2016年4月22日金曜日

晴れたら外で歌うべき

 4月2度目のチカチカパフォーマンスに参加。夏以降は例年スケジュールが詰まってくるので、比較的暇ないまのうちに、「半年で4回」というライセンス継続要件を満たしたい。
 午前中から20度に迫る好天で、シャツやセーター&ジャンパーを一気に薄手の春物に変更することに。それでも駐車場からの道を歩くうち、汗ばむほどだった。遊歩道沿いの花壇には、チューリップや水仙が一気に開花。陽気につられて人通りも多い。

 来月から平日のチカチカパフォーマンスが3時間長くなって、午前11時開始となる。急な展開で、パフォーマンスの進行がどう変わってしまうのか見当がつかない。
 もしかすると今後は昼食を挟んでパフォーマンスすることになるかもしれず、その準備もかねて昼食をとらず、おにぎり持参で早めに家を出る。
 事務局には45分前に着いたが、私よりさらに早いパフォーマーがいて驚いた。
 最初のパフォーマーがなかなか終わらず、機材をセットしてじっと待機。いつものようにステージを別に設営したので、終了後ただちに始め、14時45分からおよそ30分で9曲を歌う。

「木綿のハンカチーフ」「モルダウの流れ」「港が見える丘(初披露)」「昔の名前で出ています」「夢一夜」「桃色吐息」「夜明けのスキャット」「夜が明けたら」「夜霧よ今夜も有難う」


 この日は外が好天のせいか、地下通りは週末にも関わらず、極端に人が少なかった。私のメインターゲットとなる中高年の姿もまばら。従って、立ち止まる人はほとんどいない。
 それでも3曲目の「港が見える丘」で高齢の女性が近寄ってきて、「いい歌だねぇ」と声をかけてくる。私の母親の年代だが、あれこれと言葉を交わし、しばらく立ち止まって聴いてくれた。
 実はこの日のキーワードは初披露だったこの「港が見える丘」。季節感もぴったりで、歌っていてしっくりくる。この歌は今後使えそうだ。

 ほぼ同じ時間帯に、中年男性が熱心にリクエスト用紙を眺めている。曲間で話しかけてきて、若いころに関東でジャズ・ピアノの弾き語りをやっていたという。(つまりは元プロ)
「300曲以上もレパートリーがあるとはすごい」と感心されたが、譜面がないと歌えないので、かなり価値は下がりますね、と応じた。
 仕事柄よく弾いたという「スイートメモリーズ」を望まれたが、あいにくリクエスト用紙にはない。実は裏メニューにはあるのだが、しばらく歌ってないので躊躇していると、練習して今度聴かせて、と言い残して去っていった。
 その後、「夜明けのスキャット」まで立ち止まる人は皆無。通りを往く人々も、一様に足取りが早い。こんな日に暗い地下を歩くのは用事のある人くらいで、ブラブラ散策する人たちは、陽光きらめいて花が満開の大通り公園にでも行っているに違いない。
「夜霧よ今夜も有難う」で通りすがりの中年女性グループが歩きながら拍手をくれたが、その時ちょうど持ち時間が切れる。

 風もないこんな日は外で歌うに限るのだが、あいにく外広場の割当てがない。体調はまずまずだったが、長居は無用。この日もワンステージで打ち切って、早々に撤収することにした。