2016年4月27日水曜日

ギターのサドルを調整

 昨日の路上ライブ中に突然5弦が切れたオベーション製ギターに関し、単純に弦を交換する前に、検証を試みた。
 切れた場所はサウンドホール側の「ブリッジ」と呼ばれる部品あたり。切れた弦を当ててみると、ブリッジ中央に切られた溝にはめこまれた「サドル」と呼ばれる牛骨製の細長い部品の位置とぴったり一致する。

 ここはギターの振動を電気的に変換してPAに伝える重要な箇所で、弦が尖った山の部分で折れ曲がっている。この山が長年の振動ですり減ってしまうと、弦が切れる遠因になることをネット情報で知った。
 調べてみると、ギターを買ったのが2009年の9月。やがて7年が経とうとしていて、その間ずっとメインギターとして酷使し続けてきた。
「ナット」と呼ばれるネック上端部の牛骨製パーツや、音階を決める「フレット」と呼ばれる金属製パーツはときどき自分で調整してきたが、サドルに関しては一度も調整したことがない。

 以前に別のギターで調整に失敗し、6弦の音がPAから出なくなったことがあり、外すのが怖かった。しかし、サドルの弦が当たる部分は経年により、溝が深くなってギザギザになっている。放置すれば、また弦が切れる。もはや躊躇している時間はない。


 まずブリッジからサドルを切り離す。溝に圧着されているだけなので、操作自体は難しくない。内部の端子部にふれないよう、細心の注意を払った。
 細い棒ヤスリと小型の平ヤスリを併用し、サドルに6ヶ所できた溝を少しずつ均す。全体としてこれまでよりもやや丸みをつけて仕上げた。

 ひとまず終わって、慎重にサドルを元の位置に戻し、弦をすべて新しくする。調べてみたら、以前に切れた3弦同様に、替えて3ヶ月目あたりに切れている。このあたりがもしかして危険な時期なのか。
 仮張りした状態でPAにつなぎ、音のテスト。不安だったが、ちゃんと音は出た。今後は恐れずに、定期的にメンテナンスしようと思う。
 練習中ではなく、本番中に弦が切れるのは、本当に怖い。今回はたまたま路上ライブで、聴き手もいない時間帯だったが、これが3週間前のロビーコンサートのときだったら…、と想像するだけで怖い。
 大事なコンサートでは予備弦の準備はもちろん、予備ギターも持参するのが安全かもしれない。