2019年1月31日木曜日

貸出本の置き場

 居間の東側、玄関ホールから続くドアを開けた裏側付近に、小さなローテーブルが置いてある。OSB合板やヌキ板など、ありあわせの残材で作ったもので、夏はウッドデッキでのBBQ用サブテーブルに使ったりもする。
 普段は来客時のちょっとした物置場になるが、図書館から借りてきた本置き場にもなる。要はマルチ用途のローテーブルといった位置づけだ。

 貸出用の図書カードは妻と私が持っていて、それぞれ自分の好みで借りてくる。全体数としては妻が断然多く、読後感がよかった場合、互いに回し読みしたりもする。
 読書は前頭葉の劣化を防ぐと以前に知ってから、雑誌以外で最低月に一冊は読むよう心がけているが、最近は特別に意識せずとも、この最低ノルマは軽々とクリアできている。


 写真は返却日が迫った時期のローテーブルの様子で、雑多なジャンルの本が雑然と並んでいる。

 真ん中に積んである「つばた英子・つばたしゅういち」のエッセイ集は、妻が予約して1年近くも待ち、ようやく貸出順が回ってきた貴重な本。自給自足を貫く90歳近い老夫婦の縄文的生活を追ったもので、TVドキュメンタリーや映画にもなった。
 私も返却する直前に読ませてもらったが、建築家の夫があらゆる分野での手作りにこだわる部分など、自分との共通点を感じた。
 実はこの本は続編で、本来は正編から読むべきだと妻は言う。ならば正編を借りようかと思ったが、また延々1年も待つことを考えるとウンザリで、いっそ買ってしまおう、ということになった。

 定価は税込1,944円するので、あちこち調べたすえ、ヤフオクで安価な中古品をようやく見つけた。
 最低価格で入札してじっと待ち、首尾よく落札。送料税込1,029円の美品で、探したかいがあった。妻が読んだあとで、ゆっくり読ませてもらうとしよう。