2019年3月7日木曜日

孫娘用の階段手すり

(前半からの続き)
 ウッドデッキから自転車を片づけ、ついでに床板上に薄く残っていた氷も割ってどかす。数時間経つと床板はすっかり乾き、作業が可能な状態になった。自転車と同様、この時期にウッドデッキでDIYがやれるのは記憶にない。
 さっそく懸案事項のひとつだった孫娘用の階段手すりを作ることにする。
 孫娘は階段を上り下りするのが好きで、上るのは両手を上の踏み板に置くので問題ないが、下りるのは手すりがないので危なかしく、大人による直下でのサポートが必須だった。
 大人用手すりはあるが、高すぎて使えない。動作を見ていると、壁の右側に沿って下りたい様子。大人用手すりは上からみて左側にあり、その下に子供用を取り付けると収まりがよいが、ここは孫娘に合わせて右側に取り付けることにした。


 大人用手すりはツーバイ材2×4の3650長を使っているが、孫娘用には太すぎる。金属パイプや木材丸棒も検討したが、長さやコスト面で不採用。加工が容易で、1本だけ手持ちの材料があった24×24×1820の松角材2本(1本300円)を加工することにした。

 角材をいかにして壁面から離し、つかみやすい状態で固定するかずっと考えていたが、30×45の小ダルキを50長で切り、角材の下面に41長のコーススレッド2本で固定してやれば、寸法差の20が壁から離せることに気づく。


 ウッドデッキで必要な部材を加工し、ビス止めまで一気にやってしまう。小ダルキの位置出しは作業途中で階段を何度も行き来し、慎重に採寸した。

 壁への固定は柱と縦胴縁の位置で行う。使うのは70長のコーススレッド1本。壁材は釘の見えるハードボードなので、位置出しは容易だったが、高さの設定がデリケートで神経を使った。
 大人用手すりは踏み板の先端から78センチの高さにあり、孫娘用は大人用のおよそ半分でいいことが分かっていたので、踏み板先端から39センチの高さにマーキング。一部ガムテープで仮固定しつつ、妻の助けなしでどうにか一人で終わらせた。

左側が新設の子供用で、右側が既設の大人用

 2本の角材の接点部は単なる突き合わせだが、やや不安定だったので、ホワイトボンドを使った。高さも含め、実際に使ってみて不都合があれば、ビスで斜め止めするなど改良したい。

 今回のDIY難度、5段階中最高の5。手すりは壊れると事故につながりかねず、DIYはお勧めしません。真似される方は各自の判断でお願いします。