基本的な構造には手を加えていないが、最近になって座板部分に古いコーデュロイズボンを再利用したクッションカバーをつけた。
座り続けても疲れず、なかなか具合がよろしいが、問題はカバーをつけたことによって、組立てと分解が面倒になったこと。脚部分上端に止めた3本のビス頭に、座板に開けた穴をぴったり合わせて固定する仕組みなので、穴が見えないと手探りでやらざるを得ない。
クッションカバーは外したくないので、組立てる仕掛けそのものを変え、もっと短時間で済むようにしようと思った。
脚の部分に座板の片側だけを蝶番で固定し、一体型にしてしまう。2枚の脚板の角度固定は、座板に2本のビスを並べて止め、その間に脚板を挟み込む構造とした。
実際にやってみると、組立てと分解が瞬時。たたんだ状態でそのままキャリーカートに積めるので、移動も簡単だ。
ここまでの作業は昨日までに終わらせたが、今日はクッションカバーを改良した。一体型にしたので、これまでのようにすっぽりかぶせるやり方にはできない。
布を片側1枚だけにし、端部4ヶ所を内側に15ミリほど折り返してミシンで縫う。固定は座板の四隅に引っ掛けるだけだが、コーデュロイは伸縮性があるので、ぴったり収まった。
座板と脚板のビス穴は使わなくなったので、木片で埋めた。まずは実戦でしばらく使ってみて、使い勝手を見極めたい。