迎えついでに買物をするつもりでいたが、ひとまず不足分の食材を調達に、車で近くのスーパーまで行ってきた。
帰宅すると、庭の細ネギを卵焼きに入れたいと妻が言う。確かに青々とした新ネギが食べごろ。つい先日も少しだけ採って食べたばかりだが、今回は倍以上も採れた。
来訪時間に合わせてチヂミの仕込みを始めたが、材料をボウルに全部入れても、なぜかいつもより量が少ない気がする。レシピを見ずにやったが、間違えてはいないはず。
それでも不安で妻に見てもらったが、「そんなもんでしょ」とそっけない。
それでも不安で妻に見てもらったが、「そんなもんでしょ」とそっけない。
まあいいかと、フライパンにゴマ油をひいて焼き始めたが、やっぱり少ない。そうするうち妻が冷蔵庫を開け、「納豆が残っているじゃない!」と叫ぶ。
なんということか、肝心の納豆を入れ忘れているではないか。
あわてて火を止め、善後策を検討する。「もう1枚焼けば?」と、あくまで脳天気な妻。しかし、それでは納豆なしチヂミの始末に困る。
フライパンに納豆を直接投入して混ぜてみたが、片側が焼け始めているので、やはり馴染みが悪い。やむなく小麦粉と片栗粉を少しだけ水で溶き、塩コショウして上から注いで再度混ぜあわせた。
蓋をして細火で普段より長めに焼く。どうにか格好がついた。ヤレヤレ。
大皿に卵焼きと一緒に並べたが、(手前が納豆チヂミ)今回に限れば、卵焼きの味が数段勝っていた。慣れは禁物で、少なくとも最初だけはレシピを確認すべきと悟った。
他のメニューは鯖の味噌煮とハム&玉ねぎのマリネ。デザートにマンゴープリン、チーズタルト(お持たせ)に珈琲といったところ。
長男夫婦が普段あまり食べないお袋メニューなので、おおむね好評であったことが救い。