2026年3月24日火曜日

PCウイルスとの格闘

 母の七回忌法要の準備に追われているさなか、突然PCから「ウイルスに侵入されました!ブロックして対象アプリを隔離しました」との物騒なメッセージがセキュリティソフト経由で表示された。
 あわてて調べてみると、よく使う画像レタッチソフトが「LogSession」というマルウェア(悪意あるソフト)に感染されているという。セキュリティソフトでPC全体をスキャンすると、感染はそのソフトのみ。

 別のマルウェア専門のセキュリティソフトをインストールして全体をスキャンすると、こちらは「問題なし」との結果で、なぜか食い違う。
 Google AIでは「そのようなマルウェアは存在しない」との回答。さらに追求すると、ソフトの起動に関わるファイルが置き換えられている可能性があり、セキュリティソフトによっては検知&削除してしまう場合があるとか。AIも判断しかねているようだ。

外付HDDからのデータ復活に失敗。

 実態が不明だったが、過去の経験から「ソフトの再インストール」や「OSの再インストール」を試みた。しかし症状は変わらない。
 そこで久しぶりに「OSのクリーンインストール」を実行した。PCをフォーマットし、ゼロからOSをインストールするもので、これ以上の対策は考えられない。
 使っているMacBookPro2015にインストール可能なOSはMonterey12.7.6だが、インストールUSBは持っていない。そこで「Command+Rキー」を押してリカバリーモード起動し、ディスクユーティリティで消去&OS再インストールを実施した。

 全データのバックアップはMac標準の「TimeMachine」で別のHDDに保存してあり、そこから復活をかければいいはずだったが、USB3.0ケーブル経由でつなぐと、「作業終了まで360時間(14日)」という信じ難いメッセージが。
 さすがに延々2週間も待つ気にはなれず、この時点で断念した。
 その後、「移行アシスタント」を使って古いMacからのデータ移行を試みたが、作業が何度もフリーズ。5回ほど試みても改善せず、こちらも断念せざるを得なかった。
 万策尽きて、やむなく手作業での復活を試みる。
最初にGoogleChromeをダウンロードし、自分のGoogleアカウントにログインした。

 そこからの作業は順調で、必要なサイトの大半はブックマークしてあり、各種アプリのサイトから情報を得る。大事なデータの多くはDropbox、GoogleDriveにクラウド保存済みで、問題なく復活できた。
 使えなくなった画像ソフトはMac標準の「プレビュー」に替えたが、しばらくして他の優秀な無料ソフトを発見。セキュリティソフト診断でも問題なく、今後はそれを使うことになりそう。

移行アシスタントからの復旧にも失敗。

 4年前から始めた「TimeMachine」でのバックアップ作業、個別のファイル復活には使えたが、PCデータの丸ごと復活には使えないことが今回判明した。バックアップは別のPCに保存し、Wi-FiやUSBケーブルよりも移行速度が速い、LANケーブルを使う手法に今後改めたい。
 反面、クラウドに保存したデータの復活はストレスなくやれた。システム全体は無理だが、保存容量が許せば、アプリのバックアップ保存にも使うべきかもしれない。

 久しぶりに超ハードなPCトラブルに見舞われたが、粘り強く手当に励み、ようやく収束しそうな気配である。
 今年は1月の給水管水漏れから始まり、妻のPCトラブル、窓ガラスの破損等々、何かと「壊れる」年回りらしい。しばし用心して生きていかねば。

2026年3月21日土曜日

母の七回忌法要

 亡き母の七回忌だった。命日は3/25だったが、遠方から参加する姉と姪の都合により、4日早めてやることに。
 墓のある山間部の霊園はまだ雪に閉ざされていて、墓参りはもちろん、雪がないときにはやれる墓前法要も不可能。会場は通夜&葬儀、一周忌をやった我が家2階の仏壇前と早くから決めていた。

 雑事の合間をぬって案内状の送付、引き出物や供花、供菓子、お斎(食事)の手配をやり、だいたい整って、依頼してある通夜&葬儀の読経をお願いしたお坊さんにスケジュール確認のメールを送った。
 これまでは数時間後に返信が届いていたが、今回に限ってそれがない。翌日に直接電話しようと考えていたら、深夜にお坊さんの奥様から「主人は先日急逝しました」との予期せぬメールが届く。
 実は昨秋の依頼時にも「いま入院中ですが、来月には退院予定です。来春は大丈夫です」と連絡があり、一抹の不安はあったが、まさか亡くなられていたとは。諸行無常とはこのことか。

 法要は1週間後に迫っていて、遠方の姉と姪は早くから航空券と宿の予約を終えており、変更は不可能だった。別のお坊さんを探すにも、あまりに急すぎる。
 逡巡するうち、「申し訳ないので、引き継ぎをしてくれるお坊さんを紹介したい」との申し出が届く。いろいろあって、予定時間が延びてお昼12時開始となったが、どうにかお引き受けいただいて安堵した。


 当日は未明から真冬のような暴風雪が吹き荒れ、どこまでも試練続きかと嘆いたが、乗り切るしかない。暖房ボイラ温度を75度まで上げ、まず室内を暖めた。
 前日までに家の掃除は済ませ、供花や供菓子、果物も飾って、床には座布団も並べた。昼食のお斎(法事の弁当)が予約時間ピタリに届き、10時過ぎには市内在住の長男もやってくる。施主は私だが、長男は施主に準ずる重要な立場だった。
 11時に遠方の三姉と姪、市内在住の次姉と姪がタクシーに相乗りしてやってくる。11時半には市内の長姉も夫の車でやってきて、参加者全員が無事にそろった。

 11時45分にお坊さんが自家用車で到着。母の葬儀では長男に駐車用の除雪を依頼した記憶があるが、前面道路に雪は積もってなく、駐車に支障はない。
 予定より10分早く、11時50分から法要が始まる。偶然だが、お坊さんは車で10分ほどの近隣に住む方とわかった。この点ではラッキーだった。

足の悪い2名が低い椅子を使用。

 読経と焼香、法話などあって、12時半に法要が終わる。その後はお坊さんを交えて全員で昼食をとる。海外で長くサラリーマンをやっていたというお坊さんの珍しい経歴披露などもあり、終了は13時半。
 夫が迎えにきた長姉が昼食をとらずに先に帰り、次姉と姪は私がJR最寄り駅まで送った。最後に三姉と姪を車で地下鉄最寄り駅まで送り届け、長い長い法要をようやく無事に終えた。

 親戚縁者が久しぶりに一堂に会し、昔話に花を咲かせるのは楽しい時間でもあったが、加齢に伴って、諸準備のために要する気力体力の維持が難しくなっているのも事実。
 3人の姉も高齢となり、全員が集まる形での法要は今後難しそうだ。

2026年3月17日火曜日

窓ガラスの復活

 窓の結露防止対策として試したポリスチレン断熱材の位置不良により、2/10にヒビが入った2階寝室窓ガラスをようやく交換修理した。

 サッシ会社から紹介された窓ガラス店に見積りを依頼すると、外足場を組んでガラスを交換する前提で、価格は6万円を大きく超えた。自らの不手際とはいえ、予想を超える価格。何とかコストダウンを図ろうと、自分なりに模索した。
 室内から窓枠を取り外してガラスを交換するという手法を思いついて提案。3/2の現場調査を経て、再度の見積りを依頼すると、どうにか5万円以内に収まった。


 特注した窓ガラスがようやく完成し、午前中に業者が2台の車でやってくる。トラックには多くのガラスが積んであり、我が家だけでなく、他の現場もまとめて回るらしかった。

 作業員は2名で、現場調査とは別の方々。手作業で窓枠を取り込むには、一人では無理とのことである。
 ところが現場を一目見るなり、「室内からではなく、外からハシゴを使ってやります」と宣言。内側から窓枠固定のヒンジを外すと、取付ネジが緩んで復活しない可能性があるという。ハシゴで充分やれるというので、お任せした。


 一人がハシゴに上り、転落防止のため、もう一人が下でおさえる。
 ガラスの外側に強力な作業吸盤をくっつけたのち、窓枠のガラス周囲をおさえてある押し縁をドライバーで外すと、ガラスはあっさり外れた。
 ガラス単独なので、重さはおそらく数キロ。片手でガラスを持ち、もう一方の手はハシゴをつかんで、そのまま器用に下まで降りてきた。


 新しいガラスを作業吸盤でホールドし、再びハシゴを登って窓枠にセット。押し縁を四方にはめ込んでビス止めし、交換は短時間であっけなく終了した。
 ガラスは3/2の現場調査時に厳密に採寸していて、ピタリ収まった。(多少のアジャストは可能とのこと)

交換を終えた窓ガラス

 明け方に雪が降って影響を案じていたが、作業時にはピタリ止んだ。窓下に充分な作業スペースがあり、雪が50センチ近く残っていたのが、逆にハシゴの安定にはプラスだった。
 結果として、室内からの作業用に準備した木製の補助材やロープ等は使わずじまい。

 自らの判断ミスが招いた災いで一時はかなり落ち込んだが、ようやく修復が叶って気持ちが晴れた。新しいことを試すにあって、いい勉強になった。

2026年3月16日月曜日

年度末の本修繕

 今年度最後となる地区図書館〜本修繕ボランティア活動日、9時半に到着して作業を始めた。最後とあって集まったメンバーは係員を含めて8名。最近では珍しく多い。

 前回修理した本2冊はどちらも問題なく、持ち越し作業もないため、新たな作業を手掛けようとしたが、なぜか修理対象棚に並んだ本はごくわずか。目についた大江健三郎作品集を手に取る。
 修理箇所は表紙の部分的な欠損。接着ボンドの原液を使って素早く硬化させようと試みたが、場所がデリケートな角の部分で、時間をかけたほうがよいと判断。捨て紙とゴムバンドで覆って、次回まで硬化を待つことにした。


 人数が多いせいで修理対象本がなくなり、はやくも作業終了か?と思いきや、係員が奥から小口の汚れた文庫本を抱えてきた。緊急性はないが、作業に余裕ができたときのための保留案件だったらしい。
 かなりの数があり、一人4〜5冊を受け持って作業する。多くは手垢による汚れで、紙ヤスリをかけて落としたが、
「紙ヤスリは往復させずに、片方向だけにゆっくりと」と係員から注意を受けてしまう。
 つい木材のヤスリ掛けと同じ要領でやったが、本の場合は小口の毛羽立ちの原因になってしまうそう。言われてみれば確かに。

 実はこの日は、長く担当した係員のAさんからBさんへの引き継ぎ日でもあった。Aさんが退職して来年度から単なるボランティアに変わることへの対応で、Bさんは4年前の活動開始当初に、時折Aさんの代行として参加した経緯がある。
 細かい作業指針の変更なども今後あり得るが、新リーダーの意向に沿うのがメンバーの基本だった。


 作業完了後、延べ19回に及んだ今年度の活動のうち、皆勤者3名の発表があって、私もその中に含まれていた。
 都合で参加が遅くなったり、活動が正味1時間だけになったりしたが、ともかくもやり遂げた。自分なりに工夫した新しい修復法や、新たに作った補修道具などもあり、内容にはまずまず満足している。

 イメージ通りの声が出にくくなり、依頼型の音楽ボランティアは今後難しそうだが、得意な手作業を活かせる本修繕ボラなら、もう少しやれそうな気がする。

2026年3月13日金曜日

自転車を試運転

 雪解けが順調に進み、自宅周辺の道路もすっかり乾いている。例年よりも少し早いが、車庫北側で冬眠させてあった妻の自転車を掘り出した。
 分解してあるハンドルを組み立て、カゴの外れを補強し、ネジの緩みを数本修正。サビ防止のスプレーを要所に吹いた。なぜか空気圧は問題なし。


 天気が良く、昼食前に町内会を軽く一周して試運転。そのまま近隣のスーパーまで走ってみた。歩道の一部に雪は残っていたが、何とかスーパーに到着。途中の河畔公園にはまだ厚く雪が積もっていて、散歩は当分難しい。
 少なくとも気温がプラスの昼間であれば、自転車に乗るのに支障はなさそう。妻の行動範囲が広がる。

2026年3月12日木曜日

まだ履ける防寒長靴

 8年前にワークマンで1,580円で買った防寒長靴を延々と履き続けている。
 5年目に4ヶ所の穴(亀裂)が開いて自転車用パンク修理具で補修。6年目に穴が7ヶ所に増え、再度の補修を施した。

 8年目の今年、2ヶ所の補修部分が剥がれ始め、いよいよ買い替えを覚悟したが、不思議なことに底はそれほどすり減ってなく、寒さが厳しかった今冬でも一度も転んでいない。
 過酷な円安不況に令和のオイルショックが重なり、先行きが全く見通せない混沌とした世情。使えるものは極力修理して延命させるのが、実は究極の節約対策なのだった。修理用の材料と工具は整っており、都合3度目の補修を決意した。

補修前
補修後

 具体的な手法は2年前のブログ記事に詳しいので割愛。(関心のある方はこちらをクリック
 作業には慣れていて、問題なく終えたが、最後の点検で左足踵部分にも新たな縦の亀裂を発見。外側からのゴム補修と同時に、内側からも厚いデニム地をあてがい、ホワイトボンドで接着した。
 これにより、補修部分は計8ヶ所に増えた。左足が5ヶ所で右足が3ヶ所。ここでも利き足の反対側でふんばりを受け持つ左足の負担がうかがえる。

 これほど長期間に及ぶ補修に耐えられるのは、何より底が丈夫だから。以前に買った防寒長靴は本体よりも先に底がダメになった。もしかするとあと2年、つまりは10年履けるかも。ワークマン、恐るべし。

2026年3月8日日曜日

ダーニング修復

 12〜3月の寒い時期限定で着ているウール100%の厚手セーターが2枚ある。
 2016年に買ったセーターの左肘が擦り切れ、穴が空いていることに気づいたのが正月過ぎ。冬物バーゲンが始まる時期で、10年着たのでいよいよ廃棄かと考えていたら、「直してあげる」と妻からのオファー。

 実は過去にも別のセーターの左肘が擦り切れ、何度か補修を重ねたのちに廃棄した経緯がある。右利きと関係があるのか、いつも擦り切れるのは左肘だ。


 補修は毛糸を専用針に通し、網目状に縦横にかがってやる。10代のころから自分で毛糸靴下を修復していて、技術は会得していた。
 欧米では「ダーニング」と呼ばれる伝統技術らしく、あえてカラフルな毛糸を使って補修し、パッチワークのようなデザイン的面白さを追求するらしい。

 今回は実用本位で同色の毛糸を探し出し、作業は妻にまかせた。仕上がりは上々で、よく見ないとわからないほど。買い替えは回避して数シーズンは着られそう。
 以前には薄手のセーターに穴が空き、ダーニングが不可能でキャンバス生地を丸く切ってパッチをあて、2年延命させたこともある。


 ダーニングではないが、数年前に買った雪かき専用の手袋に昨年穴が空き、捨てずに木工用ホワイトボンドで補修を試みた。

 今年になって穴の数が増え、両手に広がってさらなる補修を施す。穴にホワイトボンドを薄く流し込み、1日乾燥させるだけだが、昨年補修した分は問題なく使えている。
 こちらもなぜか左手の破損が多く、不思議に思ってGoogle AIで調べたら、「右利きの人において、左手がグリップ力と摩擦の大部分を引き受けているから」ということらしい。セーターの左肘欠損も似たような理由かも。