2019年1月13日日曜日

ギターケースの解体

 平成の断捨離作業の一環として、使っていないギターケースの解体作業をやった。弾き語り活動を本格再開した14年前に買ったS.Yairiのエレアコにおまけとしてついてきたセミハードケースだが、あまりに大きすぎて扱いづらく、じょじょに出番がなくなった。
 その後、エレアコそのものが壊れて使わなくなり、ケースは押入れ最上段でずっとホコリをかぶったままだった。

 ギターケースは他に2つあって事足りているので、いっそ捨てようかと随分迷ったが、なにせ図体が大きいので、捨てるのも簡単ではない。そのままでは市指定ゴミ袋最大の40Lには入り切らず、大型ゴミとして処分するしかない。
(処分費一覧にギターケースはないが、ギターが200円なので同料金と思われる)
 考えたすえ、自力で解体してパーツ毎に分別し、市指定袋で処分することにした。構造を調べてみると、レザー生地外部カバー〜成形発泡スチロール本体〜内部布カバーの順になっている。

 まず、外部カバーを止めてあるビスを全部外す。数はあるが単純なプラスネジ。再利用可能なので、工具箱に保存した。
 次に外部カバーを外す。内側にある成形発泡スチロールに接着されていたが、マイナスドライバーではがせた。部分的にベニヤ板で補強されていて、こちらもマイナスドライバーではがし、小さく割って燃えるゴミ袋に投入。


 本体と蓋は金属製の蝶番で止められていたので、プラスドライバーで解体。外した金属部品は再利用可能なので工具箱へ。
 次に内側に貼ってある柔らかいビロード状の布をはがす。接着が強固でまだ完全に回復していない腰に響くが、なんとかはがし終わって燃えないゴミ袋に直行。

 最後に成形発泡スチロールの本体が残った。最初はノコを使って裁断したが、ゴミが散らかるので、途中から単純に手で割ることにする。
 買い換えたばかりのオーブンレンジの梱包材と袋が手元にあり、同じ袋に入れてヒモでしばる。こちらは明日のプラスチックゴミ(無料)に出せるので、いいタイミングだった。
 まるで動物の解体をやるような気分で作業は進んだが、最後に残ったのが「動物の皮」ともいえるレザー生地外部カバー。
 そのまま燃えるゴミとして捨てるつもりだったが、ファスナー付きのポケットなどもあり、再利用できそうな気がしないでもない。使えそうな部分だけハサミで切り取り、しばらく保存しておくことにした。

 かくして10年近くも頭を悩ませたギターケースの処分がようやく終了。工夫して安価に済ませたが、予想よりもずっと大変で、2時間近くも費やす。断捨離も楽ではないことを思い知る。