うまい具合に、母の整形外科への通院送迎も終えたばかり。妻の歯科送迎は、来月上旬までない。仮にドカ雪がまたやってきても、大きなダメージはなかった。
雪は次第に勢いを増し、やむ気配がない。風はほとんどないが、絶え間なく天空から落ちてくる雪で、つまりは「積もる雪」だ。
一夜明けて外を見ると、玄関前とウッドデッキが完全に雪で埋まっている。自宅周囲の木々にも厚い雪の花。アメダスによると、都心では一日で57センチも積もり、積雪深は96センチに達して、90年ぶりの記録だそうな。
札幌北部の我が家周辺でも42センチ降って、積雪深は60センチに到達。例によって雪は南方面に流れたようだが、それでも12月としては相当な量だ。
急ぎの用事はないので、昼食前に今季3度目となる電動除雪機を出動させた。ところが雪が多い上に重く湿っていて、そのままでは除雪機が効かない。こんなことも珍しい。
仕方なく、固まった雪を手作業で地道にどかす。いつもより長い30分ほどかけて、ようやく除雪車が置いていった玄関前の雪塊を除雪し終える。
ヤレヤレと家に入って昼食のラーメンなどすすっていたら、BS放送が観れないと妻が言う。確かに全チャンネルが「電波に異常あり」のメッセージと共に、視聴不可能だった。
あわててBSのアンテナを確認すると、湿った雪がBSアンテナを完全に覆っていて、雪ダルマ状態。これでは電波が届かないはずだ。
入居当初にも一度だけ同じ現象が起こり、その際は窓ガラス掃除用の長いスクレイパーで雪を落として回復させた。2階仕事部屋の机に載り、窓から身を乗り出して同じように作業し、何とか雪の塊を除去する。BS放送はめでたく復帰した。
おそらく17年ぶりに起きた珍現象で、今年の異常気象を象徴している。あまり考えたくないが、昨年は一度もやらずに済んだ車庫&物置の雪下ろしを、今年は12月中にやる羽目になるかもしれない。