2016年4月21日木曜日

路上ライブ椅子を再改良

 これまで幾度となく作り替えてきた路上ライブ用の小型椅子、2015年5月に12ミリ厚の桐集成材を利用して作った折りたたみ式の椅子が使いやすくで軽く、その後小さな改良を重ねつつ使い続けている。
 基本的な構造には手を加えていないが、最近になって座板部分に古いコーデュロイズボンを再利用したクッションカバーをつけた。

 座り続けても疲れず、なかなか具合がよろしいが、問題はカバーをつけたことによって、組立てと分解が面倒になったこと。脚部分上端に止めた3本のビス頭に、座板に開けた穴をぴったり合わせて固定する仕組みなので、穴が見えないと手探りでやらざるを得ない。
 クッションカバーは外したくないので、組立てる仕掛けそのものを変え、もっと短時間で済むようにしようと思った。


 脚の部分に座板の片側だけを蝶番で固定し、一体型にしてしまう。2枚の脚板の角度固定は、座板に2本のビスを並べて止め、その間に脚板を挟み込む構造とした。
 実際にやってみると、組立てと分解が瞬時。たたんだ状態でそのままキャリーカートに積めるので、移動も簡単だ。


 ここまでの作業は昨日までに終わらせたが、今日はクッションカバーを改良した。一体型にしたので、これまでのようにすっぽりかぶせるやり方にはできない。
 布を片側1枚だけにし、端部4ヶ所を内側に15ミリほど折り返してミシンで縫う。固定は座板の四隅に引っ掛けるだけだが、コーデュロイは伸縮性があるので、ぴったり収まった。

 座板と脚板のビス穴は使わなくなったので、木片で埋めた。まずは実戦でしばらく使ってみて、使い勝手を見極めたい。