2023年5月30日火曜日

ハードディスク再利用

 MacBook Proの充電アダプタ故障により、代替えで使った古いMacBookに致命的な欠陥が見つかり、処分することにした。
 本体は捨てるしかないが、内蔵のハードディスクには問題がなさそうで、再利用できそうに思えた。廃棄パソコンにHDDが存在しないのは、セキュリティ面からも好ましい。

 本体を分解して取り出し、HDDケースを新たに買って装着すれば、USB外付けハードディスクとして使えることは知っていた。
 容量は250GBでそう大きくはないが、メイン機であるMacBook Proのバックアップ用としてなら、充分足りる。



 情報収集すると、楽天ショップで以下の製品が送料込み750円で入手可能だった。

・2.5インチSATA、9.5ミリ厚以下をサポート
・出力:USB3.0、転送速度5Gbps
・MacOS8.6以降、USB3.0ケーブル付属
・電源不要、工具なしで着脱可能

 厚さがはっきりしないこと以外、すべて適合している。まずはネット情報を頼りに本体を分解し、ハードディスクを取り出した。
 すると厚さは9.5ミリと判明。使えるとわかり、ただちに注文した。製品が今日届き、さっそく装着を試みる。



 ところが、ケースにHDDがどうしても入っていかない。よく調べると、MacBookに取り付けるための金具4本が邪魔になっている。
 外そうとするが、固定するビスのネジが特殊で分解不可能。想定外の事態にあわてたが、頭をプライヤーで強くはさんで強引に回したら、ようやくとれた。

 端子部分を装着し、ケース内にセット。蓋の裏側に付属のスポンジを貼り、蓋を閉めてケーブルを挿すと使える状態になった。
 MacのUSB端子に接続すると、あっさり認識した。古いデータが残っているので、Mac標準のディスクユーティリティを使い、1時間かけて完全初期化を図る。


 その後、Time Machine(タイムマシン)を使ってMacBook Proのバックアップファイルを作成した。
 これまでMac miniの空き領域を利用して保存してきたが、専用ハードディスクがあれば操作は簡単になり、USB3.0ケーブルなら転送スピードも改善されるはず。

 手順にこれまでと大きな違いはなく、保存先として新たに外付けHDDを選択。今回は「暗号化」にもチェックを入れた。作業完了後の予想サイズは141.07GBで、初回の145GBと大差ない。
バックアップを自動作成」をチェックすると作業開始のはずが、なぜか作動しない。メニューバーに表示させて「今すぐバックアップ作成」を選ぶと、ようやく始まった。


 ゼロの状態から始めたが、わずか55分で作業完了。初めてやったときは2時間かかったから、半分以下だ。作業中の新たなファイル作成は避けたが、ネット閲覧は普通にやれた。
 結果的にバックアップ容量は112.7G。まだ140GBの容量が残っており、当分は使えそう。機材セットの煩わしさがなくなり、作業時間が格段に短縮されたのがうれしい。

2023.10.1 追記
 専用HDDに換えてから2度目のバックアップ。18分で作業を終えた。ファイル等の大きな増減はなく、HDD残量は132G。前回から8Gの減少で済んだ。

2024.1.31 追記
 専用HDDに換えて3度目のバックアップ。作業時間は28分。今回は古い画像ファイルの整理や新たなアプリのインストールなどあり、所要時間がやや増えた。HDD残量は125Gで、前回から7Gの減少。

2023年5月29日月曜日

クルマを磨く

 昨日から今日にかけ、2日がかりでせっせと車を磨いた。雪解け後の定番作業のひとつで緊急性は低く、この時期までずれこんだ。
 単なる汚れ落としとは異なり、車にこびりついた砂状の汚れをコンパウンドで磨き、こすり落とす作業。おそらく凍りついた氷塊を落とす際、誤ってつけた線状のスリ傷なども対象。

 キズを根本的に修復するわけではなく、あくまで磨いて汚れを除去し、目立たなくなる作業で、やり過ぎは禁物。やっても年に一回が限度だった。


 最初に溶剤が蒸発して固くなったコンパウンドに灯油を少量加え、柔らかくする。正しい手法かどうかわからないが、捨てずに長く使う秘訣。
 砂状のキズが予想以上に多く、手間取った。大半が下回りにあり、おそらくは冬期の融雪剤によるものではないか。

 ひと通り終わったあと、専用のタッチアップペンを使い、塗装が完全に剥がれ落ちてしまった箇所を修復する。こちらも下回りが中心で、数はそう多くないが、サビが広がらないための処置。気休めに近い感じもするが、少しでもクルマを延命させたい。

土手沿いの遊歩道にある藤が開花

2023年5月26日金曜日

墓参りしてPC復活

 妻と墓参りに行ってきた。前回は昨年9月上旬だったから、およそ9ヶ月ぶり。
 冬期は深い雪に覆われる山間部に墓があるため、除雪なしで墓参りができるのは、4月下旬から11月くらいまでの実質7ヶ月ほど。
 以前に転勤する長男の希望で春のお彼岸時期に墓参りしたことがあったが、除雪に手間取り、スコップでロウソク立てを壊してしまった。雪のある時期の墓参はやめておくのが無難だ。


 12時50分に車で家を出発。途中のザ・ビッグで仏花と供え菓子を買い、現地到着は14時20分ころ。寄り道したとはいえ、独自に調べた最短の裏道ルートを通っても、それなりに時間はかかる。
 GWも終わってお盆にはまだ早く、霊園は閑散としている。
 飛んできた黄砂のせいで、墓はかなり汚れていた。雑草もそれなり。ていねいに清掃して整え、持参の花や菓子、お茶を供えて近況を報告する。いつまでやれるか分からないが、生きている者の務めである。

 帰路に六花亭真駒内店に寄り、珈琲タイムとする。ピザが名物の店だが、傷んだピザによる胃腸炎の悪夢が消えない妻が、昨年に引き続き拒否。無難なケーキに落ち着いた。


 真駒内経由は2年ぶりのせいか、途中ちょっと迷って16時45分に家に戻ると、1週間前メルカリで購入したMacBook Proの電源アダプタ・変換コンバータがポストに届いていた。
 さっそくケーブルに装着すると一発で通電し、ただちに充電が始まった。これまで通り、サクサク快適に動く。当初にらんだ通りPC本体に問題はなく、単なる電源アダプタの故障だった。

 廃棄したMacBookの電源アダプタだけを保存してあり、今回購入したのは本体との間にはさんで、MacBook Proでも使用可能にする部品。
 また故障しないよう、ケーブル端子部を透明のビニールテープで巻いた。接触不良を誘発する抜き挿しは極力せず、常時つないでおく。


 今回のトラブルで思い知ったのは、古いMacは一時的な代替品としては使えても、全体的な動作が極端に遅く、最新のネット環境では使い物にならないということ。
 4台所有するMacでまともに使えるのは、今回故障したMacBook Pro(2015年製)くらい。Mac miniは2010年製で、今回で廃棄処分としたMacBookは2009年製である。あまりに古い。仕事で使うことはなくなったが、最新OSが使えるPCを準備しておくべきか。

2023年5月25日木曜日

作業靴を買い替え

 2日前の草刈り終了後、作業用にはいていた左靴の側面に大きな亀裂が入っていることに気づいた。以前から表皮が薄くなっていたが、過酷な作業でついに破れてしまったらしい。
 2014年にウォーキングシューズとして買ってから数年はき、底が減ってきて外作業専用に変更。計9年間もはき続けた。

 はきやすくて丈夫。底が滑らず、靴としての機能は抜群。よく働いてくれた。
 昨年11月に同じ靴の色違いをリピート買いしたばかりだが、さすがに作業靴にしてしまうのは早すぎる。

 そこで新たに作業専用の靴を物色した。いろいろ探して、以前に冬の防寒靴を安く買ったワークマンに手頃な靴がありそうだった。
 昨日の買い物帰りに近くのワークマンに寄り、「高耐久シューズ・アクティブハイク」という商品を1,900円のお手頃価格で入手した。耐久性と撥水性に優れた生地を使い、滑りにくいゴム底。砂利などの侵入を防ぐ特殊構造になっている。



 さっそくはいて外壁補修材の加工作業をやってみたが、足にしっくりきて動きやすい。作業靴ではもったいない気もする。
 デザイン的にも優れていて、普通のウォーキングシューズとしても充分はけそうだ。
(あとで調べたら、軽登山靴として開発された人気商品らしい)

2023年5月23日火曜日

早くも電動草刈り

  自宅西側の裏庭と、それに続く隣側空き地の雑草が伸び放題である。例年なら雪解け後に伸びた雑草は鍬で掘って撤去している。
 ところが今年は雪解けが早く、自宅の土台&柱腐食補修作業に追われたこともあって、ふと気がつくと雑草の勢いは鍬を使うレベルを超えていた。
 そこで普通は夏の雑草最盛期に使う電動草刈機を床下から引っ張り出し、一気に作業することに決めた。


 昼食後に30分ほど仮眠し、満を持して13時50分から作業開始。このところ運気が下がり気味のため、まず自分が怪我をしてはならず、花や庭木を傷めてもいけない。細部の雑草は手で抜くなどし、慎重にすすめた。
 刈り取った草の片づけまで含めると、ざっと2時間が経過していた。ずっと気になっていたが、きれいになってサッパリした。

雑草に埋もれつつ咲いたスズラン

 珈琲タイム後、8日前に石灰を撒いた家庭菜園に肥料として鶏ふんをまく。数日前からカッコウが鳴き始め、「種を蒔く時期だ」と盛んに急き立てるが、あわてることはない。まだ土の温度は10度ほどしかなく、種を蒔くには低すぎる。
 このところ家庭菜園の定番となっている山東菜の種蒔きは、例年5月末。そのころには肥料もなじみ、土の温度も15度に迫っているはず。

2023年5月22日月曜日

電源アダプタの故障

 常用するノートPC、MacBook Proの調子が数日前から悪くなった。充電中を示す電源アダプタのランプが消えて充電不能になったり、それを機に突然再起動がかかったりする。
 ケーブルを着脱をすると復帰するので、端子部の接触不良を疑い、清掃や接点復活処理を繰り返すうち、とうとう通電しなくなった。アダプタを外してバッテリ駆動させると普通に動く。本体には問題なさそうだった。
 電源アダプタはバッテリの充電より、交流電源で安定して使うのが主な用途。使えなくなるということは、すなわちノートPCが使えないということだ。
 自己修理は難しく、買い換えると2千円強。古い電源アダプタがあれば変換コンバータを介して使えるという。捨てずにとったおいた古い電源アダプタが2個あり、ひとまず変換コンバータをメルカリから千円で購入した。


 ところが商品到着は週半ば以降になるとの連絡が出品者からあり、到着まで古いノートPC(MacBook)で凌ぐことにした。
 悪戦苦闘して各種アプリを使える状態にしたが、動作が異様に重くてストレスはたまるばかり。おまけに計8個のキーが反応しないという致命的な問題が発覚。ただ古いだけでなく、1年半ぶりの起動でバッテリ残量がゼロになっていたことが故障を誘発したのか。
 PCとしてはもはやポンコツ同然。早々に廃棄するしかなさそうだ。
 タブレットやスマホ以外に計4台のPCを所有していて、妻が常用するiMac以外で他に使えそうなのは、OSが比較的新しく、かっては仕事で使っていたMac miniだった。
 本体と別れている大型モニタが邪魔だったが、緊急事態である。1階居間のテレビ横に機材一式をセットし、2年ぶりにアプリを起動させてみると、こちらは動作もまずまずで、変換コンバータが届くまでのツナギとして、どうにか使えそうだった。
 MacBook Proのバックアップ用として定期的に起動していたのが幸いしたのかも。人間も機械も放ったらかしは禁物である。

 それにしても、車のサイドミラー接触事故を皮切りに、次男の入院手術、自宅の土台&柱腐食と、今年も切れ目なくトラブルが続く。粛々と解決に勤しむしかなさそうだが。

2023年5月20日土曜日

スマホ1ヶ月

 スマホを購入後、2週間の習得期間を経て、格安フリーSIM(日本通信SIM・シンプル290プラン)による完全開通に切り替えてから1ヶ月が過ぎた。
 先月分の請求書が届き、合計金額は293円。基本料以外では、電話が2回でSMSが1回。ネットは自宅Wi-Fi接続が基本なので、データ通信1Gは全く使わずに済んだ。
 購入前の試算と大きな違いはなく、自分の身の丈にあった通信環境といえそう。

 これまでのガラホより充電頻度が増すことを懸念していたが、充電量20〜85%の範囲で、おおむね6〜7日に一度で済んでいる。充電時間は1時間40分。従来に比べて、大きな変化はなかった。


 通話とSMS以外でよく使っているのは、歩数計、メモ、アラーム。
 アラームはGoogleのアナウンス機能を使い、「30分後に起こして」などとささやくと、「30分後の○時◎分にアラームをセットしました」とAIが律儀に応じて自動セットしてくれる。ガラホの面倒な数字入力からは解放された。

 予想外に使っているのがカメラ。これまで使っていた旧式のデジカメに比べ、特に暗い場所での表現力が優れている。ズボンの左ポケットにぎりぎり収まるので、外出時でも随時使える。
 画像はGoogleフォトで共有されるため、PCからの閲覧&編集も容易。ブログ用の写真はスマホで撮ることが増えた。
 LINEやメルカリ、YouTube等のアプリはまだ使ってなく、ツイッターのスマホ版をようやく始めたところ。まだスマホ初心者であることに変わりはない。

2023年5月19日金曜日

ウッドデッキ補強金物

 昨年は豪雪でウッドデッキがてひどいダメージを食らい、雪解け後に乏しい材料をやり繰りし、どうにか補修した。
 補強金物を有効に使い、仕口の構造にも工夫したこともあって、今年はダメージがほとんど見られない。少雪の冬だったことも幸いした。

 それでも梁の一部が雪の重みで下がっているのをBBQのときに発見。下から端材をあてて応急措置して凌いだが、本格的な対策は必須。

 問題があったのは、梁端部をビス(コーススレッド)3本で柱に固定した箇所。一部のビスは途中で折れていた。補強金物を使った箇所には何ら問題がなく、やはり構造的に強いのは補強金物だと思い知った。
 残っているビスはそのままに、新たに補強金物を裏側から計8本のビスで固定。ウッドデッキ下の狭い空間で、固定作業は困難を極めたが、なんとか止め終えた。

 そのほか、梁の一部に経年劣化や雨水による部分腐食を見つけた。致命的ではないが、腐食部を削って木酢液の原液を塗って対処。
 作ってから24年間ずっと使い続けている材料もかなりあり、来年あたりに交換作業をやる必要がありそうだ。それまでに木材の価格が下がっていて欲しいが。

 補修作業中、点検蓋を一時的にずらしていたことをつい忘れ、足を載せてしまって、あやうく転倒しそうになった。必死でバランスを保ってこらえたが、肘と膝の一部を擦りむいた。
 DIY作業は費用が安くつき、やっていても楽しいが、危険とも背中合わせであることを忘れてはいけないと自戒。

2023年5月18日木曜日

公開ライブのお知らせ

  すでに当ブログで告知済みですが、4年ぶりに地元の地区センター「篠路コミセン」で歌うことになりました。
 過去にいろいろな形式で演っていますが、今回は「にじ色コンサート」と題し、2014〜2015年に計3回実施の「叙情歌サロン」に近いスタイルで歌います。

 ただ、新型コロナ禍直後という特殊事情があり、全曲リクエストではなく、通常のライブ形式とします。時間も1時間に短縮します。

篠路コミセン・にじ色コンサート
 ・日 時:2023年6月10日(土)14:00~15:00
 ・会 場:篠路コミュニティセンター
      札幌市北区篠路3条8丁目11-1 TEL 011-771-3700
      (JR学園都市線・篠路駅東口下車、徒歩7分)
 ・主 催:篠路コミュニティセンター
 ・歌とギター:菊地トムノ
 ・入場無料、出入り自由、予約不要。20席程度の座席あり。

 コンサートタイトルは虹(にじ)からの連想で、昭和歌謡、J-POP、演歌、フォーク、唱歌、洋楽、懐メロの7ジャンルから計14曲を歌います。開始時間は午後2時(にじ)です。

 近隣に限らず、どの地域からでも参加可能です。みなさまのお越しをお待ちしています。
(地区センター主催ですので、演奏者へのお気遣いはご無用です)

2023年5月17日水曜日

車庫屋根メンテナンス

 天気がいいので車庫の屋根に上り、雪解け後のメンテナンスを行った。万一に備え、頭にはヘルメットを着用した。

 まず、経年でゆるんだビスを締め直す。
 屋根材にはフランス製のオンデュリン波板を使っていて、200本を超えるL=75のコーススレッドで止めてある。施工は2019年で、時の経過で木材が乾燥するなどし、部分的にネジの緩みが発生していた。
 放置すると強風時に屋根材が飛散するなど、事故になりかねない。2018年の猛烈台風で車庫屋根のポリカーボネート波板が飛ばされた悪夢の再来は避けたい。


 ビスはキャップ付きのプラスチックワッシャーを介して固定されている。1本ずつ指で確認し、緩んでいた場合はマイナスドライバーでキャップを外し、プラスドライバーで締め直すという地道な作業。
 電動ドライバーを使うと締めすぎて波板を傷めてしまう可能性があり、微妙な加減が可能な手作業で行った。

 大事な端部の緩みはほとんどなく、緩みは積雪深が増える中央部に集中していた。数としては50〜60ヶ所。そう深刻ではない。


 続けて屋根の漏水部分をチェックする。車庫屋根と母屋外壁の結合部からの部分的な雨漏りが未だに解消されない。特に風を伴う激しい雨の日に多く、頻度としては月に1回ほど。

 雪の重みで雨水止めとして使っている防水シートの接着が甘くなり、そのわずかな隙間から漏水する。ブチルゴム系の接着剤をドライヤーで溶かし、丸棒で押し付けて再接着させる。
 その後、昨年買ってあった浴室用の防水材を試験的に使った。シリコン系なので、建物用の防水コーキング剤と大差ないかもしれない。調べてみたら、ブチルゴム系のシーリング剤も市販されている。今後試してみる価値はありそう。


 最後に車庫屋根との境界部にある外壁の塗装を補修した。
 2018年の台風で当時の車庫が壊れた際、外壁の一部にキズがついた。ビス穴はコーキング剤で塞ぎ、キズは塗装で補修したが、間に合わせでグレー系塗料を使った関係で、色が食い違って見苦しい。

 3種類の油性ペイントを混ぜて既存外壁に近い色を作り、再度の塗装を施す。これまでよりはマシになったが、外壁の色が場所によって微妙に異なり、完全に合わせるには限界があった。
 外壁の塗り直し工事をやって10年が経過し、車庫屋根との境界部は積雪によるダメージも大きく、色ズレはやむを得ない。サビは浮いていないので、最低限の役目は果たしている。

2023年5月15日月曜日

やるべきことは続く

 地区図書館、本修繕ボランティアの日である。10時30分に到着すると、参加者は私を含めて6名と少なめ。
 ページがバラバラになった本の修理を継続する。自宅での持ち帰り作業を含め、通算4度目の作業。今日こそは終わらせたい。

 前回の作業で交換した見返しと表紙は完全に固まっていた。古い透明カバーを外した表紙を装着し、全体を新しい透明カバー(ブッカ)で覆ってしまうのがこの日の作業予定。
 度重なる修復で本体が2ミリほど膨らんでしまい、アイロンをかけて表紙の折り目を外側に移動して調整することになっていて、係員のAさんが持参したアイロンで作業をすでに終えていた。


 表紙折返し部分の1ミリ外側に予めスクレイパーでスジをつけ、折り目を外側に移動させる。非常にデリケートな作業だったが、オリジナルCDの歌詞カードを作る際の手順を応用した。
 思惑通りに収まって、全体を再度清掃する。苦手な透明カバーかけも無事に乗り切った。
 長い時間と手間を要したが、ノコを使った初めてのページ補修作業も成功し、本は見違えるように蘇った。想像以上の出来映えに、担当のAさんも喜んでいた。


 帰宅後、昼食をとると疲れが押し寄せ、居間ベンチで30分ほど仮眠。その後も15時近くまでゴロゴロしていた。本修繕ボランティアの日はいつもこんな感じで、加齢に伴う体力の衰えを痛感する。

 珈琲タイムののち、気を取り直して家庭菜園の掘り起こし作業をやる。昨日からイヤイヤ始めたが、まだ半分残っていた。石灰と肥料を撒いたあとは時間をおく必要があり、月末あたりに種を蒔くためには、そうゆっくりはできない。
 腰をかばいつつやって、18時までにすべて終わらせた。必要な量の石灰をまんべんなく散布し、ようやく一段落。1週間後に肥料として鶏ふんを撒く。
 日々やるべきことは延々と続くが、何もやることがない日常より、ずっといいに違いない。

2023年5月14日日曜日

花と食べ物

 今年も3人の子供たちからの「母の日プレゼント」が出そろった。

 主役(妻)の好みを反映し、花が2、菓子を始めとする食べ物が3という、ちょっと変わった内容。しかし、いずれも気持ちのこもった贈り物であることに変わりはない。

2023年5月13日土曜日

春の食卓

 最近になって血圧が高めに出るようになった。今朝は上が147で、130を超えることがほとんどない私にしては高い数値。深呼吸して2度測っても数字は動かない。
 数年前から血圧降下剤を毎日飲んでる妻もこのところ高めで、160を超えていた。

 特に心当たりはないが、強いて言えばGWで調子に乗ってビールを飲みすぎたかもしれない。3月末から自宅の補修工事に追われ、日々の散歩がおろそかになったのも関係があるかもしれない。
 DIY作業は運動の一種だと思っていたが、散歩に比べて効果は劣るのか?よくわからない。


 九州からのいただき物、そら豆の塩ゆでと新玉ねぎのサラダが食卓を賑わした。妻は毎日のように近所の土手からフキを採ってきて、煮つけにしてくれる。

 南と北の美味しい食材が並んでいて、思わずビールを開けそうになったが、血圧値が頭をよぎり、ぐっとこらえてノンアルビールにした。
 夕食後の血圧は上が133まで下がった。夜は血圧が低くなる傾向にあるから、まだ油断はできない。
 ダイエットでもそうらしいが、悪くなるときは一気で、もとに戻すには時間がかかる。まずは日々の散歩から。今日はいつもより距離を伸ばし、5,200歩を歩いた。少しずつ。
(翌日午前の血圧は126まで下がっていた)

2023年5月9日火曜日

木製ドア隙間の調整

 玄関周りの土台や柱、ドア枠の腐食部を交換したら、なぜか玄関ドアの締りがムチャクチャ軽くなった。
 だが軽すぎるのも使いにくく、冬の隙間風や隙間を利用したドア破壊のリスクなどを考えると、ほどよいキツさも必要。調整で隙間を解消することにした。

 測ってみると、木製ドアのせいか隙間は一律ではなく、1〜2ミリの幅がある。過去には雪解け後の気温上昇に伴って木部が膨張し、逆にカンナ等で削ったことが5回ある。今回のように隙間が拡大する現象は築後24年で初めてのことだ。


 ドアはフィンランド製の物置用で、入居直後はドアの膨張が激しく、発注した代理店に来てもらい、記憶では2度の調整をしてもらった。
 本体には一切手を加えず、ドアをいったん外し、蝶番部分をノミで数ミリ切り込むという単純な手法。
 今回はその逆で、蝶番部分に薄い板を挟み込み、ドア位置を反対側に追いやって隙間を狭くしようと考えた。



 まず紙で蝶番部分の型取りをする。調整用の板は1ミリ厚のプラ板(不要になったファイルフォルダを転用)を使う。
 ドアを完全に外してしまうと一人で再セットする自信がなく、3ヶ所ある蝶番のビスを緩め、下から順に調整板を差し込んで固定する手法をとった。


 いざやってみると、蝶番の下半分は簡単に外れる構造になっている。これにより、調整板のセットは簡単にやれたが、ビスの再固定はかなりデリケートな作業になった。
 一番上の蝶番はドアの重さがモロにかかってくるため、ビスの位置決めが一人ではやれず、やむなく妻の助けを借りた。


 隙間が一様ではないため、結果として上段には1枚、中段と下段には2枚の調整板を使用。最大2ミリあったドア隙間は、1ミリ以下に解消された。
 さらなるプラ板の追加により、隙間をゼロ近くにすることは可能だが、今後の気温や湿度の上昇により、ドア本体が膨張する可能性もある。調整手法はわかったので、しばしの様子見である。

2023年5月8日月曜日

ホウ酸団子を試す

 今年は室内でのアリの出没が例年より多く、超音波式害虫駆除機や床下土間コンクリート隙間への熱湯注入、ホウ酸を主成分とするアリメツの使用など、撃退策をいろいろ試みた。
 久しぶりに使ったアリメツで台所周辺からは姿が消えたが、最後まで残ったのが居間床下。各種対策を繰り返してもなかなかアリの姿が消えず、初めての措置として「ホウ酸団子」を試してみた。

 シロアリ、黒アリ、防腐防虫、ナミダダケ、防カビなど広い範囲に効果のあるホウ酸は、3月に発覚した土台&柱の防腐対策として使ったばかり。買った500gのうち、まだ200gを残している。
 ホウ酸団子の作り方はネット上に多くの情報がある。ゴキブリ対策で使われることが多いが、今回は黒アリに限定し、以下の要領で作った。

ホウ酸団子(20%)
・材料:ホウ酸10g、小麦粉25g、蜂蜜5g、水10g
・ホウ酸と小麦粉を先に混ぜ、蜂蜜と水は最後に加える。
・適当な大きさに丸め、2日間天日で乾燥させる。
・アリの出そうな場所に置く。
・毒性が強いので、ペットや子供の口にふれない配慮をする。


 作って床下に置いてみると、それなりにアリが集まってきた。即効性はないと聞いていたが、置いて数日でアリの姿はようやく消えた。
 これがホウ酸団子の効果かどうかは、まだ断定できない。もう少しの見極めが必要だ。

 アリメツもホウ酸を主成分としていて、かなりの効果を発揮するが、時間の経過で乾いてしまうと、アリが寄り付かなくなるのが欠点だった。その点ホウ酸団子は角砂糖に近い形状のため、長く使える利点がある。
 全部で4個作り、アリの出没が多い台所床下と居間床下を中心に配置した。一度作ると1年は使えるという情報があり、アリが活動を始める2月末くらいには、新しいものに入れ替えたい。


 今日は床下を這い回ったついでに、昨年やった床下全体の状態を再確認した。少なくとも見た目での新たなアリの巣は見られず、アリの出現は土間コンクリートの隙間からと思われる。
 昨年見つけて補修した排水管亀裂にも問題はなかった。土台の腐食も見られない。狭くて窮屈だが、床下の定期的な点検は欠かせない。

2023年5月5日金曜日

自宅でGW家族会

 久しぶりに次男がGW帰省しているので、長男一家を招いて家族食事会でもやろうか、と話がまとまった。
 スケジュール調整の結果、5/5の一択。自営業の長男夫婦は時間が自由だが、1年生になった孫娘に予定が入っているのだとか。

 このところ陽気がよく、雪によるウッドデッキの破損もないのでBBQをやろうと思ったが、天気予報がいまひとつ。
 小雨の場合はウッドデッキ上にシートを張って決行、雨がひどい場合は家の中で回転寿司のテイクアウト、それ以外はBBQと三段構えの態勢で準備した。


 幸いに当日は薄日もさして日中の気温も20度を突破。まずまずのBBQ日和となった。
 11時くらいに次男が長男一家を車で迎えに行く。帰路にトライアルに寄って、ビールや肉類の食材を調達してくる段取りである。
 妻は前日から焼き鳥の下ごしらえに励み、当日の10時には近くのスーパーに足りない食材を買い出しに行った。私は家でBBQ用の炭おこしを始め、各種備品をセットする。

 昼近くに陽射しが強くなり始め、ウッドデッキ西側にシートを壁状に張ることにした。西日と周辺からの視線を同時に遮る役目で、昨年夏に初めて試み、日焼けを気にする女性に好評だった。
 12時半に次男から食材の調達が終わったとの電話があり、それを機にセットしてあった炭に着火。冷凍枝豆や紙食器、割り箸&紙コップ類をサイドテーブルに運ぶ。


 13時くらいから焼き始める。焼き鳥、豚バラ、牛カルビ、つみれ、フランクフルト、ししゃも、ピーマン&玉ねぎ等々、定番の食材だったが、穏やかな天気のせいか、どれも美味しく食べた。
 飲み物は次男が買ってきた「サマーエール」という、初夏限定のビールテイスト飲料が中心。上品な舌触りがこの時期にぴったりだった。女性はジンジャエール、孫娘はオレンジジュース。

 2時間くらいで食べつくし、風もひんやりしてきたので、家に入っていただき物の金山スイカを食べる。甘くて美味しい。


 飲みすぎた私と息子たちは、思い思いの場所でしばしの仮眠をむさぼる。18時すぎに妻がラーメンをゆでてくれ、長男夫婦は食べていたが、私は珈琲だけで充分だった。

 バスで帰るという長男一家を玄関で送って、19時半に解散。ちょっと疲れたが、孫娘が愚図ることもなく、いいGW休暇を過ごせた。

2023年5月4日木曜日

百花繚乱の春

 道南在住の次男が4年ぶりにGW帰省している。かってはGWには必ず顔を見せていたが、新型コロナ禍の拡大に伴い、この数年はお盆と正月だけの帰省に自重していた。
 2月末に神経鞘腫という奇病で入院&手術し、私も立ち会って2ヶ月余が経過した。その後、左目が閉じ気味になったり、左の歯で噛むと痛みが発生する、という後遺症が発生している。半年ぐらいで徐々に改善する、と医者は言っているとのこと。信じて養生するしかない。

 車の運転に支障がないか気がかりだったが、問題なかったようだ。しかし久しぶりの長距離運転で疲れたらしく、家でずっと寝ている。


 実は私も自宅玄関周りの補修工事を2日前にやり終え、いまのところ新たな雨水侵入の兆候もなくて気が抜けたせいか、「食べては寝る」をダラダラ繰り返している。
 困難な作業に伴う身体の疲れとストレスとが重なり、3月上旬に54kg台に到達した体重が、再び52kg台まで急降下。ところが今日量ってみたら、53kg近くまで戻していた。身体は実に正直なもの。

 GWに入ってめっきり暖かくなり、日中の気温は20度を超える。明け方は冷えるので7時に暖房タイマーをオンにしていたが、昨日の10時に切って以来、暖房はずっと点けていない。
 裏庭のチューリップとムスカリが満開で、目を楽しませてくれる。百花繚乱の春到来である。

2023年5月1日月曜日

ページ脱落本の修理

 新年度3度目となる地区図書館、本修繕ボランティアの日だった。10時20分に着くと、参加者は私を含めて5名。大型連休が始まっているせいか、普段の半分である。
 前回手掛けたページがバラバラになった本の修理を継続する。

 不揃いページを整え、背の部分にノコで刻みを入れて糸とボンドで補強し、いったん自宅に持ち帰っていた。自宅で背全体に補強用の寒冷紗布を接着し、固まった状態で持参している。
 表紙と表紙カバー、見返しをつけて仕上げるのが今日の目標。


 古い見返しをそのままに、新しい見返しを追加する予定でいたが、係員と長い協議のすえ、古い見返しは表紙から切り離し、完全に撤去することに決まる。
 新しい見返しを採寸して慎重に切り出し、補強用の寒冷紗布の内側に接着。ただちに表紙をその外側から接着させた。表紙全体に糊を塗るため、貼り直しができない一発勝負の作業だったが、うまく収まった。その状態で目玉クリップで背を仮固定する。
 本体を糸で強固に固めたせいか背の厚みが膨らみ、表紙カバーがきっちり収まらない。プライヤーで締め、ハンマーで叩いてみたが、どうしても2ミリほど厚くなってしまう。
 最終的に表紙の透明カバーをすべて外し、アイロンをかけて表紙の折り目を外側に移動して調整することになる。


 剥離液を使って古い透明カバーを外すのにかなりの時間を費やしたが、ほぼ無傷で取り外しに成功。
 本体と見返し、表紙の糊が乾かず、この日の作業はここまで。自宅での1日を入れると、のべ4日間に及ぶ複雑かつ面倒な作業になった。

 この日、自宅補修作業の合間をみて作ったノコ修理固定用の大型木製クリップを持参し、図書館に寄付した。
 前回持参した2枚の板を利用し、Cクランプなしでも蝶ナット&ボルトで簡単に本を挟んで固定できるよう改良したもの。ページが脱落した本は数多いので、今後役立つことを期待。