2019年3月9日土曜日

ウッドデッキの補修

(前半からの続き)
 午後からテレビでサッカー観戦をしつつ、ウッドデッキの補修を行う。孫娘用階段手すりを作っていたとき、床板の一部が浮き上がっていることに気づいた。
 昨年も雪の重みで大梁と基礎柱を固定するビスが2ヶ所で折れてしまい、ツーバイフォー用のL字金具で固定する方法に変えたばかり。

 床板を外して調べてみると、今度は雪で大梁の中央部が1センチほど下がり、L字金具を固定したビス(コーススレッド)が頭の部分で5本も折れている。2年続けて1Mを超す吹き溜まりができたので、原因はそのあたり。
 端部は無事だったが、最も応力のかかる中央部は、固定法を根本的に変える必要があった。


 応力の受けをL字金具のみに依存せず、柱の一部を切り欠いて、大梁を柱そのもので受けるのが最も確実だった。昨年もやるかどうか迷った手法で、さっそく加工にとりかかる。

 柱の厚み分100を40×140で切り欠く面倒な作業がある。鉛筆で墨出しのあと、電動ノコを両側から切り込むという難しい加工を試みたが、寸法通りきれいに切れた。車庫の建替えにも必要な技術なので、いい練習になった。


 切り口に防腐用の木酢液を塗り、車用ジャッキで大梁を上げて柱をはめこむ。そのままL字金具のビスを止めて終了。
 これにより、上からの雪の重みは主に柱の縦軸で受けることになり、ビス類の断裂は回避できると思われる。

 今回の「梁にかかる力を金具だけに依存せず、部材そのもので受ける」という手法、新しい車庫にも多く使う予定でいる。


 平坦に戻ったウッドデッキに、冬の期間中、屋内の暖房ボイラ横に退避させてあった生ゴミバケツを移動した。早めの超音波害虫駆除機が効いたのか、雪解けが進んでもまだアリの姿は見かけない。
 しかし、生ゴミバケツを家の中に置くと、コバエにも狙われる。昨年の実績から、やはり外に置くのが最善策だ。野良猫、キタキツネ、カラス、そして風対策として、蓋の上には漬物石を置く。これでひとまず安心できる。