2016年12月9日金曜日

飲み物にも名前

 夕方から妻の病院の送迎と、母の施設訪問とを一気にまとめてやった。実は母の施設と妻の通う大学病院歯科とは、車で数分の距離。ガソリン代と時間の節約という意味では、なるべくまとめて用事を片づけるのが得策だった。

 まずは経路近くにあるディスカウントスーパーに寄って、1.5L入りジュース2本とカルピスの濃縮飲料グレープ味を1本を買う。
 ジュースは1本138円の品を発見。果汁は10%だが、これは安い。単なる水代わりなら、これで充分ではないだろうか?
 次に妻を病院へと送る。その足で近くの生協にテナントで入っている100均ダイソーに寄り、昨日施設から準備するよう言われた洗濯物入カゴ(ランドリーボックス)を見繕う。しかし、価格は100円ではなく、400円だった。
 ちょっと高い気がし、隣の東急ストア内にある100均キャンドゥにも足を運ぶ。だがここでは商品そのものが置いてなかった。もう一度戻って、結局は432円の品を買う。

 駐車場の後部トランクを開け、商品を並べて全てに持参したマジックで名前を書いた。衣類はもちろん、シャンプーやスプーン、そして飲み物にいたるまで名前を記入するのがルールである。


 ようやく準備が整い、道を少し戻って母の施設に行く。インフルエンザの流行で、受付に用意されたマスク着用が義務づけられている。面会時にも原則として外せないが、食堂に座っていた母に「こんにちは」「誰だか分かる?」と尋ねると、「分からん」と言う。
 いよいよ息子の顔も分からんようになったのかと、念のためマスクを一瞬だけ外して「今度はどうだ?」と再度問うと、ようやく私の名を呼んだ。ヤレヤレだ。

 診察が終わったとの連絡が妻からあったので、「ちゃんとご飯食べるんだよ」と言い聞かせ、早々に立ち去る。滞在時間10分だが、昨日も来たばかりなので、顔見せだけでよしとしよう。
 その後車で再び妻を拾いに行く。化膿止めが劇的に効いたそうで、医者も驚いていたという。もうしばらく薬だけで様子をみるとのこと。もしかして、辛い歯根治療は免れるのか?