2009年8月31日月曜日

秋の窓辺

 自宅周辺の空地にセイダカアワダチソウが咲き誇っている。秋の花である。ついこの前まではアザミが満開だったが、すでに花の姿はない。
 ユーティリティーの北側に設けた小窓からも、写真のように黄色い花の群れがみえる。ちょっとしたピクチャーウインドである。


 11年前にこの家を設計した折、北側に2カ所だけ設けた小窓を、半透明ガラスにするかしないかで、妻とかなりの議論を闘わせた。フツーのお施主さんの場合、ほぼ100%の割合でこの種の窓には半透明ガラスを使う。理由は、「覗かれるのがイヤ」。
 主張するのは、これまたほぼ100%奥様で、この種のことはだいたい女性がキャスティング・ボートを握っているものだ。
「亭主関白」と自他共に認める我が家とてその例外ではなく、最終決定は妻にゆだねたが、あっさりと「透明ガラスがいいわ」。
 覗かれる不安よりも、外が見えない閉鎖的な空間のほうが怖い、という単純明快な理由で、同じような理由から、我が家は居間から台所がマルミエの、極めてオープンな間取りとなっている。こちらも妻の強い要望で決まった。

 いまとなっては、アケスケな間取りは精神の解放としてはよかったかな…、と思う。もしかすると、その後の私たち夫婦の生き方暮し方にまで影響を与えたかもしれない。
 たかが間取り、たかが家作りだが、決してバカにしてはいけない。

2009年8月30日日曜日

問題はラズベリー酒

 夏の間に収穫し、冷凍保存したまま放置してあったラズベリーをようやく果実酒として漬け込んだ。世間は選挙で騒がしいが、「問題は今日のラズベリー酒」なのである。

 調べてみたら、去年より3週間も遅い。仕込みがこれほど遅れた理由は、氷砂糖と焼酎が同時になくなったから。忙しさのせいでつい買いそびれていたが、月末で食費が切り替わったので、投票のついでに近隣のスーパーに買いに行った。


 まず冷凍庫からラズベリーを出し、自然解凍。計ってみたらおよそ800g、去年の倍以上もある。他の作物は不作だが、ラズベリーに限っては大豊作だった。
 広口瓶を熱湯消毒し、ラズベリーの10%の氷砂糖と共に焼酎(35度)を注ぐ。焼酎はラズベリー1Kgに対して1.8L。今回は1.5Lくらい入れることになる。

 広口瓶は専用の品も売られているが、どれも高い。インスタント珈琲の大瓶がおよそ0.9Lあるので、わざわざ買わず、いつもこれで代用している。
 ところで選挙は政権交代とやらが決まったようである。まるで4年前の票の動きをそっくり裏返したようなヒステリックな結果で、(なんだかな~)というのが正直なキモチ。

(これで世の中が変わる…)と思う方が、もしかするといるかもしれないが、たぶんそう大きくは変わらないだろう。4年前のことを思い出してみれば分かる。
 民の世界観が劇的に変化しない限り、その人々が選んだ政治は変わらないし、世の中も変わらない。混沌の世情は、まだまだ続く。

2009年8月29日土曜日

強者の文学

 ちょっと前に図書館から借りてきた「無趣味のすすめ」という、村上龍の本を読んだ。今年3月に出版されたばかりで、かなりの人気。売れているらしい。
 新聞広告のコピーにちょっと惹かれ、危うく買うところだったが、彼の著書には以前からあまり良い印象がなかったので、借りることにした。

 ネットで予約したが、順番待ちが100人を越す超人気ぶり。日本人はよほど「村上ふう」がお好きと見えるが、はっきりいって期待外れだった。
 38編からなるエッセイ集だが、文体が拍子抜けするほど類型的。「おや?」と一瞬思わせるのは、タイトルにある作品と、そのほか数点のみか。
 最も引っかかったのが、中程にある「品格と美学について」というエッセイで、「カネ以外の価値を、社会や個人が具体的に見つけた例はない」といった主旨の、経済的弱者を見下したかのような、キキズテナラヌ下りである。

 視点が強者。優しくない。彼はおそらく人生で負けたことがないのだろう。何ヶ月も待って借りてきたので後半もガマンして読んだが、私にとっては読む必要のない本だった。
 彼はいま、あの芥川賞の選考委員も務めていて、言葉の影響力は少なくないはず。この分じゃ、日本の文学はますます疲弊して行くことだろう。

2009年8月27日木曜日

暖房ボイラの寿命

 暖房ボイラの調子が悪いのか、冬の終わり頃から点火時に5~10分ほど灯油の臭いがする。しばらくすると消えるが、あまり気分のよいものではない。使い始めて10年目なので、そろそろ分解掃除でもと、ネットで見つけた専門業者に見積りを依頼した。

 2日たって電話で連絡があったが、症状とボイラの型番を詳しく伝えてあったので、話はスムーズ。ススの詰まるタイプではないので分解掃除は特に必要なく、普段は灯油の臭気がしないことから考え、循環ポンプの寿命が考えられるという。
 もっと大きな問題は、メーカーのサンヨーが暖房用灯油ボイラの生産を2年前に打ち切ってしまい、部品の保障があと5年しかないこと。今後、交換部品がなくなってしまう可能性も否定出来ず、循環ポンプの交換にはかなりの費用がかかることもあり、ボイラの全交換もこの際検討しては?と言われた。
 さらに話を聞くと、暖房用灯油ボイラのメーカーは撤退が相次ぎ、多くは将来性のある電気暖房に力を入れ始めたとか。灯油ボイラにこだわるなら、今後とも生産を続ける可能性の高いT社かN社がお勧めらしい。
 いちおうは建築のプロなので、あくまで業者の情報として聞いたが、いわゆる「オール電化住宅」の流れは、ここまできているということ。「儲からない」「将来性のない」事業を切ってしまうのは、ごくフツーの経済論理だろう。

 現在使っている放熱パネルや配管をそのまま活かし、ボイラだけを電気ボイラに交換することも出来る。費用は灯油ボイラの全交換と似たり寄ったりで、灯油の高騰や自然エネルギーの有効利用まで考えると、これからは電気ボイラかな…、と思う。
 以前住んでいたマンションでは、設置されていたFFストーブとガス給湯ボイラが、17年も故障知らずで動いてくれ、近隣の住民から、「信じられない」とよく言われた。機器に「当たった」のである。

 いま使っている灯油ボイラはひとまず動くし、暖房効率にも大きな変化はない。しかし、10年はひとつの寿命だろうし、減価償却もとうに済んでいる。はてさて、あとどのくらい動いてくれるのか?
「ある日突然動かない」という事態も充分考えられる。20万前後の費用がかかるが、全交換は常に頭に入れておかねば。

2009年8月26日水曜日

ほどほどの秋

 昨夜は疲労によく効くビタミン剤を久しぶりに飲み、昼過ぎまで11時間続けてコンコンと眠った。おかげで倦怠感はかなりとれ、体力は上向き。疲労蓄積時にはこれまでもやってきた必殺回復法である。仕事が切れたときでなければ、とても11時間続けて寝ることなどできないが。

 デザイン関係の仕事をフリーかそれに近い形態でやっている同業者には、なぜか早死にする方が多い。仕事が集中しても断れずに、一手に引き受けざるを得ず、肝心な部分は人任せできないので、どうしても睡眠時間を削ったり、時には食事を削ってまで仕事に励む。
 経済的にはそれなりに潤い、自身の実績や名声も増すが、余程の強靭さがない限り、その無理はジワジワと身体に蓄積され、ある日突然暴発する。


「人生は楽しくなくては」というのが最近の持論なので、余分な金や名声など無用。自らの好奇心の探求には手間暇を惜しまないが、無理をしてまで寿命を縮めるのはまっぴら御免。ほどほどに、そこそこに生きてゆく。これからも。
 予約していた本が届いたとのメール連絡があったので、夕方、地域図書館へと歩いて行く。途中、収穫の終えたタマネギの詰まった巨大なカーゴが道端にいくつも野積みされ、秋の青空に向かって誇らし気にそびえていた。

 私の住む地域はタマネギの名産地で、いつもの秋の風物詩である。そういえば、昨日は初めて赤トンボを見かけた。庭のトマトも、ようやく色づき始めた。いよいよ実ってきましたな。

2009年8月23日日曜日

シャンソンとは?

 晩秋の実施にむけて準備中の「シャンソン・コンサート」に関連し、「シャンソンとは何ぞや?」という根源的な問題を探求中。
「枯葉」「愛の讃歌」などがシャンソンの代表曲だが、そもそもフランスでは「シャンソン=歌」で、「フランス語で歌われる歌はすべてシャンソン」ということになるらしい。

 しかし、その定義からすると、私が日本語で作った歌はシャンソンでも何でもなくなる。これでは納得できないので、調べを進めた。
銀座シャンソンうた祭・オフィシャルサイト」というサイトで、興味深い記事を発見する。以下、その要約。
シャンソンとは、そもそも「語るように歌う芝居」「主張する詩の朗唱」、歌い手と聞き手が心を一体化するコミュニケーションで、自ら作詞作曲して、楽器を奏でながら歌う13世紀の吟遊詩人がシャンソン歌手の起原。

恋、生きる苦しみ、喪失の悲しみ、希望、夢、人間愛…、まさに生きることを模索し、主張する音楽。

 読んで、なるほどと納得した。フォークにかなり近いが、自己のアイデンティティをより深く追求しようという方向性があるかもしれない。
 先日リストアップしたばかりの「シャンソン系オリジナル」を再検討してみたが、ほぼ上記の定義にハマる。自分の直感に少し自信を持った。今回の選択で間違いないと思う。
「語るように歌う」という視点から、日本のカバー曲でリストアップした数曲も同時に再検証してみたが、より相応しい曲が埋もれていたことに気づく。数曲を追加、入替えした。

魂の叫びを、自らの声と楽器で語るように歌う
 現段階で、これが私にとってのシャンソンの定義としたい。

2009年8月22日土曜日

居間ベンチ下収納

 仕事やその他の雑事、悪天候や腰痛などの事情で延ばし延ばしだった、居間ベンチ下収納の仕上げ作業を、ようやく終わらせた。
 枠はすでに完成しているので、今日やったのは引出し2段の造り付けと、それに伴う受枠の加工。こう書くと簡単そうだが、引出しの細工はDIYでもトップクラスの難しさなのだ。

 本体と枠の間にわずかなクリアランスをとり、前後にもピタリと収めなくてはならない。0.5ミリ単位の加工精度が必要で、これまで何十もの引出しを作ってきたが、うまく収まるようになったのは、ごく最近である。
 DIY難易度は5段階中最高の5。


 午後2時過ぎに作業開始し、全部終わったのが午後7時近く。疲れたが、一発で気持ちよく収まった。
 さっそくDVDレコーダーなどを所定の位置に置く。引出しは妻専用で、1段が幅380×奥350×深100あって収納力抜群。仕事部屋用の引出しでは、取手をすべてステンレス金物にしたが、今回は予算の都合で木製の丸棒を使った。
 引出し右のスペースは、今後棚を作り付けて2段にするかもしれない。
 材料はすべて捨てずにとってあった端材である。取手を木製にしたのも、「材料費をゼロに抑える」という意図からの苦肉の策。しかし、デザイン的にはこちらのほうが優れている気がする。
 妻はさっそく散逸していた私物を引出しに整理していたが、余裕をもって全部入った。テレビ回りもスッキリときれいに片づいた。

「部屋が片づかないのは、収納が足りないから」という理屈をよく耳にするが、整理整頓で最も肝心なのは、実は物理的空間ではなく、住む人間の意識の問題なのだと私は考えている。
 しかし、こうして収納設備を整えると、確かにかなり片づく。やはり最低限の物理的空間は、必要なのかもしれない。

2009年8月21日金曜日

晩秋のシャンソン

 昨夜は激しい暴風雨が吹き荒れ、今日は一転して暑い陽射し。札幌の一部では、30度を超したとか。
 腰痛は80%くらいまで回復し、コルセットも昨日から外したが、ここで油断はいけない。居間ベンチ下の収納棚作りは保留のままで、昨日に引き続き、デスクワークに励む。

 お盆も過ぎ、あと1ヶ月半ほどに迫った秋の還暦コンサートの案内ハガキを、まとめて出すことにした。
 昨日作った名刺同様、A4サイズのプリンタ用紙を使った完全手作りである。裁断は最初からハガキ大に用紙を切り、その両面に印刷した。


 裏面にあたる案内状の印刷作業は少し前からやっていたが、問題は表面に当たる住所の印刷だ。送る人の全データを専用ソフトに入力し、差出人である私たち夫婦の情報を下段に入れ、さらにモエレ沼への公共交通アクセスも記す。
 夕方までに作業を終え、郵便局まで歩いて出しに行く。「案内状はまだですか?」と、複数の方から催促されていたので、これで一安心。ライブの集客は、この種のクチコミが最強かつ安全なのでアル。

 今回の案内状には、3枚の切手を貼った。うち2枚は、およそ40年前の記念切手で、投資のためにシート買いしていたもの。15円の記念切手が2枚、20円の通常切手が1枚だが、3枚とも大きさが異なる。葉書に占める面積もかなりのものだが、一計を案じ、切手そのものをデザイン処理して貼ることにした。
 つまり、3枚の切手の色と形をバランスよく配置すること。これに伴い、相手先の住所や名前の配置にも充分配慮した。郵送分はおよそ20通なので、処分に困っていた記念切手が、今回ですべてさばける。
 以前ブログに数行だけ書いた「ギター弾き語りのシャンソンコンサート」が、思わぬ展開を見せつつある。
「あのコンサートはいつ、どこでやるのでしょう?」との問合せが、その後複数あったのだ。細かい部分までよく読んでいただいているようで、驚いた。妻も含め、シャンソンに対する特に女性の嗜好には、根強いものがあるらしい。いよいよ本気でやる気持ちになってきた。

 候補曲の調査とリストアップをまずはやっているが、オリジナルでシャンソン系の曲がおよそ10曲あった。カバーで歌える、あるいは歌えそう、又はぜひ歌いたい、という曲が現段階で13曲。
 今後の歌い込みは必須だが、どれも大人な歌で、どれもハマる。晩秋の街角に流れるシャンソンの調べ。イメージとしては最高で、実現にむけて水面下深くで行動中。もしかして、自分の新しい方向性を見つけられるかもしれない。

2009年8月19日水曜日

静寂祝祭コンサート

 及川恒平さんとピアノのウォンウィンツァンさんによるコンサート、「静寂祝祭」に行ってきた。恒平さんのライブを聴くのは、実に2年ぶり。場所は札幌市の旭山公園近くにあるギャラリー門馬で、なんと3日連続でやるという。

 恒平さんの歌は自分のライブではよく歌わせていただくが、直に聴くと特にライブの構成など、非常に参考になる。ギャラリーという場の珍しさや、「静寂祝祭」という言葉の響きにも惹かれ、全部は無理でも、最初の1日くらいは見届けたいと思った。


 市内だが、交通の便は悪い。事前にGoogleMapで充分に下調べをし、旭山公園下の駐車場から歩いてすぐであることを発見。
 都心でプリンタのインクと用紙を買う必要があり、早めに家を出て、ヨドバシカメラで調達。その足で向かったが、会場到着は開演15分ほど前。民家を改造したギャラリーと聞いたが、家の内外は非常に斬新なデザインで統一されていて、感性をいたくシゲキされた。

 内部は傾斜地形を利用したスキップフロアーになっていて、ステージはその中程の階に設定されている。大きな傾斜天井の上段に2階があり、吹抜けを通してステージが見おろせるようになっているが、あいにくそこは満席。やむなく、ステージを数段降りた下の階でコンサートを聴いた。
 会場はほぼ満員で、聴き手はおよそ50人。古い顔見知りの方幾人かと出会い、開演前のわずかな時間に、懐かしい会話をひとしきり交わす。
 コンサートは恒平さんのギター弾き語りで、まず2曲。次にウォンさんのピアノが30分ほど休みなく続く。いくつかの曲をアドリブでつないだ演奏で、穏やかな大海の上をユラユラ漂っているような錯覚に陥った。


 15分の休憩後、ウォンさんの伴奏で、恒平さんが歌のみを8曲。ほとんどMCがなく、PAはあるにはあるが、高い位置の集音マイク2個のみ。スピーカーはごく小さなものが1個で、一切の無駄を省いた、実にシンプルでオーガニックな構成である。このスタイルと精神、ぜひ学ばねばならぬ。

 アンコールで「ほしのはだ」を歌い、あっという間の2時間が終わった。最後の数曲では、知らず知らず眼を閉じ、自分の左胸に手を置いて耳を傾けていた。国歌を共に歌い、そして聴くまさにあのスタイルである。そうせずにはいられない、胸に迫る荘厳さを感じた。
 記憶による第1日目のセットリストは、以下の通り。
(曲順等に多少のブレがあるかもしれません)

「雨が空から降れば」「地下書店」
「ピアノ即興」
「君は誰かな」「言って別れた」「水のカノン」「ララのテーマ」
「木が倒れた」「いのちかえす日」「とびら」「平原にて」
「ほしのはだ」

2009年8月18日火曜日

ライブのアクセント

 持病の腰痛が再発した。重症ではないが、かなり危険な兆候なので、今日からコルセットを腰に巻いている。
 これといった心当たりはないが、このところ仕事や趣味、雑事を含めて、ちょっと身体に負荷がかかり過ぎていたかもしれない。しばらく安静にしていよう。

 などといいつつ、昨夜は明け方4時近くまで、「還暦記念原稿」の推敲作業に集中。明けて今日もずっとやっていた。いよいよ大詰めである。夕方までにどうにか終了。
 都合140枚、久しぶりにまとまった原稿を書いた。かかった日数も、およそ3ヶ月。とにかく最後まで書き上げることが最大の目標だったので、正直ほっとした。
 60歳は単なる通過点、という考えもあるが、私にすれば大きな節目。「歌うこと」「書くこと」、それぞれのジャンルで、それに相応しい区切りをつけようと考えている。


「歌うこと」の区切りである、秋の還暦コンサートの構成に関し、すでに完成している内容に、多少の修正を加えようかと考えている。
 前半は「一人前座」のような形で、30分くらいのソロライブ、後半は息子とのユニットで1時間余をやる気でいたが、この後半がもしかすると聴き手にとっては長過ぎて、冗漫になる怖れがある。ここを何とかしたい。
 ライブのアクセントのつけ方にはいろいろあるが、一人ならば「歌謡劇」のような味つけを途中に入れるのが手っ取り早いが、息子と二人だと、これが難しい。
 となると、あとは曲の内容に大きな変化をつけるか、歌い手の構成を一部変えること。先週末あたりから、聴き手となる友人の複数の意見を聴いていたが、だいたい方向性が決まった。

 どちらも後半中程に仕掛ける予定だが、ひとつは叙情系唱歌のメドレーで、もうひとつは女性ボーカルの参加である。(ちなみに、妻ではない)曲と歌い手はすでに決まり、練習も始めた。たぶん息子と3人でやることになる。
 またしても初めての試みだが、ファミリーな雰囲気にはぴったりの内容になると思う。

2009年8月15日土曜日

ゆるい時間

 午後から、学生時代の友人T君の家に遊びに行くことになっていた。土産のメロンは昨日から買ってあったが、庭で増え続けているラズベリーの苗は、行く直前になって掘り起こした。
 本当は先月末の自宅ライブの折、あげる約束をしていたが、帰り際の慌ただしさのなかで、つい忘れてしまった。

 T君とは卒論を1年間いっしょにやった、いわば「同じ釜のメシを喰った仲」である。卒業後一時連絡が途切れたが、私がUターンで札幌に戻ってきて、ある取材で新聞に載ったとき、それを読んだと突然連絡があった。
 その後交流が復活し、さらに奥様とも交流が広がり、いまや家族ぐるみのお付き合いである。メールやらブログ、はては自宅ライブへと目下発展中。

 以前は道東に住んでいたが、数年前に札幌近郊に越してきた。新居には一度も訪れたことはなかったが、今日はラズベリーの苗を届ける、という格好の理由があって、妻を伴って初めて訪問した。


 道は空いていて、45分ほどで先方に着く。大学が休みに入ったばかりの息子さんも交え、昼食をいただきながら歓談。3週間前にも茶話会でかなり話したばかりだが、2家族限定ともなれば、話題もより深まる。
 ブログには書けないさまざまなネタを披露したりし、ふと気づくと、2時間半が過ぎ去っていた。
 近隣には町営温泉があり、帰る途中に立ち寄る。T君から町民優待の無料入浴券までいただき、ありがたく入ってきたが、肌になじむ優しいお湯で、浴槽も清潔。温泉好きの妻は、すっかり気に入った様子だった。

 同じ地区で知人が経営するアイス工房にも立ち寄り、手作りアイスをいただく。お店の前の公園では、4年前に青空ライブをしかけたことがある。ちょっと懐かしい場所だ。
「あれからもう4年もたちますかね~」と、当時を見届けてくれた経営者ご夫妻と昔話。ゆるゆるとだが、時間は着実に流れさっている。

2009年8月13日木曜日

マイクセット届く

 午前中から夜にかけ、注文してあったマイクとマイクスタンドが相次いで届く。さっそくセットし、ボーカルとギターの音でテストしてみたが、手持ちのセットと比べ、ほとんど遜色ないものだった。

 まずはマイク。手持ちのSHUREと比べると、やや音がシャープな印象。ミキサーで設定する入力値は全く同じで、音の指向性もあまり変わらない。価格は1/6弱だが、それほどの差は感じない。
 あとは耐久性の違いだが、あくまで予備マイクとしての位置づけなので、そうタフに使う予定はない。

 マイクスタンドも手持ちの品よりはるかに安いが、むしろ操作性は向上している。パイプの太さや長さは、手持ち品と全く同じだった。
 写真の手前が新しいセットで、奥が既存のセット。ちょっと見ただけでは、よく判別できないほど似ている。


 合計3,000円強の投資としては、まずまずの品だった。私にとってギターを含めた機材は、「あればいい」程度の軽い位置づけで、厳密さを要求する方々には、あまり参考にならないかもしれない。
 スキルに影響を与えるほどひどい機材では困るが、その最低限度はおさえていると思う。少なくとも自分の規準では。
 盆の入りだが、終日細い雨が降っていて、DIYは出来ない。仕事の電話はピタリと鳴らないが、先日請けた仕事があるので少しずつやったが、いまひとつ気乗りがしない。
 ふと思いつき、シャンソンで前から気になっていた二つの歌をネット検索した。
「奥様お手をどうぞ」「パダン・パダン」がそれで、先日近所のカフェに見にいったアコーディオンライブで聴いた曲。
 当日は歌なしだったが、これをギター弾き語りでやるとどうなるか?と、ずっと考えていた。

いつかギターでシャンソンの弾き語りライブをやるよ」と、親しい人には以前から打ち明けている。シャンソンの曲調は自分に合っているように思え、オリジナルにも5曲前後のシャンソン系の曲がある。
 シャンソンといえば、やはり秋。今年の秋にやれるかやれないか?場所の目当てはいくつかあるのだが、ちょっと迷っているファクターがある。これに関してはまた後日に。

2009年8月12日水曜日

オーガニックな店

 週末は用事があるので、今日は休暇で家にいた妻を伴い、早めの墓参り。午後1時半に家を出たが、盆休暇前のせいか道はそれなりに混んでいて、霊園に着いたのが3時近くだった。
 花や供え物の準備は抜かりないので、手早く済ませる。妙な話だが、墓参りも回を重ねるたびに、要領を得てきた。

 帰路、実家に寄って供えたばかりの菓子と、頂き物の梨を届ける。先週顔を出したばかりで、墓参りを済ませた直後でもあるしで、仏壇のお参りはせずに玄関口で帰ってきた。
 さらなる帰路、都心に最近開店したという、音楽関連の知人であるM子さんの飲食店に寄る。オーガニック料理を主とし、ご飯、珈琲、ケーキ、お酒など、時間に応じて何でもOKのちょっと変わった店だ。
 彼女の書いた詩に曲をつけたことがあり、我が家にも来たことがあって、妻とは顔見知り。以前からプロもどきの料理やお菓子などを、しばしばいただいていたが、ついにプロとして独立したらしい。


 まだ開店1ヶ月余とかで、店内の調度品などは発展途上の印象もあった。しかし、ケーキや珈琲の味は本格的で、舌を裏切らない。どの道でも商売は難しいが、問題は今後どうやってこの味を活かすかである。
 ケーキセットは500円、オーガニックランチや晩酌セット等もあり。安くて美味いです。いずれも基本はオーガニック。ただし、店内完全禁煙。これもオーガニックな流れかな?

2009年8月11日火曜日

新規マイクセット

 最近急増する自宅系ライブで、現状のマイク2セットでは不足を感じ始めた。私のソロや息子とのユニットに限れば問題ないが、ゲストが一人増えると、たちまち機材のヤリクリに苦慮する。
 今後の弾き語り活動は自宅系ライブを中心にするつもりなので、仕事の増えつつあるいま、思い切ってもう1セット増やすことにした。

 あれこれ見繕って結果的に買うと決めたマイクは、CM2000というSHUREのSM58のコピー品で、ネット上の評判はそう悪くない。何より安い。アソビならこれで充分だろう。
 本体は1,000円前後で、送料と振込手数料の安いネットショップをずっと探していたが、今日になってアマゾンの契約店が、送料込1,500円で売っていることに気づく。うまい具合にアマゾンには、アフィリエイトで溜めた無料ギフト券がある。それを全部使い、差引600円で買えた。
 このマイク、周波数特性が45~15,000Hzと、安物の割には広い。手持ちの2本がSHUREの廉価品PG58で60~15,000Hzだから、周波数特性に限ると現状以上である。印象としてはギターの音をより広く拾ってくれそうで、ちょっと期待。

 マイクスタンドはブームの角度調節がこれまでのようなダイヤル式でなく、小さなクランプがついている締めやすいタイプ。シルバーで送料込2,625円の品を見つけた。
 両方ともお金はネット決済で支払い、手数料はナシ。これは大きい。すでに発送したとのメール連絡が、夕方までに相次いで届いた。相変わらず対応が早い。


 夕方5時過ぎ、かなり涼しくなってきたので、懸案事項だった居間ベンチ下の収納棚の材料加工をウッドデッキ上で始めた。設計図のスケッチと材料の吟味はかなり前に終わっていて、今日はまず枠だけを加工した。
 居間テレビの買い替えに伴うもので、大型のテレビが消えたとたん、テレビ横に積まれた雑然とした品々が、妙に気になり始めた。以前から妻には作成を頼まれていたが、いい踏ん切り時である。

 予算がないのですべてを手持ちの材料でやるべく、材料ストック箱を探って、何とかやりくりした。だいたい方針通りにやれそうである。
 明日は墓参りに行く予定なので、内部に仕込む予定の引き出しの加工は、明後日以降になる。ゆるゆると気長にやります。

2009年8月9日日曜日

60年に一度

 3日間にわたった、秋の還暦コンサートに備えた末の息子との合宿を無事終えた。初日は長距離ドライブを終えた直後の夜に、2日目は朝起きるなり、「さあ、歌の練習だ」と朝寝坊の私が息子をタタキ起こした。

 2日目の午後からは、私や妻、息子の友人などが集まり、ウッドデッキに常設の外いろりを囲んでBBQパーティ。総勢9人ものBBQは初めてだったが、手製のウッドデッキの床が抜けることもなく、30度近い好天と新鮮な海山河の食材に恵まれ、得難いひとときを過ごす。


 陽も陰った夕方、室内に場所を移し、私と息子が中心になって簡単な弾き語りライブをやる。秋のコンサートにむけての候補曲チェックも兼ねていたが、酔いに任せて以下のような曲を歌ったらしい。

「みどりの蝉」「Come to my bedside」「僕の胸でおやすみ」
「独り」「情熱の花」「カントリー・ロード」「夏・二人で」
「お陽様はどちらからのぼるのですか」
 ~しばしの休憩をはさんで…
「宵待人」「八月の宵」「コスモス街道」「結婚したんです」
 今回はさすがに、ここ3ヶ月ほどの間にこなしたライブで歌った曲との重複がある。しかも、これほど酔って歌った経験は過去にない。そのためか、私も息子も一部でミスを犯したが、「真夏の宴」の座興として、お許しくだされ。


 同じ日の夜、息子は昼間の疲れで眠そうだったが、容赦せず、残っていた課題曲の音合わせと推敲を続ける。深夜までかかり、候補曲全曲のおよその方向をつかんだ。

 翌日、またまた朝早く起きて午前中から息子との練習に励む。昼食やお茶をはさみ、断続的に練習を続け、予定していた20曲の調整をすべて終えた。まだ多少の未決部分はあるが、だいたいやれそうな感じになってきた。
 その後、息子と共に全体の構成や曲順の調整、確認をする。現段階で25曲が候補曲で、曲順もほぼ決まった。その気になれば明日にでもライブはやれそうな感じだが、息子は9月末の連休にも「総練習」のために帰省するという。望むところで、「60年に一度」つまりは、一生に一度のことなのだ、準備はし過ぎることはないだろう。
 今後の気持ちの変化で、数曲の出し入れはあるかもしれないが、方向性は今日でほぼ固まった。まずは一安心である。

 息子が帰ったあと、過去に自宅ライブなどに来てくれた方を中心に、案内状を出す人をざっとリストアップしてみたら、40人を越えた。案内を送った方全員が聴きに来てくれるわけではないが、何せ「60年に一度」のことですから。

2009年8月7日金曜日

合宿初日

 昨日に引き続き、家の掃除や片づけをし、夕方に妻とBBQ用の食材を買い足しにゆく。夕食時に戻った息子との酒はほどほどにし、すぐに2階に上がって、PAを使って延々と歌の練習をする。
 候補曲はピックアップ済みだが、その後急きょ追加した曲もあり、新規追加の曲を中心に、入念に練習を繰り返す。


 午後11時近くまで休みなくやったが、この日何とかモノになったのは、5曲ほど。まだ手つかずの曲が10曲はある。
「コードの一部に違和感がある」と息子に指摘され、再度原曲を確認し、修正を強いられた曲が2曲あったりし、手間取った。
 メジャーな曲、以前に私が歌っていて耳覚えのある曲は比較的容易だが、今年になって作ったオリジナル曲や、カバー曲でも一度も息子が聞いたことがない曲に苦戦。

 あと2日足らずのなかで、すべてをモノにするのは、難しい感じがしてきた。最善をつくすのみだが、もしかすると9月下旬にある5連休にも、特別合宿をやらざるを得ないかもしれない。
 明日も早く起きて練習しなくては。

2009年8月6日木曜日

BBQ防風シート

 明日は末の息子が夏期休暇で帰省するので、寝具などを用意しつつ、ウッドデッキの風よけ対策をいろいろやった。8/8にBBQをやる予定なのだ。
 ウッドデッキには常設のコンロを仕込んであるので、晴れさえすればBBQはいつでもOK状態なのだが、困るのがこの地特有の強い風。雨と同じく、風もBBQには大敵なのである。
 あまりに風が強い日は、たとえ晴れてもBBQはやらない場合がある。しかし、末の息子は特にBBQが好きである。何より、そのお祭り的気分がいいらしい。

 そこで以前からずっと考えていた、シートを使った防風対策を初めてやってみた。銀色の厚めのシートがあり、ウッドデッキの北側を塞げば、風は防げるのではないか?


 シートは6畳あり、大きさとしては充分。周囲に開いている穴に自転車チューブを裂いたゴムひもを通し、デッキ上にかけてあるパーゴラの要所にビスを打込み、脚立に昇ってシートを固定した。
 完成したのが写真のような防風シート。間に合わせだが、ちょうど15時あたりから強まってきた風から、ほぼ完全にデッキを守ってくれた。これは使える。

 北側には民家が2軒あり、そこからの視線も遮るという別の効果もありそうだ。何よりも風に邪魔されることなく、安心してBBQがやれるのは大きな収穫である。
 次男が滞在する3日間が、秋に実施する「還暦コンサート」の貴重な練習機会で、すでに候補曲の音源は送付済み。

 次男の担当はサイドボーカルなので、音合わせはギターほど難しくはないが、候補曲はだんだん増えて、すでに19曲になった。3日間で全部モノになるかどうか不安もあるが、「ミニ合宿」に備え、今日は午前中から断続的に2時間近くも練習。
 疲労でダメージを受けていた喉も、かなり回復してきた。ここはしばしの集中である。

2009年8月4日火曜日

自己流整理学

 2棟の住宅パースの仕事は、夕方までにほぼ終了。やれやれと庭に出て、草取りに励む。やり始めるとキリがないので、ほどほどにして散歩をかねた買物に出かけた。

 帰路、何気なく携帯を見ると、覚えのない着信記録が。昨日CG鳥瞰図の修正を納めたばかりの取引先からで、庭の草むしり中の電話だった。
 イヤな予感がし、すぐにかけ直すと、案の定さらなる修正追加の要望がクライアントから出たという。電話やFAXでは説明が難しいとのことで、明日また打合せに出かけることになった。大きなマグロ仕事なので、そう簡単に楽はさせてもらえない。


 夕食後、昨日リサイクル処分したテレビの説明書を廃棄しようと、捨てる前に念のため型番を確かめてみたら、何ということか、やはり当初の記憶通り14型だった。
 あわててゴミ箱から領収書を取り出し、すぐに店に連絡した。ほどなくして担当者からの返答があり、受付と現場の打合せミスだそうで、平謝り。まだメーカーには配送する前で、現物を直接確認して分かったとか。しっかりしてよ。

 実は昨日、搬入作業をしていた担当者の胸に「研修中」という名札があり、ちょっと不安だった。その予感が的中していたわけ。先方が16型だと言い張るので、素直に従ったが、やっぱりね。
 明日、仕事の打合せの帰りに店に寄ることになった。国の施策の代行なので、私が店に行かねばダメなのだそうだ。いまいち納得できないが、ついでもあるし、1,050円が戻ってくるので、まあ文句はいうまい。
 しかし、20年近くも前に買った数万円のテレビの取説を、いまだに捨てずに箱にしまってある家も、そうはないかもしれない。
 我が家ではこの種の書類が、3つの箱と1冊のファイルに整然と入れてあり、瞬時に取り出せる体勢が整っている。おかげで損をせずに済んだ。この自己流「整理学」に関しては、いずれ詳しく書くことにしましょう。

2009年8月3日月曜日

リサイクル処分

 昨夜から午前中にかけ、2棟ある住宅パースのうち、1棟分のデータ拾いがほぼ終わる。休暇中の妻を乗せ、懸案事項だった実家のテレビ交換作業に午後からむかう。一気に片をつけるため、車には大小2台の古いテレビを積んだ。
 まずは仏壇に盆菓子を供えたあと、母に事情を話し、2台のテレビで画像のテストをする。どちらもアナログだが、実家のほうがやや古いせいか、変色が激しい。たまたまやってきた姉とも相談のすえ、画面幅は少し狭いが、色のよい我が家のテレビに結局入替えることになった。
 古い実家のテレビを再び車に積んだが、これが大変な重さ。妻の手を借りてようやく運び込んだ。
 途中の大型電機量販店に寄り、2台のテレビをリサイクル処分してもらう。もちろん有料だが、店内への搬入は台車で店員がやってくれた。
 小型テレビは14型だとばかり思っていたが、16型だった。リサイクル費用は16型から値段が1,000円近くハネ上がる。しかし、いまさら持って帰る気にはなれず、合計7,000円近くを払い、2台とも処分した。

 このあと、エコポイント申請すれば、3,000円が商品券などで還ってくる。申請は来年3月までやればよいので、ゆっくりやることにしよう。
 これでようやく一連のテレビ騒動に決着がつき、家の中もスッキリときれいになったが、忙しさのさなかに全てをやったので、かなり疲れた。


 仕事の依頼が増えつつあるので、およそ7年ぶりにCGに常用する車のデータを買った。1台1,575円で、質が高い割りに、価格が非常に安い。
 パースをCGで描き始めてから、かれこれ10年を越えるが、当初は車も人物もすべて自分でデータを作っていた。しかし、どう考えても他の専門家が作った物のほうが質が高い。
 3年くらいで人物は大半を写真の貼り込みに切替え、角度調整の難しい車は、全て今回のような市販品に変えた。
 以前に買ったデータもちゃんと使えるが、車のデザインは日進月歩。古いままでは、こちらのデザインセンスが疑われるというもの。
 今回買った車種はトヨタのエスティマで、最近主流の流線型のワンボックス型。手持ちのデータにはないタイプなので、建物に合わせて色を変えるなどし、うまく使う。

 決済は費用が安く、データをすぐにダウンロード出来るカードにしたが、このサイトの情報管理が非常に厳重で、2重3重のプロテクトがかかっていた。これくらいやってくれると安心である。
 しかし、最近は本当にネットでの買物が増えた。我が家に限っては、流通形態の変化は著しいものがある。

2009年8月1日土曜日

創業記念日

 27回目の創業記念日、つまりは、独立して現在の事業を始めた記念の日であった。

 9年間の会社勤めのあと、本業とはほとんど無関係の建築デザイン関連の事業を立ち上げたのが、27年前の今日である。
(ちなみに、本業は汚水処理プラントの設計と施工)
 なぜ暑い盛りだったのかといえば、年末に東京の会社を辞め、その後2ヶ月かけて北海道への引越しと事業の準備。3/1に引っ越して、さらに5ヶ月間の市場調査やら準備期間を経て、最初のダイレクトメールを投函したのがこの日だった。

 3人の子は就学前でまだ幼く、寝かしつけてから妻と二人で200通のDMの宛て名書きを、セッセと夜更けまでやったもの。そんなことを懐かしく思い出す。
 私たちにとってある意味では、結婚記念日よりも重くて大切な日である。
 滑ったり転んだり、つまずいたりしつつも、何とかここまでやってこれたのは、第一には家族の支え、そして「しがみついてでもやり遂げる」という執念である。
 人生、だいたいにおいて、執念を持ち続けたものが本懐を遂げるものではないか。執念は時に山をも動かすかも?あきらめたらアカン。


 創業記念日にふさわしく、終日仕事漬けの日だった。夕方、ちょっとだけ車で買物に出かけ、今日が安売りの発泡酒を1ケース買う。ついでに498円のマグロも買って、妻と二人でささやかな祝宴。相変わらずつましい。

 CG鳥瞰図の修正追加仕事は、ようやく先が見えた。掲載画像は、昨日から今日にかけて作った宅地近隣の大型マンション郡。数えてみたら広大な敷地に、9種類もの形の異なるマンションが建ち並んでいた。
 この画像単体でも充分使えそうだが、ターゲットはこのマンションではなく、あくまで添え物に過ぎない。しかし、街並の気分を盛り上げるのに、ぜひとも欲しいというクライアントの要望である。
 残るは公共施設ひとつと、メイン通りの建物の飾り付けのみ。本当は土曜中に終わらせる気でいたが、どうやら無理のようだ。今夜も朝まで作業。何とも忙しい創業記念日である。