2016年4月2日土曜日

CM-30再びの接触不良

 交流電源のメインPAとして使っているローランドCM-30、昨年末に電源接続部の接触不良を起こし、電源ケーブル直付けという荒業で自力補修したが、その後数ヶ月の使用を経て、再び接触不良を起こした。

 場所は前回と全く同じ電源ケーブルの接続部分。前回は念のため周囲を建築用のコーキング剤で固め、万全を期したつもりだったが、昨日の練習中に突然また電源が入らなくなった。背面の接続部分を手で押すと、簡単に復帰する。
 どうやらコーキング剤特有の遊びがいけないらしく、何らかの振動で接続部分が動いてしまうらしい。建築用の防水面では有効だが、単純に周囲を固める用途には適さないようだ。


 交流電源PAを主に使っている介護施設系のライブが中旬以降にしばらくないので、いよいよ本格修理に出す時期かと覚悟を決めたが、いずれにしても現状の電源コードはいったん外さなくてはならない。
 ドライバーでコーキング剤を取り去ってみたが、状況は前回と同じ。つまり、本体には何ら異常がなく、単なる接触不良である。別の手段で接続部分を固く止めてしまえば、またしばらく使えそうに思えた。

 しばし考え、本体と電源コード端子の隙間を細いビスか薄い金属でクサビのように埋めてしまえばいいのでは?と思いつく。さっそくやってみた。


 調べてみると、隙間が非常に狭く、ビスでの固定は無理と分かる。ごく薄い金属片を探していたら、額縁を吊り下げる金属片が見つかった。端子の狭いほうにぴったりはまる。
 当て木をしてカナヅチで少しずつ押しこむ。完全に固定されて、コーキング剤のようなぐらつきは全くない。

 さっそく電源を入れてテスト。以前は端子を引っ張ると電源が点いたり切れたりして不安定になったが、今回はその兆候が全くない。今度は大丈夫ではないだろうか。まもなく実戦で使う機会が訪れるが、無事に乗り切れることを祈ろう。
(リスクを避けて、予備のPAは持参する)