2024年4月27日土曜日

二十間道路桜並木

 以前から妻が行きたがっていた「静内二十間道路桜並木」を車で観に行くことにした。世間では免許返納を求める声が高まりつつある年齢だが、いまのところ運転に大きな支障はない。マニュアル車やカーナビなど、それなりの対応策もしてきた。
 Googleマップで経路を調べると、およそ片道150kmの行程。往復だと300kmで、平均50km/hで走ると運転は6時間。休憩や見学を含めて約8時間の行楽で、朝9時半に出れば夕方までには無理なく帰着できる。

 例年の開花時期から、当初は4/30の実施を予定していた。しずない桜まつりが4/28から始まり、平日で道も比較的空いてそうだ。天気予報も悪くない。
 ところが連日の好天で開花が一気に早まった。4/30の天気予報も雨に変わった。急きょ予定の前倒しを決断し、交通事故発生率の高い金曜を避けて、連休初日の土曜に出かけることにした。


 どのコースを走るかは悩んだ。幹線道路をまず避け、野球開催日で混みそうな北広島市もスルー。最終的に、何度か行ったことがあるマオイの丘公園道の駅経由の迂回コースを選択した。

 事前に作ったタイムテーブルより10分早く、9時35分に出発。カーナビの示す推奨ルートとは異なるため、リルートを連発しつつも、10時50分にマオイの丘公園道の駅に到着。なぜか道の駅入口が大混雑していたが、ほぼ予定通りの走りだ。
 ここではトイレ休憩のみで、11時に出発。高速道路に近い感覚の泉郷道路を南下し、5分遅れの11時35分にウトナイ湖道の駅に着いた。



 まだ正午前で、それほど空腹ではない。早めの昼食として「おにぎりにぎらない」という不思議なメニューを選んだ。
 おにぎり型のプラ容器に酢飯と具が載っている。確かに「握ってないおにぎり」だ。具の種類で値段が異なり、3種類1,310円分を注文。持参のお茶と珈琲とで食べた。

 物価高騰で遊びにも費用はかけられず、飲み物やオヤツ軽食類は持参して節約を心がけた。
 この道の駅は土産物の種類が豊富。今後の行程も考え、早めにハスカップソースを土産に買った。


 予定より早く12時25分に出発。カーナビの目的地には桜並木の中央に位置する静内農業高を指定。このままでは海側のルートを示すため、山側の東川下生活センターを中継地とした。
 無料の自動車専用道路、日高自動車道を快調に走り、降りたあとの一般道は桜まつり中の大混雑予想があった海側の国道を避け、山側の細い道をたどって向かう。

 道はガラガラに空いていて、恐れていた熊の出没気配も幸いにない。道端には多数の馬牧場が連なり、競走馬が日差しの下でのんびりと草を食べていた。


 これといった渋滞もなく、予定より10分早く13時50分に目的地到着。
 静内農業高は全長7kmある桜並木の中央に位置し、そこから1km北東にある花のトンネルがトイレや売店の整備されたメイン会場だった。

 開花が早まった関係で、桜まつりは1日前倒しでこの日から開催となっていた。道の片側が臨時の無料駐車場で、反対側が歩行者専用の遊歩道。駐車場には余裕があり、適当な場所に停めたあと、メイン会場までの道を桜を眺めつつ歩く。
 黄砂予報が出ていて、日差しはあるが青空は霞んでいる。しかし、気温は22度前後と程よく、桜は90%満開状態で絶好のお花見日和であることは間違いなかった。

 道から並木の左右を見渡すと、どちらも桜色に霞んでいて、終わりが見えないという壮観さ。全部で2千本の桜があるそうで、「さくら名所100選」「日本の道100選」「北海道遺産」などにも選定されている。
 集まって咲く「桜の森」も悪くないが、延々と連なる桜のトンネルは趣が大きく異なり、これまで観たことがない景色だった。

  並木道沿いでの宴会は禁止で、シートを敷いて座る家族連れがチラホラいる程度。落ち着いた環境で桜を堪能できる。  メイン会場でトイレ&軽食休憩とし、売店で妻は肉まん、私はバナナチョコクレープを食べた。
 かねてからの希望が「満開」という形で実現し、妻は大満足。1時間ほどを過ごし、予定より早い14時50分に会場をあとにした。


 帰路は反対側の並木も観たいという妻の要望で、桜並木の真ん中をゆっくり走る。そのまま南西に抜けて海側に出た。海岸道路との交差点で多少渋滞したが、混雑のピークは過ぎている。

 海沿いの道を走って、15時40分に海に落ちる夕日の展望が抜群というカフェに立ち寄ったが、あいにく満席。日没には閉店するというルールで、この日の日没は18時半。
 外には待ち席も用意されていたが、駐車場の混み具合から閉店まで席は空きそうになく、妻の希望もあって待たずに帰ることにした。

黄砂で海は白く霞んでいる
 日高自動車道から高速道路に乗り、17時まで休憩なしで突っ走る。出発時に23.5km/Lだった年間累計燃費表示はぐんぐん向上し、一気に24.5km/L まで達した。

 輪厚PAで最後のトイレ&軽食休憩。桜まつり会場もそうだったが、どこも値段が上がっていて油断できない。妻がピーチネクターを1本だけ買い、私は持参した珈琲の残りだけで済ませた。
 17時34分に料金所を通過。ETC車ではないがそれほど手間取らず、料金は1,440円で済んだ。高速を使うのは久しぶりだったが、思っていたよりも安い。事故リスクも少なく、今後はもっと利用すべきかも。


 途中で夕食の買物をし、自宅帰着は18時半。事前のタイムテーブルでは18時だったが、買物に30分かけたから、ほぼ予定通りの行程だ。
 全走行距離は320km、最終燃費から試算したガソリン代は2,080円、高速料金が1,440円、飲食代が2,360円、土産代が880円、合計支出は6,760円だった。散策による総歩数は7,261歩に達した。

 桜並木日帰りバスツアーもあるが、食事つきで1人9千円ほど。事前予約だと満開や好天を外すリスクも高く、運転を厭わなければ、やはり自分で企画進行するのが得策のようだ。
 2年ぶりの長距離ドライブだったが、1日300kmの走行を守り、事前調査と準備が充分なら、まだまだやれそうな感じはする。何より惰性に流されがちな日常には、大きな刺激となる。

2024年4月25日木曜日

スマホ1年目の評価

 ガラホから格安スマホに買い替えて丸1年が経過した。切り替え前のコストダウン試算がどうだったのか、具体的に評価してみた。

 切り替えは2023年4月。フリーSIMが使える格安スマホをアマゾンで9,280円で、通信用の格安SIMスターターパックをアマゾンで2,900円でそれぞれ購入した。初期投資費用は合計12,180円である。
 契約は日本通信SIMのシンプル290プラン。1Gのデータ量を含む月額基本料が290円通話料は11円/30秒


 1年経過後の新旧費用比較は以下の通り。

《旧auガラホ》2022.4〜2023.3
 使用料(月40分の無料通話):13,200円(1,100円✕12)
 (実際の年間通話料:94分 4,140円+SMS 156円)

《新スマホ》2023.4〜2024.3
 基本料:3,514円(293円✕10+292円✕2)
 通話料&SMS:1,462円  /合計4,976円

 結果として1年間の差額は8,224円のプラス。切り替え前の新スマホ使用料予想が5,760円(月額480円)だったから、予想値の86%に収まったことになる。
 初期投資費用の68%はすでに回収。同じ使用ペースなら、残る3,960円もあと6ヶ月で回収見込み。
 現時点でスマホ本体や通信面に大きな不都合はなく、スマホによる機能面と通信費節約の両面をクリアできた。

 接続は自宅内Wi-Fiがメインで、毎月1Gまで使えるデータ接続は1年間で11M(1.1%)しか使わなかった。
 自宅外でデータ接続したのは、はま寿司でポイント提示した際と、本修繕ボラで自分のブログを表示して内容確認したときのみ。

 外出時は常にデータ接続しておき、急なメール連絡などに備えておくべきかもしれない。待機状態だけで無料の1G以内に収まるか、試してからの話になるが。

2024年4月23日火曜日

蕎麦すのこを自作

 好物で身体にもよい蕎麦を、週に1〜2回は昼食で食べる。美味しいのは故郷の幌加内町産だが、高価で年末くらいしか食べない。
 普段はもっぱらスナオシの乾蕎麦。そば粉配合率25%で風味があり、トライアルなら100g入り袋が79円で買える。

 冷蕎麦はずっと竹製のザルに盛って食べてきた。水切れがよく、独特の風情がある。傷みやすいという欠点があり、持って2年ほどか。以前は100均で入手できたが、最近は売っていない。


 複数で食べる際の27cm中ザルはヨドバシ通販で買ったが、一人用の24cm小ザルは300円ほどする。
 いろいろ考えて、22cmのカレー皿(moz製)の底に蕎麦すのこを敷き、蕎麦皿として使うことを思いついた。すのこなら100均でまだ買えるはずだった。

 さっそくダイソーで探すと、円形の蕎麦すのこは売ってなく、あるのは21✕24cmの竹製すし巻。用途は異なるが、ザルよりも竹が太くて長持ちするのは確実。自分で円形に改造することにした。


 他製品を参考にして、直径17cmの円形にカットする。型取りは同じ直径の皿でやった。竹の切断は金属用のボルトクリッパを使うときれいにやれる。
 問題は縦方向の端部で、結ぶ糸を3本確保すると、どうしても半月型の欠損ができてしまう。
 結果として縦方向の寸法は13.5cm。売っている品だと、ここを幅広の薄い竹でつないでいるが、持ち合わせがない。


 ひとまず完成して使ってみたが、下端が皿からわずかに浮いて、水切れは問題ない。ただ、やはり欠損部の空間が気になり、盛りつけに気を使う。
 不要になった竹ひごと糸は捨てずに保存してあり、結ぶ糸を2本に減らしても竹の脱落がなければ、欠損部に追加するかもしれない。
(その後、2本の糸で片側3本ずつ竹ひごを追加し、欠損をなくした)

2024年4月21日日曜日

手首サポーター

 まだまだ寒い日が続き、朝晩の暖房は欠かせない。秋までしまっておくつもりでいた妻の電気毛布、結局使い始めている。買って正解だったということ。

 札幌で桜の開花宣言が出たと聞くが、北端に位置する我が家周辺のツボミはまだ固いまま。それでも黄色のレンギョウの花は律儀に春の訪れを知らせてくれる。

 冬の間に傷んだ枝を中心に、庭の紫陽花やラズベリー、ミントなどの剪定に励んでいる。芽が出るか出ないかの状態が剪定しやすい。

 家庭菜園の細ネギは順調に芽吹き、すでに食卓を賑わしている。数年前のエゾヤチネズミの食害に懲りて、東と西の2ヶ所に株を分けて育てているが、日照条件がよいせいか、西側の育ちがよい。
 そこで東側の株の一部を西側に移すことにした。ウッドデッキから近く、麺類の薬味にするには絶好の位置。しばらく太ネギを買う必要がなくなり、物価高に苦しむ家計をしばし助けてくれそう。


 冬の雪かきから解放され、マットレスをスプリング式に買い替えたこともあって腰痛再発の気配はないが、今度はタイヤ交換や園芸系DIYのやり過ぎか、左手首の傷みが消えなくなった。
 湿布を貼ったりメタシンパス(筋肉痛緩和剤)を塗るなどしたが、一向に改善しない。テーピングなどで固定するとよいと知り、100均Seriaに行って手首用のサポーターを買ってきた。

 幅75✕長320で、端部にマジックテープがついている伸縮性のある素材。巻きつけて止めるだけで装着は簡単。長さに余裕があり、手首以外でも使えそう。


 さっそく使ってみたが、私のように細い手首でも固く締めつけられる。患部に小さく切った湿布薬も貼って巻いたせいか、かなりの効果を感じる。ビリビリする痛みは消えた。
(血行不良の恐れがあり、就寝時は外すのが無難のよう)
(その後、ゴムがきつ過ぎて跡が残る問題が発生し、内側にガーゼマスクを巻いて装着することで解決)

 加齢と共に、これまで問題なかった作業でも、妙な部分に痛みが走るようになった。ストレッチや補助具を使うなど、上手につきあっていくしかなさそうだ。

2024年4月16日火曜日

慎重にタイヤ交換

 車検や本修繕ボラと重なって、のびのびになっていた冬タイヤの交換をようやく実施した。
 昼食後の午後から作業を始める。眠くなる時間帯だが、やるべきことが始まると不思議に気持ちはシャッキリする。

 春はタイヤローテーションを更新する時期で、タイヤの内側に記した番号をマイナス1して交換する。
 交換の不手際でしばしば死亡事故が起きているため、いつものようにジャッキの転倒を想定し、車の下にタイヤを置いて慎重に作業。


 ボルト締めは、昨秋買ったトルクレンチを使い、取説に従った数値で締め付ける。ところが肝心のトルクレンチをどこにしまったか忘れてしまい、探し出すのに15分もかかった。
 盗難を恐れて目立たない場所に収納したが、これではまるでエサを隠して忘れてしまうリス並みではないか。
 作業自体はまずまずのペースで進み、1時間弱で交換を終えた。その後汚れた冬タイヤを水洗いし、タイヤ溝に詰まった小石をていねいに除去し、乾燥させてから収納した。
 3年前の購入時に施した冬タイヤリムの防錆塗料は状態が良好で、サビは皆無。状況によっては再塗装する気でいたが、まだ必要ない。


 最後に車に付属のコンプレッサでタイヤ圧を調整する。電源はシガーソケットからとるが、昨秋の作業時にバッテリを上げてしまい、ロードサービスを呼ぶなどして、ちょっとした騒動になった。
 同じ轍を踏まぬよう、まずエンジンを始動させてから作業開始。タイヤを片づける際に右手薬指を突き指してしまったが、ワイパーも夏用に交換し、とりあえず全作業を無事に終えた。
 タイヤ交換後は100km走行をめどにボルトの増し締めをする必要がある。距離計のひとつをリセットして備えた。

 Uターン帰省してから42年経つが、これまで一度もタイヤ交換を外注したことがない。交換時にタイヤ洗浄や空気圧調整までやってくれるのだろうか?
 物置からタイヤを積んだり収めたりするのも、結構な腰の負担になりそうだ。車を運転している間は、自力での交換を極力続けたいと考えている。

2024年4月15日月曜日

本修繕スキルの幅

 新年度最初の本修繕ボランティア活動の日。朝から初夏を思わせる陽気で、札幌アメダスでは26.1度の夏日を記録した。 
 9時10分に地区センター図書館に到着。このところ早い時間からの作業が続いている。

 年度始めということもあって、参加は7名と多い。1ヶ月ぶりの活動で、作業対象となる本は棚に山積み。前年度からの持ち越し作業本が3冊あるはずだったが、調べてみると1冊は棚から消えている。
 本文が表紙から脱落した絵本で、接着は終えていたが、見返しと表紙の隙間調整が残っていた。係員に確かめると、はっきりしないが、おそらく接着剤の硬化が完全で、調整の必要なしと判断したのだろうとのこと。


 残っていた2冊の持ち越し本のうち、同様に本文が表紙から脱落して寒冷紗で補修し、見返しと表紙の隙間処理が残っていた絵本を修復。
 見返しの色がほぼ同じ色画用紙を見つけ、幅30で2枚切り、接着剤固定して終了。

 続けて本体の背の部分が数か所ではがれていた厚い乗り物図鑑の修復を継続する。
 本文の補修は終え、背に貼った寒冷紗は完全に乾いていたが、同じく寒冷紗で補強した表紙をあててみると、なぜかぴったり収まらない。本文のうち、背の部分だけが2ミリほど膨らんでいる。
 本文は木製クリップで頑丈に固定したが、間に使った接着剤が微妙に膨らんでページを厚くしてしまったようだ。

本文の背を表紙から箱状に浮かす措置

 以前にも厚い本の修復で似たことがあり、表紙カバーの位置をずらして調整した。しかし今回は表紙が厚紙状の一体型でカバーがなく、調整は不可能。
 係員と長い協議のすえ、表紙の表側だけをぴったり合わせ、裏側はずれたままで収めることに最終決定した。

 問題がもうひとつあり、本文の背を表紙と接着させないこと。分厚い本は閲覧を考えて、本文を背から箱状に浮かせて収める必要がある。
 他の本を参照しつつ、補強した寒冷紗の一部だけを表紙に固定するなど、かなり苦労して条件通りに収めた。


 最後に新規の補修を手掛ける。糸綴じされた絵本の本文が、表紙から完全に脱落している。
 最近よくある補修の典型だったが、綴じ糸が切れて本文の折丁がバラバラ状態だ。しかも外側の1枚が見返しを兼ねていて、表紙に糊付けされている。
 この見返しをはがして全体の糸を綴じ直すのが正しい補修方向で、本文だけ綴じ直して表紙に接着しても、すぐにまた脱落するだろう。

 表紙にべったり糊付けされた見返しをはがすのは至難の業で、困り果てて係員の意見を求めると、見返しの片側を部分的にカッターで切り、糸綴じ作業分だけをはがすとやれるのでは?とのこと。
 まさに目からウロコのアイデアで、これならはがし作業も糊付け作業も最小限で済む。


 切っても閲覧には支障がない表側の見返しを3センチ幅でカット。スクレイパーで表紙からはがして、本文の折丁と共にタコ糸で頑丈に返し縫い。作業には布団針と千枚通し、プライヤーを使った。
 想像以上にうまく仕上がり、はがした見返し部分を綴じ糸と共に接着剤で固定して終了。

 この日は他に簡単なページはがれの本補修もやり、計4冊を手掛けた。終了時刻は13時で作業時間は4時間近く。疲れたが、初めてやった作業も2つあって、スキルの幅がまた広がった。

2024年4月13日土曜日

根詰まりパキラ

 2階ホールのカウンターテーブル上に置いてあるパキラが、長い冬の間にすっかり元気がなくなった。葉の色が薄くなり、黄ばみも目立つ。弱った葉を剪定するなどしたが、一向に回復しない。
 症状からして、葉に対して鉢が小さくなり、根詰まりを起こしている可能性が高かった。

 過去のブログ記事を調べ、2020年に徒長した枝から挿し芽で増やした株であることを知る。当時はか細かった芽が、適度な日当たりと通風の条件がよかったのか、この4年ですっかり成長した。

4年前、植え替え直後のパキラ

 日中の気温が10度を超え始め、雪もすでに消えた。鉢替えの時期到来である。
 物置にある鉢を見繕い、一回り大きい鉢を選択。底に火山礫を並べてから、花の土に通気用の赤玉土を混ぜて準備する。

鉢に対して葉が大きくなり過ぎた

 古い鉢からパキラを抜き取ってみると、予想通り鉢が小さくて行き場のない根が絡みあい、一部は腐り始めている。ハサミで悪い部分を切り捨て、新しい鉢に移動。弱っている葉をさらに切り落とす。

 周囲を土で固め、水をたっぷり与えて終了。順調ならじょじょに蘇るはずだが、状況次第では、さらなる葉の剪定をやるかもしれない。

鉢替え終了

2024年4月12日金曜日

現状維持の灯油消費

  今冬最後の灯油を給油した。給油量は279.2Lで、前年同時期より17.8L(6.8%)増えた。日平均灯油消費量が4.90L/日で、こちらも0.39L/日(8.6%)の増加。
 上旬に真冬日が続き、3月の平均気温が珍しくマイナスになるなど、寒さ厳しい春だったのが増加の理由。
 灯油単価は先月と同じ104.5円で、支払額は29,176円。相変わらずの高値安定傾向だ。過去4年のデータは以下の通り。
(直近の石狩アメダス値を参照)

・2021.3:4.82L/日
 月平均気温1.8度、真冬日3日、日照時間163.0h
 年間灯油消費量 1187.3L
・2022.3:
4.82L/日
 月平均気温0.8度、真冬日0日、日照時間138.6h
 年間灯油消費量 1137.4L
・2023.3:4.51L/日
 月平均気温2.6度、真冬日0日、日照時間177.6h
 年間灯油消費量 1107.8L
・2024.3:4.90L/日→今回
 月平均気温−0.9度、真冬日4日、日照時間161.2h
 年間灯油消費量 1109.9L


 例年この時期に締める
年間灯油消費量は1109.9Lで、昨年とほぼ同じ数値。ここ4年と比べても少ないほうで、まずまず健闘している。
灯油消費量には給湯分を含む)
 2021年実施の北海道家庭用エネルギー消費実態調査によると、
北海道の戸建住宅における年間平均灯油消費量は1540L我が家は平均の72%で、設計や暮らし方の工夫が効いている。

 年間灯油代は115,218円で、昨年の111,014円から4,208円の増。円安などの国際情勢が変わらない限り、今後も厳しい状況は続く。
 昨年実施した玄関ドアと窓の気密補修の効果は期待したほど明確ではなく、やや拍子抜け。可もなく不可もない、現状維持の灯油消費傾向だったということか。

2024年4月11日木曜日

風土にこだわった店

 テレビのクイズで当たったすし券を期限内に使うべく、先月下旬に妻と出かけて肩すかしを食った近隣の石狩市にある寿司店に再び出かけた。
 前回はランチ営業が貸し切りという予期せぬ事態。それにこりて今回は出かける前に電話し、通常営業であることを確かめた。

 前回同様に13時過ぎに到着。先客は2人だけで、店は空いている。


 私は平日限定のサービスランチ「石狩鮭醤油ラーメン(鮭バッテラ寿司2個付き)」960円を、あくまで純粋な寿司が好みの妻は握りの「梅」1,540円を注文した。
 ランチ営業の最終オーダーは14時だったが、客が少ないせいで火を落としてしまったのか、料理が届くまで30分近くもかかった。


 梅コースでも、普段の回転寿司2人分の価格。本格寿司に妻は満足していた。
 私の食べたラーメンは下処理をした鮭の薄切りが焼豚代りに載っていて、他の具材はレタスにモヤシ、シナチクにネギ、そして海苔という変わった構成。鮭バッテラ寿司も含め、これまで食べたことのない珍しい味だった。

 店は「松重豊の孤独のグルメ」の舞台としてテレビにも登場したらしく、同じメニューも食べられる。「石狩」という風土にこだわった店である。
 会計はピッタリ2,500円。計算したようにすし券5枚ちょうどに収まった。ラーメンにもすし券を使えることは事前に確認済み。
 今回で貰ったすし券をようやく半分使った。もう少し楽しめる。

2024年4月10日水曜日

電気毛布と車検

 妻が使っていた電気アンカが壊れ、代替品をどうすべきか悩んだすえ、電源コードの接続部がコネクタ式で、ショートのリスクが比較的少ない電気敷き毛布に最終決定した。
 事前に私が使っいる電気敷き毛布でテスト。妻は私より早く床につくため、布団を敷く22時ころに強と中の中間温度設定でセット。1時間ほどで私の布団に移し替えたが、問題なく安眠できたらしい。

 ネット通販を探し、私と同じ広電の電気敷き毛布VWS402H-Dを2,530円(ヨドバシ通販)で買った。ポイント還元を考慮すれば実質2,200円ほど。メーカーは同じで型番も同系列だが、前回より400円安い。
 すでにシーズンも終わっているせいか、4/3に注文して届いたのは1週間後。私はまだ電気毛布を短時間だけ使っているが、妻はすでに必要としていない。通電テストだけして、実際の使用は半年後ということになりそう。


 依頼時に3日かかると言われた車検、14時過ぎに連絡があり、スケジュール調整がついて予定が早まり、16時に引き渡し可能との連絡があった。
 支払額はオイル交換とシャーシ塗装を含めて65,466円。5年前の前回(2019年)が73,000円、前々回(2017年)が82,400円だっだから、かなり安くなっている。

 理由として早期予約等の割引が合計7,000円のほか、前回25,070円だった自賠責保険が30%も下がって17,540円に。事故の減少による見直しがあったようで、諸物価高騰のご時世に、これは大きい。
 ただ、毎年更新で負担額の大きい任意保険は下がる気配がなく、ほぼ横ばい状態。他社への変更を模索して見積をとってみたが、大きな違いはなかった。便利さと引き換えに、一定の金銭負担と潜在的な事故リスクは避けられないようだ。

2024年4月9日火曜日

5年ぶりの車検

 昨夜から急激に気温が下がり、前日の20度を超す陽気から一転して、真冬のような寒さが戻った。
 あいにく3ヶ月前に予約してある車検の日。普段より早めに起き、暖房ボイラの温度を上げ、片づけたはずのインナータイツを再び引っ張り出す。
 気温は3度あたりで平衡状態のまま。10時に工場に到着して手続きをする。以前の車を車検切れ直前に買い替えたこともあり、5年ぶりの車検だった。

 その場で概算見積が提示される。早期車検予約で3,000円、持込&引取割引で2,000円、洗車清掃不要で2,000円、計7,000円の値引き。
 物価高騰で費用を抑えたいユーザー側の思惑と、人手不足で手間を減らしたい工場側の思惑とが見事に一致した。少なくとも前回よりは安くなりそうだ。

代車のスバル・プレオ

 早いときは1日で終わる車検、最近は持ち込んでも2日を要し、今回は4月から実施の労働時間規制のせいか、3日かかるという。
  人手不足でバスは大幅減便、タクシーも少なくなり、だんだん暮らしにくい世の中になる。
 自分の意思で自由に動ける自家用車は高齢者にとっても貴重な移動手段だが、重大事故が起きるたび、今度は免許返納を迫られる。残りの人生、どう生きていくべきなのか。
 代車は珍しくマニュアル車。しかも30年以上前に乗っていたスバルの軽だった。
 長く同じ工場に依頼しているが、普段の代車はオートマ車。過去にマニュアル車だったことは一度しかない。ずっとマニュアル車に乗っているので、気を使ってくれたのかも。
 オートマ車での踏み間違い事故が多発していて、運転にはいつも神経をすり減らすが、帰り道は安心して運転できた。

2024年4月6日土曜日

アリを見かけない

 4月も上旬半ばを過ぎ、街から雪もすっかり消えたが、今年はいまだに部屋の中でアリの姿を見かけない。
 1階の床下を開放構造とし、土間コンクリートを打って暖房パネルヒーターは床下に設置。暖房と換気は温度差を利用した床下暖房&パッシブ換気システムを設計時から採用した。
 エコロジーで合理的なシステムである反面、床下経由でアリに代表される昆虫が入り込みやすい欠点があった。例年春間近となると、必ず数匹のアリがどこからともなく現れ、ひどい時には1日100匹を超す。

 蚊取りマットを床下に置いたり、超音波式害虫駆除機の設置、アリメツの使用など、対策をいろいろ試みた。生ゴミはアリが侵入できない密閉プラ容器に入れ、蜂蜜や菓子類はジップ式の袋に入れるなど、防御策も講じた。それでも完全撃退は難しかった。


 2018年以降、アリの出没数は日々カレンダーに記録している。早い年は1月下旬から出没していて、遅い年でも3月下旬までには現れる。それが今年に限って、まだ1匹も見かけない。
 理由として考えられるのは、昨年春に発覚した玄関ドア下端の腐食トラブル。
 ドア枠はもちろん、土台や柱の一部まで新しい材料に交換し、害虫に有効なホウ酸を材料や基礎周辺に大量散布した。同時に「ホウ酸団子」なるものを4個作り、アリの出没が多い床下に配置した。

 腐食したドア枠や土台には多数のアリを見かけたので、撤去とホウ酸散布が効果を発揮した可能性は高い。1年間はアリを中心とした害虫対策に有効というホウ酸団子も、期待以上に効いているのか。
 まだ楽観視できないが、今後の動向を注意深く観察したい。来月になったら、ホウ酸団子を新しいものに交換しよう。

2024年4月1日月曜日

春便り

 九州の親戚からタケノコが届いた。毎年この時期にやってくる南からの春便り、さっそく煮物にしていただく。
 珍しく熱燗も1本。「初物七十五日」である。


 雪解けが進み、ずっと歩いてなかった自宅東の土手道を夕方に散策した。歩くに支障はなかったが、まだ風が冷たく、防寒コートを着て正解。春の散歩は、お昼前後の暖かい時間帯にするべきかもしれない。

 土手の脇に多数のフキノトウを発見。もう少したてば、柔らかいフキが採れ放題になる。こちらも春の楽しみ。