2019年3月12日火曜日

手作りオモチャ

 孫娘用のオモチャを作った。電子系のオモチャは多く市販されているが、私が与えたいのは世界にひとつしかない手作り系のオモチャ。シンプルで飽きがこないし、費用もかからず、イメージが直接的でないその分、創造力も育ちやすいはず。
たいていの物は自分で作れる」という概念を手作りオモチャから自然に備えてくれれば、さらにうれしい。


 今日最初に作ったのは、松ぼっくりけん玉。作り方は多くのサイトにある。

 280mlの小さいペットボトルを半分に切り、キャップのついた側だけを使う。蓋にキリで穴を開け、細いヒモを通して端部は結んで抜けなくする。ヒモの長さは40センチほど。ペットボトルの切り口にはビニールテープを巻く。
 もう一方には拾ってきた松ぼっくりをつける。同じくヒモの端部を結んでトゲにひっかけてやれば抜け落ちない。


 けん玉は得意なので私には簡単すぎるが、妻にテストしてもらうと、全くうまくいかない。
「松ぼっくりが大きすぎる」「ヒモが長すぎる」との意見で、なるほどと松ぼっくりを一回り小さくし、ヒモを5センチ短くすると、ようやくOKとなった。
 続いて走る木の動物を作る。木製の動物本体は長女が芸術系の高専時代に作ったものがあり、卒業時に捨てるというので、ウサギと馬だけをとっておいた。
 以前に買った木製の車輪つきオモチャがいくつかあり(芦別市の「吉岡工房」製)孫娘がよく遊ぶので、同じように木製の車輪をつけて仲間に加えようと考えた。


 直径21ミリの丸棒端材があり、10ミリ厚に切って中心に穴を開け、車輪とする。馬には真鍮丸釘を使って両側から止めたが、途中で脚の一部が割れてしまった。

 2つ目のウサギはプロの作品を真似て本体に3ミリの穴を開け、焼き鳥用の竹串を短く切って車軸にした。竹串の両端は細く削って車輪の片側に開けた穴に差し込む。
 この手法は手間がかかるが、仕上がりが美しく、車の動きもなめらかだ。手間を惜しんではいけないということ。
(その後馬も車軸方式に作り直した)

 他にも手作りオモチャの構想はいくつかあり、料理のレパートリーと併せて、少しずつ形にしていきたい。

手前左右を新しく作った