2010年6月30日水曜日

修羅場

 昨日は居酒屋でのライブ終了後ただちに家に戻り、W杯サッカーのキックオフには、ぎりぎり間に合った。
 結果は周知の通り、PK戦による日本の負け。PK戦になれば日本がやや有利と思っていたが、結果はそうではなかった。最後の最後になって、岡田監督の采配勘が鈍った印象で、おそらは延長戦あたりで1点とって勝つ、というのが当初のシナリオだったのだろう。

 PK戦の練習はしていたらしいので、人選と順序は監督の指示だったと思うが、「3番駒野選手」は果たしてどうだったのか。PK戦は選手にとって過酷な修羅場なので、試合よりも多くのプレッシャーがかかる。単にJリーグでPKがうまいから、あるいは苦労人だから、という理由での人選は不可で、あくまでワールドカップ4試合での動き、過去の大舞台での実績、普段の言動などから、幅広い視野でクールに決めるべきではなかったか。
 駒野選手はよく動いていたとは思うが、この日の試合でもゴール前で簡単にかわされ、決定的なシュートを打たれている。キーパーのファインセーブで失点には至らなかったが、動きに固さが目立った。まずこの固さが、PK戦での気負いの伏線になっていたのではないか。
 さらには、予選リーグ中のインタビューで、「ぜひとも得点したい」と彼はもらしている。試合で得点したい気持ちは理解できるが、彼は守備要員である。得点への思いはそっと胸に秘め、あくまで守備重視の姿勢でいるべきだった。
そうした試合にかけるある種の「力み」が、あの修羅場で裏目に出てしまった気がする。

 仮に監督がどうしても駒野選手に蹴らせたかったとして、順番は3番ではなく、最も負担の少ない2番だろう。2番ならば仮に失敗しても、その後挽回するチャンスは、より多く残されているからだ。
 ただ、個人的には中村(憲)選手のPKを見たかった。交代で入った選手の中では動きが最も良かったので、彼なら決めるような予感が何となくあった。

 あれこれ言っても、結果としてパラグアイは5人全員が軽々と決めていたから、仮にサドンデスに持ち込んだとしても、日本に勝ち目があったかどうか…。
 PK戦のような修羅場を乗り切るには、ただ熱いだけでなく、どこか少しだけさめた部分を内に残している資質が求められると私は思う。決して運だけの世界ではない。

2010年6月29日火曜日

暑いリハ

 連続何日目だかの真夏日で、調べてみたら、南の熊本や長崎よりもはるかに暑い北海道。さすがにグッタリするが、今日は14時から、来月末に地区センターで実施のロビーコンサート(アトリウムコンサート)のリハーサルがある。前日にパッキングしておいた機材を積み込み、暑い中出かけた。
 一昨年買った新車にはエアコンが標準装備だが、これまであまり使ったことはない。しかし、今日はさすがに点けた。

 手早く機材を搬入し、さっそくテスト。先方のPAは大型で、本来は広い体育室で使っているとのこと。設置にも手間がかかるらしく、まずは持参した小さいPAから順にテストすることにした。
 ステージは通行の邪魔にならず、2方向を壁に囲まれた角を選択。2階吹き抜けの回廊からも見下ろせる絶好の場所で、直感的に音も良さそうな印象がした。


 5分ほどで設置完了。まずはストローク系の「カントリーロード」、じっくり系の「赤い花白い花」を歌う。音の残響時間は長過ぎず短すぎず程よく、その効果は予想以上。音量も問題なかった。普段は介護施設等で使っている簡易PAだが、結構能力は高い。
 ややハウリングする感じがしたので、担当のMさんとも相談し、ミニアンプの位置をいつものマイク横のやや後ろにし、椅子を借りて位置も高くした。ボリュームも60%から50%に下げる。

 続けて「夏の思い出」「さくら貝の歌」を歌う。そうするうち、図書室に本を借りにきた通りすがりの人や、体育室で運動をしていた人が音を聞きつけて、次第に集まってきた。みなさんロビー内の椅子に座り、じっと耳を傾けている。
 音が抜群によく、歌っていて気分がいいので、続けて「宗谷岬」「花」を歌った。リハーサルであることも忘れ、ついつい熱が入ってしまった。
 ロビーのあちこちで音をチェックしてくれていたMさんから最終OKが出て、リハーサルが無事に終了。あれこれ持参したが、結果として電源も不要の、最も簡易な機材で充分であることが分かった。
 天井高が軽く10メートルはあり、音の感じは札幌時計台ホールに似ている。試しにPAなしでも歌ってみたが、充分いける。いい空間だ。

 機材を片づけていると、最初からずっと聴いていた同年代の男性が近寄ってきて、「素晴らしい歌をありがとうございます」と声をかけてくれた。別の中年女性は、「あなたのことは知っています」と言う。聞けば、今年3月に近隣のカフェでやったシャンソンコンサートで見たのだという。
 お二人には7月と8月にこのセンターで実施予定のライブを告知しておいた。来てくれるかどうかは分からないが、単なるリハーサルで、通りすがりの人がこれだけ耳を傾けてくれたことに、大きな手応えを感じた。

 公共施設でのロビーコンサートは以前からの構想で、ヒントは先日自宅ライブでジョイントした美唄の谷さんからいただいた。谷さんは月例ライブを地元公共施設のロビーでやっている。
 私としては全くの手探り状態だったが、何とかやれそうな予感がしてきた。それにしても、コツコツ地道に活動していると、だんだん世界は広がってゆくものだと再認識。


 夜はフォークグループ猫と六文銭のおけいさん(四角佳子さん)のジョイントライブがフォーク居酒屋であるので、19時に家を出た。何かと忙しい日なのである。

 合計2時間半の中身の濃いライブを堪能。猫の常富さんの渋い声と、おけいさんの心に染みる歌にしびれた。6年前の及川恒平さんの時計台コンサートの折、何かとお世話になったおけいさんに、ようやく直接お礼を言うことができた。
 おけいさんは予想以上にスリムで長身。写真やCDだけでは分からないナマの感覚がライブにはある。

2010年6月28日月曜日

暑くてもDIY

 4日連続の真夏日で、今日は32度近くまで上がった。朝寝好きの私もさすがに暑くて寝ていられず、早めに起きて家中の窓を開放。6月にこれほど暑いのは記録的らしく、街の量販店では扇風機が飛ぶように売れているとか。
 クーラーも扇風機も我が家にはなく、買う気も毛頭ない。相変わらず仕事は閑古鳥状態で、取り急ぎやることもなく、我が家で一番涼しい1階掘りコタツで、しばしじっとしていたが、ウッドデッキの修復作業の残りがどうにも気になり、結局帽子をかぶって作業を始めた。

 床梁の加工と塗装は完全に終わっていて、あとは腐った梁と交換するだけなのだが、狭いデッキ床下空間の作業なので、かなりの困難を伴う。
 地面にシートを敷いて作業場所を確保し、まずは古い梁を取り去った。残ったビスをサンダーでカットする。新しい梁の受け枠を取り付け、慎重に位置を決めて一気に固定した。


 だいたい午後4時ころに作業終了。午後から少し風が出てきて、幾分涼しく感じた。仕上げたばかりのトリ風力計が、時折ゆっくりと回っている。記録をネットで調べたら、近隣のアメダスの風速値が2〜3m/秒で、期待した設定値とピタリ一致した。

 写真の上は交換を終えた床梁。T字形の接合部で、いろいろな工夫をこらしている。床板の裏返しはまだやっておらず、写っているのは比較的傷みが少ない裏側。
 写真下が今回交換した床梁で、部材は松系のツーバィ材だが、すでにボロボロの状態。表側の雨水や雪の影響をモロに受ける部分が集中的に腐っているが、全部で7本ある床梁のうち、傷んでいるのは現段階でこの1本だけ。
 防腐処理は他と同等で、屋根からの雨だれの影響は全く受けない場所だ。理由ははっきりしない。
 明日は近隣の地区センターで、午後からマイクテストをかねたリハーサルがある。7月末に予定されているロビーコンサートのためで、手持ちの機材と会場設置のPAとの相性テストがあり、いろいろなケーブルや変換ジャックを準備した。

 ついでに、あれこれ歌ってみる。自宅ライブを終えたあと、しばらく歌い込んでなかったが、ペットボトルでの肺活量トレーニングは毎日やっていた。奮闘努力のかいあって、ウッドデッキ補修も大きなヤマを越えた。そろそろまた次なる弾き語りライブの準備にかかろうと思う。

2010年6月26日土曜日

ゼータクな時間

 昨日から今日にかけ、久しぶりに夏らしくカラリと晴れ上がった。ワールドカップTV観戦も悪くはないが、塗装作業を伴うDIYに好天は絶対条件。天気のいいうちにと、目下の懸案事項であるウッドデッキの修復作業に励んだ。
 30度を越す猛暑のなか、精力的に働いたかいあって、今日の夕方までにだいたいの格好はついた。

 腐った部材は全面交換したが、使える部分はうまくやり繰りし、節約につとめる。作業のなかで、腐った箇所が新たに2カ所見つかり、軽微だったが、ノミですべて削り取った。
 残った作業は腐った床梁の交換と、削り取った箇所の防腐処理。(上の写真左に防腐処理済みの床梁が見える)もしかすると、床板の裏返し作業も一気にやってしまうかもしれない。


 作業のなかで、同じ部材でも上と下、陽のあたる部分とそうでない部分とで、傷みがかなり違うことに気づいた。下よりも上が、陽の当たらない箇所より当たる箇所が、それぞれ傷みがひどい。
 床板も同様で、裏側の傷みはほとんどない。つまりは10年目の今年、全体を畳のように裏返してやれば、部材の寿命はかなり延びる気がする。

 問題は固定してある何百本ものビスで、経年によるサビがあり、全部外すにはかなりの手間暇がかかる。緊急性は低いので、天気や時間、体力と相談しつつ、秋までをメドにゆっくりやるつもり。


 あまりに天気がいいので、作業が終わったばかりのウッドデッキで、急きょ今年2度目のBBQをやることにした。
 妻と共に近所の週末ディスカウントスーパーに出向き、食材を調達。フランクフルト、つみれ串、貝つきホタテ、タレつきトンギスカン(豚肉のジンギスカン風)などを買う。オニギリが品切れで、ご飯のストックもないというので、1個37円の生寿司を適当にバラ買いした。
 安い品を集中的に選んだので、発泡酒や野菜を含めても1,500円ほどで済んだ。

 風がやや強く、防風シートを張るべきか悩んだが、炭をおこし始めると不思議に風がパッタリやんだ。沈みゆく夕日を眺めつつ、2時間ほど歓談。DIY作業で疲れた身体に、冷たい発泡酒が染み渡る。安上がりだが、とってもゼータクな時間だ。生きててよかった!

2010年6月25日金曜日

切る

 昨夜はW杯サッカーのTV観戦にそなえ、妻と共にまず22時に仮眠。零時ころに起きるつもりが、結局2時まで寝てしまった。日本VSデンマーク戦は3時半開始なので、まずは腹ごしらえと、前日に近所の空地で採ってあったヨモギを使い、ヨモギパンケーキを作った。
 今回は手間を省くため、粉は市販のホットケーキの素を使ってみた。引き出しの奥から出てきた粉の賞味期限を確かめると、3年も前に切れている。特にカビも発生していないので、まあいいかと4枚分を一気に調理した。

 かなりの量になったので、2回に分けようかと悩んだが、面倒なので弱火で一気に焼くことにした。焼き上がってみると、5センチ近い分厚いパンケーキになった。
 イタリアとスロバキア戦を見ながら、ニワトコソーダと共に美味しくいただく。味は小麦粉から作るものと大差ない。厚くなってしまったせいで、表側が少し焦げた。4枚分を一気に焼くのは、やはり無理がある。


 やがて3時半。妻からは「4時に起こしてネ」と頼まれていたので、とりあえず
一人で見たが、3時50分に日本に先制点が入ってしまう。予想外だったので、思わず「やった!入った!」と大声で叫んだら、その声で目覚めた妻も起きてきて、以降最後まで二人で見た。
 3点とも美しいゴールだった。ライブで見届けてよかった。ヨモギパンケーキは妻にも好評で、終了後もダラダラと解説やインタビューを見ていたので、ほとんどが胃袋に消えてしまった。
 今回の日本チームの躍進のポイントは、岡田監督の「切る」決断だろう。スタメンレギュラーを直前になって4人も変え、そのぶっつけ本番に近いショック療法が、ずばり的中した。
 体調面の問題があった選手も含まれていたが、レギュラーを本番前にいきなり変えるという決断は、指導者としてなかなかできるものではない。私も少年少女サッカーチームを9年間指導した際、同様の「切る」決断を数多くやったが、相当の覚悟がいる。
 時には血も流れるが、自己保身や温情に流されて「切る」ことをためらうと、だいたいにおいて結果はよくない。そしてスポーツをやっている以上、結果を求めない指導は意味がないと思っている。

 この「切る」という英断、実はスポーツのみならず、日常生活のあらゆる局面で必要なものだと私は思う。日本人はおしなべて保守的なので、現状維持を好み、「切る」ことによる変革は求めない傾向にあるが、甘い。
「きれいに裏切ろうぜ~♪」という誰かの歌が確かあった。切り捨てることで初めて、新しい何かがきっと生まれる。

2010年6月24日木曜日

トリ風力計

 相変わらずの雨模様なので、家の中で風力計の仕上げをやる。作って10年目になる風力計は、これまで数度の改造を加えたこともあり、ずっと壊れずに回り続けてくれた。
 しかし、心臓部ともいえる3本の腕を固定する三角形の台座が、かなり傷んでいる。支持棒もかなり垂直のゆがみが目立ち、手を加えるならいまだ。

 3つのステンレスカップを使った構造自体に問題はないので、カップとそれを固定する木製の腕はいじらず、三角形の台座から下のパーツをそっくり新しいものに交換した。
 支持棒はステンレスと木材をつなぐ方式をやめ、たまたま在庫があった90センチほどのステンレス被覆管1本でやることにする。


 三角形の台座に関してはかなり悩んだ。これまでは5ミリのハードボードを使っていたが、経年劣化に不安がある。厚めの鉄板を加工するつもりでいたが、厚さが1ミリ以上ないと構造的に不安がある。鉄板のサビも問題だ。
 あれこれ画策するうち、以前に棚を固定していたステンレス製のT字形金具が使えそうなことに気づく。

 既存の穴だけでは足りないので、中心軸と固定用に新たに3つの穴をドリルで開けた。金属の加工は木材に比べるとかなり難易度が高く、2カ所も指を切ってしまったが、何とか終わった。このあと、ウッドデッキ材と共に木部の再塗装をする予定。


 天気が悪いのでウッドデッキは以前のままだが、完成した風力計を仮固定してみたら、いい案配にクルクル回る。
 ちなみに名前の「トリ」は、3を意味する「tri」が由来。4本腕の風力計は珍しくないが、3本腕の風力計はデザイン的にも優れていて、ほとんど見かけない。「BSケロすけ」に並ぶ我が家のランドマークのひとつなのである。

2010年6月23日水曜日

屋外木材の腐食

 相変わらずはっきりしない空で、ほぼ「エゾ梅雨」といってもいいような気候だ。本州の本格的な梅雨に比べたら、可愛いものだけど。
 そんなわけで、雨の間隙をぬってウッドデッキの補修作業を続けた。

 昨日処理したウッドデッキの柱部分は写真の通りで、いかにも痛々しい。腐食は左側にある手摺の一部にも及んでいて、こちらは腐食部を完全に切り取ると、手摺そのものが柱に取り付け不能となってしまう。一晩考えたすえ、手摺の半分だけを新しい材料に交換することにした。
 木材の独特の質感は好きだが、松系の材料の場合、10年も使っていると、どこかしらが傷んでくるのは避けられないようだ。
 車庫の梁は雨水の落とし場所の設計が悪く、作って7年で腐食が始まり、やむなく腐食部を全面交換した。同様にウッドデッキの床材も、屋根からの雨水が集中的に当たる箇所を、作って8年目に交換した。これらは、すべて松系の素材である。
 今回腐食した場所も屋根からの雨水が風で流れて繰り返し当たる部分で、この種の条件は木材にとって過酷らしく、ある間隔での全面交換はやむを得ないのかもしれない。


 だが、同じウッドデッキでも、今回交換対象になった床梁は、7本あるうちのたった1本だけだ。雨水が集中する場所ではなく、こうなると腐食する条件は、はっきり限定できないことになる。

 ただ、使う木材そのものに欠損があったり、節が多かったりすると、健全な木材よりも腐食しやすいことは確か。上の写真でも、最初からマツヤニによる欠損があった箇所がやられている。屋外に木材を使いたいなら、可能な限り上質な木材を使うことだろうか。
 今日は昨日抜けなかったウッドデッキ床材のビスを全部抜いた。ネジ頭がつぶれてドライバーが使えないので、ビス頭周囲の木材をV字形に掘り、ニッパやプライヤーでネジ頭を強く挟み、少しずつ緩めて取り去った。なかなか技術と根気のいる作業である。

 そのほか、こちらも10年使い続けたステンレス製の自作風力計を全面的に作り直した。ずばり、腐った手摺部に取り付けていたもので、修理するにはいいタイミングである。
 例によって手持ちの材料をやり繰りし、ほぼ完成。ウッドデッキ全体の修復終了後に取り付ける。これに関しては後日。

2010年6月22日火曜日

扉のないトイレ

 まるで梅雨のような愚図ついた空模様で、外に出てウッドデッキの修復作業をやるふんぎりがつかない。そこでこちらも「10年目の修復」テーマのひとつである、トイレ引戸の取手修理を先にやることにした。

 実は10年前の新築時、トイレに扉はなかった。我が家のトイレは一般的な玄関ホールから入る形式ではなく、居間から入る脱衣室と洗面所、洗濯乾燥室をかねたスペースの一角にある。
 いわゆる「ユーティリティ」と呼ばれる空間で、この部屋と居間とは鍵つきの引戸で仕切られているから、トイレ自体に鍵はもちろん、扉さえも不要だと当初は考えた。扉を省くと数万円が浮く計算で、低予算の新築計画のなかでの苦肉の策だった。
「扉のないトイレ」の概念は、もともとは西洋式の生活スタイルを意識している。さらには、敬愛する建築家の清家清先生が、自宅の設計で同様に扉のないトイレを作っていたことにも、かなり影響を受けた。
 しかし、実際に生活してみると、誰もユーティリティ入口の引戸を締めようとしない。当然ながら、鍵もかけない。この理由ははっきりしないが、ユーティリティそのものが暗いことと、単に面倒であることの両方であろう。

 結果として、扉のないトイレは音も臭いもツツヌケ状態となり、非常に具合が悪いことになった。何せ、居間とユーティリティとは隣り合わせなのだ。
 そこでやむなく、DIYでトイレの扉を作った。12ミリ厚のOSB合板に、余った床材の枠をはめこんだ簡易なものだが、アルミのU形レールで吊り下げる引戸はそれなりに機能し、その後簡単な鍵まで自作して、いまに至っている。


 そのDIY吊り引戸の取手には、ステンレス製のパイプハンガー用金具を使った。ありきたりな取手を避け、本来の役目とは異なる部材をあえて使ったが、こちらもそれなりに機能してくれた。

 ところが入居10年を経て、外側の取手がぐらつき始めた。開放したときに壁枠にぶつかる衝撃の繰り返しで、引戸枠が割れてしまった。
 ひび割れはかなり大きく、枠そのものを交換するか、取手を別のタイプに取り替えるしかない。熟慮のすえ、外側のみを木製の丸棒に交換することに決めた。

 古い取手を外した後の穴には埋木をし、ひび割れた箇所にはホワイトボンドを流してガムテープで数時間固定。その後、無傷の部分を選んで新しい取手を写真のように取付けた。
 縦になった丸棒の下端に、5センチの丸棒を横にして取付けたのは、開放した際に壁枠にぶつかっても、取手に指がかかるようにするためで、このアイデアにたどり着くまでに一晩かかった。
 天気はどうにか持ちそうなので、外に出てウッドデッキ修理の下作業に取りかかる。木製手摺の一部で屋根からの雨水が常時当たっている箇所の腐食が激しい。ビスを外してみたら、腐食は下の柱にまで及んでいた。予想よりもひどく、手当が1年遅かったことを思い知る。
 夕方まで黙々と作業し、腐った箇所はすべてノミで削り取った。幸いに柱の欠損は20%弱で、柱の丸ごと交換は何とか免れそう。

 同じく腐食の激しいウッドデッキ床梁の1本を交換するべく、上に固定したスノコ板の固定ビスをまず緩めたが、ビスの頭が腐食してしまい、ドライバーではどうしても外せない物が6本もあった。
「柱の腐食止め処理」「床梁の一部交換」「手摺の一部交換」以上がウッドデッキの修復作業の全容だが、完了までにはかなり時間がかかりそうだ。

2010年6月21日月曜日

妻のライブサポート

 取り立てて仕事もなく、先週末に自宅ライブを無事に終えたこともあり、昨日から今日にかけ、ほとんど何もしないでボンヤリと時を過ごした。
 今日は傷んでいるウッドデッキの下処理でもしようかと思ったが、あいにくの激しい雨。作ったばかりの郵便ポストの絶好の風雨テストになり、幸いに内部への雨水侵入は全くない。現段階では合格である。

 勤めから戻った妻が、あまりに雨がひどいので、通勤用の自転車を勤務先に置いてきたという。夕方、雨が上がったところを見計らい、散歩がてら自転車をとりに行った。
 途中、先日の道ばたとは別の場所に、エゾノヨロイグサの白い花が、ぽつねんと咲いている。思わず持参のデジカメで数枚撮影。真下からと真上から、前回とは全然違うイメージで撮れた。この花、何となく歌になりそうな佇まいをしているのだが…。


 先週末の自宅ライブ後の茶話会で、ちょっと面白い話題になった。「妻のライブサポート」といった主旨だが、要は「弾き語り道楽」にふける亭主を、妻がどこまでサポートするか?といった話だ。
 音楽仲間は大半が既婚男性で、妻が夫のライブ活動に全く無関心だったり、カンペキにサポートしたり、暇があるときだけつき合ったりと、その形態もさまざま。突き詰めれば夫婦の問題であり、第三者が介入すべきものではない。

 我が妻の場合、活動を本格再開した6年前は、かなり深くつき合ってくれた。自宅ライブも含め当初の2年程は、ほぼすべてのライブに「引率」してくれたように思う。
 最近では私自身がライブ活動にすっかり慣れ、持参する備品も一人で搬入移動が可能なよう調整したこともあり、妻の引率度は激減した。
 つき合ってくれるのは、遠方のカフェライブか自宅ライブくらい。妻の勤めに影響する介護施設系ライブや、夜のライブに妻はまずついてこない。写真が必要なときは手近な方に頼んで写してもらう。私もじょじょに「自立」しつつあるらしい。
 先週末に自宅で歌っていただいた美唄の谷さんの奥様は、非常にサポートが徹底していて、備品の搬入やライブ写真の撮影はもちろん、遠方ライブの移動ナビゲーションから、時にはタイムキーパーや運転手代行までやっておられるようだ。
 唯一やってないのが、ライブそのもののサポート。たとえば何らかの楽器を演奏したり、サイドボーカルとしてハモったり等々。陰で支える役割はいとわないが、目立つのはイヤ、ということらしい。奥ゆかしいのである。

 実は私も以前に似たような役割を妻に打診したことがある。ハモニカやボーカルが無理なら、せめてタンバリンかカスタネットでも…と。しかし、アッサリ却下。理由は同じで、「目立つことはアナタがやりなさい」。
 年に数回にも及ぶワガママなる自宅ライブを気持ちよく受け入れてくれるだけで、よしとしなくてはネ。

2010年6月19日土曜日

音の庭*歌の森

 自宅ライブ「音の庭*歌の森」の通算3回目が無事に終了。今回は遠方から美唄アコースティッククラブの谷仁さんを客演として招き、前後半に別れて歌った。
 サブテーマは互いの住む地域である「篠路」「美唄」の頭文字をひとつずつとって、「篠美咲き」とし、地域や風土を反映させた構成で臨んだ。

 前半の40分は私の担当。あいにくというか、幸いにというべきか、気温はぐんぐん上がって、午前中には30度近くまでになった。会場となる2階も28度を越える暑さ。自宅南側では住宅工事の真っ最中なので音がうるさく、南側以外の窓を開けて風を室内に流しながら、予定通り15時ちょうどにスタートした。


 前半の構成は短めのカバー曲なども取り混ぜ、全体で10曲。うち、オリジナルは6曲である。曲は順に以下の通り。

「里山景色」「佇む石」「Teimi/丁未」「東京」「夏の思い出」「赤い花白い花」「雨ニモ負ケズ」「この道」「向い風」「風街だより」
(赤文字がオリジナル)

 参加者は私の学生時代の友人夫婦や、妻の職場友達など、歌い手を含めて8名。先月実施の自宅ライブ「桜の宴」との重複は、私たち夫婦をのぞいてなく、「場は同じでも、聴き手が異なる」という点では、恵まれていた。
 大きなミスもなく進んだが、やはり暑いことがやや集中力を欠く要因として働いたかもしれない。「Teimi/丁未」の2番出だし部分で、歌詞の入りが一瞬遅れ、一部を飛ばして歌わざるを得ないという失態をやらかした。
 今日は自宅ライブを聴くのはもちろん、我が家を訪れることも初めてというMさんがいて、実はかなり気を遣った。しかし、暑さにもめげず、熱心に聴いてくださった。


 後半40分は谷さんの担当。谷さんとは昨年秋に美唄で実施された「森の広場の音楽会」に招いていただいたのが縁で、今回のジョイント形式のライブは、そのお返しのような位置づけである。
 若い頃からオリジナル曲中心の活動を続け、独立開業のために一時期中断、最近になって活動再開という、私とよく似た弾き語り活動歴を持つ。
 違っているのは、私よりもはるかに輝かしいキャリアがあること、そして私より一回り以上も若いことだろうか。

 今回は7曲を歌っていただいたが、すべてがオリジナル曲。「土地」「街」というキーワードにうまく配慮しつつも、独自の世界を展開してくださった。さすがである。
 ボサノバ風の新曲「栄枯盛衰」、透明感のある「初秋の頃」、力強く訴えかける「大地に根をはる柳のごとく」など、印象に残った。
 互いのステージ終了後、「セルフ・アンコール」と称し、賛美歌の「いつくしみ深き」を二人で歌った。事前にメールで音源を送ってもらい、谷さんがリードボーカルを、私がイントロのハモニカと途中のサブボーカルを担当。
 直前に音合わせを一回やっただけだったが、充分にイメージ練習してあったので、何とかうまく合わせられた。


 ほぼ予定通り、16時半過ぎにライブ終了。その後階下に移動し、持ち寄った食材で茶話会を繰り広げる。あれこれ話が盛り上がって、解散は午後7時前後であった。

 暑さ対策の課題は残ったが、ライブそのものは互いの個性がうまく引き立て合った感じで、よかったと思う。ライブの常連であるSさんからも「新鮮味があって楽しめた」との好評価をいただいた。「新しい歌い手」「新しい聴き手」は、やはり場を活性化させる得難い要素である。
 ただ、暑いライブは難しい。夏の自宅ライブは、開始時刻を4時以降に遅らせたほうがよいかもしれない。今後の検討事項だ。

2010年6月15日火曜日

夏の野草

 北海道神宮祭の中日である。札幌では例年、この日を境に夏となり、学校の制服がいっせいに夏服に切り替わる。商店以外の地場産業の多くは休みで、学校も「郷土の日」などと称し、2時間程度で終わったりする。

 ということで、暇である。郵便局に用足しに行きがてら、あちこちを散策した。道ばたに、夏の始まりに咲く大型の野草の一群を見つけた。


 自宅の近隣はまだまだ田舎のたたずまいを残していて、この種の自生野草が豊富。生まれ故郷の幌加内町を懐かしく思い出す。しかし、この花の名前は知らない。
「白い花 夏」とキーワードを入れてネット検索してみると、「エゾノヨロイグサ」か、「エゾニュウ」という、セリ科の野草らしいことが分かった。名前から推測して、北海道固有種に違いない。満開になると、なかなか風情がある。

 気温はぐんぐん上がって、今日も30度に迫る勢い。いよいよ夏到来である。

2010年6月14日月曜日

彗星のように出現

 大方の予想を裏切って?、サッカー全日本チームが勝った。W杯サッカーでは8年ぶり、これまでの2勝はすべて国内だったから、アウェイの地では初勝利である。価値ある勝ちだ。
 私同様のサッカー狂のはずだった妻は、旅の疲れもあったのか、試合開始1時間前になって、「眠いから寝るわ」と寝てしまった。つまりは、それほど期待されてなかったということ。
「練習でできないことは、本番でもできない」と、ずっと思っていて、スポーツでも音楽でもそれは同じと信じていた。だから自分の弾き語り活動では、本番前に「死ぬほど」練習している。

 しかし、もしかするとそれは、しょせんアマチュアの世界だけの話かもしれない。そんなことを感じさせる今回の試合結果である。

「練習でできないことでも、本番ではやれるのがプロ?」
 私しゃアマだから、一生懸命練習しますけど。
 勝利後のインタビューで、決勝ゴールの本田選手がいいことを言っていた。
「出られない選手もいるので、チームの一体感を得るために、もしゴールしたら真っ先にベンチに飛び込もうと、試合前から決めていた」と。
 そして彼はその通りに行動した。

「ビッグマウス」などと時に揶揄されてもいるが、実に泣かせる言葉だ。聞いていて、ぐっときた。物事の本質を本音でズバズバ語り、引退した中田選手に似た、あまり日本人にはいないタイプだが、浪花節的な部分もちゃんと持ち合わせている。
 中田選手の後継者は当分出てこないと思っていたが、彗星のように現れた。日本サッカーは、しばらく彼を中心に回転してゆくのではないか。


 ということで、居間の片隅に置いたケロすけも、大喜びしている。一昨日の夜遅くにやってきた息子は、初めてカエルをこの場で見て、一瞬たじろいだそうだ。
 置き場所について、ブログではこれまでふれていない。てっきり試作段階のウッドデッキあたりにあると思ったらしい。ところが、居間のドアを開けた突き当たり正面にデンと置いてあり、「やあ」とでも言いたげに、ニッコリ微笑んでいる。

 昨夜遅くに東京から戻った妻も、たった2日の不在だったのに、居間に陣取るケロすけに向かって、「ただいま」なんて声をかけてる。はやくも我が家のアイドル的存在なのだ。
 お客様を出迎える役目をさせようと思い、一時は玄関ホールにも置いてみた。しかし、居間の隅にいないとなんだかさみしい。ペットのように散歩もエサも必要ないが、そこにいるだけでなんだか心が温まる、家族のような存在になりつつある。
 彗星のようにやってきたアイドル、「ケロすけ」にぜひ会いにきてください。

2010年6月13日日曜日

ブブゼラにブーブーぜら

 妻が旅行で家にいず、料理や洗濯などの家事に雑事、そして仕事やW杯サッカー観戦と、あれこれと多忙な週末を過ごした。
 作り始めて3日目に入った郵便ポストは、昨夜11時までかかって、ようやく完成。新しいポストの屋根開閉テストをするため、夕方に古いポストを取り外してしまったので、翌朝の新聞を受けるために、どうしても仕上げなくてはいけない。

 今度のポストは新聞と大型郵便物を上の蓋から出し入れする仕組みだが、開閉時に蓋が壁にぶつかることが分かり、壁の受け材を丸ごと作り直す羽目になった。大きな計算違いである。
 それでもどうにか完成。デザインは一新し、屋根の色もモスグリーンに変わった。基本は前回のポストを継承したが、下にも隠し取り出し口を設けたのがミソ。


 W杯サッカーがいよいよ始まり、サッカー狂としてはテレビや新聞、そしてネットから目が離せない日々が始まった。2階の仕事部屋ではBS放送が映らず、どうしても見たい試合は、1階のBSテレビ前にノートパソコンを持ち込み、仕事をしながら観戦している。
 おかげでノートパソコンでの作業にもすっかり慣れたが、いただけないのがサッカー会場から試合中ずっと鳴り響いている、ブブゼラとやらの楽器。アフリカの伝統民族楽器らしいが、少なくとも私には、ミツバチの巣箱をひっくり返した異音にしか聞こえない。
 試合の流れで観客が一喜一憂するのは理解できるし、それがサッカーの醍醐味のひとつでもある。しかし、あの楽器の音はイケマセン。四六時中ただブーブーと鳴り響くだけで、好プレーもへったくれもない。いわゆる声援の「波」「メリハリ」というものが存在しない。
 時折アップで映る観客の様子を観察すると、ただ「鳴らすことだけ」が目的のようにも見え、成熟した応援とはとてもいえない。

 不思議なのは、地元チームでもアフリカチームでもない韓国VSギリシャ戦でも、ほとんど変わらない阿鼻叫喚が繰り広げられていたことだ。
 この分だと日本の予選3試合も、否応なしにあの騒音を聞かされそうで、ウンザリする。NHKの一部スポーツ放送で、副音声を使って解説や実況をカットし、会場の音だけ聞くシステムがあるが、今回に限っては、その逆のシステムが欲しくなる。

2010年6月11日金曜日

手間取るポスト

 10年前の新築時に作り、すっかりくたびれてしまった郵便ポストを作り直すことにした。使う材料はすでに選んでおいたが、パーツが細かく、予想外に手間取る。
 途中、自作の電動ノコ用直角ガイド板の直角が狂っていることに気づき、ガイド板そのものの修正やら、切ってしまった材料の修正に追われる。表札部分の開け閉めの調整にも手間取り、結局夕方までに終えることができなかった。

 郵便ポストは新聞や郵便物、回覧板などで常時使っているので、現行のものを完全に取り外してしまうわけにはいかない。代替品を完全に作ってから、丸ごと交換する段取りになる。蝶番などの部品は既存品をやり繰りしたいので、支障のない範囲で既存のポストを一部分解した。


 夕方、東京の姪の結婚式に出席する妻を最寄りのJR駅まで送る。本当は私も出席するつもりでいたが、集合が土曜の朝9時で当日移動では無理ということが分かり、断念した。平日移動では急な仕事に対応できない。
 無線LAN内蔵のノートパソコンを買い、移動時でも仕事に対応できる体勢に変えたきっかけがこれ。今回は航空券の関係で間に合わなかったが、次回はきっと役立ってくれるはず。
 まるで申し合わせたように、函館に住む息子が、友人の結婚式のために急に帰省することになった。どちらも式は明日で、家を空家にするわけにもいかず、これまたネラったように、急ぎの仕事が2件夕方に入った。
 明日は大人しく家にいて、仕事の合間に郵便ポスト作りを続けます。

2010年6月9日水曜日

ツタ盛り

 自宅南壁を伝うナツヅタが、かなり葉を繁らせてきた。日中の気温も27度近くにまでなり、寒い寒いと騒いでいたのが、つい昨日のことのように思っていたら、街は一気に初夏模様である。
 一昨日の墓参りの道中にも、車内のあまりの暑さにたまらず、今年初めてエアコンをつけた。昨夜から布団も薄い夏布団に換えた。


 あまりの忙しさで、今年はツタの剪定を満足にやっていない。その分好き勝手に繁茂していて、いまにも屋根の上に迫らんばかり。「暑さを和らげる」という意味では、これでよいのかもしれない。日中でも室温は外気温より低く、ヒンヤリと涼しい。ツタの恩恵である。
 不安なのは、軒裏にまで迫るツタが、軒裏換気口を塞ぎはしないか?という懸念。いまのところは問題ないが、いちおう目を光らせておく必要はある。

2010年6月8日火曜日

BSケロすけ

 昨日墓参りに行った霊園から連絡があり、墓のロウソク立て修理の見積りが出た。そう大きな額ではなく、直しついでに、誤発注してしまった家紋も修正してもらうことにした。
 父からは生前、「我が家の家紋は"五三の桐"だ」と聞いていたが、2年前の夏に本家の墓参りに行った際、家紋の周囲にマルがついているのが気になった。
 戻って調べてみると、"五三の桐"には2種類あって、通常のタイプのほか、"丸に五三の桐"というのがあり、両者は微妙に異なるという。分家の筋だと周囲にマルがつくらしく、我が家はまさにこれ。

 現状の家紋を5ミリほど削り、改めて掘り直すという。費用は26,000円ほどで、両方合わせても3万円でおつりがくる。想定内の金額で、昨日の「消えた供え菓子」のこともあり、この際きちんと作り直すことにした。
 その後、仕事の電話は鳴らないので、「第2回カエル自慢コンテスト」にエントリーするべく、完成したカエルオブジェ、名づけて「BSケロすけ」を一反風呂敷にくるみ、車に積んで都心へと出かけた。

 カエルヤ珈琲店は道立近代美術館の真ん前にあり、美術館巡りの客が多い。ところが、いまはちょうど展覧会の端境期で、何もイベントがない。そのため、店は閑散としていて、客は私一人だった。


 他の客がいないのをいいことに、持ち込んだカエルオブジェを前に、話が盛り上がる。店主のU子さんいわく、
「これほど巨大なカエルグッズは、カエルヤ7年の歴史上、初めてです!」
 そうでしょう、そうでしょうとも。

 完成するまでのイメージスケッチ作成から、パーツ集めの苦労まで、あれこれ話すうちに、たちまち時間が過ぎ去った。


 U子さんが店内で飼っている本物のアマガエル、「枝豆」としばし遊んだあと、先日のカエルヤ・ライブのことや、私の音楽活動のことなど、話はつきない。
(写真は広口ガラス瓶の中の「枝豆」。下に土が敷いてあり、本物の観葉植物が植えてあって、居心地が良さそうだ。冬場はこの土にもぐって冬眠したという)
 カエルヤ・ライブでお会いしたU子さんのご主人が、かなりのフォークマニアで、自らもオリジナル曲をギターで弾き語るという。思いがけない共通点で、いずれは互いのライブに「乱入」することを約束した。
 まずは無事にエントリー終了である。結果は客の投票により、来月発表とか。ケロケロ。

2010年6月7日月曜日

消えた供え菓子

 今日はいわゆる「仕事の明け」で、実質的な休息日。ずっと気になっていた墓参りをし、施設にいる母の様子も見に行く計画だった。ついでに都心にあるカエルヤ珈琲店に行き、カエルオブジェのエントリーも一気に済ませたい。
 丸一日がつぶれるスケジュールなので、私にしては早めに起き、あれこれ準備。まずは昨日塗装を済ませてあったカエルオブジェの組立てと微調整をやる。

 目玉と口をセットしてみると、だいたいイメージ通り。本体鉄板を貫通したビスの先端が危険なので、黒い電気コードを切り、中の電線を抜いてカバー代わりにはめたら、ぴったり収まった。ビスの頭にも黒いペンキを塗って目立たなくする。
 次に梱包である。このまま持ち込んでもよいのだが、近隣の駐車場からは結構歩く。何らかの袋が必要だったが、オブジェがあまりに大きすぎ、適当な袋がない。やむなく、妻が結婚時に持参した大判の風呂敷でくるむ。


 墓参りに必要な品を準備しつつ、近隣のAUショップに電話。妻の使うプリペイド式携帯の使用期限がもうすぐ切れるので、また1年分を1万円で更新しなくてはならないが、その確認である。ついでに自分の携帯も料金体系を変更することにした。

 ちょうど昼にさしかかったので、墓参に行く途中ちょっと寄り道して、なじみのウドン屋に寄ってみることにした。以前は近くにあったのだが、かなり遠方に移転してしまった。香川県生まれの店主が打つウドンが絶妙なのだが、移転の案内ハガキをもらってから、一度も訪れていない。
 店は思っていたよりも近く、自宅から30分足らずで着く。しかし運悪く、定休日。手帳のメモで確認しても間違いない。とんだ無駄足だった。
 昼食をどうすべきか迷ったが、父の墓の前でコンビニのオニギリでも食べようかと考え直す。その方が父も喜ぶというものだ。


 14時頃に霊園に着き、手早く墓参りを済ませる。その後、墓前の芝に座ってあれこれ心で語りかけながら、途中で買ったオニギリをほおばり、父に供えたものと同じお茶を飲む。

 去年の3月に長男と共に雪を掘り返して墓参りした際、誤って壊して自分で修理した花立てとロウソク立てのうち、右のロウソク立てが完全に壊れていて、部品そのものが存在しない。自己流修理の限界である。
 持参した風防つきロウソク立てで代用したが、壊れたままの墓はよろしくない。早急に修理の手配をしなくてはいけない。
 事務所に依頼にいこうと、中央にある墓の案内図で区画番号を確認し、墓の清掃に使った水桶を返して墓に戻ると、不思議なことが起きた。確かに3つ供えたはずの菓子が、どこを探しても2つしか見当たらない。
 数百にも及ぶ広大な墓地区画に、他に墓参者の姿はなく、私ただ一人。近くでカッコウの鳴く声は聞こえたが、供え物をねらう常習犯のカラスやトビの姿は見えない。その間、わずか2〜3分。供え菓子はいったいどこに消えた?カッコウの仕業か、はたまた…。

 あとで調べてみると、カッコウの主食は果実や昆虫類だという。包装紙にくるまれたチョコパイをカッコウが持ってゆくのか否か、真実はわからない。記憶違いかと、家に戻って写真で確かめると、確かに3つの菓子が写っている。
 妻に話すと、「じいちゃんが喜んで、鳥に成り代わって持っていったのよ」と言う。実は私もずっと同じことを考えていた。
 世の中には、理屈では説明できないことが確かに存在する。だからこそ、先祖供養をおろそかにはできぬ。

2010年6月6日日曜日

篠路風味

 明日が締切の仕事が少しだけ残っているので、さすがに今日は仕事を先に片づけた。その後、カエルオブジェの塗装にとりかかる。

 パーツをいったん取り外し、まずは下塗り。外した木製支持台にも屋外用塗料を塗る。下塗りがだいたい乾いた時点で目玉をあてがい、再度外に出してみたが、充分吟味したつもりもで、やや緑が濃すぎる印象だ。
 室内に置いておく分には問題ないが、当初の構想では屋外専用。そこで上塗り工程では、手持ちの白ペンキを少しまぜ、色を薄くした。早ければ明日にもでカエルヤ珈琲店に持ち込むつもり。


 仕込んでから3日経ったニワトコシロップをボウルから取り出し、網でこしてガラス瓶に移した。まずは水で割ってジュース代わりに飲み、次には炭酸と焼酎でサワー風にして晩酌時に飲んでみたが、どちらでもいける。

 野趣豊かな独特の味で、これがそこらにいくらでも生えている雑木から採れたところがミソ。「フキノトウ味噌」「フキの佃煮」「ヨモギパンケーキ」「ラズベリー酒」「カモミールティー」「シソジュース」などに並ぶ「篠路風味」というヤツか?
 試飲してみたい方は、「TOMカフェ」にて無料提供中。700mlあるけど、早い者勝ちかも。

2010年6月5日土曜日

パラボラガエル?

 天気がよいので、仕事よりも先にカエルオブジェ作りを優先する。今日は非常に大事な工程である目玉と口のパーツの位置決めをした。
 黒目の部分は料理用のお玉の先端部を使い、白目は白い植木鉢の皿を使う。お玉の端部と植木鉢皿の中心をピッタリ合わせ、顔となるBSアンテナにガムテープで仮止め。妻の意見も聞きつつ、遠くから眺めて微調整する。

 三角定規とスケールで厳密に中心軸を出し、マーキングした場所にドリルで穴開け。黒目と白目を貫通させて長めのビスで固定した。
 ビスは本来は「タッピング」と呼ばれる金属専用のものが最適だが、あいにく持ち合わせがなく、木用ビスで代用した。止めが甘い場合は2カ所で固定する気でいたが、1本で充分足りた。


 次に口となるお玉の柄の加工をする。目玉もそうだが、ビス止めしたあとも黒目と口の部分は自在に動くようにし、怒ったり笑ったり困ったり、表情を時に応じて変えられるようにするつもりだった。
 単に飾るだけでなく、「さわって遊べる」という、欲張りな発想なのだ。

 目玉の動きはビスが1本なので簡単だが、口の動きはパーツが2本あるので、難しい。写真のように柄の両端だけをそれぞれビス止めし、中心側は固定せずに黒い針金をリング状にし、遊びを作って片方を差し込むだけにした。
 これにより、口の中央部だけが上下に自由に動く。かなり手間取ったが、構想通りに完成した。
 塗装はまだだが、試しにウッドデッキに置いてみると、まるでずっと前からそこにあったようにぴったり収まっている。
「塗装なしで、そのままでもいいんじゃない?」とは妻の意見。確かに、薄いグレーの色も上品で悪くはない。しかし、せっかく緑のペンキを買ったので、最初はまず定番の緑色に塗り、飽きたら別の色に塗りカエル、という案はどうだろう?

 このカエルオブジェ、まだ正式な名前はなく、「パラボラガエル」「BSガエル」が現段階の候補。エントリー時までには決めなくてはならないが、悩むな。

2010年6月4日金曜日

ウラシマ気分

 買い換えたばかりのFAXに、初めて図面が送信されてきた。こんどは迷子にならず、ちゃんと送信されてくる。やはりこちらの器械の故障である。
 新しいFAXには「メモリー機能」なるものがあり、途中で紙がなくなると、印刷できなかった分はちゃんとメモリーに格納されていて、紙を交換すると残りが印刷される。最新の普通紙FAXでは、たぶん当たり前の機能なのだろうが、15年ぶりの買い換えとなると、ほとんどウラシマ気分である。

 もうひとつ便利な機能があって、相手の番号を「FAXである」と予め指定しておくと、全く呼び出し音が鳴らず、FAXだけがスルスルと届く。気の早いアサイチFAXで起こされることはなくなったが、「FAXが届いたことに気づかない」という欠点もあるかもしれない。
_今日はその2件の仕事に集中。夕方までにデータ拾いは終わった。今日はテスト的にノートパソコンでデータ作成をやってみたが、やはりテンキーがないと数字入力に少し手間取る。それでも、何とかノートで仕事をするメドはついた。

 新調したバッテリーの駆動時間は期待したほどではなく、せいぜい2時間強がいいところ。作業内容によって消耗度が違い、ネット閲覧やゲームが意外に消耗ペースが早く、CGのデータ作成は案外消耗しない。つまり、仕事に限ると、ある程度は使えることになる。
 バッテリーはあくまで非常用と考え、外でも極力電源ケーブルをつないで使うのが無難のようだ。


 雨がようやくやんだので、仕事の合間に懸案事項のひとつであるカエルオブジェ作りを少し進めた。今日の作業は本体(BSアンテナの廃品)を支持する木製の台である。
 廃材をあてがって試行錯誤のすえ、写真のように首尾よく完成した。アンテナを固定する金具についていたネジ穴を利用し、木製の支持台を5ミリのボルトで貫通させて止めている。

 あくまで仕事の合間の息抜きなので、今日はここまでで終了。明日以降、目玉と口のパーツ固定→本体のペンキ塗り、と進めます。

2010年6月3日木曜日

ニワトコシロップ

 予報通り午後から雨になったので、終日台所に立って料理もどきに励む。まずは4月末に仕込んだリンゴ酒のリンゴとレモンを取り出し、熱湯消毒したガラス瓶に移す。あと数ヶ月寝かせると、飲み頃になるだろう。
 次に、昨日周辺空地の草刈りのついでに採取してあったフキの煮物を作る。今年2度目だが、煮汁に使った砂糖の量がやや多すぎた感じだ。煮物もときどき練習しないと、たちまち勘が鈍る。

 最後に、これまた周辺空地に咲き誇っているニワトコのシロップを仕込んだ。ニワトコはエルダーとも呼ばれ、北欧では花はもちろん、葉や実まで広く食材に使われている。


 理由ははっきりしないが、町内の空地には、このニワトコの木が多数みられる。どんどん増える感じがするので、おそらく実を食べた鳥のフンで、自然に増えているのだろう。

 我が家の居間からも、西側空地に多数のニワトコの木が見える。あまりに増えるので、町内ではほとんど厄介者扱いだが、この木に薬効があることを知ったのは、つい最近のことだ。
 特に花のシロップ漬は、ヨーロッパでは市販までされているとか。採り放題の恵まれた環境にあるいまのうち、ぜひとも自分で作ろうと思った。
 花はすぐに実になってしまうので、咲いてから1週間以内が勝負。一番近くにある木から15房の花を採取したが、一部がすでに緑色の実になりかけていた。
 ネット上にニワトコシロップのレシピは多数あるが、およそ以下のようなもの。

・ニワトコの花:10~15房(実になる前の白いもの)
・レモン1個  ・砂糖400g  ・水500ml


1)ニワトコの花をしばらく水に漬け、花についている虫を追い出す。
2)輪切りにしたレモンと交互にボウルなどに重ねる。
3)砂糖を水に入れて軽く煮立て、上からかける。
4)皿などで重しをして3日間おく。
5)布などでこし、消毒したビンに詰める。
6)花とレモンは絞らず、そのまま捨てる。

 冷蔵庫で3ヶ月ほど保存可能。水や炭酸で割って飲む。発汗作用や解熱作用、利尿作用など効用があるらしい。
 まだ仕込んだばかりだが、去年作ったシソジュースによく似ているので、炭酸と焼酎で割ったサワードリンクとしても飲めるはず。夏の飲み物にいいかも。

2010年6月2日水曜日

無線マウス到着

 先週末に頼んであった無線マウスが、ようやく届いた。いろいろなテストもかね、ノートパソコンの出番は案外多いので、その都度予備のMacからマウスを抜き、つけかえていた。ようやくその煩わしさから解放される。
 製品名は「ロジクール・ワイヤレスマウス M215」。発売されたばかりで、価格はアマゾンで送料込1,869円。ケーブルがないと失くしそうなので、色は目立つロイヤルブルーにした。


 ロジクールのマウスは数年前に買ってから、その解像度の高さと握りやすさ、MacでもWindowsでもドライバーなしでスイスイ使える手軽さから、すっかりファンになった。しかも、性能の割にはかなり安い。
 今回の無線マウスは、単3アルカリ電池1本で5ヶ月動き、レシーバーも写真のように超小型で、ノートパソコンに着けたままでも全く邪魔にならない。
 さっそく使ってみたが、ケーブルがないことがこんなにスッキリ快適だとは、使ってみて初めて分かった。小型で持ち運びにも便利だし、ケーブルの抜き差し不要。実にノートパソコンむきである。

 世の中、アレヨアレヨという間に便利になってゆき、ちょっと怖い気もするが、いい時代に生まれ育ったと、ありがたく恩恵を受けることにしよう。