2018年4月30日月曜日

セッション「春色時刻」

 8年ぶりに自宅ライブを実施した。参加者は3名なので、ごく内輪のセッションといった切り口だが、きちんとテーマを決め、持ち時間や開始時刻も厳密に設定。適度な緊張感があり、単なる練習会とは異なる。
 メンバーは昨年7月にネット経由で知り合った同年代のSさん。私の弾き語り活動をブログ等で知り、メールで連絡があって我が家に一度来ていただいた。
 弾き語りを始めた時期が70年代で、定年後に社会活動の一環として介護施設訪問ライブをやっていることなど、共通点が多い。

 今回は「春色時刻」とテーマを設定し、春に関連した曲を交えて構成する、という趣向だった。
 持ち時間は各自30分間で、開始は14時。前日に次男がGW帰省したので、いにしえの父子ユニット「tiny-ZOO」で飛び入り参加することになる。


 13時半にSさんがやってきて、ギターとPA一式を搬入する。普段使っているPAで歌いたいという希望で、組み立てと音出しリハーサルに15分ほどかかった。

 このPAがベリンガーの一体型「PPA200」で、5チャンネルのミキサーとリバーブ、そして100Wのスピーカー2台とマイクやケーブルが全部まとめてパッキングされているという優れもの。
 セットで12Kgと重さもまずまずで、価格はサウンドハウスで4万円強と安い。これから新たに活動を始める方には、お勧めかもしれない。
 1番は例によって企画者である私。持ち時間をぎりぎりに使って、以下の7曲を歌った。(※はオリジナル)

「ハナミズキ」「サクラ咲く※」「港が見える丘」「メガネを買う※」「アカシアの雨がやむとき」「あなたに会いに(初披露)※」「夕凪ワルツ※」


 8年ぶりでも、いつも練習している場なので特に緊張はなく、普通に歌い進んだ。長めの曲が多く、MCもやや長めにしたので、私にしては少ない7曲。時間次第では歌うつもりでいたシャンソン「バラ色の人生」が歌えなかったが、初披露だった「あなたに会いに」の出来がまずまずだったので、よしとしたい。
 7曲中5曲が春から初夏にかけての曲で、テーマ比率70%。そう厳密なものではないが、こちらもクリアである。
 Sさんとの曲重複を少し心配していたが、歌う前に確かめたら、問題なかった。
 14時35分くらいからSさんのステージ開始。PAは開始前にセットし、音出しチェックも済ませてあるので、転換によるロスはほとんどない。
 Sさんは自分のセットリストを予めワープロに打って持参してくれた。タイトルと歌手、簡単なコメントなどあって、大変分かりやすい。私同様に持ち時間をいっぱいに使って、以下の9曲を歌う。

「こころ手紙」「いい日旅立ち」「七つの水仙」「江ノ島エレジー」「みだれ髪」「五木の子守唄」「時には昔の話を」「青い夏」「岩尾別旅情」


 昨年のセッションでも感心させられたが、特にPOP系の曲での「ゆらぎ」が、聴いていて心地よい。クラシックギターということもあり、ストロークを使った曲は皆無だったが、ステージとしての統一感は絶妙だった。

 あまり知られていない曲とよく知られている曲をバランス良く配置していたのも効果的。「春色時刻」のテーマ比率は40%弱で、前半に集中させていた。
 同じ持ち時間で私より2曲多いのは、前奏間奏後奏を省略した曲が多かったせい。終了後に確かめたら、決まった時間内になるべく多く歌うために、普段からそうしているとのこと。
 15時10分からtiny-ZOOとしてのステージで、「恋は桃色」「恋のバカンス」の2曲を息子と歌う。直前に軽く合わせただけで、しばらく一緒に歌ってなかったが、何度もステージで歌っている曲なので、無難にこなす。


 15時15分頃に無事終了。昨日は母の対応やBBQ家族会で終日忙しく、充分な練習はできなかったが、4日前にデイサービスで1時間歌ったばかりで、喉の休養としては逆にそれがよかったようだ。
 既成概念に縛られないオリジナル中心で構成したこともプラスに働き、声もまずまず出た。
 終了後に2時間ほど簡単な茶話会を開く。初対面の次男も臆せず参加。中堅の営業マンらしく、うまく場をつないでくれた。なかなかやる。
 話の中で飛び出した曲を、その場で簡単に弾いて歌うという趣向もいつも通り。長らく遠ざかっていた自宅ライブだったが、たまにやると運営面や構成面でいい刺激になる。介護施設では歌いにくいオリジナルを心置きなく歌えるのが、大きな魅力だと再認識した。

2018年4月29日日曜日

家族でBBQ

 道南の街から次男がGW帰省し、長男も昨日から3連休だという。天気もよさそうなので、夕方から家族でBBQをすることにした。
 ところが午前中に母の暮らす施設から電話があり、朝7時半に母が食堂内で車椅子ごと転倒したという。左肘をすりむいた程度だったが、今月15日で週末2回の定期見守りを打ち切ったばかりだったので、一瞬ドキリとした。
 その後も不定期に週一回程度は面会に通ってはいたが、施設側が様子を見に来て欲しいような口ぶりだったので、水曜日にも行ったばかりだったが、ただちに出向いた。

 母に特段変わった様子はなく、私も普通に認識した。転倒を和らげるために腰にはクッションラバーをあて、頭にはヘッドギアを常時かぶっている。立っていて転倒したわけではなく、ダメージは少なかったようだ。


 予定通り午後から長男一家の暮らすマンションに迎えに行き、少し遠回りして豊平川河川敷の桜の名所に寄ってみたが、まだ花は3分咲き程度。平年より早い開花宣言が出ているが、場所によってかなりのバラつきがある。
 途中でトライアルに寄り、BBQ用の食材を調達。孫娘が寝てしまったので、私は車に残って留守番をしていた。
 15時少し前に家に着いたら、次男もちょうど着いたところ。車が程よい大きさの新車に変わっていて、「e-power」という新システムらしい。かなり高かったらしいが、車以外に趣味のない独身者の特権か。

 1ヶ月会わないうちに随分と人間らしくなった孫娘としばし遊んだあと、17時くらいからBBQを始めた。気温はこの時点で16度くらいあって充分暖かかったが、風がかなり強く、まずウッドデッキ周囲に防風シートを張る作業から始めた。
 焼くだけ焼いて家の中で食べようか…、という案も出たが、炭を多めにおこしたら少し暖かくなり、結局全ての食材を焼き、オニギリ以外はその場で食べ切った。


 移動中の車で充分寝たせいか、孫娘は終始元気。作りたての椅子もサイズがぴったりで、持参の安全ベルトで固定するだけで済んだ。
 デザートで戴き物の金山スイカを食べる。甘さが絶品。孫娘も「オイシイ!」と言いつつ、お代わりを連発していた。

 21時過ぎに長男一家をマンションまで送り届けて、楽しい家族イベントは終了。連休後半にもどこかにドライブに行く話があるが、天候次第です。

2018年4月28日土曜日

デジタル料理用秤

 乾電池で動くデジタル式の料理用秤(クッキングスケール)があることをテレビで知った。かってスーパーのデリカ部で働いていた妻に確かめたら、かなり前からその種の秤が普通になっているらしい。知らなかった…。
 はっきり記憶にないが、40年ほど前に子供の離乳食用にアナログ式の秤を買った。途中で落下させて真っ二つに割れたが、自力補修して延々使い続けてきた。

 ネットで調べてみると、1g単位で正確に計測可能な製品が千円前後で多数ある。アナログ式は精度が劣り、かさばって邪魔。このところ料理をよくするので、買い換えを即断した。


 いろいろ調べて、「容器重量をワンタッチで差し引ける機能」「最大計量3Kg」「オートパワーオフ機能」「壁掛け用フック穴つき」「載せる台が小さすぎない」という条件に全て合致する製品を見つけた。

ドリテック・キッチンスケール・トルテ 3kg ホワイトKS-374WT
 Amazonで送料込み1,282円。計2,000円以上を同時注文したので、送料は無料だった。


 現物が届いてみると、想像以上に小さくて軽い。さっそく台所横の壁にビスを打ってかけてみたが、イメージとしては文庫本やタブレットPCに近い。

 計量時に空容器を載せてからスイッチを入れると、すでに容器重量が差し引かれてゼロ表示になっている。これは便利だ。最近は朝食のヨーグルトや野菜ジュースの計量にも気軽に使っている。
 長らく活躍してくれたアナログ秤は分解して廃棄することに。これも時代の流れか。

2018年4月27日金曜日

OS10.12への急な移行

OS10.9(Mavericks)はサポート対象外となりましたので、今後Chromeはアップデートされません」というショッキングなメッセージが、つい先日からChromeの起動時に表示され始めた。
 使いやすさを優先し、昨年11月に3台あるMacのOSを全て10.9に統一したばかり。その便利さを実感し始めた矢先のことで、軽いショックを覚えた。
 そもそもOSを10.6から一気に3つ飛ばして10.9に上げたのが、2015年12月のこと。当時は10.9でも充分新しいつもりでいたが、技術の進歩は矢のように早い。特にMacの場合はバージョンアップが激しく、それに合わせて関連するブラウザも、早々とサポートを打ち切ってしまう。
 ネットなしのPC生活は考えにくいので、セキュリティ面での対応は急を要する。幸いに3台あるMacはメモリ搭載も充分で、全て最新のOS10.13までアップグレードが可能だった。

 問題は常用するアプリケーションの対応で、仮にバージョンアップで使えなくなるアプリがあれば、そちらの対策も考える必要がある。
 ネット情報を駆使して調べた結果、何とか使えそうな目処が立つ。リスクを避け、試しにまず1台だけバージョンアップしてみることにした。


 OSは最新ひとつ前の10.12(Sierra)に決定。2016年9月のリリースで、最新安定版は2017年7月リリースの10.12.6だった。新しすぎるのも問題がありそうなので、妥当な選択だろう。

 アップグレード作業はいつものようにUSBメモリから行った。対象Macは1階に置いてあるMacBook。5ヶ月前にOS10.12から10.9にダウングレードしたばかりだが、今回はその逆作業となる。
1)インストール用USBメモリを挿してオプションキーを押しながら起動。ディスクユーティリティからHD全データを消去する。
「セキュリティオプション」から「ゼロを1回書き込む」を選択したが、OSのセキュリティが厳格になったせいか前回の倍近く、1時間15分もかかった。

2)そのままOS10.12のインストールを続行。こちらも前回の倍以上、1時間半かかる。最新安定版10.12.6を使ったので、「ソフトウェア・アップデート」は不要だ。

3)2台のMacから「移行アシスタント」を起動し、Mac-miniからデータ、アプリケーション、各種設定をそっくり移す。Ethernet経由だが、アプリケーションのアップデートも同時に実行し、約3時間で終了した。この間、2台のMacは一切使えない。
 アカウント名は移行元のMac-miniと同じになる。下位OSから上位OSへの移行なので、作業はスムーズだった。
(2018.7.27追記:2台のMacをEthernetケーブルで直結すると、移行時間は1時間40分に短縮された)

4)再起動後、GoogleやChrome、Dropbox等のアカウントにログインし、各種設定を共有する。VirtualBoxを始めとする各種アプリケーションは、ネット情報を元に多少の修正を加えただけで全て正常に作動し、胸をなでおろした。

 OS10.12は中古で買った際にインストールされていたMacBookで6ヶ月使っていたので、操作面での大きな戸惑いはない。前回同様一気に3段飛ばしのバージョンアップとなったが、数日使ってみて問題がないようなら、残る2台のMacにも順次移行させる予定。
 これにより、OSバージョンアップに関する不安からは、当分解放される。

2018年4月26日木曜日

長期低迷を脱出か?

 系列施設からの紹介で、車で30分ほどの隣区にあるデイサービスで1ヶ月ぶりに歌った。
 風邪に起因する体調不良から、しばし活動を自粛していたが、ようやく春らしい暖かな陽気となり、そろそろ動き出すべき時期到来である。

 開始は14時だったが、初めて訪れる施設なので20分前には先方に着く。聴き手は40名ほどで、デイサービスとしては多いほうだ。食堂の窓際をステージに想定し、こちらの要望で椅子を片側に整然と並べてもらった。
 普段通りの椅子やテーブルの配置で歌えば施設側の負担は少ないが、たとえボランティア演奏といえ、ライブはある種の非日常であることに変わりはない。聴き手と歌い手に程よい緊張感を与える意味でも、場としての体裁は必要であろう。


 準備が整ったので、予定を5分早めて13時55分から始めた。ちょうど1時間で計19曲を歌う。

《セレクトタイム》
「北国の春」「おかあさん」「宗谷岬」「真室川音頭」「蘇州夜曲」「幸せなら手をたたこう」「高校三年生」「みかんの花咲く丘」「荒城の月」「故郷」「釜山港へ帰れ」「夜霧よ今夜も有難う」「時の流れに身をまかせ」「いい日旅立ち」

《リクエストタイム》
「北酒場」「ブルーシャトー」「五番街のマリーへ」「さくら(直太朗)」「また逢う日まで(三択)」
 系列施設では多数歌っているが、場としては初めてなのでリスクを避け、ごくオーソドックスな春メニューで臨んだ。
 出だしの4曲はストローク系の曲でまとめたが、場の反応はまずまず。喉の調整もおおむねうまく運んで、多少の声がれはあったが、普段通りのキーで歌えた。

 5曲目で初めてアルペジオの曲を歌ったが、タイトル紹介で歓声が湧く。その後の聴き手参加型の曲の反応も悪くなかった。中ほどに入れた唱歌メドレーは、多くの方が一緒に歌ってくれた。場の傾向としては、やや傾聴型だったかもしれない。


「夜霧よ今夜も有難う」を歌い終えた時点で、時計は14時35分あたり。すでに40分が経過している。後半にリクエストを募る旨をここで告げたら、最前列に座っていた男性から、早くもリクエストを書いた紙が差し出される。
「北酒場」「人生の並木路」とあり、レパートリーにあった「北酒場」をまず歌う。その後、場に再度リクエストを募ったが、女性が多いこともあってか、ただちに声はあがらない。
 そこで傍らに準備してあったリクエスト用紙を取り出し、私自身が声をかけて聴き手に直接手渡すことにした。場がやや大人しいときにしばしば試みるが、聴き手との距離を近づける効果がある。

 ここから場の反応が俄然よくなり、リクエストが次々と飛び出す。懐メロや演歌は皆無で、POP系の歌が続くことに驚いた。リクエストが止まらない雰囲気になったので、進行の方に適当なところで打ち切ってもらった。
 ラストは「青い山脈」「リンゴの唄」「また逢う日まで」の三択リクエストを仕掛けたが、予想通りPOP系の「また逢う日まで」が圧倒的な支持を得た。
 終了後、「いい歌でした」「68歳にしては声が若い」などと声をかけてくれた利用者が複数いたので、出来としては悪くなかったと思う。自己評価としては、細部の表現にまだ不満が残ったが、これはあくまで歌い手自身のこだわりの部分である。

 施設長さんが学生時代からバンドを組んでいて、ギターを担当していたと聞かされる。あの竹原ピストルと大学の同窓で、同じステージを何度も踏んだという。いまもライブをこなすそうで、弾き語りには理解の深い方に恵まれたようだ。
 ライブ中にたまたま系列別施設から電話があり、電話越しに歌を耳にした先方が、「我が施設でもぜひに」との話になり、来月歌わせてもらうことになった。
 春の訪れと共に、長い低迷からようやく抜け出すきっかけをつかめたかもしれない。

2018年4月25日水曜日

弦が切れる時

 4ヶ月ぶりにメインで使っているオベーションギターの弦を交換した。体調不良により、このところ弾き語り活動は練習を含めて開店休業状態だが、それにしても交換間隔が空きすぎた。
 交換直後は音が狂いやすいので、換えるのはライブ2日前と決めているが、DIYでの椅子作りに追われて、今回は深夜の交換作業となった。

 常用している2台のギターは、弦を交換した年月日を詳細に記録している。交換頻度は年に3〜4回といったところ。ギターは大きな狂いがなく、音が出ていればOKという考え方なので、ギリギリまで使い続ける。


 記録によると、弦は40年を超える弾き語り活動のなか、過去に3度切っていて、以下の通り。

・2015.7.4…3弦、自宅で練習中に切れる。交換から3ヶ月弱後。
・2016.4.26…5弦、小樽運河で路上ライブ中に切れる。交換から3ヶ月弱後。
・2017.12.15…4弦、当別でのカフェライブ中に切れる。交換から3ヶ月強後。
 細い1〜2弦が切れやすいとよく聞くが、不思議なことに私が切ったのは、やや太い3〜5弦だった。使っているのは3セットで800円弱の格安ARIAのライト弦。安いが、それが切れる原因とも思えない。
 切れる場所はすべてサウンドホールからブリッジの周辺。切れた時期はいずれも交換後3ヶ月あたりだった。おそらくは経年劣化による弦のサビと演奏時間の累計がその主原因で、奏法の半分以上を占めるフラットピックでの強いストロークがきっかけになったと思われる。

 3度のうちライブ中が2度を占めるが、うちひとつは路上ライブ中で、演奏の打ち切りは難しくなかった。最も危機的だったのは、カフェライブ中での弦切れ。この時は予備ギターの準備がなかったが、幸いに休憩直前の時間帯で、休憩を前倒しすることで無事に乗り切った。
 予備弦一式の常時持参は必須だが、大事なライブ(何が大事かは意見が別れるが…)には予備ギターの準備。さらには、大事なライブの直前には、早めに弦を換えてしまうのが得策と思われる。

2018年4月24日火曜日

子供椅子全面リメイク

 昨年7月に作った孫娘用の椅子が、その後の成長に伴って窮屈になり、全面的に作り直すことにした。
 これまで使っていたのは、大人用椅子の背板部分に装着するタイプだが、この方式だと制限が多すぎて、今後2〜5歳くらいまでの段階的な成長には対応できないことが分かった。

2017年7月に作った大人椅子装着タイプ

 装着スタイルはあきらめ、完全自立式の椅子を作ることにする。座板の支持梁と背板は現状のパーツを利用し、座板は19厚シナランバー、脚と足載せ板はヌキ板を新たに使う。すべて手持ち端材の再利用なので、費用はゼロである。

 昼食をまたいで12時少し前から作業したが、予想外に手間取って計6時間近くを費やした。


 座板寸法はこれまでと同じW260×D205で、高さは床から520。足載せ板はW260×D160で、高さは床から340。(座板と足載せ板の間隔は180)背板は座面より295高い。
 足載せ板は通常のヌキ板に半割のヌキ板を横からビス止めし、幅を1.5倍にするというウルトラ技を使っている。

 各種数値は、孫娘の体格と既製品の寸法を参考に決めた。今後の成長に伴い、座板と足載せ板の高さは随時変える予定だが、単なるビス止めなので、作業は難しくない。


 デザイン的に気に入っていない部分は、背板の高さと脚の垂直部高さがそろっていないこと。「背板はなるべく高く」という、前回からのお嫁さんの要望を優先させた。
 転落防止用のガード板や安全ベルトはいまのところつけていないが、要望次第では、今後追加するかもしれない。GWで家族が集まる予定なので、まずは座り心地を試してもらおう。

2018年4月23日月曜日

木酢液の木材防腐効果

 4年前、ウッドデッキ床板に木酢液を塗り、防腐剤代わりとして試験的に使ってみた。テストはまだ継続中だが、常時雨や氷雪にさらされる過酷な場所でも腐食はほとんど見られず、防腐剤として使える一定の目処が立った。

4年前に木酢液を塗った3枚の床板
同じ部分の4年後
木酢液塗布部、4年後拡大

 拡大写真では、木酢液塗布部の腐食が進んでいないことが確認できる。

 木酢液には製造の基準がなく、製法によっては毒性の高い物質が含まれることもあるとか。園芸用の虫よけとして使う例が多く、木材の外壁に塗っている例もわずかに見られるが、防腐剤として使う場合は各自の判断で、ということになりそうだ。

2018年4月22日日曜日

アリ対策模索中

 近隣アメダスで25度の夏日となった昨日と打って変わって、最高気温が10度ほどの肌寒い日。気温の乱高下で体調の維持が難しいが、幸いに風邪の兆候はない。先月から本格的に取り組んでいる風邪対策が功を奏しているのだろうか。

 10時過ぎに起きると、妻がアリ撃退に振り回されていた。場所は台所の北側で、いつもの床幅木付近ではなく、壁中間部の腰壁上端あたりから湧き出るように現れるという。台所洗い桶には、つぶしたアリの死体が推定100匹以上。
 台所と居間の中間地点には、アリにも効くという超音波式の害虫駆除機を24時間連続稼動させているが、昨日のバカ陽気で一気に孵化したアリには、全く効いていない様子。ただちに電気式の蚊取り器をアリの出没する台所棚付近に置いて同時稼動させた。


 その後様子を見ていると、アリは断続的に姿を現す。片っ端からひねり潰すうち、夕方くらいにようやく見えなくなった。出没付近に置いた電気式蚊取り機が効いたのかもしれない。
もしや、超音波式害虫駆除機の位置が悪いのでは?)と思い、アリ出没地点近くに置けるよう、木の端材を使って簡単な支持スタンドを作ってみた。電気式蚊取り器はオフにし、これで一晩様子をみたい。
(翌日になってもアリは全く姿を見せない。この位置でしばらく稼働させてみる)

 3月上旬から延々とアリ撃退策に取り組んでいるが、決定的な手段はまだ見つかっていない。維持費の高い電気式蚊取り器はなるべく使わず、維持費がゼロに近い超音波式害虫駆除機でやり繰りしたいのだが…。


 夕方、今週から母の見守りがなくなったので、久しぶりに散歩に出かけた。自宅東側の土手から川沿いを一周する2キロほどの定番コース。
 雪はすっかり消え、木々がようやく芽を吹き始めたところ。気温は10度を切っていたが、防寒対策は万全だった。写真を撮りながら35分くらいかけて散策。よい気分転換である。

2018年4月21日土曜日

Amazonカードを入手

 1週間前に公共料金の大半をポイント還元のつくクレジットカード払いに変更したが、問題はカードによって還元率が異なるという事実。
 いま使っているカードは2種類で、22年前に作った某大手カードは、プロバイダのASAHIネットを利用する際の必須条件だった。インターネット黎明期でいろいろトラブルが頻発していて、プロバイダ側がユーザーの信用調査をかね、大手カード会社の審査を利用したふしがある。
 それまでクレジットカードとは無縁の生活で、借金のイメージがあって多少の抵抗はあったが、インターネットの誘惑には勝てず、渋々申請したら、あっさり審査が通った。
 以降、プロバイダがヤフーに変わってもずっとカード払いを続けてきたが、改めて調べると、この大手カードのポイント還元率は0.5%しかない。年会費1,350円の負担も馬鹿にならず、他のカードへの変更を検討することにした。

 もうひとつ持っているヨドバシカメラのゴールドポイントカードは、年会費無料で還元率は1%。よく利用するAmazonのクラシックカードでは、Amazonで買うと1.5%、他でも1.0%のポイント還元で、初年度は年会費無料。2年目以降も年1回以上利用すれば年会費無料というお得な条件だった。
 調べてみると、昨年だけでAmazonでは8万5千円ほど使っている。現状カードとの還元率だけで850円の差があり、これに年会費分も浮く。さらに公共料金等の支払い分を加算すると、その差は数千円を下らない。


 ぎりぎりの年金収入が主所得で、審査が通るのかが最大の問題だったが、駄目な場合は手持ちのゴールドポイントカードに切り替えることにし、ひとまず申請だけはしてみた。

 PC経由でネットを使って手続きしたが、年齢や主たる所得源、年収や持ち家の有無、何年そこに住んでいるか、運転免許証番号、借金の有無、預金額等々、何に使うのかよく分からないことまで聞かれる。(預金額のみ任意)
「その他資格など」という不思議な項目があり、一覧の中に「一級建築士」が含まれている。30代前半で事業を始めた直後にマンションのローンを組んだ際、一級建築士の免許証だけでお金を貸してくれた金融会社のことをふと思い出した。
 申し込んでわずか2時間後、審査が通った旨のメールが三井住友カード会社から届く。Amazonカードは三井住友カードが審査を代行しているらしく、けっこう厳しいという情報もあったが、ともかくも無事に通った。
 5日後の今日、簡易書留でカードが届く。利用限度額や有効期限など、条件は現状の大手カードと大差なかった。さっそく各種振込み先のカード情報を変更する。Amazonを筆頭に、ヤフーや各種公共料金、ヨドバシ通販など、かなりの数。水道代だけはネット申請できず、電話で書類送付を申請した。

 今回、引落し口座はこれまでの地方銀行から、年金が定期的に振り込まれるゆうちょ銀行に変更した。これにより、定期的なお金の移動が不要になる。
 これまで知らずに随分と損をしていたが、経費節減の道はまだまだ残っていた。

2018年4月20日金曜日

字幕放送

 テレビは原則として字幕放送で観る。朝は妻が私より2〜3時間早く起き、反対に夜は私が妻より2〜3時間遅く寝る。テレビを点けている1階と寝室のある2階は吹抜けでつながっていて、音は筒抜け。片方が寝ている時間にテレビの音量を上げると、睡眠を妨げる。
 この問題を解決するため、小型のスピーカーをイヤホン端子につけ、手元に置いてメイン音量を下げていたが、最近は字幕放送をONにして音量を絞り、目から情報を得るようになった。
 本来は耳の不自由な方を対象にしたサービスと思うが、健常者でも別の目的で使える。

 サービスはニュースやスポーツ中継などでも提供されているが、ライブ放送はやや遅れて表示されてかえって見づらく、この場合はオフにしている。
 番組によっては全く提供されないケースも多いが、(「にっぽん縦断こころ旅」「小さな村の旅イタリア」など)非常に便利なので、ぜひ全番組で採用して欲しいもの。
 この字幕放送、テレビによって文字デザインが微妙に違う。2階の仕事机に置いてある無名メーカーのテレビでは文字に黒い縁取りがあって見やすいが、1階居間の東芝レグザには文字に縁取りがない。買って9年も経つ古いテレビなので、そのせいかもしれない。

 古い日本映画などには字幕がなく、音声そのものも聞き取りにくくて不便を強いられてきたが、最近の映画放送にはデジタルリマスター処理と同時に、字幕放送も追加されるようになって、非常に便利になった。
 最近は妻と共に昼間に観る映画でも、常に字幕放送はONにしてある。

2018年4月19日木曜日

タイヤローテーション

 昨日に引き続き朝から好天で、午後にはついに20度を突破した。NHK-BSで吉永小百合の「伊豆の踊子」を観たあと、冬タイヤを交換することにする。いつもより早めだが、今後遠出の予定はなく、やるなら暇ないまのうちだ。

 交換自体は50分強で問題なく終わったが、タイヤ置き場の整備やタイヤの汚れ落とし、漬物樽の清掃などの雑務を続けてやったので、計1時間半を費やす。終了は16時を回った。


 タイヤには番号をつけ、1年毎に順に移動させている。摩耗を均一にさせるための措置で、「タイヤローテーション」と呼ばれているもの。4年経つと元の位置に戻ってくるが、買った2008年から10年が経ち、すでに3順目に入った。
 タイヤの内側には番号を書いて位置情報と共に記録してあるが、経年で文字が薄くなり、シールが劣化してきたので、全面的に貼り替えた。溝に挟まった小石をとったり、サビを落として油を塗ったりし、袋に入れて収納。
 車庫床に敷いたブロックの一部が割れたり傾いたりしているので、こちらもいずれ修正する必要がある。自転車空気入れによる空気圧調整もやるつもりでいたが、空腹でダウン。明日以降に持ち越しだ。
 風邪への抵抗力をつける対策として、先月から腰痛防止ストレッチを毎日やっているせいか、今回は重いタイヤを持っても、あまり負担を感じなかった。風邪予防策が意外な場面で効いている。

2018年4月18日水曜日

想像以上のネズミ被害

 午前中から気温がぐんぐん上がり、午後には19度を突破した。まるで初夏の陽気で、誘われるように外に出て、庭木の手入れに励む。
 北東角に挿し木で植えたアジサイの枝折れがひどく、枯れた枝と一緒に大幅剪定した。車庫屋根の雪を集中的におろした位置にあるので、モロに被害を受けた感じだ。北側に新しく建った家の境界部分にあり、今後枝を伸ばさないよう、全体を麻ヒモでまとめた。


 北西側の裏庭にあるラズベリーも枝折れがひどい。同様に大幅剪定する。続けてネズミに樹皮をかじられ、唯一処理が残っていたドウダンツツジに麻ヒモを巻きつけた。
 太い部分の処理は終わったが、枝の形が複雑でしかも細く、全部を処理するのは無理がある。状況を調べると、多くの枝で芽が出ていないか、出ていても元気がない。対処の早かったライラックやカエデは元気に芽が吹きつつあるが、ドウダンツツジはこのまま枯れてしまうかもしれない。
 家庭菜園の中央にあって、毎年この時期には青々と芽を吹く細ネギも、今年は数本の芽しか育っていない。どうやらこちらもネズミに根こそぎかじられてしまったらしい。丸く太った根っこが、余程うまかったのか。
 同じく、カエデの根元に5年前に植え、苦労してようやく昨年大輪の花を咲かせたクレマチスも、全ての枝と根を食い荒らされ、跡形もない。ネズミの被害、想像を大きく超えていた。

 ネギは根付きを買ってきて、越冬させずに毎年食べ尽くしてしまう手段があるが、クレマチスはもはやお手上げ。もともと風にも弱く、残念ながら我が家で育てるのは無理と思わざるをえない。


 不思議なことに、チューリップや水仙、ムスカリなどの球根類は無傷。チューリップやユリは過去に食い荒らされたこともあるのに、今回に限ってなぜ?
 これまで空き地だった南北隣地に家が建ち、ネズミの冬の餌場が激減したことも被害増大につながった気がする。家の中なら追い出す手段もあるが、広い屋外のことなので、もはやお手上げ状態。天敵の野良猫やキタキツネに期待するしかない。
 建物南西角の土台水切りにアリが群がっているので調べたら、なんと角柱を覆う鉄板の隙間に着々と巣作りの真っ最中。そこを起点に、水切りの上を延々と多数のアリがはい回る。
 最近家に侵入してくるアリの住処はここだったのかと、さっそく熱湯を2Lほど沸かし、隙間の上から流し込んで一気にアリを撃退。100匹を超すアリの死骸が散乱した。

 やがて妄想カラスが巣作りと攻撃にやってくる時期で、待ち望んだ雪解けは、ネズミやアリ、そしてカラスに翻弄される季節の到来でもある。

2018年4月17日火曜日

灯油消費量増えた

 今冬最後となる灯油をホームタンクに給油した。前回給油から59日が経過し、給油量は308.6Lで、日平均では5.23L/日。前回厳寒期の日平均値が6.86L/日で当然減っているが、前年同期の数値4.48L/日より17%弱の増加。
 過去4年間における同時期の数値を、3月の札幌地区月平均気温と日照時間と共に比較してみると、以下の通りである。

・2015年:4.54L/日(3月平均気温3.8℃、日照時間144.0h)
・2016年:4.67L/日(3月平均気温2.1℃、日照時間164.1h)
・2017年:4.48L/日(3月平均気温1.4℃、日照時間184.1h)→ボイラ交換
・2018年:5.23L/日(3月平均気温2.4℃、日照時間159.1h)→南側に住宅

 平均気温は昨年より高いが、日照時間が14%減っていて、条件としては2016年に近い。それでも2016年に比べて12%ほど消費量が多いのは、ボイラ交換による燃焼効率低下と、南側に住宅が建って日照時間が減った影響と思われる。

油量計の氷雪カバーを更新した(PTボトル利用)

 次に年間灯油消費量(給湯を含む)を12〜2月の札幌地区3ヶ月平均気温と日照時間と共に列記してみる。
気象庁「過去の気象データ検索」による)
(2014〜2015年は最終給油日が5月にずれ込んだため、比較できない)

・2010年:1082.5L(12〜2月平均気温-2.0℃、日照時間274.6h)
・2011年:1078.9L(12〜2月平均気温-1.4℃、日照時間312.1h)
・2012年:1032.1L(12〜2月平均気温-3.6℃、日照時間356.7h)
・2013年:1111.0L(12〜2月平均気温-3.7℃、日照時間292.8h)
・2016年:1111.8L(12〜2月平均気温-1.7℃、日照時間279.1h)
・2017年:1134.5L(12〜2月平均気温-2.3℃、日照時間243.0h)→ボイラ交換
・2018年:1220.8L(12〜2月平均気温-2.9℃、日照時間288.5h)→南側に住宅
 ついでに、これまで分析してなかった入居時から10年間の灯油消量も比較する。

・2000年:1310.7L(12〜2月平均気温-2.7℃、日照時間302.3h)→新築1年目
・2001年:1327.0L(12〜2月平均気温-4.6℃、日照時間293.6h)
・2002年:1082.9L(12〜2月平均気温-2.2℃、日照時間270.4h)
・2003年:1101.4L(12〜2月平均気温-3.4℃、日照時間318.0h)
・2004年:1176.5L(12〜2月平均気温-1.3℃、日照時間277.7h)
・2005年:1200.8L(12〜2月平均気温-2.7℃、日照時間237.5h)
・2006年:1189.3L(12〜2月平均気温-3.1℃、日照時間268.6h)
・2007年:1075.0L(12〜2月平均気温-1.3℃、日照時間238.8h)
・2008年:1053.5L(12〜2月平均気温-2.8℃、日照時間284.4h)
・2009年:1017.2L(12〜2月平均気温-0.9℃、日照時間240.2h)

 新築直後2年間は1300Lを超えているが、木材や土間コンクリートからの水分蒸発で奪われる潜熱の影響が大きく、あまり参考にならない。状態が落ち着いてきた2002年からの数値を見ると、今冬の灯油消費量は過去最大となった。

 2002年から2016年までの13年間における灯油消費量平均値は1101.0Lで、同じ13年間における12〜2月平均気温は-2.3℃、平均日照時間280.8hだった。
 今冬は平均値に近い寒さだったといえるが、今冬の灯油消費量1220.8Lを現状の暖房ボイラと日照環境による平均的なものとすれば、今後はその差120L程度年間消費量が増えると考えるべきだ。
 灯油価格は日々変化するが、平均70円/Lとすると、年間8千円強の増加。まあ、やむを得ない負担増である。他の節約工夫で何とか相殺するとしよう。

2018年4月16日月曜日

ラズベリージャム

 昨夏に家庭菜園で採れて、食べきれなかったラズベリーは保存袋に入れて冷凍してある。ときどきヨーグルトに入れたり、クッキーに入れたりして使っていたが、冷凍でもじょじょに鮮度は落ちる。
 すでに雪は解けて新しいラズベリーが実るのも間近。残った分を早急に食べてしまうことにした。

 量ってみると、まだ250gほどある。やってみたことはないが、まとめて片づけるにはジャムにしてしまうのが手っ取り早い。ネットで見つけたレシピに従い、さっそく作ってみた。
 使うのは冷凍ラズベリー250g、グラニュー糖90g(砂糖の30%)。

1)まずラズベリーを解凍し、ミキサーで細かくする。


2)ザルで2度濾して種を除き、中火で熱して浮いてきたアクを取る。


3)砂糖を加えて、中火→弱火にして煮詰める。粘りが出たら火を止めてさます。


 種の除去は最初フルイを使ったが、目が細かすぎてうまくいかず、結局野菜や麺類で使っている普通のザルを使った。種が少し残ってしまったが、やむを得ない。

 粗熱を取って適当な瓶に入れ、冷蔵庫で保管する。さっそく味見をしたが、上品な香りと程よい甘味が市販品にはない美味しさだ。
 無農薬有機農法のラズベリーで、添加物もない安全食品。傷みやすいので、朝食のトーストに塗って、早めに食べてしまおう。


 以下のサイトを参考にしました。貴重な情報に感謝します。

cookpad「なめらかで美味しいラズベリージャム

2018年4月15日日曜日

麻ヒモとカテーテル

 空模様と腰の調子と相談しつつ、少しずつやっていた庭木のライラック麻ヒモ巻き作業をようやく終えた。
 まず手持ちの1個60mを使い切り、次にSeriaで買った70mを使ったが、全部使ってもまだ足りない。5年前にダイソーで3個入りの麻ヒモを買った記憶があり、探したが見つからなかった。再度行って店員に確かめたら、園芸品売場の目立たない場所に山積みだった。
 1個60m×3個入り、計180m分で108円。調べた限りでは、どこよりも安い。1個60m分を使って、ようやく4本の枝全ての根元を処理し終えた。

 ネズミに食われた樹皮のうち、処理が終わっていないのは、ドウダンツツジだけとなった。麻ヒモはまだ余っているので、折を見てこちらもやりたい。
 まだ先の話だが、冬の間にネズミに食われないよう、庭木の根元に何らかの対策をしようと調べている。いまのところ有力なのは、アルミホイルや厚めのビニールを巻くこと。ビニール製の米袋を巻いてガードしている例も見つかったが、かなり効果的のようだ。


 日曜なので、いつものように18時過ぎに家を出て、母の暮らす施設に見守りに行く。3月から施設の要請で土日の2日間、18時20分から30〜40分間やっているが、今日が通算14度目。このところ母の様子が落ち着いていて、徘徊の問題行動は沈静化している。
 施設の判断でトイレに行かなくて済むよう、尿道カテーテルを24時間装着しているが、この処置が相当効いているように思える。

 当初はそれでも時折尿意(精神的なもの)を訴えていたが、最近はそれもない。カテーテルからの導尿バックは車椅子に常時かけてあり、就寝中はベットの下に置いてある。尿意がないせいか、最近は促されるまで車椅子から立ち上がることもなく、大人しく座っている。
 私が行っても「ご飯食べてるかい?」「ちゃんと寝てる?」「どこも痛くない?」などの安否確認会話しかないが、私が息子であることはちゃんと認識しているので、週2回の見守りが行動の落ち着きと間接的につながっている可能性は高い。
 今日は担当の看護師さんから、今後もカテーテルを使い続けてよいか、家族の意向確認があった。昼夜を問わず、尿意が徘徊と転倒の元凶なので、もちろん承諾した。
 同時に、行動が落ち着いているので見守りの頻度を少なくし、曜日や時間も任意で構わないとの話があった。会話はなくても息子が行くと落ち着く様子なので、週に一度くらいは今後も通うつもりでいるが。