先週土曜にベットから落ち、額を打撲したという。青い跡が残っていたが、症状は軽い。明け方に起き上がってどこかに行こうとしたらしいが、それだけの筋力が戻ってきた証拠ともいえる。
前回持っていった家族パズル数種類は、いずれもあまり興味を示さず、リハビリとしては効果がなかったという。いまの母にとっては難しすぎたようだ。成長著しい孫娘とは、もはや勝負にならない。ある程度予想はしていたが、ちょっとガッカリした。
反面、このところ食事がある程度自力でできるようになり、嫌がっていた包帯巻きのリハビリ作業も、短時間ならやるようになったという。苦心して作った家族パズルが、多少は回復のきっかけになっていると思いたいが。
帰宅後、ただちに妻を伴って外出。ホワイトデーが間近なので、近くのロイズでお返しクッキーを買い、長男のお嫁さんに届けるつもりだった。
ネットで事前に調べた「さくらメレンゲ」という季節限定のチョコクッキーを買うつもりでいたが、あいにく品切れ。別の代替えクッキーに甘んじた。
「スイートポテト」「太陽いっぱいゼリー」とお返しを続けてきたが、絶品だったスイートポテトの店が昨年閉店してしまった。2年続けて同じ品では芸がなく、かなり前から探していたがあてが外れた。ホワイトデーは難しい。
その後、トライアルで定番食料品を買い、はま寿司で昼食をとったあと、長男一家の住むマンションへと向かう。予めメール連絡しておいたので、チャイムを鳴らすと同時に、孫娘が玄関まですっ飛んできた。
お嫁さんにはクッキー、孫娘には好物のイチゴを渡す。珈琲を飲みつつ1時間ほど歓談したが、しばらく行かないうちに、家の中がすっかり孫娘中心のインテリアに変貌していて驚いた。忘れているが、自分たちの子育てもこんなふうだったのだろう。
「じいちゃん、お菓子食べて」と、まるで大人のような口調で2歳半の孫娘が勧めるので、ハイハイと目尻を下げて応じてしまう。
靴棚を自分で台所セットに転用し、上手に工夫して遊んでいた。会うたびに成長していて驚かされる。やっぱり勝負にならない。