2023年9月30日土曜日

ドア隙間シールで失敗

 玄関ドア下端に、わずかな隙間を発見したのが厳寒の1月下旬。ドア枠の内側に貼ってあるゴムシールが経年劣化でつぶれてしまったのが原因だった。気密の欠損は住宅性能に大きく影響する。
 その後雨水侵入によるドア枠の腐食なども発覚し、時間をかけて自力修復。部分断裂したゴムシール(隙間シール)をようやく交換できる状態になった。

新しい隙間シール

 新たな隙間シールは、耐候性の強いシリコンゴム製を3月上旬にアマゾンで購入してある。幅10×厚さ10で6Mあり、2,199円。1M×2Mの玄関ドアにちょうど足りる。

 まず既存のゴムシールを外す。枠下端の靴摺りから作業したが、汚れがひどかった。対して側面と上端部の汚れはほとんどなく、単に経年でゴムがつぶれているだけ。
 隙間シールには裏に接着剤がついていて、テープをはがすだけで貼れる。少し長めに切り、端部は現物合わせで調整した。貼る際にゴムを引っ張ると、伸びて収まりにズレが発生するので注意が必要。


 慎重に作業して全周を交換し、いざドアを閉めてみると、なんとしたことか微妙に閉まらない。上端と下端の隙間シールを交換した状態では、問題なく閉まった。上下と側面とでは、隙間の状態に違いがあったようだ。
 実は隙間シールを注文する際、サイズにかなり迷った。経年でつぶれることを考慮して厚めの製品にしたが、大きな判断ミス。1ランク下の幅10×厚さ6にすべきだった。

左が古いシールで右が新しいシール

 古い隙間シールに貼り戻し、新たに注文し直すことも一瞬考えたが、買った隙間シールが結局無駄になる。そこで貼り終えた左右の隙間シールをそぎ取り、薄くすることにした。

 断面が2段になっている中央部をカッターで切断。結果的に厚さは6ミリとなった。見映えがやや悪くなったが、ドアは固く閉まるようになり、隙間も解消されている。外気温が下がって気密性に問題があれば、隙間シールを再度買って貼り直すしかない。
 慎重に吟味したつもりでも、予期せぬトラブルは発生する。いい勉強になった。

2023年9月28日木曜日

暖気循環ダクトを修正

 暑さが去って、溜まっていたDIY作業を優先度の高い順に片づけているが、外作業の場合は雨が降らないことが絶対条件。防水コーキング処理のように、硬化まで2日は晴天が欲しい作業もあり、なかなか思うようにはかどらない。
 今日の予報は雨で、屋内作業のスケジュールを組んだ。

 対象は夏の間、床下に置いて冷風を室内に送り込んでいた送風装置を、本来の設置場所である2階吹き抜け上に移動すること。
 春と秋の暖房中間期に、2階暖気を1階へと導くため、2年前から設置して、ある程度の省エネ効果を確かめていた。

途中で折れている暖気循環ダクト

 費用を安くするため、使わなくなった換気扇を転用し、循環ダクトはマットレスの樹脂製メッシュ梱包材を丸めて使った。
 最初の1年は問題なかったが、昨年の夏から換気扇とダクトの半分を取り外し、床下冷気送風装置としても使うようになった。着脱の繰り返しで脆弱なダクトが折れてしまい、根本的な修正が必要だった。

3つのパーツをつないで1本にする

 2階に設置する際に必要なダクト長さは1700弱。これを床下に設置するときは、長さ700に分離する必要がある。年に2回の着脱作業が簡単にやれて、しかもダクトが劣化しないことが条件。

 Φ100のボイド管(紙パイプ)や塩ビ管を使えば簡単にやれるが、新たな出費は極力ゼロに抑えたい。そこで以前に車庫屋根で使っていたポリカ波板の廃材を幅380で縦に切り、丸めて要所をビス止めして、Φ100の疑似パイプを作り上げた。
 これに樹脂製メッシュ梱包材の一部を巻きつけ、3ヶ所をインタホン用のコードでしばる。上端にはユニオン代わりに醤油のプラ容器(Φ100)を100長に切り、半分差し込んで同じくコードでしばった。


 ポリカ波板部を最下端にし、換気扇直下の壁際にコードの余った部分で固定する。吹き抜け上端の換気扇に設置した樹脂製メッシュのダクト下端に、ユニオン代わりのプラ容器を下から差し込み、ようやく暖気循環パイプが完成した。
 試運転してみると、以前のように問題なく作動する。暖房中間期に1〜2階の温度が逆転し始めるのは9月下旬以降で、ぎりぎり間に合った。暖房ボイラを本格運転するまでの短い期間だが、高騰が続く灯油代の節減に役立ってくれるはず。

2023年9月27日水曜日

雨水に追われる

 数日前、2階西側の使っていない換気口から、わずかな雨水漏れを発見した。
 かって仕事で使っていたエアブラシから発生するエアロゾルを速やかに排出する目的で、新築時に仕事机の真上に設置したもの。換気扇もつけたが、その後のCGの台頭でエアブラシ描法をやらなくなり、換気口も換気扇も不要になった。
 使わない換気口は気密断熱の観点からはマイナス要因にしかならず、雨水侵入のリスクも増す。換気扇は取り外し、径100の換気口は内部に発泡ウレタン断熱材を注入して封印。室内側も木材で蓋をした。


 この10数年は問題なかったが、先日の停電を伴う激しい雷雨で、西側から強い風雨が吹きつけた際、外部の換気口隙間から雨水が侵入したらしい。
 ただちに室内側の蓋を取り外し、汚れた壁を清掃。1日乾燥させると、ダメージはそれほどでもない。今後のことも考え、室内側と屋外の両方を補修することにした。

 室内側の防水コーキング処理は簡単に終わったが、問題は屋外側。アルミ製の換気フードはついているが、設計時に製品選択を誤り、上方からの風雨にめっぽう弱い。欠点に気づき、以降の設計では風雨に強い別製品に替えた。
 自宅に現存する分は別製品に交換したり、上部と左右に厳重な雨水ガードを追加するなどして対応。ただ、今回の換気フードだけは設置時のままで、発泡ウレタン断熱材では防水効果が甘かったらしい。
 熟慮のすえ、既存の換気フードを分解し、新たに穴を開け直して、換気口を完全に外側から覆うように改変。
 まず、はみ出したウレタンを削ぎ落として均す。フード板の内側に分厚く防水コーキング剤を塗布し、既存の固定用ボルトを利用して外側から固く締めた。念をいれて周囲もコーキング剤で埋める。

 足場も命綱もなしで2階窓から身を乗り出して、断続的に3時間ほど作業。高所作業は苦にしないが、落下しないよう気を使って非常に疲れた。ようやく終わると、両肩がバンバンに張っていた。

修正した車庫屋根水切り鋼板
 今年は春先から玄関ドア枠への雨水侵入に見舞われ、まだ後処理が残っている。
 数日前には車庫屋根天井裏への雨水回り込みが発生し、水切り鋼板の角度と端部位置を修正したばかり。雨水侵入に追われる1年である。

2023年9月24日日曜日

秋晴れ洗濯日和

 秋晴れの空が気持ちよく広がった。湿度も低く、つまりは洗濯日和である。妻は私が起きる前から洗濯を始め、はやばやとウッドデッキの物干し場を占領してしまった。
 実はこの日、私も洗濯をするつもりでいた。例年9月上旬までには済ませる冬物衣料の洗濯。今年は酷暑で動く気になれず、まだやっていなかった。すでに一部のカーディガンやベストを羽織り始めていて、早急に洗う必要があった。


 いつもの手順で21Lの洗面台シンクに32度のぬるま湯をため、ウール系洗剤で手洗いをする。洗った順に横にある洗濯機に投入して脱水する。すすぎは2回。
 セーター7枚、コート2着、帽子や手袋の小物など定番の冬物衣料のほか、今回は数年ぶりに手編みのウールベストも洗った。このベストが驚くほどの汚れ。手抜きせずに、毎年洗うべきと悟った。

 ウール系衣料は陰干しが必須で、2階に運んで3本ある洗濯ポールに順に干す。従って妻の洗濯物とは重複しない。
 11時15分から始めて休みなしで作業。全部終わると1時間半が経過していて、ぐったり疲れた。


 昼食後に居間ベンチでウトウトしていたら、長男一家が遊びにやってきた。孫娘が描いた毛糸の絵をプレゼントされ、お土産のケーキをみんなで美味しく食べる。1週遅れの敬老会のようなものか。

 孫娘の背が最近急に伸びたのでは?と長男が言い始め、それではと測ってみたら、4ヶ月で3センチも伸びていて驚いた。平均値と比べても3センチほど高い。
 4月から週に1回、コンサドールズジュニアの活動を始め、激しいダンストレーニングに励んでいるのが効いているのかも。両親とも我が子には高身長を望んでいて、喜んでいた。


 先日鉢替えを終えたパキラ、状態がまずまずなので、いよいよお嫁さんにプレゼントすることになった。積んで運ぶため、帰りは車で送って行く。
 日当たりや通風、温度の条件が変わり、植物にとってはストレスの大きい引っ越しだが、うまく育って欲しい。

2023年9月23日土曜日

コンサートを聴きに

 近隣地区センターで無料のマンドリン&ギターコンサートを聴いてきた。過去に何度か演奏しているらしいが、聴くのは初めて。自分で演奏するばかりでなく、時には聴く側になってみることも必要である。
 グループは13名でマンドリンが8名、ギターが3名のほか、ベースやパーカッションもいて、音に厚みがある。完全予約制の先着100名だったが、席は8割方埋まっていた。


 専任の司会が進行を担当し、フォーク、洋楽を中心に、美空ひばりメドレーも含めて計12曲。中盤で北海道出身の歌手を連続させる曲構成や、クイズや演奏者紹介を交えたMCなど、参考になった。
 演奏者は全員が赤いマスクを着用。コロナ対策と思われるが、ボーカルがいないので、逆にマスクがアクセントになっていた。譜面隠しも手製の赤いものを使って統一感を持たせていた。

 アンコールの「オペラ座の怪人」では、指揮者(バンマス)が一時退席して仮装で登場。ラストでマントを脱ぎ捨てると、聴衆への謝辞が背中に書いてあるという大胆な趣向。
 いろいろな面で余裕がないとやれない演出で、ソロシンガーである自分にはとても真似できないが、聴き手を楽しませるという一点ではうなずける。

2023年9月21日木曜日

3×6パネルを軽で運搬

 新築時に壁や基礎、屋根にはグラスウールと併用してポリスチレン断熱材「スタイロフォーム」を多く使った。加工しやすく、内部結露や水濡れの心配もない。アリに巣を作られる不安もない。コスト面と熱に弱い弱点はあるが、断熱材としては優秀だった。
 自宅完成後、余った端材を保存しておき、DIYや補修に有効に使ってきたが、いよいよ在庫が底をついた。新たに買うことにしたが、問題はその運搬方法である。

 ターゲットは通称「サブロク(3×6)」と呼ばれるパネル。910×1820の汎用サイズで、半分のサイズも売っているが、かなり割高。サブロクの大判で買うのが得策だった。
 運搬を外注したり、無料のトラックを借りる手段もあったが、自分の車に積んで運ぶのが安価で簡単。しかし、非力な軽自動車(スズキワゴンR)にサブロクのパネルが積めるのか?


 実は2015年に窓の断熱用に「プラダン」という薄い半透明樹脂製の材料を買った。サブロクの910×1820で、このときは軽自動車の後部座席を倒し、斜めにして積んだと記録にある。

 今回のスタイロフォームは軽いがしなりはなく、完全不透明である。斜めにして入れたとしても後部の見通しが悪くなり、運転に支障が出てくる。振動で材料が欠損するリスクもある。
 検討するうち、車の天井に貼り付ける手段を思いつく。前の座席上に2つあるサンバイザーに先端を挟み込み、後部座席上部にあるアシストグリップにゴムベルトを通し、全体を支える。
 スケールで採寸してみると、ギリギリいけそうだった。万一を想定し、半分に切って運ぶための長い定規と切断用のノコも積んで出発。
 購入したスタイロフォームは20ミリ厚。重ねて使えば、いろいろな用途に応用が効く。価格は968円だった。
 邪魔にならないよう駐車場の隅に車を停めて積み込み開始。やってみると想定通りにピタリ収まった。後部座席上のゴムベルトは古い自転車チューブを長短2本使用。自転車用のゴムバンドでも代用できそう。

 運転には何の支障もなく自宅到着。材料の欠損も皆無だった。もしかすると、OSBボードなどの合板系サブロクパネルも、同じ手段で運べるかもしれない。

2023年9月18日月曜日

雑草刈りと庭木剪定

 昨日から今日にかけ、雨の間隙をついて裏庭の雑草刈りと庭木の剪定作業を続けてやった。

 昨日は午前中から雑草刈り。買いたての充電式草刈機はパワー不足だが、10センチ以下の雑草ならそれなりに刈れる。コード不要で軽く、扱いやすい。充電池は合計1時間まで持つことがわかった。
 必要な刈り取りはすべて終わった。高温多雨の今年は雑草の伸びが早く、過去にないほど雑草刈りに追われた。今回で最後にして欲しいが。


 昨夜は深夜から激しい雨になり、明け方に雨音で目覚めるほど。札幌アメダスによると、数時間で45ミリも降っていた。朝には止んでいたため、昼前から残っていた庭木の剪定作業をやる。

 まず脚立をいっぱいに伸ばして南西側のカエデの枝を落とす。夏にも一部やったばかりだが、こちらも高温多雨で追われる状態。


 続けて北西側のミズナラの枝を落とす。手の届く枝はこまめに落としているが、太い枝は脚立とノコを使って本格的にやる必要があった。

 ミズナラは西日や外部視線を遮ってくれるが、うっかりすると巨大化するので、常に手の届く範囲以下に剪定しようと心がけている。
 剪定が終わったとたん、夕方からまた雨が降り出した。今年はずっとこんな調子のようだ。

2023年9月17日日曜日

財布を小型に買い替え

 昨年末にカタログギフト経由でもらった財布の使い勝手が悪く、考えたすえに買い替えることにした。
 カード4枚と紙幣が入り、隠しポケット2個とファスナーつき小銭入れもあって、収納能力は申し分なかった。しかし、サイズが微妙に大きすぎて、ズボンの尻ポケットに入り切らないのが大きな欠点だった。

 ジャンパーを着る時期には、ジャンパーの大型ポケットに入れていた。ところが夏になって薄着になると、尻ポケットに入れざるを得ない。常にはみ出している状態で、なにかの拍子に落としてしまう危険性があった。
 対策として夏場は小さめのショルダーバックに入れていたが、スマホ同様にすべてがズボンのポケットに収まるのが理想である。
 携帯をスマホに替えた際には、ズボンの前ポケットに入れるため、常用するズボンのポケットを大きめに改造した。しかし、大半がジーンズのため、尻ポケットの改造は技術的に難しい。

右が新しい財布

 買ったのは「ATIANNI」という国内メーカーの二つ折り革財布。最重要視したサイズは90×105、厚さは空の状態で15という超小型。
 購入前に紙でダミーを作って試してみたが、どのズボンにも問題なくスッポリ収まった。

 アマゾンで見つけて「ほしい物リスト」に入れてしばし様子をみる。これが9月上旬のこと。この時点で価格は1,399円だったが、過去の情報で999円だった時期があると知った。朝晩欠かさず価格のチェックをしたが、動きはない。
 1週間ぐらい経って、ある朝突然に価格が999円に下がった。色はブラウンの一択。迷わず購入し、3日後には早くも届いた。
(なぜか夕方には元の1,399円に戻っていた)


 さっそく使ってみる。カード入れは計6ヶ所あったが、取り出しやすい位置は2ヶ所のみ。ここにクレカと銀行キャッシュカードを入れる。隠しポケットには六花亭のカードを1枚だけ入れた。
 札入れには千円札を数枚。最近はクレカ払いや電子マネー払いが増え、札を大量に入れるシーンは少ない。
 小銭入れはBOX型で中身が見やすく、取り出しやすい。以前の財布は中身がよくこぼれ落ちたが、そんな不都合はなさそうだ。

 内容物を厳選したつもりでも、厚みは20ミリに増えた。しかし、使ってみて不都合は感じない。
 すれ違いざまにカードの電子情報を抜き取るというスキミング防止機能がついていて、安心感がある。(ブロック素材が縫い込まれている)いまどき珍しい天然本革製で、使い込むほどに味が出てくるはず。長く使いたい。

 使わなくなった財布は、傷み始めていた家計費用財布に替えて使うことになった。妻のトートバッグに入れるので、大きくても問題ない。

2023年9月16日土曜日

補修して収納

 例年にない酷暑に見舞われ、3ヶ月近くの長きにわたって西日を遮ってくれた西側ウッドデッキ上の遮光ネットを、ようやく外すことにした。2日続きの好天に恵まれたが、明日からまた天気が崩れる予報で、ここらが収め時である。

 取り外しは、脚立に上ってパーゴラに打ったビスにしばってあるヒモをほどくだけ。ずっとこの手法でやってきたが、昨年から試験的に始めたゴムベルト止めが着脱しやすく、来年からはすべてのヒモをゴムベルトに替えようと思う。

 いったん屋内にとりこみ、外れかけたハトメの補修をする。
 ハトメ部分を内側に折り込み、三角形に切った厚手の端布(廃棄したカバン)をあててミシンで全周をジグザグ縫いする。千枚通しでハトメ中心に穴を開け、細く切ったゴムベルトを通して完成だ。

 過去に複数作った窓外遮光ネットで培ったノウハウで、ハトメがついていない遮光ネットにも使える。
 ハトメがない場合は、大きめのワッシャーを端布の中心に置き、全周をミシンで縫えば代用できる。遮光ネットを窓サイズに合わせて切り、自由な大きさに仕上げるには欠かせない手法だった。


 来年に備え、計8ヶ所ある固定用のヒモには、細く切ったゴムベルトを通してしばった。これにより、10ヶ所ある固定ヒモはすべてゴムベルトとなり、着脱が容易になることが期待できる。

2023年9月15日金曜日

パキラの植え替え

 久しぶりに青空が広がって、溜まっていた外仕事を順に片づけた。まずはパキラの鉢替えから。
 徒長して生育の悪かったパキラを剪定して3つに分けたのが7/18のこと。鉢替えや挿し木などをやるのは5〜6月が最適と言われているが、当時はまだそれほど暑くなく、ギリギリ間に合うと踏んでいた。

「葉」「茎」「根」と分解したパキラは思惑通りに新芽を出してくれたが、直後にやってきた厳しい酷暑により、葉と茎から出た芽は両方とも無惨に枯れてしまい、満足に新芽が育ったのは、通称「丸坊主」と呼ばれる根だけの状態だった鉢の部分だった。
 長男のお嫁さんにあげるのはこのパキラしかなく、今日は彼女から預かっている鉢に植え替えをやった。この時期にやるのは初めてだったが、パキラの持つ生命力に期待しよう。

右が新芽の育ったパキラ

 10日ほど水をやらずに土を乾燥させ、新しい鉢の底にネットと小石を敷き詰める。鉢の1/3くらいに新しい土を入れ、古い鉢から抜きとったパキラを中心に置き、周りに新しい土を充填する。
 鉢の縁から3センチくらい下まで土を入れたら、水をたっぷりやって終了。

 昨年買った土になぜかアリが混じっていて、取り出すのに苦労した。まだ残っている可能性があり、しばらく外に置いて様子をみる。状態が安定するまでプレゼントはできない。
 残った「葉」「茎」のうち、新たに発芽も発根もする気配のない「茎」は捨てた。「葉」はわずかに発根の兆しがあり、もしかすると再生するかもしれない。もう少しがんばってみる。


 珈琲タイム後に歯科に行き、脱落した左下奥歯の治療をする。関連する部分入れ歯に新しいバネをつけ、すべての治療が終わった。
 ようやく左側でも自由に噛めるようになったが、右で噛むことにすっかり慣れてしまい、いまはどちらでも噛める状態だ。

 今日はそのほか、修復中の木製玄関ドアの目地にタイトボンドを充填したり、徒歩でスーパーATMや地区センターに行ったりして忙しく動き、計6千歩以上も歩いた。
 そのせいか先月の集団健診で「高い」と指摘され、以降ほぼ毎日測っている血圧の状態が良好で、朝が109/77、夜が88/55と、まるで10代のような数値。諸々のストレスからの解放と、散歩を始めとする運動が効いている。

2023年9月13日水曜日

怒涛の検査健診を終えた

 胃と大腸のダブル内視鏡検査の日。前夜は普段より早めの0時過ぎに床についたが、21時に飲んだ下剤が予想外に効いて、明け方まで断続的にトイレに起こされた。
 満足に眠る間もなく6時にアラームで起きて、指定の薬を3種類計6錠飲む。検査がスムーズに運ぶよう、胃腸の活動を抑える薬だった。

 その後再び布団に潜り込み、7時に起きて「ニフレック」という下剤&大腸洗浄剤を飲み始める。
 全部で2Lもあり、10分おきくらいにコップで飲むたびにトイレに駆け込む状態になり、非常に慌ただしい。前夜から始まる一連の下剤対応が大腸内視鏡検査の最大の苦行といっていい。


 便から固形物が消え、水のようになって検査が受けられる状態になった9時ころ、病院から確認の電話があった。検査時間が12時と決まる。2年前より1時間も早くなってありがたい。
 ここまで飲んだ下剤は1Lほど。全体のわずか半分で、2日前から試みたオリジナル検査食は消化がよくて空腹感も少なく、大成功だった。
 その後時間ぎりぎりまで居間ソファで仮眠し、11時半に家を出る。12時ちょうどに内視鏡検査専用待合室に通され、問診や着替え、喉の麻酔や胃の洗浄など、各種の検査前準備をする。
 内視鏡検査開始は12時45分から。検査は血圧と心拍を測りながら行われる。

 最初は胃から始まり、15分ほどで終了。新たな部位での再発を確認するため、昨年の胃ガン術後検査よりも入念で時間がかかった。
 途中数回の嘔吐感に襲われたが、この嘔吐感との闘いが胃内視鏡検査での最大の苦行といえる。
(検査が胃だけの場合、絶食は当日のみで大きなストレスはない)

 休む間もなく、身体を検査ベット上で半回転させ、大腸内視鏡検査へと突入。こちらは過去に何度も経験して慣れたこともあり、痛みや膨満感はほとんどなく、スムーズに運んだ。
 すべて終わったのが13時30分。大腸は胃の倍近くかかったが、特に苦しさは感じなかった。担当医師の得手不得手が関係しているのかも。


 持参のタブレットでゲームをしたり青空文庫を読んだりするうち、14時40分ころに診察室に呼ばれる。今年4月から消化器内科が完全予約制になったそうで、以前に比べて待ち時間は少なくなった。
 上旬に実施の血液検査とエコー検査結果を含めて、主治医から説明がある。
 術後の胃の状態は良好で、他部位も含めた再発の疑いはなく、転移の兆候もないとの診断。大腸に3ミリほどの初期ポリープが1個見つかったが除去するほどではなく、しばらく経過観察とのこと。

 次回の検査は1年後に胃内視鏡検査と転移を調べるエコー検査をやることに決まる。
 除去済みのピロリ菌が胃壁のどこかに潜んでいる可能性が捨てきれず、胃内視鏡検査はしばらく毎年やる必要があるが、大腸内視鏡検査は2〜3年後でよいだろう、との結論だった。

 今回の治療費は6,290円。病理検査がなかったせいか、内視鏡検査を2つもやった割には少なめ。
 8月から延々続いた各種検査と健診が、今日でひとまず山を超えた。時間と費用はそれなりにかかったが、大きなトラブルなく乗り切れたことを喜びたい。

2023年9月12日火曜日

オリジナル検査食

 明日の胃と大腸内視鏡検査に備え、朝食から完全検査食モードに突入した。検査2日前から消化のよい食事を心がけるとスムーズに運ぶと知り、昨日の夕食はカレーライスを作った。

 前日となる食事は今回から病院支給の市販検査食ではなく、病院から提示された「大腸検査前にふさわしい食事」というリストに記載された食品を元に、自分で作って食べてよいことになった。
 市販の検査食は高い上にまずく、毎回辟易させられていたので、大歓迎である。ネット情報なども参考にし、決めたメニューは以下の通り。


《朝食》
 食パン1枚、蜂蜜、バナナ、アセロラジュース、プリン

《昼食&夕食》
 冷凍うどん(溶き卵&麩)、高野豆腐煮物、マッシュポテト

《オヤツ》
 コーヒー、クッキー4枚、チョコレート2個、プリン

昼食と夕食は全く同じメニュー
オヤツ

 負担軽減のため、朝食の食パンは耳を切った。蜂蜜はパンに塗り、バナナを挟む。
 葉物野菜は一切食べられないのが辛い。うどんの具に悩んだが、卵と麩でどうにか格好をつけた。高野豆腐とマッシュポテトはオカズとして絶好。写真にある切干大根と人参は通常食用で、食べていない。

 珈琲はミルクなしなら問題ないと知る。チョコレートやクッキーは、混ざりものが一切ない品に限る。
 朝から雨模様で外出や外仕事は叶わず、朝食を食べてまったりしていたら、10時45分くらいから急に雨脚が強くなり、雷を伴った激しい雨になった。
 このところ頻発する線状降水帯が上空に出現したらしく、雨で見通しが悪くなるほど。雷があまりに近く、PCの電源を落とすべきか迷ううち、点けていた部屋の照明がプッツリ切れた。停電だ。
 悪天候による停電は8年ぶりだったが、15分ほどで復活。それを機に、雨はじょじょに小降りになる。あとで知ったが、その時間帯の降雨量は実に80ミリほどもあったという。

 今回のオリジナル検査食はマッシュポテトだけ妻に頼み、他はすべて自分で作った。空腹感も少なく、充分に満足できるものだった。

2023年9月11日月曜日

健康トラブル

 9日前に突然折れた左下奥歯の差し歯が、ようやく復活した。3回の治療で歯根の調整と土台の打ち込みは終わっていて、今日は金属冠をかぶせるだけ。15分ほどで簡単に終わった。

 噛み合わせに問題はなく、ずっと右側だけで噛んでいた不便も解消されるが、手前にある歯が抜歯されて部分入れ歯に替わっているため、新しい差し歯に対応した金属バネを新たに作る必要がある。
 今日はバネ用の型もとった。完成は金曜日で、その場で古い金属バネと交換してくれる。左側の歯が完全に使えるのは、もう少し先。


 8月上旬から治療中の老人シミ、先週金曜に液体窒素による冷却を受けに行ったら、「秋になったら処置しましょう」と言われて保留になっていた左頬の老人シミを、急きょ切除することになった。
 6年前に初めて切除してもらい、大半は消えたが、最近になって再発傾向。切ると入浴が制限されるため、猛暑が収まるのを待っていた。

 前回同様に麻酔シールを患部に貼り、30分待機。その後先端が丸いハサミで切ってもらったが、痛みは全くない。
 感染防止用の飲み薬と塗り薬が5日分、メラニン色素を抑えるビタミン系飲み薬を21日分処方され、治療費は液体窒素冷却と薬代を含め、1,550円。
 当日はシャワー&入浴が不可。翌日からシャワーのみ解禁で、バスタブを使った通常入浴は4日目の今日からだった。

 加齢に伴ってさまざまな健康トラブルが発生しているが、受け入れて上手につきあっていきたい。

2023年9月8日金曜日

カーボンブラシの交換

 丸9年使った電動ノコが突然動かなくなった。スイッチを入り切りすると微かに動く気配はするが、回転が続かない。11年間使った以前の電動ノコはモーターの焼損により、煙が出て動かなくなった。そのときとは症状が異なる。
 ふと閃いた。以前に電動グラインダーで似た症状が出て、カーボンブラシという部品に問題があった。今回も同じ原因ではないか?


カーボンブラシ」という耳慣れない部品は、電動工具には必ずついているらしい。モーターの中で電気を一方方向に流す役割があり、ないと動かない。
 モーターを両側から挟む位置にあり、回転を繰り返すことで徐々に摩耗し、限界に達するとモーターは動かなくなる。そうなると新品に交換するしかないが、安い電動工具だと交換不可能な製品もある。


 手持ちの電動ノコはカーボンブラシが交換可能な製品で、さっそくモーターの両側にある黒いネジをマイナスドライバーで回して外し、中に入っているカーボンブラシを取り出してみた。

 すると予想通り、半分ほどに減っている。玄関ドア枠の補修を再開した直後で、作業を中断させたくない。ひとまずカーボンブラシを半回転させて再セットしてみると、どうにか動いた。ただ、寿命がきているのは間違いなく、ヨドバシ通販で新品を注文した。(622円)

上が現状品で、下が新品

 予定分の補修作業を無事に終えたころに品物が届いて、ただちに交換する。交換自体は難しくなく、問題は動かない原因に気づくことだ。

 前述の「半回転して再セット」はあくまで応急処置であり、根本解決は2個セットで新品に交換すること。換えるのはその工具に合った部品でなくてはダメで、他のメーカーや型番の使いまわしはできない。

2023年9月7日木曜日

心電図に異常なし

 先月受けた市集団健診の結果が郵送されてきた。恐る恐る封を切ると、血圧が高めで強制的に受けさせられた心電図と眼底検査には異常がなかった。
 実は9年前の健診では心電図に異常ありと指摘され、当時は不整脈の自覚症状もあって、近隣の循環器内科で精検を受けている。結果的に心臓に異常はなく、不整脈は単なるストレスとの診断。
 経緯はやや異なるが、精検も覚悟していたので、正直ホッとした。

 今回の発端は基準値を超えた血圧(140/81)。指摘されてから血圧はほぼ毎日測っているが、週に1回ほど基準値を超える程度で、大きな問題はないと思われる。
 ただ、昨年も血圧が高めとの指摘があった。「生活習慣を見直し、半年後をメドに病院で再検査を」と健診通知書にある。当面はマメに血圧を測って記録し、状況によっては近隣のかかりつけ医で診てもらうつもりでいる。

セイタカアワダチ草が満開

 朝晩めっきりすごしやすくなり、今日は最高気温が25度を切った。明け方には肌寒さを感じるほど。
 猛暑中は休んでいたDIY作業のうち、長く手掛けていた木製玄関ドア枠の補修がようやく峠を越した。やはり涼しいと手仕事がはかどる。
 ストレスから解放されたせいか、今日の血圧は89/55と、過去の最低値を記録した。

 夕方には外れた左下奥歯の治療に、歩いて歯科医院に行く。今日で土台の打ち込みが終わり、かぶせる歯の型をとった。来週始めには新しい差し歯に生まれ変わる。
 血圧対策に手っ取り早いのは歩くことで、今日の歩数は4900歩。最近「一日に4000歩程度歩くだけでも、死亡リスクを大幅に下げることが可能」との研究結果をネット記事で見つけた。まずは4000歩からである。

2023年9月6日水曜日

遅れて夏の後始末

 予報が外れ、明け方にかなりの雨が降った。午前中に外回り系DIYはやれず、週に一度の定番食料品の買い出しに行く。
 際限なき物価上昇で、1日千円と決めた食費&衛生雑費のノルマ達成は難しくなっているが、いろいろと工夫をこらして死守している。

 即席ラーメンはずっとマルちゃん袋麺を食べてきた。以前はバーゲンで5個入が250円ほどで買えたが、最近は350円以上もする。
 今日はトライアルでスナオシの即席袋麺が、5個169円と破格値で並んでいた。スナオシの麺類にはハズレが少ない。ちょっと迷ったが、お試しで買った。


 昨日の夕方、今年3度目の山東菜を家庭菜園に蒔いた。場所は前回試して害虫被害が少ないとわかった菜園中央、メンテナンス用に置いたレンガの左側。
 この時期に蒔くと、延々12月まで採れ続ける。いつもは8月末までに蒔くが、猛暑続きの今年は10日近く遅らせた。

 種は昨年4月にジョイフルAKで買ったもの。こちらもハズレがなく、2年越しでも問題なく発芽する。葉物野菜の購入費を大幅に削減でき、物価高騰対策としても絶好である。


 午後から天候が回復し、丸2ヶ月窓の外に張ってあった遮光ネット4ヶ所をまとめて外した。ウッドデッキ上部だけはもう少し残す。
 こちらも長引く暑さのせいで、例年よりやや遅い。予報では今後30度を超す暑さは訪れず、日差しは室内ブラインドで充分対応できる。

 ネットを下端で止めてある針金をまず外し、次に上の支持棒をヒートンから抜き取る。丸めて2階天井梁の上に来年まで収納しておく。
 暑い暑いと言いつつも、今年も工夫してエアコン&扇風機なしで乗り切った。暑さ再来に備え、来年はせめて冷風扇風機くらいは準備するかもしれない。

2023年9月4日月曜日

子供の好奇心

  今年度10度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日。9月に入ってから30度を超す酷暑は去り、すごしやすくなった。暑さでずっと自重していた外回り系DIY作業が溜まっているが、考えたすえに今回も参加。この種のことは続けることが大事だ。
 いつも通り10時少し前に到着し、この日の参加率は80%。短時間だけ参加の方が複数いて、出入りは多かった。

 持ち越しの作業はなく、手始めにページの一部が脱落しかけた絵本と文庫本をまとめて修復する。破損の程度は軽く、細い筆につけたビニダイン(接着剤)をページのノド部分(谷間)に塗って接着させる。
 ページ相互がくっつかないよう、透明ブックカバーの剥離紙を2つ折りにし、対象ページにはさんで外側からクリップで固定して終了。


 続けて恐竜が主役の立体絵本の修復をする。1か月前にも手掛け、あちこち直して完全に終わらせたはずが、恐竜の首が再びとれている。
 前回はとれた首パーツを相互にはさみ、透明ブックカバーで巻いて補強したが、好奇心旺盛な子供相手には通用しなかったらしい。

 今回は方針を変更し、胴体から首へとつながる一体型の補強用紙を厚めの紙で作り、ビニダインで強固に接着した。ページを開けると折り込んである恐竜が前に飛び出し仕掛けで、普通に閲覧する分には問題なく動く。
 ただ、首を力任せに引っ張ってしまうと、やはりとれてしまうだろう。過去に2度補強した箇所で、またとれる可能性もある。自分も好奇心の強い子供で、家にある時計やラジオを分解するような子供だったから、気持ちはよくわかるが。


 この日は早めに帰るつもりで、次回の作業を先取りし、係員と補修方針を検討した。
 修復を繰り返して、あちこち傷んでいる絵本が対象で、現状の中とじ方式を前回やった糸とじ方式に変更して欲しいという希望。
 手始めに破れたページを、細く切った透明ブックカバーで補修した。以降の作業には時間がかかるため、次回に持越しとなる。

2023年9月2日土曜日

エコー検査と差し歯脱落

 3月に予約してあった消化器全体のエコー検査と血液検査の日だった。胃ガン手術から1年が経ち、2回に分けて転移再発等の各種検査を実施する。その第1弾である。

 血液検査は前日からアルコール抜きで、当日は水以外口にできない。予約は9時で、珍しく早めに起きて歯肉マッサージなどやっていたら、突然左下の奥歯が外れて脱落した。痛みなどの予兆は一切なかったので、びっくりした。
 気にはなったが検査に支障はなく、拔け落ちた歯はひとまず保留にして病院へと向かう。


 8時50分に着いて、ただちに採血。先日も泌尿器科と市集団健診でやったばかりだが、検査項目と目的が異なる。
 続けてエコー検査を行う。30分待って検査室に招かれ、10分強で簡単に終えた。この日の検査はここまでで、結果は中旬に実施の内視鏡検査時にまとめて診断してくれる。いつものような待ち時間がゼロで、負担が軽い。今後は2日に分けてもらうのが正解かも。

 早めの10時5分前には会計まで終わり、治療費は2,380円。ただちにいつも通っている歯科に電話し、経緯を説明。土曜も診察していて、15時の予約がとれた。
 前夜の睡眠時間は6時間ほどで、睡眠不足気味。帰宅して仮眠をとり、遅い昼食後に早めに歯科に行った。
 外れた歯は自分の歯ではなく、単なる差し歯であるとわかった。レントゲン撮影の結果、歯根に異常はなく、新たに土台と差し歯を作り直すことになる。
 差し歯の寿命は保険治療の場合で7〜10年とか。脱落した歯の記録がブログ等にないが、おそらく10年前後と思われる。病院通いは好まないが、やむを得ない。

 差し歯の外れた歯根を整え直し、上下の型取りをして、この日の治療は終了。抜歯→部分入れ歯、という最悪の事態も覚悟していたが、ダメージは最小限で済みそうだ。