2014年10月31日金曜日

リクエスト受付

 12月上旬に地区センターで実施の「叙情歌サロン」に関連し、いろいろと準備中。A4版の裏表に収めたリクエスト曲一覧、当初は178曲だったが、空欄等を調整して192曲まで増やした。まだ数曲増やす余地があるので、「約200曲」とうたってもよさそうだ。

 やってみないと分からないが、「このリスト中から選んでください」とお願いしても、全く別の曲が飛び出す可能性は充分ある。オリジナル曲を除いて約700曲のレパートリーはあるが、誰も知らないようなマニアック的フォーク系の曲をさらに除外すると、残りは600曲ほど。
 600−200=400曲の中にも入っていない曲なら、「すみません、歌えません」とおわびし、同じ歌手の別の曲がもし歌えたら、「……なら歌えますが、いかがでしょう?」と聞くと、たいていはOKが出る。これがこれまでチカチカパフォーマンスで得た経験である。


 これまたやってみないと分からないが、この際チカチカパフォーマンスでも、より積極的な形でリクエストを受けてみようかと画策している。
 これまでは数曲歌った時点で立ち止まってくれた熱心な聴き手に、「こんな感じの曲がお好きですか?」と話しかけると、かなりの確率でリクエストが出る。リクエストを明確な意思表示として最初から掲示しておくと、果たしてどうなるだろう?
 好奇心がくすぐられる話なので、機材を増やさずに告知看板を出す手法に関し、考えた。
 いつも持参するセルフ写真撮影用の一脚棒をキャリーカートの片側上部に固定し、ここから「リクエスト受付〜下のリストからお願いします」と記した看板をまず吊るす。さらに下端に取りつけたフックに、透明フォルダに入れたA4版リクエスト曲一覧を数枚入れておく。

 関心を持って近づいてきた人が抜き取って手に取り、応じてくれることを期待したものだが、実際に作って設置してみると、位置が高いので遠くからでも目立つ。斜めになったフォルダも、けっこうなアクセントである。
 自立式看板に匹敵する手段かもしれないので、なるべく早い時期にその効果を試したい。

2014年10月30日木曜日

秋散策

 前日とうってかわった好天。午前中に自転車でディスカウント店に行った妻が、漬物用の大根を10本で580円(税別)、合計30本を入手したという。荷台には何もなかったが、無料で配達してくれるそうで、いまどき珍しいサービスだ。

 ほどなくしてワゴンの配達車が到着。何と、泥のついていない洗い大根である。洗い大根など久しぶりのことで、ただちにウッドデッキに運び込み、細ロープでしばる。ウッドデッキの手すりは半分だけ残してあるので、問題なく干せた。
 今年は例年よりも出遅れていたが、一気に挽回。大事な冬準備のひとつなので、ほっと安堵する。


 無風で暖かく、家でじっとしているにはもったいない陽気。妻と近くの百合が原公園に散策に出かける。年に一度の世界の公園無料開放をやっていたので、数年ぶりに見て回る。
 日本、中国、アメリカ、ドイツの庭園が順路に従って見られるが、やはり日本庭園が一番落ち着く。これは前回と同じ感想だ。

 思いがけない10月中旬の寒気で、紅葉の色づきはいまひとつ。それでもカエデ類だけは例年なみか。帰路に六花亭に寄って珈琲ブレイク。何かと慌ただしかった今月だが、月末になってようやくゆっくりできた。

2014年10月29日水曜日

バッテリ災難

 最高気温が8度くらいまでしか上がらず、昨日から暖房をずっと点けている。2階は特に寒いので、1階で女子サッカーを観ながら久しぶりにMacBookをバッテリ起動させたら、うんともすんとも言わない。しばらく充電してなかったので、あわててACアダプターにつないだが、充電は始まらない。

 メニューバーからたどって調べてみると、「バッテリの交換が必要です」とのメッセージが。「電源の抜き差し」「SMCのリセット」などの対処法があって、昨年ネットオークションで買った直後も似た症状だったが、どうにか充電可能な状態に戻った。
 ところが、今回は何を試みてもダメ。2008年の製品で、おそらくは一度もバッテリ交換をしていない様子。いよいよ寿命らしい。
 普段はACアダプターをつないで使っていて、旅行やモデム事故のときくらいしか、バッテリ起動させる可能性はない。Amazonで互換品が4千円で手に入るが、いますぐ買うべきか否か、悩ましい選択だ。


 まるで合わせるように、最近になって電子譜面搭載の中華Pad(タブレットPC)のバッテリが満充電できなくなった。
 かなり長い間充電しても、90%以上数値が上がらない。それでも液晶モニタの輝度を40%に下げ、Wi-Fiを切って使えば2〜3時間は連続使用できる。電子譜面に限定した使い方なら、ひとまず問題はない。

 しかし、使い始めてはや2年余、最近のトラブル続きの状態から考え、いつ成仏なさってもおかしくない。おそらくバッテリも劣化が進んでいるのだろう。MacBookと違って交換は難しく、同等以上の品が9千円強で入手可能なので、買い替えも覚悟しておかば。
 きたるべき「リクエスト型ライブ」に備え、リストを追記修正したり、定番ソングをファイルに追加したり、しばらく歌ってなかった曲をおさらいしたり準備中。
 やろうとしていることは、いにしえの「流し」のスタイルにやや近いが、元祖流しの場合、譜面なしで1000曲は弾き語ったはずだから、譜面なしではまるで歌えない私なんぞ、足元にも及ばない。

 違いをあげるなら、ノーギャラが基本で、対象が通りすがりの市民であることか。「聴き手が聴きたい曲を歌う」というコンセプトは、街づくり活動の一環としては、大きな意味があると思っている。それを確かめるのが、当面の目標。未知の道だが、やりがいはありそうだ。

2014年10月28日火曜日

ダイソーの竹製まな板

 台所のまな板がいまひとつ決め手に欠ける。松系の板ではすぐにカビが発生し、安価なプラスチック製は軽すぎて頼りない。

 そこで100均のダイソーを探してみた。すると、竹製のまな板という珍しい品がある。260×180で、8ミリほどの厚さ。軽すぎず重すぎず、何より抗菌性のある竹製であるのがよい。
 厳密には竹を薄くそいで接ぎ合わせた集成材のような材料で、狂いは少なそうだ。もうひと回り大きくて厚い200円の品もあったが、小さめのまな板を好むので、100円の品を買った。


 さっそく使ってみた。やや固めだが、これまでのプラスチック製よりは大きく、しかも重いので扱いやすい。量が少なければ、切った材料を隅に置いたまま、別の材料が切れる。
 製品には、「包丁によるキズがつきにくい」「木製まな板のような黒ずみがつかない」「ダイズ油コーティング」とある。洗ったあとの水切れは、木製よりも早い感じがする。

 これまで使っていたフック(ビス)に吊るすよう、端部に穴を開ける気でいたが、ふと思いついてビスに10ミリ長のリングと木片を通して固定してみた。
 右側に突き出たリブにはさんで止めるだけの仕組みだが、けっこうサマになっている。しばらくこれで使ってみたい。



《2014.11.15 追記》
 使い始めて2週間ほど経ったが、使用後に水洗いしたせいか、最初の1週間で短辺部がわずかに変形した。(中央部がそった)しかし、その後じょじょに元に戻り、いまはほぼ平坦に。
 板が薄いので水で濡れた側が膨らみ、変形しやすくなるようだ。使用後は両側を均等に洗い、もし変形がひどい場合は凹んだ側を水で濡らし、水平に置いておくと元に戻る。

 表面には包丁によるキズがわずかについているが、普通の木製まな板に比べると、損傷は少ない印象がする。貼りあわせた竹の剥離は、いまのところ見られない。


《2015.1.27 追記》
 使い始めて3ヶ月が経過。この記事へのアクセスが非常に多いため、途中経過をレポートしたい。

 毎日使っているが、その後板の変形は見られない。包丁によるキズもあまり目立たない。ただ、短辺側は両方とも黒ずんできた。木製まな板と同じ現象で、カビが発生しているようだ。程度はそうひどくない。


 当初は使い終わると繊維方向を上下にして乾燥させていたが、この方法だとどうしても短辺部の乾きが遅く、それが黒ずみの原因になっているように思える。
 最近は繊維方向(短辺側)を横にして斜めに立てかけ、乾燥させている。このほうが水切れが早くて風通しもよく、板の変形が少ない気がしている。



《2015.3.6 追記》
 特に短辺側の小口部分に発生する黒ずみの除去に関し、新しい発見があったので追記したい。
 対象部分を水に濡らして包丁の根元部分でこすってみると、よく落ちる。平らな部分の黒ずみも、同じ手法で除去できた。
 黒ずんできた木製まな板にカンナをかける手法と同じ理屈と思われる。



《2015.11.11 追記》
 購入後1年が経過したので、現在の状況を報告したい。

「繊維方向を横にして乾燥」「黒ずみが発生したら、包丁の根元部でこする」の2点をマメに守ったせいか、大きな状況変化はなく、ごく普通に使えている。
 強いて変化を挙げるなら、全体的に色が薄くなってきたことと、表面に細かいキズがつき始めたこと。しかし、ソリやネジレはほとんどなく、まだまだ普通に使えそうだ。
 半年くらい持てば…、と買った当初は思っていたが、100均商品としては予想外に使える。(今回でひとまず使用レポートを終え、次回は廃棄時に報告します)



《2018.2.22 追記》
 購入後3年4ヶ月を経て、繊維方向に添って真っ二つに割れた。板自体に狂いはなく、まだまだ使えそうだったが、残念。しかし、よくぞ持ってくれた。
 同等品はもはや見当たらず、やむなくポロプロピレン製の抗菌まな板に買い換えた。



《2019.1.16 追記》
 PP製のまな板に変えて1年が過ぎたが、妻の評判があまりよくなく、やはり木のまな板がいいという。100均のキャンドゥに木製まな板があるという情報を得て、さっそく買いに行った。

桐製ミニまな板24cm」240×170×9mm厚
 桐なので抗菌性はある。長持ちすることを期待しよう。

2014年10月27日月曜日

叙情歌サロン

 昨夜ふと思いつき、リクエスト形式でのオープンライブを演ってみたくなった。今年に入ってからのチカチカパフォーマンスでも、積極的にリクエストを受けてはいるが、あくまで場の流れでの延長。それをもっと積極的にやろうというのだ。
「開かれた場」という意味では、そもそもチカチカパフォーマンスがそうである。一時はチカチカで完全リクエスト形式のライブをやろうかとも考え、具体的なリクエスト曲の一覧も作った。しかし、実施には二の足を踏んだ。
 共演者の関係で、持ち時間は正味25分。最初の数曲は聴き手が少なく、リクエストを募っても中途半端で終わる可能性がある。

 やるなら、もう少し定着性の高い場。持ち時間も最低1時間は欲しい。考えたのが、2年前に視聴覚室を借りきって自主企画ライブをやった近隣の地区センター。費用はかかるが、そこを借りてオープン形式のリクエストライブを仕掛ければ、それなりに人は集まるのではないか?


 11月は例年ライブが少なく、自主企画ライブを仕掛けるには絶好の時期だ。思いつくままに企画書をまとめ、リクエスト曲一覧は、かねてからチカチカパフォーマンス用にとまとめてあったものを転用した。
 午後になって地区センターに電話し、アポを取る。幸いに顔見知りの館長さんがいて、応対してくれた。
 ところが、当初計画していた視聴覚室を使ったオープンライブは、ルール上できないことが判明。たとえ無料開放でも、不特定の人を受け入れるイベントは、政党や企業、宗教団体等の広報に利用されかねず、公的空間である地区センターでは禁じられているというのだ。
 ちょっと困ったが、すかさず館長さんが「ロビーを使うなら問題ないですよ」と言う。今年から断続的にやっているロビーコンサート形式で、内容の審査はあるが使用料もかからず、私の企画の主旨にも合うという。

 そうするうち、「いっそ地区センターの主催でやりましょう」ということに。渡りに船の話だったが、以前に観たロビーコンサート形式では、あまりに会場が広すぎて演りにくい感じがした。
 そこで、かねてから構想にあったロビー奥にある展示ギャラリーではどうかと提案。ロビーの延長だが、奥まった場所にあって人の動線からも分離した静謐な空間である。昼間なら照明なしでも高窓から光が落ちて明るい。
 館長さんを伴って実際にその場に行き、光の具合やステージの位置、客席の配置などを確認すると、いいですね、とOKが出た。
 イベント名は私が持ち込んだ「叙情歌サロン」で即決。他のイベントとの重複を避けつつ、広い客層を期待できる期日として、12/6(土)の14〜16時に演らせていただくことになる。
 会場で配布するリクエスト曲一覧は地区センター側でコピーをとってくれ、別スタッフによる有料カフェコーナーまで設けてくれるという、有り難い話。この地区センターでは、4年前からいろいろなイベントで協力させてもらっているので、そうした実績も取り計らいに大きく作用しているのは間違いない。

 休憩をはさみつつ、35〜40分のステージを3回。合計25曲程度歌うことを想定している。同じ地区センターでは、夏祭りで「昭和歌謡リクエストタイム」という企画に出演し、まずまずの結果だった。
 今回は7ジャンルに分けたリクエスト曲が180曲あって、規模がはるかに大きい。しかも単独イベントである。リスクはあるが面白く、そして新しい。そこが魅力。

2014年10月26日日曜日

反省して向上

 怒涛の1週間を何とか無事に乗り切り、久々にゆっくり寝た。午後から昨日のライブの反省をふまえ、問題点の検証と改善を行う。弾き語り活動を継続的に進めるうえで、ライブ毎の反省と改善は欠かせない。「反省なくして、向上なし」である。

 2度目のトラブルに見舞われた電子譜面搭載のタブレットPC、会場では液晶の明るさを変えたとたんに異常が発生した。そして、ある特定のゲームソフトが勝手に立ち上がるという経緯で、前回と全く同じ症状である。
 そこでまずは液晶の設定を強引に元の40%ほどに戻してみた。(起動直後に素早く操作する)すると、なぜか症状は治まる。次に問題のゲームソフト2種類をアンイストールした。はっきりしないが、最近このソフトをインストールしてから、問題が出始めた気がする。
 その後、再起動して再び液晶の明るさを変更してみる。何も異常が出ない。もしかすると、このソフトが悪さをしていたのかもしれない。ビンゴだといいが…。


 次に、予備のA5版譜面をいくつか追加し、修正分を再印刷した。電子譜面のバックアップは大事だと再認識。
 USBケーブルを交換したプリンタは、その後何も異常は出ない。これまたビンゴだったのか?
 昨日はA5版の譜面を手製の封筒状透明クリアフォルダに入れたまま歌った。大きさが電子譜面ホルダーとほぼ同じで、支持枠の左と下にかませてやれば、クリップなしで歌える。60枚ほどある譜面の重さで安定し、風で飛ぶことはなかった。出し入れ口は横にあるので、多少の雨でも譜面が濡れる心配はない。
 この手法なら譜面の交換も素早く出来るし、液晶の明るさを気にせず歌える利点もある。アカプラに限っては、最初からこのスタイルでやるべきかもしれない。そうなれば、紙譜面の限定復活である。


 紙を主体にした折畳式CD陳列スタンドは、風にあおられて2度転倒した。CD2種類を横に並べて陳列可能なよう、前夜遅くまでかかって作り上げたものだが、ベース部分に比べて、立ち上がり部分が高すぎた。チカホのようにキャリーカートに載せたほうが安定する。
 しかし、屋外では降雨時の撤収に時間をかけたくないので、背面のゴムベルトに通したフックを利用し、PAを載せている三脚の一部に固定することにした。これでいいかどうかは、次回のアカプラパフォーマンス(おそらく来春)に確かめたい。

2014年10月25日土曜日

7期初チカチカはアカプラ

 第7期最初のチカチカパフォーマンスを実施。会場は普段のチカホではなく、先日実証試験に参加した、地上のアカプラ(北3条広場)である。

 札幌国際芸術祭は終わったが、その間全く地下広場が使えなかった反動からか、各広場のスケジュールが詰まっているらしい。そこで同じ街づくり会社が管理しているアカプラが、10月の代替会場に割り当てられたという次第。
「広場の空き時間を有効利用し、オーデション通過のパフォーマーに開放する」というのがチカチカパフォーマンスの基本主旨なので、お金を払って広場を利用する組織が優先されるのは当然であろう。
 

 会場の使える時間帯は10〜13時だったが、前夜は諸作業に追われて、寝たのが明け方3時。8時半に必死で起きて簡単なリハを済ませ、ただちに家を出たが、会場到着は11時を回っていた。
 この日はアクション演劇のわんわんズさんと共演だったが、まだ姿が見えず、ステージは8月の実証試験時に好感触だった、芸術祭参加作品「一石を投じる」の前に設営。この作品、永久保存が決まったそうで、いまだ撤去されていない。
 すぐに歌い始めようとしたが、電子譜面がうまく起動しない。前回も同じ場所で同じ現象が起きたが、電波の悪影響でもあるのだろうか?まさに鬼門である。早々に電子譜面は諦め、持参のA5サイズ予備譜面で歌うことにする。
 この時期にしては温暖な陽気で、雨の気配もない。やや手間取って11時25分から始め、第1ステージでは洋楽を中心に10曲を歌った。(※はオリジナル訳詞)

「サン・トワ・マミー」「パダンパダン」「愛の賛歌」「砂に消えた涙」「花のささやき」「エーデルワイス」「レット・イット・ビー※」「ケ・セラ・セラ」「悲しき願い」「End of the World※」

 通りを往く人々はそれなりにいたが、多くはいまが黄葉が見頃のイチョウ見物。写真撮影に忙しく、歌に関心を示す人は少数で、難しいステージとなった。
 実証試験時にはイチョウの周囲にあるベンチに座ってくつろぎながら聴いてくれる方が多くいたが、今回は座ってる人自体が極めて少ない。


 前夜遅くまでDIY代行作業に励んでいたので疲れは残っていたが、なぜか声はよく出た。こうなれば延々歌い続けようと覚悟を決めた矢先、背後からスピーカー音。駅前通りの真横で、某政党の広報演説が突然始まる。音が重なるとただやかましいだけなので、やむなくライブはいったん中止。
 時計を見ると12時前後だったので、昼食のサンドイッチを食べつつ、時間をつぶす。すると西側から共演のわんわんズ二人組がやってくる。彼らは離れた西側でパフォーマンスをするというので、そのまま待機することにした。
 12時20分ころに、ようやく演説が終わる。ただちに第2ステージを開始。昭和歌謡を中心に、およそ40分で10曲を歌う。(◎は初披露)

「カサブランカ・ダンディ」「ジョニィへの伝言」「池上線」「パープルタウン」「つぐない」「どうぞこのまま」「ブルーライトヨコハマ」「アカシアの雨がやむとき」「瞳はダイヤモンド◎」「ルビーの指輪◎」

 第1ステージよりは幾分聴いてくれる人が増えたが、いずれも滞留時間が短い。この時期にしては温暖とはいえ、肌寒い陽気であることに変わりはなく、長時間歌を楽しむ余裕がないのかもしれない。
 それでも美しいイチョウ並木を見渡しながら歌う気分は得難いものだった。売上げもまずまずで、制限時間ぎりぎりまで歌い続けた。

 前夜遅くまでかかって準備した新オリジナルCDは、残念ながら1枚も売れず。次の機会に期待しよう。この時期に外で歌えたのは初めてのこと。多忙なスケジュールをやり繰りして強行参加したが、まずまず満足のゆく結果だった。

2014年10月24日金曜日

DIY代行

 午後一番で息子夫婦の暮らすマンションへ、DIYの出張作業をしに行った。やる作業は多機能キッチンカウンターの搬入&組立てと、トイレの腰壁張りである。
 必要な部材は前夜からヒモでしばり、素早く運搬可能なように梱包ずみ。軽自動車だが、大型家具でもパーツを分ければ、どうにか積める。梱包は全部で5つ、これに2つの工具袋が加わった。


 到着後に妻とお嫁さんとで手分けし、一気に運び込む。(東京で研修中の息子は不在)お茶も飲まずに、ただちに作業にかかったが、最初は多機能カウンターを組み立てることになる。
 時間的にはトイレ腰壁張りのほうが長くかかるが、最初にカウンターを作ってしまえば、空いた時間にお嫁さんが食器や物品類をしまえるので、無駄がない。
 およそ2時間かかって、まずは多機能キッチンカウンターが完成。厳密に採寸して臨んだので、スペースにピッタリおさまった。
 苦労した板のネジレ対策と、XY方向の応力をそれぞれ分担する部材配分もうまくいって、ガタつきやぐらつきは全くなし。寄せ集めの材料で作ったが、会心の仕上がりとなった。

左下にゴミ袋だけセットした状態

 お嫁さん心尽くしの誕生日ケーキでお茶を美味しくいただき、15時50分からトイレの腰壁張りにとりかかった。
 白のカラーベニヤ板を細く切り、両面テープを使って1ミリの目透かしで縦に張ってゆくという、前代未聞の工法。腰壁上端部には、白の幅木を見切り材として同じく両面テープで張るのだ。

 下地となるクロスの上に等間隔で両面テープをまず張り、その後カラーベニヤ板を順に張ってゆく。手間がかかるので、目透かしの間隔はスケールを使わず、勘で張った。
 コンクリート壁の仕上がり面が均一でなく、上と下とで幅が違ったりし、予想外に手こずった。一部両面テープだけでは張れない箇所もあり、やむなくボンドを併用。


 以前にもふれたが、トイレの形状が完全な矩形ではなく、奥に5センチほど狭い部分がある。この処理がかなり面倒。そのほか水道管とペーパーホルダー、コンセントがあり、これをうまく避けながら張るという難しさ。3箇所とも部材を正確に切り取って、見栄え良く処理した。

 縦の板をようやく張り終えたところで、空腹でダウン。時計は20時近い。休みなしで4時間も作業しているので、腰が悲鳴をあげている。ここで夕食休憩とした。
 少し元気が出て、20時半から再開。21時半までにようやく全作業をやり終えた。写真では見えないが、ドア右裏の16センチの見切材を、上下逆に加工して持ち込んでしまい、ひとまず仮止めだけしてきたが、ここはパーツを作り直して後日修正する。

 帰宅は22時を過ぎたが、ひとまず片がついて安堵。「DIY代行」を望んだお嫁さんにも、たいそう喜んでもらった。

2014年10月23日木曜日

USBケーブルが犯人?

 注文してあったAmazonのエネループ型単3充電池が届く。満充電状態で発送されてくるので、さっそく乾電池式PA(Rolandモバイルキューブ)にセットして試した。
 普段通りのボリューム値で歌ってみたが、なぜかボーカルの音が歪む。8割くらいに絞って、ようやくちょうどいい感じだった。正確な電圧計がないのではっきりしないが、9年近く使ったこれまでの充電池より、かなり電圧が高いのではないか。

 乾電池式PAでは使えなくなった充電池だが、他の機器、たとえばマウスや髭剃り、時計などでは、まだまだ使えることが分かった。マジックで番号をつけ、うまく使いまわすつもり。


 新オリジナルCDの最後の作業であるCD焼きとレーベル印刷をやったが、レーベル印刷5枚のうち、3枚で印刷エラーが出てしまい、参った。
 昨日同様プリンタの不調で、1枚はどうにか復旧させたが、2枚は印刷のジャギーが激しく、全く使い物にならない。どうもデータがPCからプリンタへ正確に送信されてないようで、昨日しばしば発生した「通信エラー」なる症状も再び発生。

 ネットで調べた結果、消去法でプリンタ本体かUSBケーブルの異常に原因が絞り込まれた。まずは本体買い替えを想定し、1万円程度で互換性インクが使える機種をピックアップ。ねらいはこれまで通り、スキャナ機能がついていて、CDレーベル印刷が可能な機種だ。
 適当な機種を見つけ、ひとまず「ほしい物リスト」に放り込む。(実際に買うかどうか、現時点では分からない)次に、現状のUSBケーブルの交換を試みた。
 いま使っているケーブルは、実は15年以上も前に買ったスキャナに附属していたもの。本体はとうに捨てたが、ケーブルだけ保存してあった。
 古いと知りつつ使っていたのは、その長さ。1.8Mあって、接続に都合がよかった。しかし、以前にMDコンポの不調原因が本体ではなく、単にケーブルの問題だったことがあり、極めてアヤシイ。USBバージョンの古さが、転送に影響している可能性もある。
 100均で新品を調達する考えもあったが、その前に手持ち分を調査。比較的新しいが、1Mしかないケーブルを見つけた。Mac-miniの位置をプリンタ側にずらしてみると、どうにかつなげる。ケーブルが短いこと自体は、転送には逆に有利な条件だ。
 この状態で、昨日問題のあった両面印刷紙を1枚だけセットして印刷をかけてみたが、何も問題がなかった。

 紙への印刷はいくつか試したが、いまのところ問題は出ていない。レーベル印刷は予定分5枚を終えたばかりなので、まだ未知数。しかし、「ケーブルで全て解決」であって欲しい。そう願う。
(2018.6追記:その後4年が経過したが、問題なく使えている)

2014年10月22日水曜日

プリンタ問題発生

 昨日、片面だけ印刷した新CDの歌詞カードが充分に乾いたので、もう片側の印刷に取り掛かる。なぜか最初の1枚を同じ側に印刷してしまい、あわてて修正。
 1枚がボツになったので、9枚分の両側印刷を終えたあと、再度1枚を追加したが、これがなぜか「用紙がないか、セット方法が悪い」などという、意味不明のエラーが出て、どうしても印刷できない。

 試しに普通紙でテキストだけの印刷を試みると、何ら問題ない。そうするうち、ライトシアンとライトマゼンダのインクが同時に切れた。さてはこれが犯人かと、さっそく同時交換。


 インクはエプソン純正品ではなく、互換品をずっと使っているが、6本セットで送料込み377円の破格にもかかわらず、問題なく使えている。
 だが、なぜかライトシアンとライトマゼンダの消耗が遅く、手持ち分だけで3セットもある。購入した日付をインク毎に記してあるが、最も古いインクは今回使わなかった。消耗が激しいのが、イエロー。交換したばかりだが、ストックはゼロである。
 ブラック以外の単品売りはしていないので、余った古い分はもったいないが、使わずにリサイクル行きとなる。

 さて、インクを交換してみたが、プリンタ問題は解決しない。別のマット紙でカラー印刷してみると、何ら問題ない。すると、犯人はインクでもなく、両面印刷紙ということになる。もしやと思い、裏にもう1枚用紙をセットして2枚にしてみたら、あっけなく印刷されて力が抜けた。
 どうやら厚い両面印刷紙が1枚だけだと、認識されていないようだ。そろそろプリンタの寿命なのかもしれない。回避方法が分かったので、当面は凌げそうだが、買い替えも頭に入れておかなくては。
 多機能キッチンカウンターは3つのパーツの組立てを残すのみだが、固定する真鍮製のスリムビスの在庫が、わずかに足りない。見映えを無視すればクロムメッキの木用ビスで代用可能だが、ここはこだわりたい。
 寒いが晴れているので、運動をかねて5キロほど離れたホームセンターに、自転車で買いに行った。30分かかって到着。疲れるが、運動は大事なリハビリのひとつで、日々怠れない。

2014年10月21日火曜日

新CDデザイン決着

 新オリジナルCDのジャケット&レーベルデザインが、ようやく決着。晴れているうちにと、DIY外作業に励んでいるさなか、実はネタを頭の中でじっくり発酵させていたのだった。つまりは、それだけ迷う要素が多かったということ。
 サイロと畑を模した布絵のベースデザインはすでに出来上がっていたが、その後、太陽をイメージした毛糸と金のヒモもすでに配置済み。

 背景は当初白のままでやるつもりでいた。何も色のない場所に、浮かぶように布絵があるのも悪くないはずだった。
 ところが試してみると、何かシマリがない。それでは縮小して、アクセントイラストとして使ってはどうか?と思ったが、小さくなりすぎてチマチマした印象。この時点でメイン画像を写真にするのか、はたまた布絵にするのか、まだ決めあぐねていた。


 DIYも一段落した今日、布絵の背景をつけてみようと画策。適当なキャンソン紙をスキャンしたり、端布をデジカメで撮ったりして加工。(ちなみに、白系の端布はきれいにスキャンできない)これらの画像5枚をいろいろ組合せて、布絵の背景にはめこんでみた。
 イメージにぴったりだったのが、地面に相当する場所に山吹色のキャンソン紙を置き、水平線から空にかけて、キャンソン紙と布を2種類重ねて配置したもの。ようやく布絵をメイン画像として使う踏ん切りがついた。
 さっそく他の文字情報を配置し、色や効果を調整。「夢のしずく」という、タイトルイメージに相応しいものが完成した。
 当初予定していたアザミの花の写真は色のバランスから、サブイメージとしても使えないことが判明。別の黄色いヒナギク系の写真に差し替えた。

 難産だったが、ともかくも決定。ただちに全6種類の画像ファイルを仕上げ、夜にはさっそく歌詞カードの印刷にとりかかった。
 音源の調整はとうに終わっていたはずが、今夜改めて通して聴いてみると、また数カ所気に入らない部分があって、微修正。CD焼き作業は、明日以降に持ち越しである。

2014年10月20日月曜日

エネループの寿命

 チカチカパフォーマンスに備え、夕方の定例練習で久々に使った乾電池式PAの調子がおかしい。ビリビリとノイズが時折混じり、音も割れる。明らかに電圧の減少による症状で、電池の消耗が疑われた。
 エネループ電池を取り出して電圧を測ってみると、6本全部がほぼゼロ。実は一昨日も同じ現象で満充電したばかりだが、なぜか充電時間が普段よりも極端に短く、わずか1時間ほど。(もしかしてエネループの寿命がきたか…)と疑っていたばかりだった。

 以前から似た兆候はあって、買った当初は4時間ほどだった充電時間が、使い込むうち徐々に短くなり、それに伴って使用時間も減ってきた。いよいよ寿命らしい。


 調べてみたが、自分のブログには買った時期の情報が見当たらない。ブログ開始が2006年7月からなので、それ以前だったかも?と、ホームページ内を検索してみたら、思った通り2006年春に購入していた。
 足掛け9年、PA2機種をまたいで使ったが、よくぞ酷使に耐えた。製品のうたい文句では「1,000回まで使用可能」とあるが、実際には週1回充電したとしても400回程度。消耗の激しいPAに使った場合、これくらいが上限と考えるべきだろう。

 元はすでにとったので、かねてからマークしてあったアマゾンのニッケル水素充電池を注文。8本で1,480円と安いが、エネループと性能は同等で、エネループ用充電器も、そのまま使える。
 あと何年ストリートライブを続けられるか分からないが、こうなれば充電池とのガンバリ比べである。
 進行中だった多機能キッチンカウンター、狂いのひどい板2枚を交換したり、裏返して修正したりしつつ、夕方までにようやく各パーツが完成した。あとはこれを搬入して組み立てるだけ。先は見えた。
(写真では天板を載せただけで、固定していない。右側の食器棚も固定してなく、棚板もはめ込んでいない)

2014年10月19日日曜日

多機能キッチンカウンター

 昨日から今日にかけ、息子夫婦から頼まれている多機能キッチンカウンター(分別ゴミストッカーと食器棚、カウンター台をかねたもの)の制作に没頭していた。
 材料は息子から預かった1×4材と、昨秋の南壁改修工事で余ったKD材のヌキ板。作業場はいつものウッドデッキで、折しも日ハムがクライマックス・シリーズの真っ最中。ラジオをポケットに入れ、イヤホンで聞きながら作業した。
 1×4材は息子が本棚を作ろうと一部加工までやったが、忙しさで頓挫した代物。買ってからしばらく経ったせいか、ソリやねじれがひどく、この選別にまず一苦労した。
 柱と天板の全てを1×4材とKD材ヌキ板で作ってしまうのが基本構想で、息子のお嫁さんがまだ単身住まいだったころ、作ってあげたワゴンと似た作り方になる。
 柱に相当する縦材に狂いは許されず、正面のゴミ袋を隠すカバー部分は、多少狂いがあってもよい。この基準にしたがって材料を区分しつつ、切断。開始が遅かったこともあり、1日目はこれで日が暮れた。


 2日目の今日は早めに起きて、午前中から作業開始。仕上がり寸法はおよそW1460×D440×H850で、このままでは我が家の軽自動車に積んで運べない。そこで全体を3つのパーツに分けて作り、搬入後に組み立てる手法をとった。

 狂いを一部カンナで修正するなどしつつ、夕方までに天板加工を残して、ほぼ完成。キリのよいところまで仕上げるべく、珍しく電気を点けて17時半まで作業した。


 日ハムも奇跡のような逆転勝ちをおさめ、ヤレヤレと部材を家に運び込んで座りを確かめたら、なぜか一部にガタつきがある。
 不信に思って各部の直角を確かめたが、問題ない。あちこち調べた結果、ゴミ袋カバー部のねじれた板を強引にビス止めしたことにより、歪みが脚部にまで至っていることが判明した。試しにねじれ板を外してみると、ガタつきはなくなる。

 狂った板は目隠しにすら使えないことを知る。手持ちの1×4材がなくなったので、狂いのないKDヌキ板を加工して代替するしかない。修正作業は明日に持ち越しで、大物DIYは簡単には終わりそうにない。

2014年10月16日木曜日

地味にDIY材料切断

 昨日に引き続き、ウッドデッキでトイレ腰壁張DIYの材料切断に励む。設計メモに従って黙々と決められた寸法の材料を切り出す地味な作業だが、きれいな仕上がりを求めるには、正確な切り出しが欠かせない。

 空模様が怪しいので、昼休み返上で作業。2.5ミリ厚のカラーベニヤ板を切り出す作業は、13時過ぎまでに半端な寸法の板を含め、合計35枚全てを終えた。


 昼食をはさんで、14時くらいから腰壁上端部見切材の切断を始める。薄いベニヤ板に比べて、7ミリ厚のMDF材は加工が簡単なはずだったが、コーナー部の処理を単純な突き合わせではなく、仕上がりの美しい45度断面に加工する処理で、かなり手こずった。
 買いたての電動ノコには45度断面モードがついてはいるが、使うのは初めて。単純な直角切断に比べて、難易度は高い。

 さらには、張るトイレの形状が完全な矩形ではなく、長短6種類の部材を切り出す必要がある。出隅と入隅の各部に合わせて、切り口の断面処理が異なるので、難易度はさらに上がる。幾度か切り直しを強いられたが、2時間かけてようやく終了。材料に余裕があったのが救い。
 珈琲を飲みつつ、次なるDIY依頼作品である多機能キッチンカウンター(分別ゴミ入、食器棚、カウンターをかねたもの)の詳細な設計図を描く。どうにか手持ちの材料で足りることが分かった。楽しみは、しばし続く。

2014年10月15日水曜日

チカチカ第7期MTG

 カラリと晴れたので、昨日買った息子夫婦の家のDIY材料切断加工をする。3×6のパネル材を広げるのに、先日改良して広くなったウッドデッキが絶好。
 まずは99×800の腰壁材を作る。予め800長に切っておき、これを101ミリにマーキングして電動丸ノコで着る。刃の厚みが2ミリあるので、仕上がりが99ミリ幅になる。1ミリの目透かしをとり、張る間隔は100ミリ。

 誤差は許されないので、久しぶりに1200長の自作ガイド板を使って切った。遠いほうの固定には、これまた久しぶりにCクランプを使用。クランプはデッキ床板の隙間を利用して固定した。
 800×910の部材から9枚作れるが、18枚作るのに2時間弱を費やす。夜にはチカチカパフォーマンスのミーティングがあるため、ここで作業打切り。残りの16枚は持ち越しだ。


 19時半から、都心の事務局ビルでチカチカパフォーマンス第7期のミーティングが始まる。今回のオーデションは過去に例がないほど厳しく、全体の合格率は50%ほど。長く活動を続けていたパフォーマーもバタバタと落ちた。特に音楽系パフォーマーには苦い結果となった。

 結果としてパフォーマンス部門15組、展示部門5組、合計20組という、少なめの人数に落ち着いたが、チカチカパフォーマンス本来の主旨に沿って運営ルールを守り、あくまで通りすがりの市民の側に立ったパフォーマンスを突き詰めると、こうした形になるのだろう。
 私自身が突出した最高齢パフォーマーであるのは第1期から不動だが、欠けた中高年パフォーマー2組の穴を埋めるように、中高年の弾き語りユニット(ギターとサキソフォン)が新たに1組加わり、会議終了後に少し言葉を交わした。
 マイペースの自主企画系活動であることに変わりはないが、やはり近い年代のパフォーマーがいると、何かと心強いもの。相手が音楽系であればなおさらだ。今後の交流に期待しよう。

2014年10月14日火曜日

息子夫婦の家でDIY

 昨夜未明から雨だったが、予定通り息子夫婦の住まいに午前中から向かう。11時に着いて、さっそくあちこちの寸法どり。引越して1ヶ月近くが経ち、およその住まいの方向性が決まったようだ。
 トイレの腰壁張りと台所の分別ゴミストッカー&食器棚&カウンターをしつらえるための採寸だが、メモを片手に30分ほどで終了。

 連休で戻っていた息子は前夜、東京勤務に戻ったので、休暇のお嫁さんを伴って、近くの大型ホームセンターに向かう。
 ここでの材料選びが難航し、およそ2時間を費やす。いったん保留の案も出たが、当初のイメージに最も近く、費用が最安の案に落ち着く。


 買ったのは腰壁用の材料で、希望は白系。2.5ミリの3×6カラーベニヤ板を2枚調達。そのままでは車に積めないので、使う長さの800ミリにカットしてもらった。
 そのほか、57ミリ幅の白いMDF幅木と40ミリ幅の両面テープを購入。幅木は腰壁上端部の見切材用に、両面テープは材料の貼付けに使う。

 これを100ミリ幅に36枚カットし、1ミリの目透かしをとって縦張りする予定だったが、家に戻ったのが15時近くで時間が足らず、雨も止まない。この日の加工と施工は断念した。
 数が多いので、電動ノコによる切断はウッドデッキが濡れていない日に外でやるのが安全策でもある。急ぐ作業ではなく、晴れ間を見つけてゆっくりやることにした。

2014年10月13日月曜日

布絵に挑戦

 新オリジナルCDのジャケット&レーベルデザインを進めているが、メイン画像のほかに、空間を埋める補助的な画像が決まっていない。
 メイン画像に合わせた植物系の写真をダミーに使っているが、1枚目ではここに「ちぎり絵」によるイラストを当てた。1枚目のタイトル「誰も知らない夜」のイメージに沿った月と山をあしらったもの。

 2枚目なのでガラリ雰囲気を変える考えもあるが、反対に似たイメージを部分的に踏襲する考えもある。考えたすえ、ふと「布絵」なるものを使ってみたくなった。
「布絵」、つまりは布を使ってイラストを描くもので、基本的な考えは「ちぎり絵」に近いが、風合いは少し違ってくる。
 2枚目CDのタイトルは「夢のしずく」に決まっているので、それに沿ったものが望ましい。まず、素案をサラサラとスケッチしてみた。


 ベースはサイロと畑。実は当初メイン画像に予定していた、故郷の幌加内町在住の知人が写したソバ畑の写真がヒントになっている。その写真はコンテスト入選により、版権が移ってしまって使用を断念したが、布絵として作りなおせば問題ない。

 以前にパッチワークを作っていたときの端布を見繕い、スケッチに沿って切り抜いて、適当に並べてみた。だいたいイメージ通りで、これに毛糸かヒモで渦巻状の太陽を作り、そこから「しずく」を飛ばす予定。
 台紙に正方形を使ったのは、もしかするとメイン画像として使う可能性がゼロではないから。レーベルデザインとしても使う場合、中央に穴が開くことを考慮しなくてはならず、難易度が上がる。
 何にしても、曲作りや録音、マスタリングとはまた別の、シゲキ的作業であることは間違いない。

2014年10月11日土曜日

ブローノイズ除去法

 新CD用として録音の終えた11曲の細かいマスタリング(編集作業)をやっている。音は無加工で取り込んでいるので、まずは適当な数値でリバーブをかけるほか、単純なノイズを無音化したり、音の強弱の調整をするのが主な作業。
 ノイズ系で重要なのがブローノイズ(ポップノイズ)の除去。息がマイクに直接当たることに寄って発生する「パピプペポ」系の音だが、非常に聞き苦しいので、なるべくなら録音時に入れないよう工夫するのが望ましい。

 慣れない頃は1曲に数箇所も入ってしまって閉口したものだが、最近は機材のセットや調整法、そしてマイクの使い方にも慣れ、ほとんど入れることなく録音できるようになった。
 それでも全体を通して聴いてみると、たまに遭遇することがある。ピンときたら編集ソフトの拡大機能を使って、ブローノイズを強制撤去してしまう。

選択部分がブローノイズの正体

 除去にはちょっとしたコツがあって、波形のつながりを考慮しつつ切り取ること。画像の例なら、中央線やや下あたりの、数値が同じ部分で切り取る。
 このつながりが悪いとブローノイズは消えても、別のノイズが入ってしまうことがある。

ブローノイズ除去後

 画像の例では、切り取り部分の長さは0.03秒である。これがあまりに長いと、音が飛んだ印象になってしまい、音源としては使えない。除去後に通して聴いてみて、違和感がなければOKである。
「ポップノイズ除去」の機能がついている音源編集ソフトもあるらしいが、私の使うフリーソフト「Audacity」には、残念ながらその機能はない。

 慣れない初期の頃は、どうしてもブローノイズが除去できずに、やむなく音源を録り直したことが何度もある。何事も慣れである。