2016年4月29日金曜日

自撮りユニット

 最高気温が5度くらいまでしか上がらず、3月中旬の陽気。道東や峠では雪も降った。風も強く、陽射しは全くない。冬に逆戻りで、朝晩の暖房が復活した。
 ライブや買物の予定もなく、終日家にこもって電子譜面の整理やライブ用機材の整備に励む。

 ライブ時の記録として自分の姿をなるべく写しておくよう努めているが、目的はブログ用のほかに、ライブ衣装をあとで確認する意図もある。歌そのものとは無関係だが、見てくれは大事だ。
 介護施設系ライブでは職員さんに撮影を依頼し、イベント系ライブの場合は妻を撮影係として同行する。しかし路上系ライブの場合は、何らかの手段でセルフ撮影をする必要がある。


 最初は小型の三脚を持参し、その後キャリーカートに装着する簡易ポールを自作。より小型の目玉クリップ式撮影ユニットを作ったのが1年前で、最近は単純にマイクホルダにデジカメを挟んで間に合わせている。

 まだ実現していないが、マイクスタンドなしの生音で路上ライブをいずれ仕掛けるかもしれない。その場合、電子譜面は譜面台の下半分を利用して装着するが、この電子譜面スタンドにデジカメを装着して、三脚代りに使えそうな気がした。


 さっそく手頃な木片と、デジカメの底部に固定するための1/4ボルトを加工。作業するうち、同じユニットでキャリーカートの取手にも装着可能なように手を加えることにした。

 木片の底部に溝を掘ってキャリーカート取手に押し込んで装着。溝の一端は電子譜面固定用のユニット幅にぴったり合わせる。1/4ボルトは木片中央に10ミリの穴をあけ、押し込んでネジ部だけを10ミリほど上に突き出した。
 だいたいイメージ通りに完成。それぞれ高さへの変化にも対応可能で、何より小型でかさばらないのが魅力。もしかすると目玉クリップ式撮影ユニットはお役御免となるかもしれない。


 作業ついでに、譜面台利用の電子譜面スタンド下端に、革の取っ手を利用した着脱式の転倒防止パーツを取り付けた。
 屋外で電子譜面スタンドを使う際、強風で倒れそうになることがしばしばある。譜面台下端の水平支持材に靴の先を置き、押さえながら歌っていたが、いかにも不安定で歌いづらい。

 処分した電池式PAについていた革の取っ手に、テントから外したロープ用の金属片を固定し、カギ状にして譜面台下端水平部分に引っ掛ける。反対側には木片をビス止めし、つま先で踏んづけて風で倒れなくしようというのだ。
 立ち位置と座り位置の両方で使える。室内でのテストではうまくいっているが、果たして実戦ではどうか?