジェクターのカテゴリがよく分からない。「家電」「カメラ」など思いつくままにチェックしてみるが、一向に表示されない。

(プロジェクターのタイムセールは当分ない、ということか)
 一時はそう考えた。その後、カテゴリの下に「価格」という選択肢があることに気づく。「9,000円弱で買えた」との情報から、「5000-10000円」を選択。すると、商品がかなり絞り込まれた。
 思いついて、カテゴリで「AV機器」にもチェックを入れてみた。すると、ついにプロジェクターが表示された!


 お目当ての機種ではなかったが、調べてみると性能はほぼ同じ。どうやらOEM商品らしい。開始時刻は翌日の12時40分、とある。あいにくライブ予定が入っていて、自宅にはいない時間帯だ。しかし、マークだけはしておこうと、「ウォッチリストへ」というアイコンにチェックを入れて保存した。

 翌日ライブから帰宅後、さっそくアマゾンサイトにアクセスした。セール開始からすでに4時間近くが経過していたが、運良くまだ商品は残っていた。
 欲しいのは白の商品だったが、もうひとつの黒よりも700円近く高い。人気のない商品をセールで安く売ってしまおう、という狙いだったのか。少し考えたが、性能は同じなので、結局安い黒を7,200円で買った。
 初めての利用だった割には、目的の商品をかなり安く入手できたので、今後も利用するかもしれない。ただ、欲しい商品が必ずタイムセールに出品されるかどうかは不明。ユーザー評価に記載のある場合は、定期的にセールがある、と考えてよいと思う。

 タイムセールの制限時間は商品によって違うようだ。今回買ったプロジェクターは確か8時間、買える数も15個限定だった。(人気の白は25個限定)
「開催中」「もうすぐ開催」などの選択肢もあるので、上手に活用したい。
 開始時間は商品によってバラバラで、深夜未明にセールが始まることもあるので、油断できない。同じ商品をより安く入手するためには、寝る間を惜しむ覚悟も必要らしい。

2017年3月23日木曜日

ついにプロジェクター購入

 ずっとマークしていた廉価版のプロジェクターをついに買い、今日それが届いた。
 当初の価格はアマゾンで11,000円強だったが、いろいろ調べるうち、全く同じサイズ、重さの別製品を発見。性能面ではLEDランプの寿命がやや短いだけ。最も大事な明るさ1500ルーメンは同じで、価格は500円安い。もしかするとOEM製品か?
 その商品「Touyinger ミニLCDプロジェクター1500lmがタイムセールで7,200円になっている。15個限定でセールも8時間と短かったが、熟慮のすえに買うことにした。
 結果として当初予定より4千円近くも安く入手できたが、問題は性能だった。使う目的は急増する電子譜面の拡大投影用で、聴き手の反応がいいのは分かっているが、これまでは明るさ3000ルーメンの高性能プロジェクターを借りていた。
 こちらは3万円以上して、とても手が出ない。投資費用は極力抑えたく、廉価版なら買えそうだが、特に昼間の投影に不安があり、使い物にならない可能性もあった。


 昼食もそこそこに、さっそくテスト開始。サイズは187×149×77、重量は950gと非常にコンパクトだ。本体裏に三脚用の1/4インチネジ(約6ミリ)がついていて、手持ちの小型三脚に装着してみたら、ぐらつかずに設置できた。

 スクリーンがまだないので、ひとまず白い布カバーのマットレスで代用。セット方法は他のプロジェクターと大差なく、取説を読まずに投影できた。
 設置場所は家で最も明るい2階で、北側以外には全方向に窓がある。

15時撮影・背にした西窓のみブラインド閉

 最初に窓を横にした位置にマットレスを置いてテストしたが、全ブラインドを閉じても電子譜面の文字がほとんど読めない。レンズ明るさが半分なので覚悟はしていたが、あまりにひどい。

(これは失敗だったか…)と一瞬後悔したが、ふと思いついてマットレスを西側の窓前に置いてみることにした。窓を背にすることで、スクリーンには光が直接当たらず、逆に見やすいのでは…?と思った。

 この読みは正解で、背面のブラインドを閉じただけだが、それなりに歌詞は読める。西から時折陽がさしこむ天気で、時間は15時だった
 同じ条件で夕方17時40分にも投影してみた。日没直前のいわゆる薄暮の時間帯だが、見やすさは大幅に向上。画像のコントラストを最大100にし、明るさは逆に0に補正。色味は「暖かい」にし、鮮明度は80くらいにした。
 実際のライブでは歌い手にスポット灯をあてることも多いので、それに合わせて部屋の反対側にある60Wのスポット灯を点けて撮影。これによる影響はほとんどない。

17時40分撮影・部屋反対側にスポット灯を点灯

 同じ位置で今度は夜19時に投影テスト。さすがに周囲が暗いと、ほとんど問題なく歌詞が読める。試しに、7メートル離れた予備室の壁際まで下がってもちゃんと読めた。

 マットレスから一部はみ出しているが、投影サイズはW1500×H1000程度。このときのプロジェクターとスクリーンの距離は2.2Mである。
 実際のライブでは、歌い手と電子譜面、そしてスクリーンの横位置がほぼ同じで、接続用のHDMIケーブルは3Mある。たぶん問題なく設置できるはず。

19時撮影・部屋反対側にスポット灯を点灯

 今後の予定として、折り畳み式のスクリーンを準備する必要があるが、投資はやはり抑えたいので、100均グッズを駆使したDIYでやることを模索中。
 本番でテストするのはもう少し先になりそうだが、課題だった電子譜面のプロジェクター投影に関し、やり方次第では昼間でも充分対応可能なことが分かった。

2017年3月22日水曜日

椅子カバーの張替え

 新婚時代に買って40数年間使い続けている椅子カバーの張替えを、何年ぶりかでやった。記録にも記憶にもないが、たぶん10年に一度は張替えているはずだから、そのペースだと都合4度目くらいだろうか。
 買った当初は2脚あった椅子も、経年によりひとつが壊れてしまい、廃棄処分。細々と使い続けている残るひとつも傷みが進んでいるが、補修を重ねてどうにか現役を保っている状態だ。

 以前は仕事用の打合せ椅子にしていたが、居間の掘りごたつをやめて椅子式に変えた数年前からは、居間テーブルで私専用の椅子として使っている。
 今日は汚れのひどいカバーを丸ごと交換し、下地になっているクッションの手入れも同時にやった。


 まず、椅子を裏返して座板を固定している4本のネジを外す。次に布製のカバーを外す。前回、固定はガムテープでやったので、作業は簡単だ。

 座板は15ミリ厚の合板で、表面には薄いスポンジを2重にあててクッション材としている。今回外してみて分かったが、スポンジの1枚が極端に劣化し、ほぼ使えない状態だった。やむなく半分破れかけた1枚を完全に取り去ることにする。


 交換する新しい布をテーブルに広げ、中央に裏返した座板を載せる。前回同様にガムテープで固定するつもりでいたら、左右の寸法がキチキチでガムテープでの固定が難しい。

 そこで今回は頭が大きくて短く、布などを固定するには絶好の釘を使って止めることにした。裏返した座板には、中央あたりに前にあたる方向を鉛筆で記しておく。(座板には前と後ろの方向性がある)
 交換した布には、台所スクリーン用に買った生成りのエンボス模様生地の残りを使った。


 だいたいイメージ通りに交換作業終了。写真の一部に写っているが、この椅子は作業用としては低すぎるので、約30ミリ分の「ゲタ」をはかし、他の椅子と同じ座面高さ40センチに合わせてある。

 今回の交換により、もうしばらくは使えそう。いよいよ一生ものか。

2017年3月21日火曜日

公開ライブのお知らせ

 今年1月下旬に実施し、予想以上の手応えを感じた白石まちづくりイベント広場での「チカっと叙情歌サロン」。その第2回目を実施することになった。
 広場の申し込みはかなり前にやっていて、「仮決定」という形で承認もされていた。しかし、残り1ヶ月を切っても、なかなか正式な使用許可証が届かない。年度の切り替え時期で、作業が遅れているのかもしれない。

 いろいろ調べてみたら、まちづくりイベント広場の公式サイトでは、すでにスケジュールとして正式公開されているので、ひとまず告知だけはしておきたい。
《チカっと 叙情歌サロン》02nd
....................................................
・日 時:2017年4月20日(木)13:15〜14:45(途中休憩あり)
・場 所:白石区役所地下2階 まちづくりイベント広場(地下鉄東西線白石駅直結)
・出 演:菊地トムノ
・入場無料、出入り自由、予約不要。20脚程度の椅子あり。
・ジャンルの垣根を超えた内外の叙情系の曲を、ギターで弾き語ります。
 (約320曲のリクエスト曲一覧を配布します)
 (事前のリクエストも歓迎します)
....................................................


第1回のステージより

 現段階ではあくまで「仮決定」です。万が一変更などがあった場合は、改めて告知します。みなさまのご来場をお待ちしています。
(→3/27に正式許可が下りました)

2017年3月20日月曜日

ずっと聴いていたい

「あなたの歌を以前に聴きました」と、見知らぬ女性から電話があった。前の職場で偶然私の歌を耳にし、ぜひ自分の施設でも歌って欲しいと思ったという、大変ありがたい話。内部移動で新規デイサービス責任者となったそうで、開業して半年ほどの施設だった。

 ライブの新規依頼にはいくつかのパターンがあり、最も多いのがネット検索によるもの。単なる知人の紹介もあるが、今回のように実際に私の歌を聴いての依頼も少なくない。
 それが公的空間でのライブだったり、路上ライブだったり、介護施設訪問だったり、きっかけとなる場は多種多様。歌っている限り、チャンスはどこにでも転がっているものだ。
 系列のデイサービスでは数多く歌っていたが、訪問先としては初めてなので、聴き手の嗜好を相手に尋ねた。すると、気持ちの若い方が多い、とのこと。毎日のサービス開始時には「365日の紙飛行機」を、終了時には「また逢う日まで」を全員で斉唱しているという。確かに若い。
 ラストの曲をいくつか提案したが、「上を向いて歩こう」「青い山脈」「また逢う日まで」のうち、「また逢う日まで」で即決した。

 構成は最近急増している市の介護予防事業でのものをベースにすることに決め、後半にリクエスト一覧を使った本格的なリクエストタイムを設けることになる。


 場所はやや遠いが、幹線道路沿いの分かりやすい位置にあり、40分ちょうどで難なく着いた。施設長さんや担当の方と細部を詰める。リクエスト一覧の出し入れは、場の雰囲気を見て決めることになった。
 時間ぴったりの13時半に開始。予定を大幅に超え、1時間15分で20曲を歌う。
《セレクトタイム》
「北国の春」「バラが咲いた」「おかあさん」「真室川音頭」「大空と大地の中で」「青春時代」「さくらさくら」「恋のしずく」「釜山港へ帰れ」「夜霧よ今夜も有難う」「時の流れに身をまかせ」「いい日旅立ち」「浪花節だよ人生は」

《リクエストタイム》
「愛人」「オー・シャンゼリゼ」「星影のワルツ」「落陽」「カントリー・ロード」「神田川」

《うたごえタイム》
「また逢う日まで」


 聴き手は30名弱。デイサービスとしては珍しく男性の比率が高く、およそ4:6ほどか。開演前から男性女性それぞれから、「楽しみにしてますよ」「弾き語りがあるというので、利用日を超えて聴きにきました」などと声がかかり、非常にやりやすい雰囲気のなかで歌い始めた。
 ほぼ全ての曲に間奏で拍手が湧き、喉は決して万全ではなかったが、聴き手にあと押しされるように調子はじわじわと上向いていった。
 この日はプロジェクターによる歌詞拡大投影はなく、聴き手参加型の曲もほとんどない。純粋に歌だけを聴いてもらう形となったが、「青春時代」あたりから涙を流す方が続出し、職員さんがティッシュの箱を持って走り回るような状態だった。
 聴き手の涙は特に狙っているわけではなく、そもそも狙って泣いてもらえるほどライブは簡単ではない。

 施設によって歌い手に求めるものはさまざまだが、私の場合、歌を聴いて自然に涙が流れるという「傾聴型」のスタイルが、結局のところ最も自分に向いているように思える。


 予定としてはリクエスト3曲程度、計1時間で終えるはずだったが、聴き手から「もう少し…」「ずっと聴いていたい」という声が相次ぎ、簡単に打ち切れない状況になった。
 請われるままに歌い続けたが、6曲のリクエストに応じた時点で「お応えできなかった分は、また次回へのお楽しみということで」と、私から提案。ようやく場を収めることができた。

 結果として「悲しき街角」「愛の讃歌」が歌えずじまい。撤収しながら一部をアカペラで歌って差し上げると、「また明日歌いに来てね」との声がかかる。さすがに翌日では厳しいが、聴き手からの要望で次回訪問がほぼ決まってしまうという、珍しい幕引きとなった。
 曲の嗜好など、歌い手と聴き手の相性がいい場なのだろう。長く続きそうな気配である。

2017年3月18日土曜日

やっぱりマニュアル車

 買ってから9年目に突入した三菱ekワゴンにリコールの案内が届いたのは昨年夏のこと。エアバックのインフレーター(膨張装置)に不良があるとかで、調べてみると世間を騒がせているタカタ製のエアバックが、どうやら我が愛車にもついていたらしい。
「交換時期は準備が整い次第連絡しますので、お待ちください」とあり、その後しばらく音沙汰がなかった。

 今年に入ってようやく2度目の案内が届き、「準備が整いましたので、お近くの三菱自動車販売にご連絡を」とあったが、年明けからずっと多忙で時間がとれず、今週になってようやく予約を入れた。
 予約時間は14時で、10分前に直近の三菱自動車販売に行く。雪解けと3連休の初日が重なり、何かのイベントをやっていたが、例の燃費偽装問題がまだ尾を引いているのか、店内は閑散としている。


 30分くらいで終わるというので車を置き、近くの古本ショップに行った。8年前に購入半年後の6ヶ月無料点検時に来た記憶があり、時間つぶしには絶好のはずだったが、入ってみると何だか様子がおかしい。
 よく見ると、並んでいるのは大半がアダルト系の本やDVD、オトナのオモチャである。店舗は同じだが、いつの間にか経営形態が変わってしまったようだ。
 とりあえず用は足りているので、ぐるっと一巡して、早々に退散。販売店に戻って、ロビー内で待たせてもらうことにした。
 出された珈琲を飲みつつ、ロビー内テレビでコンサドーレ札幌の試合など観ていたら、営業マンらしき男性が近づいてきて、新車に買い換えませんか?などと勧める。
 買って8年は過ぎたが、年平均で4000キロ程度しか乗らず、累計走行距離はまだ3万キロ弱。大きな故障もなく、買い替えの必要性は特に感じない。

 記録では過去2年間に8170キロを走り、ガソリンは計443.35L入れたことになっている。つまりは実質燃費18.42Km/Lということになり、9年前の車としては優秀な数値と思っていた。
「新しい車は燃費が違いますよ」と営業マンが盛んに言うので、これらの数値を伝えると、信じられないと目を丸くする。何か事情があるでしょうと聞くので、実はいまどき珍しいマニュアル車で、日々ガソリンを食わない運転法を心がけていると、細かい運転テクニックを教えた。
 残念ながらekワゴンの最新型にマニュアル車は存在しないという。そうこうするうち、エアバックの交換作業が終わり、突発的な商談は打ち切りとなった。
「これが人生最後の車」と覚悟して買ったekワゴンだったが、ひょっとするともう一回買い換える可能性もゼロではなくなってきた。
 仮に次の車があったとして、やはりマニュアル車を選びたい。車検時の代車やレンタカーなどで何度かオートマ車には乗ったが、とにかく乗りづらい。高齢者事故激増の大きな要因がオートマ車にあるのではないか。

 マニュアル車ならブレーキとアクセルを踏み間違う可能性は激減し、運転次第で燃費も向上する。65歳以上はマニュアル車を義務づけて欲しいとさえ思うが、業界ではほとんど相手にされていないのが寂しい現状。
 果たして次の買い替え時にまで、マニュアル車がこの世に存在しているのか、それが最大の問題なのだ。

2017年3月17日金曜日

「コンビニ人間」を読んだ

 村田沙耶香による2016年芥川賞受賞作、「コンビニ人間」をようやく読んだ。
 過去の芥川賞受賞作は概ね読んでいるが、単行本で買うことは稀で、最近では又吉直樹の「火花」を電子本で買ったくらい。たいていは掲載された文藝春秋を、少し遅らせて地域図書館から借りて読む。
 年100万円生活を本気で目指そうとすると、本だとか音楽CDだとかの教養費は、節約の第一ターゲットになってしまう。かといって教養娯楽に無縁の生活では侘しいので、本は図書館で借り、音楽はYouTubeで情報収集、というのが最近の傾向。

 その「コンビニ人間」、妻がまず最初に読んで、「面白いわよ、一気に読める」と勧めた。返却期日ぎりぎりになって読み始めたが、前半があまりに冗漫で、途中で投げ出しそうになった。
 最近読んだ「火花」でも似た感情に襲われたが、珍しく千円を払ったので挫折してはもったいないと思い、ガマンして最後まで読み切ったものだ。
 このところ面白い小説になかなか巡り会えず、そうした傾向が文学全体の劣化に拍車をかけているように思えてならなかったが、
(「コンビニ人間」よ、お前もか…)と一瞬思った。
 栞をはさんで一晩寝たあと、気を取り直して続きを読み始めた。すると、ある一点から急にストーリーが動き出し、俄然面白くなった。
 Wikipediaではすでにあらすじが公開されているので少しだけ書くが、30代半ばの女性主人公が、似たような状況にあった同世代のバイト仲間の男性と、深く関わることになる時点からだ。
 書き進むうちに小説中の人物が自然にそう動き出したのではなく、作家は最初からその展開を頭に置いて書き進めた印象がする。しかし、この転換ポイントが小説のツボであることは間違いなく、ここからは一気に読める。

 気の利いた比喩や難解な仕掛けはないが、読後感はさわやかだった。登場人物が10人近くもいるが、それぞれにキャラが立っていて、混乱することはない。
 舞台がコンビニなのでコンビニの商品や形態描写がたびたび登場するが、ちょっとうるさい印象が私にはした。しかし妻によると、「あれくらいは必要でしょ」と肯定的。人物の心理描写がない、という選考委員の否定的意見もあったが、全体として面白いので許せる。

 文学の衰退が叫ばれて久しいが、話題性にばかりとらわれず、単純な「面白さ」をひたすら追求してゆけば、活路はそこから開けてゆくのではないか。

2017年3月16日木曜日

ギターナット溝の調整

(前回からの続き)
 欠損してしまったギターナットを無事に自力で交換し終え、次なる工程として、弦のハマる溝の調整作業をやることにした。
 交換したナットは溝が刻んである商品だったが、その深さはごく浅く、そのまま使うことはできない。自分のギターに合わせて再調整する必要がある。
 まず、ギターの1フレットと2フレットをまたぐように定規などをあて、フレットの高さ(フレット先端と指板との距離)を計測する。専用のゲージがあるらしいが、持っていないので、製図用の1/200スケールで代用した。
 このスケールで2.5目盛あることが分かる。つまりは、1.25ミリだ。


 フレットの高さに0.13〜0.50ミリを加えたものが、適切なナットの溝の深さ(溝の底から指板までの距離)だという。今回の場合、1.38〜1.75ミリの範囲となるが、当然ながら低いほど弾きやすい。しかし、低すぎるとビビりやすくなる。
(弦の振動がフレットにぶつかる)

 どれくらいの数値にすべきか迷ったが、交換前が6弦側で1.5ミリ程度、1弦側がこれよりやや少なめだった。そこでひとまず1〜6弦を1.6ミリまで削り、実際に弦を張って弾いてみてから、微調整することにした。


 作業時に指板を傷つけないよう、そしてナットを削りすぎないよう、ガイド板をあてることにする。0.4ミリ厚の塩ビ板があったので、ナットと同じ幅に4枚切り、重ねて端部をセロテープで止める。ちょうど1.6ミリで、これを基準に削り始めた。

 まず、細いほうの1〜2弦から削る。使うのはノコの目立てに使う目立てヤスリで、普段DIYで使っているものだ。100均などでも入手可能。
 過去にもナット溝の微調整にしばしば使っていたので、問題なくやれた。最も注意すべき点は、指板に対して平行に削るのではなく、ヘッド側に傾けて削ること。
(弦をナットの指板側角で支えるため)


 続いて3〜6弦へと移る。太い弦には直径1.5ミリの丸ヤスリを使った。若い頃に弓道を7年間やっていて、その際に矢筈の調整をするため弓具店で買ったもの。

 先端部が0.8ミリで次第に太くなり、最大径が1.5ミリある。3弦は先端だけで削り、じょじょに太い部分で削ってやると、きれいに収まる。
(調べてみると、同種の丸ヤスリは千円ほどする。新たに買うとなると、かなりの負担かも)


 1時間ほどかけて削り終わり、1弦と6弦を張って弦高をみる。12フレットで6弦側0.25ミリ、1弦側0.2ミリほどで、いちおう問題ない。

 いったん弦を緩め、潤滑剤代りに溝に鉛筆を塗る。細い1〜2弦側には、0.3ミリのシャープペンを使った。


 全作業を終え、全ての弦を新しく張り直す。夕方の練習でさっそく弾いてみたが、カポタストを使った場合は何ら問題なく弾ける。
 しかし、カポタストなしの場合、FやB♭のセーハするコードで1〜2弦が押えきれない場合がある。交換前より全体が0.1ミリ高くなっているので、その通りの結果だ。少なくとも1〜2弦部は再度削り直す必要がある。(その後調整して解決)


 商品レビューにもあったが、交換前と比べてチューニング狂いが、かなり改善された。以前は特に6弦がカポをするたびにチューニングし直すような状態だったので、これは大きい。
 そのほか、サスティーンが以前よりも効く(音の伸びがよくなる)ようになった。単に弦を交換した直後のせいもあるかもしれないが、これは取説にも書いてあるので、ずっと継続するかもしれない。
 かなりの時間をかけたが、総費用900円ほどで自力でのナット交換に成功した。いろいろなサイトの情報なしには、とてもやれなかっただろう。感謝します。
 今回作業のDIY難度、5段階で最高の5。基本的に素人がやるような作業ではなく、プロに任せるのが無難である。