2016年4月15日金曜日

目覚まし時計のメンテ

 長く使っているカシオのデジタル式目覚まし時計の調子が悪い。モード切替えスイッチがうまく作動せず、起床時間の設定が思うようにいかない。ダマシダマシ使っていたが、ついには時計表示そのものがおかしくなってしまった。
 宮仕えを辞めてはや30数年、自営としての建築デザイン系の仕事も大半がメール納品となってしまい、目覚まし時計の必要性そのものが極端に少なくなった。

 とはいえ、時折依頼される午前中のライブでは満足な声を出すために、開始3〜4時間前起床が必須。起きるのに妻の助けは借りたくなく、まだまだ目覚まし時計の出番はある。
 以前にも似た現象が起こり、自力で分解補修したことがある。記憶を頼りに、今回もそれに習った。


 まず、3本のビスを緩めて裏蓋を開ける。慎重に基盤を外し、モード切替えスイッチが接する金属部分を、専用のシンナーと綿棒で念入りに清掃する。シンナーはラジカセヘッド清掃用のものを使った。
 ここで仮組立てし、電池を新しいものに交換してテスト。まだ接触が甘いようだ。
 次にモードスイッチの裏側にある金属製のスライダーを補正した。経年でバネが緩んでいるように思えたので、ピンセットでわずかに修正する。バネ突起は4ヶ所あるが、強くやり過ぎて折れてしまえば、元も子もない。微妙な手加減が必要だった。
 再度組立ててみると、今度は見事に復活していた。めでたし。


 保存してある古い取説を調べてみたら、買ったのは1996年。実に20年も前のことだ。さらに調べると、前回修理したのが4年前のこと。だんだん修理間隔が詰まってきつつあるが、もう少し働いてもらおう。