昨年10月以来、9ヶ月ぶりとなる区内市民広場での路上イベントに参加した。
今年のイベント自体は5月から始まっていたが、旅行やサッカーW杯中継などと重なって参加を断念。ライブの機会が減っている自分にとって、参加費不要で縛りの少ない自由で貴重な場だった。
10時半に自宅を出発。昨年半ばから、会場には車で向かっている。
11時に広場に着くと、閑散としている。朝までかなり激しい雨が降り、未舗装の駐車場には大きな水たまりが。まだ雨が残っている地域も近隣にあり、参加を躊躇するのも無理はない。
エントリー締切りの11時半までに集まったのは6名。遅れてもう1名増えたが、2023年10月に参加し始めて以来、これほど少ないのは記憶にない。
開始までに再び小雨がパラつき始め、急きょステージ上にテントを張ることになる。広場横にある電車の中に商工会所有のテントがあり、運び出して手分けして張った。これまた記憶にない措置である。 時間通り12時にイベント開始。楽器演奏(BGM併用)が1組、ギター弾き語りが5組(うち2組がBGM併用)、ボーカル(カラオケ)が1組という内訳で、女性は1組だった。
オープニングは不動の代表Mさん。変わらぬサキソフォン独奏で、女性演歌を4曲披露した。普段は2曲限定だが、人数が少ない今回その縛りはない。
2番目は私。12時20分くらいからおよそ15分で、以下の3曲を歌う。
「限りない欲望」(フォーク)
「エンド・オブ・ザ・ワールド」(洋楽POPS)
「突然さよなら」(フォーク)
オーディエンスは参加者を含めて10名弱で、はっきりしない空模様のせいか、通りすがりに足を止める市民の姿がほとんどない。「仲間内だけの発表会」といった様相で、これはこれで楽しいものだった。
1週間前から調整した喉の調子はまずまず。今回は前日にハチミツ生姜湯を飲んだくらいで、直前の漢方薬は飲まずに済ませた。 無難にまとめて終わろうとすると、「もう止めるんですか?」「もっと歌っていいんですよ」と声がかかる。
仲間内の「思いやりアンコール」の類いだったが、この日の構成は「限りなく続く」という、自分なりに決めたテーマに沿ったもの。暗譜している予備曲はあっても、あえて歌う気にはなれず、そのままステージを降りた。
その後、持参のサンドイッチと珈琲で昼食を食べつつ、他のパフォーマンスをゆっくり楽しむ。早く終えた者の特権だった。
雨が降り出す気配はなく、気温はじわじわ上がってきて、陽射しも照りつけてくる。はおっていたジャンパーは歌う際に脱ぎ、以降はずっと半袖で過ごした。雨よけのつもりで張ったテントが、思いがけず陽射しよけとして機能した。
7人目の女性ボーカルが終わって終了かと思いきや、飛び入りがあると進行のMさんが告げる。後方の椅子で聴いていた男性が「相撲甚句」を歌うという。
90歳という高齢だったが、若い頃に音楽関係の仕事に携わっていたとか。腰一つ曲がっていない達者な方で、場に合の手を求め、事前にそのリハまでやるという念の入れよう。声にも張りがあり、自分も見習いたいと刺激になった。
予定より1時間も早い14時でイベントが終了。その後30分かけて音響設備とテントや椅子類を片づけ、14時半に全予定を無事に終えた。
最後まで撤収作業に残っていたのは4名。今年最初の参加だったが、「次回もまたぜひに」と運営役員の方から声をかけられた。
天候も含めていろいろあったが、参加者は減少傾向にあるのかも。共に支える意識が薄いと、継続は難しくなるように思える。



