2017年6月30日金曜日

家族でピクニック

 かねてからの計画通り、近くの百合が原公園に家族でピクニックに出かけた。5月中旬くらいから計画を立てていて、藤やスズラン、ライラックの開花にあわせて出かけるつもりだった。
 ところが5月下旬の予期せぬ孫娘の発熱から始まり、続いて私たち夫婦、そして長男夫婦へとタチの悪い風邪が伝染。咳や鼻水、痰が止まらないという非常事態が延々ひと月近くも続き、とても行楽どころではなくなった。

 楽しみにしていた花は全て終わってしまい、特に長男のお嫁さんの落胆は激しい。その後風邪もようやく癒え、次なる夏の花が少しずつ咲き始めたので、満を持して出かけることにした。
 事前に天気予報を慎重に調査。気温が高く、晴れるというこの日を選んであれこれ準備した。
 予報はピタリあたって、朝9時ですでに20度を突破し、青空も広がった。気温は最終的に29度近くまで上がった。
 今回も孫娘のバイオリズムにあわせ、午前中の早い時間から行動。10時前には妻が作った弁当と飲物を積み込み、長男夫婦のマンションへと向かう。長男は仕事で不参加だったが、お嫁さんと孫娘を乗せて百合が原公園へと向かった。


 行楽には絶好の日和だが、時間が早いので公園は空いている。東側駐車場に車を停め、孫娘を乳母車に乗せて歩く。シャクヤクが満開で、バラが3〜7分咲きといったところ。中央広場には思いがけず菜の花の絨毯が広がっていた。
 ユリやラベンダーもチラホラと咲いていたが、まだ3分咲き程度で、本格的に咲くのはこれから。白いヤマボウシがあちこちに咲き誇っていて、なかなか見ごたえがあった。
 乳母車の振動が心地よいのか、孫娘は途中で寝てしまう。まだ花のよさがよく理解できていないようだ。
 ざっと一巡してちょうどお昼。中央広場の木陰にシートを敷き、お弁当を食べる。暑くも寒くもない陽気で、時折爽やかな風が吹き抜けて心地よい。背後の木にカラスの巣があるらしく、巣立ち前の子ガラスの声がうるさかったが、幸いに襲われずに済んだ。

 孫娘の離乳食にはテーブルがあったほうがいいというので、近くの東屋へと移動。30分近くも寝た孫娘は、終始ごきげんだった。


 食事後、カラスの巣から遠い木陰を選び、芝生の上に再びシートを敷く。自分にしては早起きしたので眠くなってきたが、孫娘は遊んで欲しいらしく、眠らせてくれない。まあいいかと付き合ううち、よく食べてよく遊んだ孫娘が、ようやく眠そうな気配を見せた。

 14時くらいに撤収し、我が家へと移動。わずか数分だったが、車の中で孫娘はまた寝てしまった。実によく寝る子だ。
 17時くらいまでお茶を飲んだりオヤツを食べたりして過ごす。その間、孫娘は我が家の特製オモチャ箱でずっと遊んでいた。基本的に一人遊びが得意のようだ。大人は危険がないよう、そばで見守っていればよい。
 お風呂を済ませてから家に帰るほうが何かとお嫁さんが楽だろうということで、私が入れてあげることになる。相変わらず誰と一緒でもお風呂では泣くが、今回は2度目なので、私もかなり慣れてきた。なだめたりすかしたり、歌を歌ったりして手早く洗ってしまう。

 帰りの車に乗せたとたん、またまた孫娘は寝てしまった。子連れのピクニックなど、数十年ぶりのこと。大人にとっても長い一日だったが、楽しい思い出がまたひとつ増えた。

2017年6月29日木曜日

洗面所小棚の更新

 ふと思いついて、洗面所に自作した小棚の天板を交換することにした。日々やるべきことは山積しているが、昨日までトーテムカエルで木材の加工をやっていたので、その延長のようなもの。
 交換するのは、かなり前に作った木製の小棚の天板部分。下に同じく木製のタオル掛けがついていて、デザイン的にはかなり気にいっていたが、素材がMDFなので水に弱く、汚れが目立ってきた。

 調べてみたら、MDFに換えたのが7年前のこと。それ以前は無垢材をずっと使っていたが、明らかに無垢材の方が水には強い。


 タオル掛けや天板を支える背板は無垢材のまま残し、天板だけを交換する。残材ストックを見繕ったところ、使えそうなワンバイフォー材があった。
 現状の天板と同じ寸法、75×630にカット。木材を縦方向に割く作業は難易度が高いが、最近は電動ノコに付属するガイドレールを使って簡単にやれるようになった。

 木材にねじれがあり、それを修正しつつ加工するのに苦心したが、思いついてから2時間くらいで完成した。自然素材系の塗料を塗って完成。外したMDF天板は再利用不可能なので、ちいさく切ってゴミとして出す。

2017年6月28日水曜日

トーテムカエル

 時間ができたので、断続的に作業していたカエルのトーテムポールふうオブジェを、一気に仕上げた。
 これまでのような自立式では始末に困ることが分かったので、縦長の板にカエルを順に貼りつけるスタイルに決定。壁掛け式なので場所をとらず、移動も簡単だ。

 ベースとなる板は70×680のヌキ板端材を使った。厚みが18ミリあって、素材としてはしっかりしている。横に穴を開けて枝をつけることも可能。木の枝を加工したカエルの素材とも相性がいい。


 680という長さに収めるため、使うカエルは8個を厳選した。やむなくボツにしたカエルが3個。大きさや色、形を考慮しつつ、慎重に並べる順番を決める。「カエルの森」で使っていた松カサも2個配置した。

 木製のカエルは短いビスをまず板に止め、カエルの裏側にビスの頭が入る短い穴を開けて差し込む。木工用ボンドも併用して固定した。
 金属蓋利用のカエルは蓋にぴったりはまる短い木材を切り、釘でベース板に固定。その板にはめ込むことで固定した。


 カエルたちだけでも充分見られるものができたが、「カエルの森」で使った木の枝の一部を、やはり活かしたくなった。本家本元のトーテムポールでも、左右に広がる羽根のようなものがついている。そのイメージを木の枝で創りたい。
 試行錯誤しつつ、使う木の枝を決める。壁に吊るす前提なので、背面に伸びる枝は切り落とす必要がある。ベース板の横に8ミリの穴を斜めに開け、木の枝の先端を細く削って差し込み、木工用ボンドで固定した。

 だいたいイメージ通りに完成。まずは2階の工房にある柱に吊るしてみる。なかなかいい感じだ。


 興に乗って家のあちこちに吊るしてみた。場所をとらないので、壁か柱さえあればOKだが、「居間には飾らないで」と妻から思いがけずダメ出し。
 すでに台所横には、廃品のBSアンテナ利用の巨大なカエルが鎮座しているので、これ以上のカエルは無用、とのことらしい。


 思いついて玄関ドアに吊るしてみる。内側外側どちらもサマになるが、出入りの際に木の枝が衣服に引っかかるだろうと、またまた妻からダメ出し。言われてみれば確かにそうだ。
 玄関外に飾るとかなりのインパクトで、魔除けにもなりそうな雰囲気だが、ひとまず様子見。何かのイベントで一日限定ならいいかもしれない。

 最終的な落ち着き先は、妻の提案で階段下の玄関ホール側手すり部分となった。動線の邪魔にならず、ドアを開けた正面にあるので、よく目立つことは確か。今後また移動するかもしれないが、しばらくはここに掛けておくことにしよう。
 本来のトーテムポールは「家紋」のような位置づけで、魔除けや宗教的な意味はないらしい。偶然だが、8個のカエルはそれぞれ家族を暗示している。うまく収まった。

2017年6月27日火曜日

老人シミの切除

 50歳くらいから頬の両側に黒いシミが目立つようになった。きっかけは確かサッカーによる日焼けだったように思う。
 30代後半から10年ほどの期間は、地域の少年団で子供のサッカー指導と自分の所属するシニアチームとで、まさにサッカー漬けの日々。強い日差しにさらされるのは宿命のようなもので、もともと日焼けには弱いほうだったが、その頃から腕や頬に黒いシミが増えてきた。

 顔にはイボもよく出来るので、その都度皮膚科に通って焼いてもらっていたが、あるとき黒いシミのことを相談すると、「ああ、それは老人シミだね。液体窒素で焼いてもとれないよ」と、まるで相手にされなかった。
 加齢と共に現れる老化現象のひとつで、レーザーなどで取ることは可能だが、保険対象外の美容医療。そのままでも身体に害はないとのことで、あきらめて放置していた。
 しかし、シミは次第に濃くなり、数も増えてくる気がする。場所によっては皮膚から盛り上がっていたりもする。
 年間70回近くも人前で歌っているので、さすがに自分でも気になってきた。歌には全く支障ないが、非日常を演出するのがライブの極意なので、見た目は非常に重要である。

水差しして発根させているパキラ

 ライブの間隔が少し空くのを機に、思い切って治療することにした。ネットで検索したら、最寄りの地下鉄駅近くに、美容医療も手がけている皮膚科を見つけた。治療費は思っていたほど高くない。
 事前に電話して確認してから出かけた。車でわずか10分で駐車場完備。灯台下暗しとはこのことか。

 一般皮膚科もかねているので、けっこう混んでいる。30分くらい待ったが、診察の結果、塗り薬では対処不可能で、レーザー治療か麻酔して皮膚表面を切り取るしかないという。相談のすえ、ただちに処置可能な皮膚切除をやることになった。
 まず試験的に一番色の濃い左頬の一部(大豆くらいの大きさ)を切除する。麻酔シールを患部に貼り、30分待機。その後切ってもらったが、痛みは全くない。
 化膿どめの飲み薬と塗り薬を2日分、 「シナール」というシミ取りに効果のある飲み薬(ビタミンC系)を3週間分もらった。
 今後の方針として、切除部分の色がどう変化するか、1ヶ月ほど様子を見る。人によっては赤く変化する場合があり、年齢が進むほどその傾向が強いとか。
「これなら黒いよりもマシ」と判断したら再度来院して、残りのシミも同様に切除しましょうか、とのことだった。あくまで美容医療の範ちゅうなので、どう進めるかは患者自身の判断に委ねられている。

2017年6月26日月曜日

「カエルの森」を解体再生

 7年前に近代美術館前にあるカエルヤ珈琲店のガリ箱展というイベントで、「カエルの森」という作品を出展し、1ヶ月間展示された。剪定した樹木で作った大小のカエルを並べたもので、記念すべき第1回のガリ箱展作品だった。
 展示後の作品は同じ形態で小さく作り直し、長く仕事部屋の片隅にあるベンチの上に飾ってあった。


 ところが時の経過と共に、作ったカエルの目がとれたり、飾ってある木の枝から脱落したりするようになった。設置してある台が細長く、ちょっとした振動で倒れてしまうのも問題。
 もうすぐ1歳になる孫娘の格好のイタズラターゲットになるのも確実で、この際解体して大幅にリメイクしようと考えた。


 まず全体を分解し、各パーツの埃を落とす。傷みの激しいものは廃棄し、補修すべきものは接着剤で修理した。
 リメイクの方針として、これまでのように台に設置する手法はやめ、細長い板にパーツを固定して、壁にぶら下げる方式に改めたい。

 何をどの順に並べ、どう固定するかはまだ固まっていない。イメージ的にはトーテムポールのような感じにしたい。つまりは「トーテムカエル」である。

2017年6月25日日曜日

植木鉢の整頓

 一昨日の訪問時に長男のお嫁さんから預かり、ひとまずウッドデッキに置いてあった大小4つの植木鉢の片づけをやった。
 3年前に宮崎から引っ越してきた際には元気だった観葉植物も、マンションの通風や陽当たりの条件が悪いせいか、すっかり枯れてしまった。そのまま部屋に置いておくと、いたずら盛りの孫娘の格好のターゲットになる。衛生面でも風水面でも、枯れた観葉植物の鉢は速やかに片づけるべきだった。



 まず、土だけになっている植木鉢を空にする。裏庭の一部に低くなっている場所があるので、全てそこに均した。残っていた枯れ枝と根は取り出して小さく切り、ゴミとして出す。

 空になった4つの植木鉢と受け皿を水できれいに洗い、まとめてウッドデッキの片隅に置いた。プラスチックでなく、本物の陶器製なので重量感があり、なかなか絵になる。
 その後かなりの雨が降ったが、底に穴が開いているので、水が溜まることはない。
 4つともウッドデッキ下にしまっておくつもりでいたが、またネズミや虫の住処になりかねない。いまのところ邪魔になっていないので、このまま飾りとして目のつく場所に置いておこうかとも思う。
 雪が降ると別の問題が出るかもしれないが、そのときはウッドデッキ下に移動するか、いっそ室内の床下空間にしまうことも考えている。

2017年6月24日土曜日

まとめてミシン作業

 先日参加した地下鉄琴似駅地下パトスでのチャリティで、久しぶりに機材運搬用のキャリーカートを使った。
 介護施設系ライブの場合、大半の施設に駐車場があるので、機材運搬にキャリーカートを使うことはない。今回は施設に駐車場がなく、最寄りの駐車場から会場までの移動距離が長い。

 キャリーカートにはマイクスタンド類を簡単に入れられる布製の袋を自作して装着しているが、あちこちに穴が開いて傷みがひどい。しばらくライブがないので、大幅な改良を施すことにした。
 マイクスタンドを入れる袋は移動時に取手を持って傾けると、底の部分が地面にふれる。穴が開くのはその部分で、その都度補強の布をあてて補修してきたが、あまり効いていない。
 うまい解決法はないかじっくり考えた結果、傾けたときに地面にこすらないよう、袋を短くすればいいことに気づく。その分マイクスタンドは上に出るが、やむを得ない。


 穴の開いている下端部を7センチほど切り落とす。念を入れて、こすれる部分には古いカバンを分解した皮を縫いつけた。キャリーカートの取手に通して固定する布製リングを底部に縫いつけ、底を閉じて終了。
 さっそく機材一式を積んでみたが、以前よりも袋の下端が5センチほど上がった。傾けても地面にふれる可能性は少なく、万一ふれても丈夫な皮が守ってくれるだろう。
 ミシンを出したついでに、溜まっていたミシン作業を順に片づける。まず、古いフェイスタオルを2つに切り、縁をかがって台所用のウェスにリメイクする。市販のオシボリを使うより、はるかに丈夫で長持ちするのだ。

 続いて妻がニトリで買ってきた枕を低くする。安眠枕のはずが、高すぎて逆に眠れないといい、結局元の枕に戻した。調べてみたら中のスポンジを簡単に取り出せる構造になっているが、閉じるにはミシンが必須。
 かなりの量のスポンジを出し、どうにか寝られそうなレベルまで低くしたが、ひとまずは昼寝専用となるだろうか。

2017年6月23日金曜日

孫娘と遊ぶ

 しつこい風邪もようやく終息の気配なので、妻と二人で1ヶ月ぶりに息子夫婦の暮らすマンションに行った。先月訪問時に頼まれていたクローゼット枕棚のセットと、ドアノブ受金具の修理もする必要がある。
 事前に訪問時間の都合を尋ねたら、最近は午後に数時間眠ることが多くなったそうで、午前中の早い時間がいいとのこと。朝は苦手なタチだが、普段より早めに起きて、10時前には家を出る。まるで午前中ライブのような意気込みだった。
 先週ビデオチャットで30分近く遊んだので、孫娘は笑顔で歓迎してくれた。息子は仕事で不在。私とお嫁さんは枕棚のセットやドアノブの修理作業があるので、作業にしばしかかりきりとなる。

 枕棚の幅は採寸通りだったが、既存の棚に置くだけのつもりで完全に組み立てあった縦の受け枠がぶつかって入らない、という問題が発生。片側の枠をいったん外して入れ、中で再度組み立てなおしてようやく収まった。
「ドアが閉まらない」という問題のあったドアノブ受金具は、持参のノミでドア枠の一部を削り、位置を下に移動。普通にドアが閉まるようになった。


 その後、枯れてしまって始末に困っているという大型の植木鉢3個をまとめて車に積み込む。我が家でいったん引き取り、枯れた木は処分し、不要になった土は庭に均す。
 マンションに置いたままだと、孫娘が土を口に入れたりして困っているという。分別がつく年になるまで大型の観葉植物は置かず、それまで鉢は預かることになった。
 私とお嫁さんが離れた部屋で作業している間、孫娘は泣くこともなく、ずっと居間で妻と遊んでいた。妻の子守りもだんだん慣れてきたらしい。来月から保育園が始まるので、少しずつ人に馴染んで欲しいもの。
 作業が終わったあとに私も少しだけ遊んだが、一番喜ぶのはオモチャではなく、「手をたたきましょう」の歌だった。喜々として一緒に手を叩いている。フリが入っている幼児むけの歌をレパートリーに増やす必要がありそうだ。

 珍しく大人が訪れたせいか、孫娘は昼近くでもう眠そうだった。お弁当持参で行ったが、12時で退散。帰路にトライアルで買物をし、弁当は自宅で食べた。
 午後から裕次郎の映画をBSで観終えると、急に眠気。ちょっと横になったら、なんと18時まで寝てしまった。午前中ライブを終えたときと同じパターンだが、やはり早起きは苦手のようだ。

2017年6月22日木曜日

VirtualBoxに異変

 マックからWindowsを擬似的に起動させるアプリは、5年前から使い勝手のいいVirtualBox(バーチャルボックス)をずっと使ってきた。軽くて早く、Windows限定のソフトを動かすのに重宝していた。
 仕事で常用する2D、3DのCGソフトはもっぱらこのVirtualBox経由で起動させていたが、ガン発病や年金満額支給を機に、建築デザイン系の営業活動をやめてしまったので、年に数回しか起動することがなくなった。

 例年春先にはまとまった仕事が入っていたが、今年に限ってそれもない。建築デザイン系の仕事は昨年暮れからずっとやってなく、もしかするとこのまま自然消滅、という可能性もあった。
 日々節約に努め、生活の幅を大きく広げなければ、夫婦2人何とか細々とやっていける。人生の軟着陸としては悪くない形だと思っているが、そんな覚悟を決めたときに限って、いきなり仕事の依頼が舞い込んだりするもの。備えておくにこしたことはない。
 そう思い直し、実に7ヶ月ぶりにVirtualBox経由でWindows-XPを起動させてみることにした。VirtualBoxはバージョンアップが頻繁なので、それをチェックする意味もあった。


 すると案の定、新バージョンの5.1が使用可能とのメッセージが出る。いつものようにクリックしてダウンロード。同じバージョンの機能拡張も同時にダウンロードした。
 すると、いつもと違うメッセージが流れ、突如Windows-XPが起動しなくなった。他のWindows7やWindows10も同様に起動できない。バージョンアップの手順を間違えたのかもしれない。
まず本体をバージョンアップし、すぐに終了。再度起動してから機能拡張をバージョンアップし、その後仮想マシンを起動するのが正解)

 あわてて本体のインストーラをクリック。普通に終了したが、今度はVirtualBoxそのものが起動不能になってしまった。
(もしかして、OS10.9では、バージョン5.1が使えないのかも…)そう考えて、古いバージョンの5.0を再度ダウンロードし直す。しかし、今度は別のメッセージが出て、インストールそのものが不可能になった。これは一大事だ。
 念のため、同じ環境をキープしてある予備マックでも起動してみたが、同様に不可思議なメッセージが出て、全てのWindowsが起動しない。
 幸いにこちらはネット情報から、専用ソフトでいったんアンインストールして再度インストールし直すと、無事に起動した。まずは安心だ。
 問題はメインで使うMac-miniのほう。同様にアンインストールしてから再インストールするが、本体は起動しても機能拡張がどうしてもインストールできず、結果としてWindowsは動かない。これではダメだ。

 英語で表示されるエラーメッセージを元にいろいろ調べて、どうやらアプリケーションフォルダのアクセス権設定に問題があるらしいことを突き止める。「everyone」のアクセス権を「読み出しのみ」に設定変更すると、ようやく機能拡張のインストールに成功。無事にWindowsが起動した。
 これまでは普通にバージョンアップ出来ていたので、なぜこの設定が変わっていたのか、自分でもよく分からない。昨年末にOSを一気に10.9へと上げたが、その際にアクセス権設定が変わったのだろうか?真相は不明だが、ともかくも自力解決できたことを喜びたい。

2017年6月21日水曜日

恩師の全道展

 小学校時代の恩師から、思いがけず全道展の招待状が届いた。同窓会で50年ぶりに再開して以来、私のライブにご夫婦でおいでいただいている。先生が趣味としている油絵の展覧会には、妻を伴って何度か訪れた。
 数年前に獣医師だったご主人を亡くされてから、かなり落ち込んでいる様子で、気になっていた。子供がなく、ずっとご主人が心の支えだったのだろう。

 必ず届いていた全道展の招待状が、昨年に限ってこなかった。同じ年の年賀状も届かず、(もしかして…)という悪い想像が駆け巡った。
 2年ぶりに招待状が届き、筆跡は紛れもなく先生ご自身のもの。まだ元気でおられたことに安堵し、妻を伴って今日、会場の札幌市民ギャラリーに行ってきた。

 作品数は例年と変わらない規模だったが、今年は全体的に沈んだ色調が目立つように感じた。社会に漂う出口の見えない閉塞感がそうさせるのか。表現者が書くべきものを見いだせていないように思えてならなかった。


(もしや先生は出展されていないのでは…)とも思ったが、受付けでもらった出展者一覧には、ちゃんと名前があった。
 これまではずっと2階に展示されていたが、今年は1階に変わっていた。資格が会友から会員に変わったことが関係しているのかもしれない。
 絵の大きさは例年より一回り小さく、題材もずっとモチーフにしていた漁婦ではなく、室内風景に変わっていた。
 そのテーブル上には、牛の頭蓋骨とワインの瓶、そしていくつかの茄子という不思議な組合せ。それを見てピンときた。牛の頭蓋骨はご主人そのもので、ワインと茄子は供え物。つまりこの絵は、ある種の墓標のようなものではないか…。

 実は先生のご主人も絵画が趣味で、いつも一緒に全道展に出展されていた。題材は牛の骨が多かった。獣医師という仕事がそうさせたのかもしれない。


 歌と同じで、絵もそのときそのときの描き手の心情を余すことなく表すものだと思う。亡くなった年に私のライブに一人でやってきた先生が、「どうして死んじゃったのかな…」と、寂しそうにつぶやいていたことを思い出す。

 死者を死せりと思うなかれ
 生者のあらん限り死者は生きん 死者は生きん (ゴッホ)

2017年6月20日火曜日

歌と紙芝居でチャリティ

 札幌地下鉄琴似駅地下2階にある公的空間、パトスで2年ぶりに歌った。イベント仲間のTさんからのお誘いで、歌と紙芝居のコラボ企画である。

 紙芝居や朗読が専門のTさんは70代前半。知人の紹介で知り合い、5年ほど前から一緒にイベントを演るようになった。以来年に数回は共演していたが、私のガン発病やTさんの転倒事故が重なり、しばし途絶えた。
 今年1月と4月の白石イベント広場でのライブにTさんが来てくれ、怪我も回復してきたので、リハビリをかねてまた一緒に演りませんか、との話がまとまった。
 今回はTさんのお弟子さんである50代のMさんが岩見沢からやってきて、紙芝居で初参加する。
 開場12時半、開演13時だったが、12時過ぎに会場入りすると、Tさんがすでにスタンバイしていて、15席ほどの椅子も並んでいた。

 出演順と各自の持ち時間を打合せつつ、機材をセット。そうするうちMさんもやってきて挨拶を交わす。私の受け持ちは30分を2ステージで、第1ステージはMさんの紙芝居終了後の13時15分からと決まる。


 入場無料だが、チャリティ企画なので、入口には募金箱が置かれた。椅子が少ないかもしれないとの指摘があり、5席分をひとまず追加。予備椅子を会場片隅に置いて備える。
 マイクテストも含めて準備は終わったが、昼食をまだ食べてなかったので、いったん外に出て車を停めたイオンに行き、オニギリを2個調達。開演前のわずかな時間に、とりあえず1個だけを食べた。

 開演が近づくとお客さんがどんどん入ってきて、椅子を再度追加することに。最終的には30名ほどの方が集まった。思いがけず盛況である。
 予定ぴったりの13時に開演。まずMさんの紙芝居「池にうかんだ琵琶」が始まる。紙芝居を始めてまだ間もなく、こんな大舞台で演るのは初めてということだったが、堂々の場のさばきに驚かされた。

 13時10分くらいから出番に備えてステージ横に行き、ギターを出して備えた。ステージ上には紙芝居とマイク&PA一式の両方を並べて設営してあり、タイムロスなく出演者が入れ替われる工夫をしてある。
 予定通り13時15分から開始。30分で8曲を歌う。

「時の過ぎゆくままに」「北の旅人」「ボラーレ」「長崎は今日も雨だった」「パープルタウン」「アニー・ローリー」「グッド・ナイト・ベイビー」「バラが咲いた(歌詞指導)」


 メインとして使っているPA、ローランドCM-30が修理中なので、今回は予備として買ったばかりのヤマハMS101-2をメインで使うことにした。
 風邪が完全に癒えず、声量への不安が消えないので、乾電池式PAのローランドモバイルキューブを椅子の上に置き、サブとして使用。全体の音量としてはまずまずである。

 聴き手は30名ほどで、この種の場としては珍しく、男性が半分ほどを占める。あとで知ったが、今回の企画は地元紙のイベントガイドでも告知されていたそうで、いろいろな地区から人が集まっていたようだ。
 聴き手の所属に統一性がなかったせいか、場の反応は大人しい。しかし、表情からは集中している気配を強く感じ、1曲ごとの拍手も熱かったので、手応え自体は悪いものではなかった。
 ラストの「バラが咲いた」では一緒に歌うことを客席に促し、曲間で歌詞指導。多くの方が歌ってくれた。
 13時45分から7分の休憩に入る。その後Tさんの小話があり、14時から再び私のステージが始まる手はずだった。
 第2ステージは完全リクエストで進めることになっていて、MCでも告知していた。リクエスト一覧を配るタイミングを探っていたが、休憩時間を利用するのが最適と判断。今回は私自身が一覧を持ち、客席を回って声をかけつつ配って歩いた。

 この段階で早くも3曲のリクエストが出る。不思議なことに、全て洋楽である。介護施設系の場とは、あきらかに傾向が違う。


 Tさんの小話はすぐに終わって、14時ぴったりから第2ステージ開始。予定を1分オーバーして31分で8曲を歌う。(全てリクエスト)

「シバの女王」「詩人の魂」「吾亦紅」「亜麻色の髪の乙女」「愛の讃歌」「空も飛べるはず」「酒と泪と男と女」「世界に一つだけの花」
 聴き手の男女比が1:1に近かったにも関わらず、なぜかリクエストは全て女性からのものだった。この種の場でおしなべて女性は元気、対して男性はシャイである。
 リクエストを受け継ぐメッセンジャー役がいればまた違った反応になるのだが、残念ながら全てのライブでその役を準備するのは無理がある。
「声なきリクエストをいかにしてスムーズにすくい取るか?」は、今後の検討課題である。


 ラスト5分前あたりであと何曲歌うかは、そのつどステージ横に座った主催のTさんの意向を確かめつつ進めた。Tさんは元教育関係者で、時間には非常に厳密である。
 第1ステージは30分ちょうどで終えたが、第2ステージは長い曲のリクエストが多く、1分オーバーした。しかし、最後の演目であるTさんの紙芝居「恩讐の彼方に」でうまく調整してくれたので、全演目終了は予定通りの15時。
 風邪による喉の不安が消えず、開演前には栄養ドリンク剤とハチミツ大根を飲んだ。そのせいもあってか、声の調子はまずまず。特に大きなミスもなく、全ての曲を普段通りのキーで歌えた。状態としては80%くらいか。
 普段でも常に喉が絶好調とは言い難いので、ようやく通常モードに戻ったとも言えよう。

 入口に置かれた募金箱には、予想を超える額が集まったそうである。前回もそうだったが、募金は札幌市社会福祉協議会と北海道新聞社会福祉振興基金に寄付される。私の数少ないチャリティ参加だが、時にはこんな形のライブ参加も悪くない。

2017年6月19日月曜日

パキラを剪定

 2つあるパキラのうち、ひとつの枝ぶりがアンバランスで、ずっと気になっていた。6月も半ばを過ぎ、観葉植物を剪定したり増やしたりするには絶好の時期。外仕事も一段落したので、やるならいまだ。

 元の株から出た2本の枝のうち、あとから出た枝のほうがなぜか見映えがよい。先に出た細長いほうの枝を根元から切ることにする。


 かなり太くなっていたので、DIY用のノコを使って切った。元の株はスッキリして落ち着いた感じになった。
 切った枝は捨てるのは惜しいので、葉に下側あたりでさらに半分に切る。どちらも水に差して発根させることにした。このまま土に挿して発根させる方法もあるが、過去の経験で水差しからやるほうが安全である。


 葉のないほうの枝は単なる「棒」に過ぎないが、元は根があった側を水につけてやると、やがて葉が出て根も出るのでは?と期待している。葉のない枝を増やした経験はないが、やってみる価値はある。

2017年6月15日木曜日

負の連鎖終息気配

 北海道神宮祭の中日で、札幌ではこの日から学生の制服が夏服に替わる。つまりは春から夏へと切り替わるべき日のはずが、とにかく寒い。
 午前中から冷たい雨がシブシブと降り続き、気温は15度くらいまでしか上がらない。この分では深夜に暖房を点けることになるだろう。予報はさておき、感覚的に今年は冷夏。

 昨日は結局深夜まで床下にうごめくアリの始末に追われた。熱湯や洗剤液を集中的に使い、アリの数は相当減ったが、まだパネルヒータ上の土台あたりにアリの姿が見える。
 2時くらいで諦めて寝床についたが、強いストレスのせいか不整脈が出て眠れない。カモミールを濃いめに煎じて飲み、ようやく眠りについた。
 一夜明けてもパネルヒータ上の床に、時折アリの姿を見る。床下での窮屈な姿勢を続けたせいで、肘や膝はスリ傷だらけで節々も痛い。風邪もまだ癒えてなく、できれば今日は床下に潜りたくない。
 そこでアリの出没する1階床の上にアリメツを置くことにした。時間はかかるが、アリを巣ごと壊滅させる特効薬だ。

 ほどなくしてアリメツにアリが群がり始める。その数、50〜100匹ほど。まだ巣はどこかに残っているらしい。薬が切れたころを見計らい、夜までかかって根気よく補充を続ける。どうにかこれで終息することを祈ろう。

長女から父の日の花が届く

 先週大学病院で終わった前歯の歯根治療の報告と、穴を開けた部分の詰め物をしに、午後から近所の歯科に行く。
 切開手術そのものは無事に終わったが、再発の可能性がゼロではなく、安心はできない状態。しかし、患部の腫れや化膿も消え、ひとまず今日で治療は終わった。
 休みで家にいた長男から連絡があり、互いの風邪でしばらく会っていない孫娘と、久しぶりにビデオチャットをした。私たちの顔を忘れていたようで、一瞬泣きそうな顔を見せたが、お気に入りのキティちゃんガラガラを見せてあやすと、ようやく思い出した様子。
 風邪はかなり回復したようで、思っていたより元気がいい。ちょっと安心した。

 夕方には先送りしていた妻の髪をカットする。こちらもかなり間が空いた。手早くやって15分ほどで終えたが、「やっとスッキリした」と妻は大喜び。
 床の髪を片づけるのに掃除機を使うが、アリ退治の水を吸ってオフにできなくなった掃除機は、乾燥させても状態が変わらない。しかし、ホースの接続部を本体から半分抜くとオフになることが分かった。強〜弱への切替えは復帰したので、しばらくこのままで使う。
 いろいろあるが、負の連鎖はじょじょに解決の方向に向かっていると信じたい。

2017年6月14日水曜日

アリに翻弄

 体力が思うように回復しないので、「やることは一日ひとつ」をこのところ心がけている。互いの風邪でしばらく放置していたので、妻の髪が伸び放題。
 今日を予定していた母への面会と差し入れが、思いがけず昨夕に片づいてしまったので、時間が空いた。では髪を切ろうかと準備し始めたとたん、居間テーブルの上に一匹のアリ。このところ毎日のように姿を見るので、気になっていた。

 6月に入ってから家の内外にアリが巣を作り、見つけては駆除撃退を繰り返している。先日もテラス戸近くの床下周辺にアリの巣らしきものを発見し、熱湯や洗剤で撃退したばかり。
 念のため同じ場所を確かめたが、アリの姿はない。そうこうするうち、別の一匹が今度は手の上に這い上がってきた。もしやテーブル直下の床下に…?
 蓋をめくって懐中電灯で確認すると、無数のアリの群れ。今度はここか!
 髪のカットは急きょ中止し、まずは掃除機を引っ張り出してアリを吸い取る。過去にも経験があるが、最強パワーで吸い取ると、風で叩きつけられてアリはほぼ死んでしまう。
 確かめると、床下のパネルヒータ周辺に多数のアリを確認。掃除機で吸い取りつつ、急いでヤカンにお湯を沸かす。アリの巣を一発で壊滅させるには、熱湯を注ぐに限るのだ。
 場所がはっきりしないので、基礎壁と土間コンクリートの隙間境界全面に、2度にわたって熱湯を注いだ。その量、4Lほどか。


 アリの姿は激減したが、続けて食器用洗剤を水で3倍に薄めたものを隙間に注ぐ。巣を壊滅させることはできないが、一瞬でアリを駆除できる有効な手段だ。
 ついでに作業着に着替えて、居間の床下を全面的に点検。床下空間は70センチほどあるが、一部に床梁もあって狭い。這いずり回って作業する。台所近くの隙間にも巣らしきものを発見し、掃除機で吸い取り→熱湯注入→洗剤液注入を繰り返す。
 アリの姿がほぼ消えたので、点検口に蓋をしてしばしの休息。掃除機パックを取り出し、水封して屋外に隔離した。水を含んだアリを吸ったためか、掃除機のスイッチがオフにできなくなった。接点部を分解して乾燥させたが、夕方までに復帰しない。16年使ったので、買い替えの時期かもしれない。

 しばらくして床下を再確認すると、基礎と土台の境界あたりに、まだ数匹のアリがいる。さすがにそこまで熱湯は届かず、やむなく洗剤液をスプレーに入れ、何度かに分けて吹きつけた。
 今後しばらく様子見だが、外に出ると妄想カラスに、家ではしつこいアリにこのところ悩まされている。夫婦で長くやられている風邪とあいまって、負の連鎖は延々続く。

※今回のアリ撃退法は以下のサイトを参考にしました。
wikiHow/アリを殺虫剤なしで殺傷する方法