2019年1月10日木曜日

災いはいつも突然に

 22年間使った電子オーブンレンジが新年を迎えた直後、突然調子が悪くなり、ついに買い換えることになった。オートによる温めは可能だが、手動による加熱時間指定ができず、オーブン機能も使えない。
 ダイヤル部を強く押してやると一時的に動いたが、やがて全く機能しなくなった。食品の量が少ないとオート機能は使えず、ずっと手動に頼ってきたので、この故障は致命的。
 これまでの酷使で温めボタンや停止ボタンは劣化してカバー部が破れ、ビニールテープで補強して使い続けてきたが、もはや寿命である。

22年も働いてくれた東芝製オーブンレンジ

 新しい機種をどうすべきかじっくり調べてみたが、電子レンジに高度な調理機能を求めない我が家にとっては、22年経っても機能面での飛躍的な向上はなく、オート機能のスイッチ類が増えた他は、価格が大幅に下がった程度の変化だった。
(これはこれでありがたいが…)
 妻はスチーム式にちょっとこだわったが、これまでと同等の機能で最終的に妥協。この1年間で温水洗浄便座、IHヒーター、自転車、卓上IHヒーターなど、主に寿命に起因する出費を強いられている。新たな支出は極力抑えるべきだった。
 買ったのはパナソニック製オーブンレンジ、 15LホワイトNE-T15A1-W。アマゾンで18,800円だった。
 機種を絞り込んで「ほしい物リスト」にまず入れ、いつものようにしばし様子を見る。この時点で価格は22,000円弱だったが、3日後に18,800円まで値が下がったのを機に、ただちに購入手続きをした。

「ほしい物リスト」に入れて時間を置くと、値段が下がることがよくある。確証はないが、アマゾン側は迷っているユーザーに決断を迫るため、リストに入った商品を優先的に値下げするのではないだろうか?
(あくまで推測ですので、各自お確かめを)


 今日それが届いたので、さっそくセットアップした。といっても古い機種を撤去し、棚を掃除して新しい機種を置くだけ。アース線の付け替えが必要だが、サイズもほとんど変わりなく、作業としてはごく単純だ。
 これまでの機種が黒で、今回が真っ白になったせいで、台所の雰囲気がかなり変わった。昨年交換したIHヒーターも黒からグレーに変わり、全体的に明るい気分で晩年を迎えたいという気持ちの表れである。
 古い機種は他のリサイクル品と共にじゅんかんコンビニに出す予定だが、移動させようと床から持ち上げたとたん、腰にズキリと違和感。そう、久々のギックリ腰である。
 調べてみたら、前回は2017年11月に発症している。毎日の腰痛ストレッチ効果などもあって、しばし遠ざかっていたが、年末の多忙と雪の移動作業、集中的な断捨離作業などが重なって、腰が黄信号を発したらしい。

 元旦まで元気だった母の入院やオーブンレンジの故障、さらには昨秋の台風による物心両面の被害と翌日の大停電など、災いはいつも突然にやってくる。怯えつつ内向きの生活を続けることもないが、漠然とした備えは常に必要と思われる。