2008年7月31日木曜日

車庫補修第2期工事

 風が非常に強いが、雨は降りそうで降らない。そこで、昨夜見繕っておいた木材の端材で、先日作った「BOXチェア」のインドアタイプを作ることにした。
 座板に使う分の38×184の材料が足らず、やむなく38×89の材料を2枚並べて代用。しかし、これがまた違ったデザイン的面白さになった。

 ある人にプレゼントするつもりで作ったので、自分のよりもていねいに仕上げた。しかし、出来上がっていざ座ってみると、微妙にガタつく。あれこれ材料をやりくりした弊害で、パーツ毎に厚みやソリが微妙に違うせいだ。調整にかなりの時間を費やした。
 といいつつも、出来映えはまずまず。何とか植木鉢置きくらいには使えるだろう。


 予報では午後3時から雨だったが、椅子が完成してもまだ雨は降ってこない。そこで、車庫補修の第2期工事の準備に取りかかった。
 以前にも書いたように、冬が来る前に、開放されている車庫北側下部をポリカーボネード波板でふさぐ。高さは約60センチだが、波板の幅が635と決まっているので、これにあわせた木枠をまず作ってやる必要がある。
 例によって、新しい材料は一切買わず、手持ちの古い材料をやりくりした。切断加工と塗装を同時進行でやったが、最後まで雨には降られず、枠は完成。あとは波板を張るだけだ。

 途中、ドリルの刃が折れたり、サンドペーパーやビスが残り少なくなったりした。どんなに材料をやりくりしても、ある程度の消耗品は必ず発生する。それがDIYというものだ。
 近いうちにホームセンターに出向き、まとめ買いせねばなるまい。「天空の植木鉢(アウターリース)」に植える花もついでに見繕ってこようかな。

2008年7月30日水曜日

定額食費計画の結果

 中旬にも書いたが、今月から実施中の「年間食費50万計画」に、ひとまずの結果が出た。結論から先に書けば、「思っていたよりずっとうまくいった」。
 サラリーマン時代と同様、現金支給日(つまりは給料日)である月末一日前の今日をもって、すべての会計を締めた。
 食費用の空き缶に残った現金は、およそ4,500円。「保留分」として保存してあった何枚かのレシートの大半が清算でき、ぴったり40,000円で収まった。
 保留分のひとつに、発泡酒2,780円があった。発泡酒は24缶入をいつも買っているが、毎日1缶飲むと、月に6~7缶不足する。試算すると年に15箱必要で、つまりは2箱買わねばならない月が3回あるということだ。
 始めた今月がその「年に3回のうちの1回」に当たってしまったわけで、当初から妻と、(この分は月4万の食費からの捻出は難しいだろう…)と話しあっていた。


 ところが蓋を開けてみると、ちゃんと予算内に収まった。妻が日々愛飲するウィスキー代も保留にしてあったが、こちらも清算できた。やる気になればやれる。
 このほか、妻の化粧品代も清算できたが、私の夏のパジャマ代だけは足が出た。わずか799円だが、アルコール類をすべてカバーできたのだからよしとしましょうな。
 全レシートを保管してあったので、それぞれの比率も初めて把握できた。
(ちなみに、光熱費など下記以外の項目は、青色申告時に正確に把握、記録してある)

・主食、副食:60.3%
・嗜好品:32.1%
・衛生雑費:7.6%

 予想通り、アルコール類、珈琲、菓子などの嗜好品の比重が高い。しかしこれでも、今月からかなり菓子類を抑制している。来月は発泡酒が1箱で済むので、嗜好品比率は25%程度まで下がるはず。
 人生に楽しみも少しは必要だから、アルコールや珈琲そのものは、いまのところ大きく切り詰めるつもりはない。

 1ヶ月やってみた印象は、そう悪いものではない。ストイックな私たちむきのやり方だ。
 いよいよとなれば、嗜好品をバッサリ削る幅がこの予算にはある。つまり、まだ「余裕」があるのだ。老後をしぶとく生き抜く自信みたいなものが、何となく芽生えてきた。

2008年7月27日日曜日

知縁

 午後、道北の幌加内町に住む10年来のネット友人、カズノコさんが初めて我が家を訪れた。別の町内行事でたまたま札幌に来るということを掲示板で知り、「いらしゃいませんか?」と私から声をかけた。
 幌加内町といえば私の故郷で、小6の夏まで暮らしていた懐かしい場所だ。カズノコさん一家は幌加内町とは縁のない本州出身の方だが、縁があって20数年前からそこに暮らしている。
 不思議な縁があって10年ほど前にネット経由で知り合った。質素だが、心豊かな暮らしと家族関係を大切にする生き方にはいつも共感し、励まされてきた。

 この種の趣味関係で知り合った友人、知人が私には数多いが、その多くはネット経由であり、古くからある血縁、地縁、学縁とは全く異なる交友関係だ。
 もし名づけるとするなら、知識や知恵という縁で互いに知り合った、すなわち「知縁」ということになろうか。


 あまり時間がないという彼女を最寄りの地下鉄駅まで車で送迎したが、それでも話した時間は1時間強。その間に家の内外も全部見てもらった。
 目の回るような忙しい時間だったが、直接会うのは今日が初めてでも、ホームページやブログで互いの生活や家族構成はよく知っているので、これだけあれば意思疎通には充分。
 うまい具合に勤めから戻った妻も同席し、庭でとれたハーブティやラズベリーなど食べていただきつつ、子育てのこと暮らしのことなど、機関銃のようにしゃべりまくる。

 つきない話の続きは、近いうちに故郷の墓参りの折に今度はカズノコさんのお宅でゆっくりやりましょうということで、お開き。
 かなり気に入っていただいた様子の我が家のツタの葉を、挿し木用にもって帰るはずだったのが、あわただしさの中でつい忘れてしまった。次回訪問時に直接お持ちすることにしましょうか。
 車庫&アプローチ屋根の現状は、写真の通り。塗装補修や屋根波板の交換作業などが残っているが、全体の印象はこれで固まった。
「アウターリース」には、まだ何も植えてないが、写真ではツタと花を合成してみた。だいたいこんなイメージになる。

 実はこのあと、第2期工事が控えている。写真の右側にある壁の下が現時点では開放されているが、ここから冬に厳しい北風が吹きつけ、車にダメージを与えるのだ。この9年で車の左側ドアだけがひどく錆び、穴が開いてしまった。
 北の彼方には石狩湾があるので、もしかすると風に塩分が多少含まれているのかもしれない。20年乗っている車は、もはやポンコツ寸前。新車に買い換える前に、まずは風対策である。

 予定では、ここを屋根と同じ材料のポリカーボネード波板でふさぐ。設計図(スケッチ図)はすでに出来ているが、一部交換の必要な屋根波板を、捨てずにそのまま壁材として転用するつもり。
 なるべくモノは買わず増やさずに、最大の効果をあげるのだ。楽しみはもう少し続く。

2008年7月25日金曜日

BOXチェア

 明け方までかかって仕上げた仕事も一段落し、天気もよいので、ずっと保留のままだった車庫金物の塗装作業をやった。ついでに、もうひとつの懸案事項である「アウターリース」のメイン材料となる鉄製リングにも、同じ色のペンキを塗装。
 ワインブラックのペンキは、新婚の時に住んでいたアパートのベランダに置く茶箱の塗装用に確か買ったものだ。もう30年以上も前のことだが、うすめ液で希釈してやると、いまだにちゃんと使える。モノは大事にトコトン使わなくちゃな。
 作業はスイスイと終わったが、腐った梁を全部捨ててしまうのはどうにもシャクなので、何とか使えそうな材料を探し、ウッドデッキに置く椅子に再生してやろうと考えた。

 どうにもならない材料はすでにゴミとして、少しずつ出しているが、使えそうなものは捨てずにとってある。何とか見繕い、ノコで切ったりカンナで削ったりし、無理やり1脚分の材料をひねり出した。
 木材用のペンキを塗装し、前述の「アウターリース」の支持棒の材料もついでに加工塗装して、ひとまず椅子だけを夕方までに組み立てた。


 写真手前が再生材料で作った椅子で、奥にある二つが、これまであった椅子。デザインは全く同じだ。ついでだが、椅子の右下に、以前書いたデッキ床板の修理跡が見える。
 椅子の材料は以下の通り。

・38×184×L295のツーバィ材(2×8)3本
・38×89×L220のツーバィ材(2×4)1本
・L65の木工ビス8本
 今回はビスも含めてすべて再生材を使ったので、費用はゼロ。もし新品を買うと、およそ500円弱か。作り方は写真の通り、ごく単純である。
 たくさんのスケッチと試行錯誤のうえにたどり着いたデザインだが、シンプルで作りやすく、しかも非常に丈夫。DIY入門には絶好だろう。写真では塗装して外で使っているが、無塗装で室内で使ってもかまわない。

 これまでいろいろな椅子をデザインし、自ら作ってきたが、シンプルさと丈夫さの面では、これがピカイチ。まだ名前をつけてないが、「BOXチェア」なんてのはいかがかな?

2008年7月24日木曜日

カモミールにカビ


 今年はカモミールがやたら採れるのは以前にも書いたが、今年採れた分のカモミールを保管してある空き缶を何の気なしに開けてみたら、何とカビだらけ。
 全部出してみたら、底のほうが特にひどい。どうも以下の点に問題があったらしい。

・お菓子を入れてあった空き缶の清掃が不十分だった。
・このところのぐずついた天気による湿気の影響。
・今年は花が大きく、乾燥が不十分だった。

 おそらこれらの複合要因だったのだろうが、初めてのことなので、ちょっとショック。やむを得ず全部捨て、一からやり直す。去年のストックがまだたくさんあるので、あわてることはないが、いい勉強をした。

2008年7月22日火曜日

アウターリース

 終日雨模様なので、のびのびになっていたライン業務に専念。休憩中に、車庫に関するいいアイデアがふと閃き、傍らにいつも置いてあるメモ帳にスケッチしてみた。
 以前に使っていた製図椅子の丸い支持台の形状が面白く、ずっと捨てずに車庫の壁にかけてあった。そのままでも充分にデザインしているが、これをもっと積極的に使おうというのだ。


 先日テレビで、不要になった洗濯機を分解し、さまざまな家具や食器、鞄などに作り替えて販売している外国のデザイナーを紹介していた。「ある物を全く別の用途に使う」という考えは以前から大好きで、これまでもあれこれやっている。
 今回は、丸い鉄製の支持台を新しい車庫梁の正面にビスで取付け、そのリングの下に植木鉢を吊るす、というアイデア。植木鉢にはマガイ物ではなく、本物のツタを植え込むのだ。名づけて「アウターリース」。

 玄関のドアを開けた壁には、ブドウつるで作った普通のリースがずっと飾ってある。それに対し、風雨にさらされることを前提とした、屋外専用のリースなので、「アウターリース」である。内なる「インナーリース」と、デザイン的にはツインになっている。
 予定では、鉄製リングに外壁波板と同じワインブラックのペンキを塗り、直下に不要になった樹脂製植木鉢を木材を介して固定する。ツタはもちろん自宅の南壁をおおっている物を挿し木する。
 うまくゆけば、時の流れと共にツタがリングを伝い、梁から屋根へとゆっくり茂ってゆくはず。屋根の雨だれが注ぐので、水やり無用のメンテナンスフリーだ。
 秋はそのまま紅葉し、冬は鉢の上に雪がまるく積もり、春が近づくとそこからツララが垂れ下がるだろう。四季折々の美しい自然の営みが楽しめる。

2008年7月21日月曜日

DIYざんまい

 今朝起きると、無風で晴天である。絶好の塗装日和なのだが、ふと台所マットを見ると、汚れがひどい。シーツとタオルケットもしばし洗ってなかったことを思い出し、作業前に一気に洗ってしまうことにした。
「塗装日和」=「洗濯日和」なのでもあった。

 洗濯も干し終わり、さて部材の塗装に取り掛かろうかと作業場であるウッドデッキをふと見ると、床板の一部の腐食がひどい。
 こまめに塗装補修しているとはいえ、しょせんは木材で、数えてみたら、作ってからはや9年目である。これまで全く交換なしで済んでいたことが、むしろ不思議なほどだ。
 屋根の雨だれが風で流れて、ちょうどデッキに落ちる箇所の傷みがひどい。塗装作業は一気にやったほうが何かと効率的なので、この際、デッキ床板も交換することに決めた。


 デッキ床材には、ごく普通のヌキ板(18×105)を使っているので、材料のやりくりがしやすい。以前に居間テーブル天板に使っていたヌキ板を保管してあったので、それを再利用することにした。
 車庫&アプローチのころび止め部材にビス止用の穴をドリルで開けたあと、まとめて塗装作業を終える。乾燥時間のロスが惜しいので、デッキ材はただちにビス止めを実施。足場がいいので、これでも問題ない。(写真左は交換前の古い部材)
 乾燥には最低でも1時間は必要なので、空いている時間を使い、車庫屋根の端部部材の一部撤去と移動をする。いろいろ難しい問題が起きてしまい、上から取り去ることはあきらめ、脚立に昇って下からノコで少しずつ切り取ることにした。
 上向きの姿勢で難儀したが、どうにかきれいに除去することに成功。ドライバーで波板のビス止めをする途中、残りビスが10本ほどでドライバーのバッテリ切れ。ううむ…。

 充電には1時間弱かかる。時計は午後4時近いが、お茶を飲んで気を取り直し、灯油タンク底の水抜き作業をやることにした。
 まるで無関係の作業のようだが、塗装に使ったハケの洗浄には、灯油が最適。専用の洗浄液も売ってはいるが、灯油が一番安くて手っ取り早い。しかも、冬がくる前のタンク水抜き作業はこれまた必須。一気に仕事が片づくのだ。
 そうこうするうち、ようやく充電が完了。高いドライバーを買えばバッテリが最初から2個ついていて、この種の時間ロスはない。でも、古いけどまだまだ使えるしな~。
 その後、位置と直角を調整しつつ、ころび止め部材を慎重に取りつける。昨日のうちに部材に番号をつけ、位置は決めてあったので、作業はスムーズに進む。
 腐った梁の残骸をゴミ袋に詰め、全て終わったころにはあたりは暗くなり始めた。やれやれと思ったとたん、屋根の波板のビス止めが残っていたことを思い出し、疲れた身体にムチ打ってまた屋根に昇る。

 道具を片づけて家に入ったら、時計は7時を回っていた。金物塗装作業は日没サスペンデッドで、明日以降に持ち越し。写真は全作業終了後に載せます。長い一日でありました。

2008年7月19日土曜日

冬への備え

 久々に晴れたので、午後から車庫&アプローチ梁の補修工事の続きをやる。

 脚立に昇ってやや上向きの姿勢でやるせいか、いまのところ腰の痛みはない。トントン作業ははかどって、夕方までにすべての部材の撤去と、黒カビの除去清掃まで終えた。ああ、スッキリした。
 再生利用できそうな部材はほとんどなく、大半がゴミとして処分しなくてはならない。これも仕方がないこと。


 波板端部からの雨だれ対策は、単純に部材の位置を波板先端から10センチ以上奥に追い込んでやるとよいかも?と思いついた。
 さっそく一部でテストしてみると、(写真の右端)なかなか具合がよろしい。ひとまずこの方法で様子をみることにした。明日以降、「ころび止め」部材の新設と、この雨だれ対策をやる。あとは梁受金物のペンキ塗りね。
 庭のラズベリーが、すごい勢いで採れている。雨でちょっと収穫を休んでいたら、今日は120gも採れた。半分をヨーグルトに混ぜて夕食後に食べ、残りは冷凍する。
 これまで採れた分はフリーザーパックに入れて冷凍保存してあって、こちらも200g近くある。今年はこの「冷凍保存」の技を会得したので、ある程度たまってから、ラズベリー酒とジャムにする予定。楽しみは半年後の冬だ。

2008年7月18日金曜日

車庫屋根の補修

 昨年秋に補強した車庫&物置梁の後始末を、今週から少しずつ始めた。たいした仕事もないので、一気にやってもよいのだが、腰痛の再発が怖い。

 木製雨樋の設置ミスで腐食してしまった正面の梁と、その背中に抱き合わせた「ころび止め」と呼ばれる部材を撤去し、ころび止めを通気を考慮した位置(内側の下側)に付け替える工事だ。
 一部が腐った部材をいつまでも放置しておくのは好ましくないし、次の冬がくるまでには、ケリをつけたい。
 屋根強度そのものは、新設した2段梁(写真の新しい梁)で充分であることが、すでに立証ずみ。電動ノコとバールを使い、少しずつ切りながら撤去しているが、心配していた柱上端と内梁端部の腐食は、最小限で済んだ。
 ただ、古い梁ところび止めは、大半が使い物にならない。甘い見通しのツケで、ヒトサマの家でなくて良かった。


 今日は続きをやろうと思っていたが、午後から急に雨が降り出したので、仕方なく、ポリカーボネード波板から落ちる雨のしずく対策のテストに切替えた。
 波板の端部から落ちる雨の切れが悪く、新しい梁をまた濡らしている。今度の梁は周囲が開放されているので、一時的に濡れたとしてもすぐに腐る心配はなさそうだが、気持ちとしてはなるべく濡らしたくはない。

 手持ちの鉄板の端材を加工し、あれこれ試すが、なかなかよい方法にたどり着かない。写真のように、端部に水切り用鉄板を打ちつけるのがまずまずの方法だが、これでもまだ雨だれの一部は裏側深く、回り込んでくる。
 いっそ、波板の端部だけ勾配をきつくすることも検討中。波板の水切り処理には、灯油タンクの屋根のときも手こずったが、かなり難しい。その前にまずは腐った部材の撤去だ。

2008年7月17日木曜日

年間食費50万計画

 今月から家計運営で、新たな試みが進行中。なづけて、「年間食費50万計画」。老後に備えた、偉大なる長期計画である。

 以前から妻と、「食費と雑費とで、月額4万でやれたらいいネ」などと話していたが、思うところあって今月からそれにトライしてみることになった。月額4万×12=48万で、2万は年末年始のゼータク飲食費加算分。あわせて50万だ。
 本当は年初めから始めるのが分かりやすくてよいのだろうが、思い立ったら吉日、今からが出発である。


 まず、手ごろな空き缶に4万円を入れた。小銭用のガマ口もいっしょ。これが先月末のこと。食費等を使うたびに、缶の中にレシートを入れておく。自分のお金を建て替えたときは、レシートと交換で清算するという仕組み。
 通帳管理でなく、現金にしたのは、その月の残額が一目瞭然で清算もしやすいから。

 すでに半月以上が経過したが、いまのところうまくいっている。月定額制にしたことで、毎月の給料が決まっていたサラリーマン時代のような緊張感がある。自然に無駄遣いを控えるようになり、諸物価高騰の世情にもピタリあっている。
 アルコール類はもちろん、衛生雑費も含めているが、被服費がこの中から出るかどうかは、極めて微妙。今月はシーツと夏パジャマを買ったが、夏パジャマ分の799円は「保留分」として、レシートを別保存してある。
 このほか、妻の化粧品も保留となっていて、うまくヤリクリして月末に残金が出たら、晴れて清算する予定。
 今月分の4万は、ひとまず私の事業費から出した。事業の低迷で、食費は長期間妻のパート代に依存していたので、せめてもの罪滅ぼしである。

 来月以降、この4万をどこからどう出すかは未定。来年からは、サラリーマン時代に納めた厚生年金の「定率報酬比例分」というのが、夫婦二人分わずかだがもらえるようになるので、もう妻の助けを借りる必要はなくなるかもしれない。
 といいつつも、たとえば3:1位の割合で、互いに費用を出し合いませんか?と交渉中。「共存共栄」が、私たち夫婦の暗黙の歴史でありますし。ね?

2008年7月15日火曜日

生き残りゲーム

 午前中、大手コピー機器のS社代理店からセールスの電話があった。半年ほど前にもかけてきた相手だが、要はコピー&FAX&プリンタの複合機を買わないかということ。
 コピーはB4版の結構本格的なものを10数年前まで使っていたが、故障を機に処分した。その後、自ら進めたぺーパレス化の効果もあり、コピーは使わない事業体制に変わった。どうしても必要なときは、近隣にある24時間営業のコンビニに走る。

 そうした事情を相手に伝え、電話を切ろうとしたら、それでもプリンタ位は使うだろうと、なかなかしつこい。
 実はプリンタも最近はあまり使っていない。仕事で仕上げた作品の納品は大半がメールだし、営業資料としてたまに持ち歩くサンプル画像以外、ほとんど印刷する必要がないのだ。かなり前に買ったプリンタ用紙も、多くが使われずに眠ったままだ。
 あれこれ話し、もうすぐ60歳なので、そろそろ商売のやめどきを考えている。(半分ポーズで、半分本音)たまにしか使わないが、まだまだ使える機械を処分してまで、いまさら新たな投資は、たとえレンタルであってもする気は全くないと告げたら、ようやく相手もあきらめた。
 たとえ大手でも、たった一人の事業者にまで、こうしてしつこく勧誘電話をかけてくる。時代は相当厳しいぞと、あらためて思った。


 ネット通販で頼んでおいたギターのピックが昨日届いた。さっそく使っているが、シナヤカでしかも強い。「ベッコウと変わらぬ弾き味」とどこかに書いてあったが、ベッコウのピックを使ったことがない私でも、使いやすさは実感できる。

 これまで持っていたクレイトンのピックは、小さめのティアドロップ型で、いまいち感じがつかめなかったが、初めて使うフラットタイプは全然違う。思い切って12枚まとめて頼んでよかった。
 実は昨日もネット通販でギターの弦を6セット頼んだ。およそ2年ぶりのことで、節約してきたが、いよいよストック分がなくなった。今年はギター備品をいろいろ買っているが、すべてメンテナンス関連か消耗品。そういう巡り合わせなのだろう。

2008年7月14日月曜日

森のリス以下

 昨夜、あるフシギな事件が家の中で起きた。風呂に入ろうと、一昨日の夕方に買ったはずのシャンプーの詰替え袋を探したが、どこにもない。ひとまず旅行用のシャンプーで洗髪は済ませた。
 入浴後、本格的に家中を探しまわったが、やっぱり出てこない。車の中に置き忘れたかと探したが、ここにもない。
 一緒に買ったトイレットペーパーはちゃんと棚にしまってあるが、レジ袋に入れたシャンプー、髪染め、ワイン、ラップが袋ごと見当たらない。買った店に忘れてきた?まさか…。

 レシートは保存してあったので、念のため店に電話してみたが、置き忘れはないと言う。その日は雨模様で、ドラッグストア→郵便局→スーパー→100円ショップとまとめて一気に回った。見当たらない品は最初に寄ったドラッグストアで買った。もしかして、そのあとの買物で駐車場に停めたときに、盗まれた…?
 買った袋は車の中に置き、ちゃんとロックしたはずだが、「絶対にロックした」という自信が、まるでない。


 あれこれ疑い出すとキリがなくなるが、セチがらいこの世の中、ロックを忘れた車の中から、かさばるトイレットペーパーを避け、レジ袋だけが抜き取られた可能性もなくはない。
 冷蔵庫の野菜ボックスの中まで探したが、どうしても見つからないので、ついにあきらめた。全部で1,000円近い出費は痛いが、いい勉強をしたと思えばいい。
 ところが深夜にパソコンにむかっているとき、突然記憶がよみがえった。(洗濯物カゴの中だ!)階下にかけおり、確かめると、洗濯物の下からついにレジ袋を発見!こんなところにいましたか。
 実は買ったその日、清算中に店員がワインを床に落としてしまい、大音響と共に瓶が割れた。すぐに代替品を準備してくれたが、30年くらい前、買ったばかりのウィスキーボトルを自宅玄関で落として割ってしまったトラウマが私にはある。
 そのテツをまた踏んではならじと、トイレットペーパーを片づける際、何気なくワインの入った袋を、倒れても安全なカゴの中に入れたのだった。

 ほんの仮置きのつもりだったが、問題はその後の行動で、その日はたくさん買物をした関係で、動き回ってあれこれ片づけているうち、そのことをすっかり忘れてしまったという次第。秋に自分で隠したクルミのありかを、春になると忘れてしまうという森のリス以下の記憶力である。情けなや~。
 ともかくも無事に品物が見つかり、1,000円が無駄にならなかったのだから、よしとしますかな。

2008年7月13日日曜日

ツマの一声

 近隣の石狩市中心に配布中のミニコミ紙に書き始めた連載エッセイは、毎月第3金曜日が締切である。「風街だより」というタイトル以外、内容や長さの制約は何もないが、「生活関連エッセイ」という大枠だけは何となく決まっている。
 ネタは過去のブログやHP掲載のエッセイを元にリライトしているが、今月は先週末までにいったん書き上げた内容がどうにも気に入らず、全く別の内容で書き直した。

 両方ともいわゆる「子育てネタ」ではあるが、ブログではOKでも、購読対象が微妙に異なるミニコミ紙では、ふさわしくないテーマが存在するような気がしている。
 読み手の反応など意に介さず、自由奔放に書くのも悪くないが、好き勝手に書いているように見えるこのブログでさえ、実は自ら課したタブーがちゃんと存在する。人が社会に関わって生きている限り、「何でもあり」の世界などあり得ない。


 悩んだあげく、季節的なエキスもさり気なく加えて何とか書き上げたが、それでもまだ気になる記述がある。いつものように事前情報ナシで妻に読んでもらった。
 すると案の定、私の気にしている箇所にクレーム。「この記述は読み手によっては、トゲが刺さる」「ここはちょっと書き過ぎ。もっと抑制して、読み手の想像を喚起させては?」等々、スルドイ指摘にちょっとたじろぐ。

 しかし、生涯累計で私よりも多くの本を読んでいる「ツルの一声」ならぬ、「ツマの一声」は重い。素直に書き改めた。迷ったときは妻の意向に従うのが、家庭が丸くおさまる長年の知恵ですか。
 庭のタチアオイが、ようやくひとつ二つ咲き始めた。ブログの記録を調べてみたら、今年は暑さが早いせいで、咲くのも例年より早い。しかし、同じ町内の中では最も咲き遅れた。理由は不明だが、肥料をやってないせいかもしれない。

 関連するが、先日河川敷の空地で、黒いタチアオイが咲いているのを発見。タチアオイの花は色の種類が非常に多いが、黒は初めて見た。でも、何だか不気味。花はやっぱしイロケだよ。

2008年7月12日土曜日

さし木&さし芽

 玄関ドアの上に垂れ下がってくるツタの葉をむしり取り、こちらも気まぐれに竹筒に差して窓際に置いておいたら、いつの間にか根が出ている。これ幸いと、現状のツタのツルがまだ届かない南西角の軒下に植えることにした。

 そもそもこのツタ自体が、近所の河川敷に伸び放題になっていたツタのツルを1本だけ切ってきて、さし芽で増やしたもの。最初はごく小さかったが、数年経つと一気に広がった。すごい生命力だ。
 さし木やさし芽は全く経験がなかったが、この地に引っ越してきてからいろいろ試すうちに、すっかりコツを会得した。


 時期的には、やはり春から初夏の植物の成長期が一番いい。今年のように暑さの訪れが早いときは、あまりうまくいかない。しかし、暑さも一服した感があるので、今回のツタは、ぎりぎり間に合うだろうか。
 枝と葉は、いったん水につけて根が出てから移植する方法と、いきなり土に埋めてしまう方法がある。後者が面倒がなくてよいが、やや難しい。

 土はあまり気にしていない。我が家は古い粘度性の土の上に、工務店が安い火山灰を敷いたもので、かなりいい加減な土だ。
 その後、ケイフンや堆肥をまくなど、手入れをしてきたが、高価な黒土に比べると、かなり見劣りがする。しかし、土はほとんど関係なしに、さし木やさし芽は成功する。
 私が一番気を配るのは、さし木やさし芽をした後の周囲の土の乾燥。水やりはあまりせず、写真下のように周囲に乾燥防止の枯れ草を敷き詰める。これによって、人間が水やりをさほどしなくても、自然浸透した雨や夜露が保水され、しかも日射による蒸発を防いでくれる。
 あとは葉を1~2枚までギリギリ減らし、根づくまで負担を減らしてやることも大事。これまでアジサイ、レンギョウ、バラ、ハマナス、ツタなど、全てこの手法で増やした。

2008年7月11日金曜日

ピック調達

 新しいオリジナル曲のギター伴奏をあれこれ試すうち、ふと思いついてこれまで使っていた手製のピックを、市販のピックに換えてみた。

 ピックはプラスチック板をくり抜いた手製のものと、普通の市販品といろいろそろえているが、ここ数年使っているのは、古いビデオケースを使った手製。
 以前から薄くてしなりのあるピックが好きだが、市販品で好きだったギブソンのTHINがもはや入手不可能。試行錯誤のすえ、一番しっくりくる手製品で凌いでいた。


 ところがこのピック、具合はよろしいが、非常に減りが早い。専用プラスチックでないからやむを得ないが、減ると音の印象が微妙に変わる。
 具合のいいビデオケースはすでにストックがなく、別のビデオケースで試しても、なぜか同じ感じにならない。手製ピックがいずれなくなるのは時間の問題で、市販の代替品を早急に調達しなくてはならなかった。

 今日は以前に買ってあったフェンダーのTHINと、クレイトンの0.38mmを試してみた。どちらもまずまずだが、しなやかさではわずかにクレイトンが勝る。そうこうするうち、フェンダーのピックが割れてしまった。
 考えたあげく、現時点で最もしっくりくるクレイトンの0.38mmピックを、ネットで12枚まとめて買うことにした。送料こみで1,020円。代金は明日振り込む。
 今日はこのほか、アルペジオ奏法で弾くときに使うサムピックの予備も大幅に改造した。
 こちらは普通のフラットピックと反対に、爪の感覚に近いなるべく固いものを好むが、これまた市販品に手ごろなものがなく、古いサムピックと割れたフラットピックを組み合わせた改造品をずっと使ってきた。(写真下左の黒いほう)

 予備に買ってあったHERCOのHEAVYはまずまずの使い心地だが、ツメが長すぎ、しかも位置が手首に近すぎて、どうにもしっくりこない。サムピックはツメが自分の親指の爪とほぼ同じ位置にくるようでないと、私には使いこなせない。
 そこでハサミで大幅にカットし、ヤスリをかけてツメをぎりぎりまで短かくしたら、やっと指になじんだ。これでしばらくは安心できそう。

2008年7月9日水曜日

グリーンハウス

 先週末の養護学校訪問ライブと、その夜にあった町内会役員会議、そして翌日の町内会草刈清掃と、30度を越す酷暑の中での厳しいスケジュールの連続で、ちょっと体調を崩した。いわゆる「暑気あたり」というヤツか。
 両日とも、私の苦手な早朝起きを強いられるイベントだったので、ダメージはなおさらだ。

 町内会草刈清掃後は午後から懇親会が催されていたのだが、体調が優れず、不参加。2階の涼しい場所でずっと寝ていた。疲労の回復にも以前より時間がかかる。これも現状の我が身なので、受け入れるしかない。
 例年より早い盛夏の到来のなか、南側の壁を伝うツタが暑さを和らげるのに充分な役目を果たしてくれている。写真のように、ツタの一部は2階の窓を越え、軒裏にまで達する勢い。窓をのぞいた南壁のおよそ50%がツタでおおわれた。
 広がりだけでなく、1枚1枚の葉が非常に大きく、10センチを越すものも少なくない。密集度も高く、何層にもなった葉が、壁の表面から30センチ近くも盛り上がっている。


 先週末に外気温が33度まで上がったとき、室内は30度だった。今日も一時的に30度まで外気温が上がったが、室温は27度どまり。
 もちろん、クーラーや扇風機は一切使わず、(そもそも、どちらも我が家には存在しないが)単に1~2階の対角に設けた通風窓を開けただけである。
 まだ夏は始まったばかりだが、この猛暑下での3度の温度差が、ツタのもたらす効用ということに現時点ではなる。
「グリーンビル」という概念があることを、昨日テレビで知った。アメリカでは、新しいビルを建てる際、屋上やバルコニーを緑化することが義務づけられているそうで、つまりは緑化に配慮した建築物のこと。
 京都議定書を批准しないアメリカは、この種の環境運動には消極的なのかと思っていたら、なかなかやる。少なくとも、日本よりははるかに進んでいる。

 別のテレビ番組でも、「2075年の近未来には、建築物の壁も屋上も、すべて緑で覆われているだろう」と予測していた。
 地球温暖化と二酸化炭素排出に、本当に因果関係があるのか否か、まだはっきりしないというのが科学の真実らしい。だが、世のプロパガンダ的二酸化炭素削減運動は別にしても、石油がいずれ枯渇するのは時間の問題だろうし、それに代わるエネルギー源の確保は、人類の未来を左右する重要課題であろう。

 だとすれば、生活全般でエネルギーを極力使わない「縄文暮らし」は、近未来の主流になってゆくはず。以前このブログに、「ツタをはわせた家は、近隣に全く見当たらない」と書いたが、最近かなり遠くの街区で、一軒だけ壁中がツタでおおわれた戸建住宅を発見した。「同志」はちゃんといた。

2008年7月8日火曜日

一億総モンスター

「モンスター・ペアレント」すなわち、学校に理不尽な要求をつきつける保護者の存在が一種の社会問題になっていて、今日の新聞を見たら、テレビの連続ドラマにまでなっている。
 一説によれば、保護者として両親の他に祖父母がからむ例も少なくなく、この場合は「モンスターじじ&ばば」と呼ぶそうで、こうなるとほとんどテレビゲームに登場する妖怪変化の世界である。
 実はこのモンスター・ペアレント、騒がれ始めたのは最近だが、私たち夫婦が子育ての真っ最中だった20年近く前から、間違いなく存在した。
 かって9年の長きにわたって地域のサッカー少年団指導に関わっていたので、私自身も何度かその「モンスター」の餌食となった覚えがある。一部はメインサイトにも記してあるが、およそ以下のような内容である。

・私の子をレギュラーにしろ。
・私の子は守備向きでない。フォワードにしろ。
・キャプテンは私の子以外にない。
・寒いので、今日の試合は中止にしろ。
・あの子は足が遅いので、使うな。

 これらはサッカーに関する具体例だけで、学校生活全般となると、いま問題になっている事例と大差ない内容だった。

 一見善良そうに見える親が突然モンスターと化す要因は、おそらくいまも昔も、「我が子可愛さの一途な思い」がその背景にある。
 可愛がっているうちはよいが、「集団の中での我が子」「集団の中での自分」という、社会生活を健全に営む上での大事な視点が欠落しているから、やがては我が子と自分しか見えなくなり、暴走する。それが他から見れば「モンスター」なのだ。

 経験的に、子供の教育に熱心な親ほどモンスター化する危険度は高い。その意味では、私たち夫婦なども立派な「モンスター予備軍」のはずだったが、幸いなことに私たちは、経済的にはそう豊かでない幼少期を互いに過ごした。そのことで、自然に「他を思いやる」という第三者的視点が育っていったように思う。貧しいことは必ずしも不幸なことばかりではないのだ。
 経済的不自由が昔ほどではなくなった昨今の豊かな日本では、この「生活の中で他を思いやる」という視点を自然に身につけることなど、至難の業だ。痛みを知らずに育った人間が、他の痛みを理解することは非常に難しい。
 この「モンスター現象」は、いまや学校社会の問題だけではない。たとえば妻の勤めるスーパーにも、間違いなく「モンスター客」がいると聞く。些細な商品のキズに難くせをつける問題客のことで、クレーム処理にかけつけた責任者が、何時間も客の前で土下座するシーンも少なくないらしい。
 売る側は「モンスター客」を恐れ、必要以上に商品や客に気を配る。クレーム処理対策費も含めて、それらの経費は回り回って商品コストとして消費者に還ってくる。

 実はこの「モンスター客」、私の関わる建築業界にもちゃんと生息するらしい。不況下で仕事の欲しい建設業者の弱みにつけこみ、無理難題をふっかける施主がいるという話を小耳にはさんだ。
 いまや末端の生活者を対象とするあらゆる業界と社会に、モンスターが深く静かに潜伏している。「一億総モンスター化」である。

 対策は限られている。モンスターバスターが登場して、化け物を退治してくれるのは、映画やゲームの世界だけの話。何とか時間を稼いで、スタコラ逃げ出すのが最良の策だが、逃げ出そうにも逃げ出せない宿命の方もいるだろう。
 いっそあなたも私も、徒党を組んでモンスター仲間に入っちゃいますか?

2008年7月5日土曜日

炎天下ライブ

 真駒内養護学校での夏祭りライブが無事に終了。朝起きると晴天だったが、なんだかやけに暑い。雨よりいいやと荷物を積み込んで午前9時過ぎに家を出たが、クーラーのない車の中はどんどん暑くなる。気象の急変に備え、Tシャツの上に長袖シャツをはおっていたが、すぐに車内でシャツを脱ぐ。
 心配していた警察の「サミット検問」にも遭遇せず、すいすいと10時に先方に着いた。機材を運び込んで、すでに旭川から到着していたMさんと、ただちに音あわせ。互いのパート分けや間奏の入れ方、終わり方などで微調整を繰り返した。
 一通り終わると、11時。外に出て会場設営のチェックと、マイクテストをやる。舞台と客席が近すぎ、スピーカーの位置が後ろ過ぎる。しかも舞台が畳1枚分の台を横に二つ並べた形だったので、位置と向きの大幅な修正をやっていただいた。
 舞台の位置を5メートルほど後ろに下げ、台を客席にむけて縦に二つ並べて配置する。こうすると、マイクスタンドと譜面台を台の上に置いても、支障なく歌えるのだ。3年前に感じた不都合の修正である。

 マイクテストは会場のPAが以前とは格段の差で、持参したミキサーもPAも全く不要だった。ただ、リバーブ(エフェクター)だけは持参のものを使ってもらった。接続に不安があったが、ちゃんとつながなった。


 開始は12時15分ということで、12時少し前からマイクテストを開始。Mさんも私もギターはアンプ内蔵のいわゆるエレアコで、マイクを含めて全部で4本のケーブルが地面をころがったが、すぐにいい音にたどり着く。リバーブも問題なく作動した。音響専門のスタッフをつけていただき、大変ありがたかった。

 マイクテストでは本番では歌わない「どうしてこんなに悲しいんだろう」と「カントリーロード」を歌ったが、全く練習していないのに、Mさんもなぜか途中から参入。最後はアドリブでハモリまで入れていただき、まだ本番前というのに、歌を聴きつけてあちこちから人が集まってきだした。
 特に、ほんの思いつきで歌った「カントリーロード」は非常にうけた。マイクテストではもったいなかったが、いわゆる本番前の「後の祭り」というヤツか。
 予定通り、12時15分からライブ開始。最初は私のソロで7曲歌う予定だったが、リハの段階で「涙そうそう」が「祭りとしてはイメージが暗すぎるかも?」というMさんの意見で中止。ソロのラストで予定していたオリジナル「ありがとうagain」をライブ中に中止した。
 会場は早くユニットでの歌を聞きたがっていると判断したからだ。しかし、あとで妻に確かめたら、この判断は少し外れていたかもしれない。

 イベント系ライブの常だが、会場には純粋に歌を聴きにくる人のほか、屋台でのゲームを楽しんだり、食事を楽しんだりする人も混在している。舞台の上で見た感じでは、真剣に聴いてくれている人は、15~20人といったところで、舞台から遠い人は、ほとんど歌を聴いていない印象がした。
 3年前も同じ感じだったから、特にお祭り系のライブというものは、このようなものか。会場の全ての人々を注視させる力は、もちろんいまの私にはない。

 歌いながら、暑い太陽がじりじり真上から照りつけた。冷たい水を補給し、タオルで汗をぬぐいつつ歌う。トレードマークのバンダナは絶好の汗止めになった。
 あとで調べたら、この日の札幌はこの夏初めて30度を突破したそうで、どうりで暑いはず。Tシャツを準備していって、良かった。
 6曲目からMさんとのジョイントとなる。MCも含めて、ニギヤカ系の曲を無難にこなす。リハーサルで問題のあった部分は修正されていて、一部アドリブで別構成に変わっていたりしたが、全体としての出来は良かった。よく声が出ていたし、声にも絶好調時のツヤがあったと自分でも思う。
 アンコールは2曲。ラストはMさんの提案で、ゆずの「またあえる日まで」を選んだ。私の全然知らないアニメソングだったが、必死で覚えたかいあって、ラストに相応しい盛り上りだった。

 13曲歌ってほぼ予定通り、1時10分に終了。全てを見届けた妻が、「すごく良かった」と涙ぐんでいる。泣くほどのものではなかった気もするが、評価の厳しい妻の感想を、素直に受け取っておこう。
「オリンピックじゃないですが、4年後にまたぜひおいでください」とスタッフの方からもねぎらわれた。4年経ったら、62歳。生きていれば、たぶんまだ歌っていることだろう。生きてさえいればね。