我が家の定番オセチだが、今年は特に昆布巻が美味しかった。ワインは小樽の初しぼりロゼを初めて買ってみたが、芳醇でこれまた絶品。
10時半くらいに孫娘のお年玉をあげる。1歳だった昨年はナシだったが、成長著しい今年はある程度お年玉の意味も理解している。
千円の中身よりも、入れたアンパンマンのポチ袋がエラく好評。アンパンマンを中心に20人くらいのキャラクターが勢揃いしている大型の袋で、郵便局で安く売っていたのですかさず買っておいた。
お昼くらいに三脚とセルフタイマーで、全員そろっての家族写真を撮る。過去2年は孫娘がなかなかカメラを向いてくれずに苦戦したが、今年はわずか3テイクでOK。
その後、長女が幼いころに着た晴れ着を孫娘に着せて写真を撮る。サイズがぴったりで、どうやら来年の七五三にも着られそうだ。
お雑煮を食べたあと、年賀状の返事を2階で印刷していたら、「ジイジ、どこ?」と孫娘が2階に上がってきて、置いてあったギターを弾きたがる。
以前から一度ギターを弾かせてあげると約束していたので、飾ってある古いギターを壁からおろして好きにさせてみたら、見よう見まねで弾き出した。
まだ抱えることは出来ず、スタンドに立てたり床に置いたままの状態だが、フラットピックを握らせると、ちゃんとストローク奏法で弾く。
こっちもその気になって、ダウン奏法とアップ奏法を交互に教えると、それなりの音を出す。アップ奏法では、1弦から順に単音で音を出す細かさ。いつも私の弾く姿をじっと見ているので、やり方は頭に入っているようだ。
飲み疲れのせいか、大人たちはあちこちで昼寝を始める。ハイな状態の孫娘は寝る素振りを見せないので、妻と長男のお嫁さんが交代で子守り。妻はずっと歌の本で相手をしていたらしい。
3時のオヤツになってようやく全員が起きたが、美味しいお菓子がたくさんあって、ちょっと食べ過ぎた。外遊びの道具を持ってきていないというので、また2階に上がってギター遊びの続きをやる。
マイクを指差すので、スタンドから外して持たせ、PAのスイッチを入れてやると、最初は小さな声でも次第に大胆になり、左手でマイクを持ち、右手で床に置いたギターをかき鳴らす。
歌は「いぬのおまわりさん」。ちゃんと歌とギターのリズムが合っていて、いきなりのギター弾き語りデビューである。もともと音感はよく、音程は正確でリズム感覚もよい。本気で仕込む気分になってきた。
楽しく遊んで19時くらいから夕食。今年は初めての試みとして、元旦に鍋物をやってみた。年末に買った卓上IHヒーターでのしゃぶしゃぶが美味しかったので、暮れに豚と鶏のしゃぶしゃぶ肉を300gずつ買っておいた。
人数の割に鍋がひとつで、素材の投入に忙しかったが、家族には概ね好評。ただ、オヤツを食べ過ぎた孫娘はあまり食べようとせず、昼寝なしで延々遊び続けたせいもあってか、20時少し前に居間のベンチでぐっすり寝てしまった。
明日の仕事の都合もあって、長男一家は21時半に帰ることになる。1時間後に家に戻ったらまた飲みたくなり、正月なのでまあいいかと、オセチ料理の残りを広げて発泡酒を1缶だけ飲んだ。
天候も穏やかで、飲んで食べて遊んだ年末年始があっという間に終了。孫娘の一段の成長にも驚かされ、明日へと向かう元気が湧いてきた。