2018年11月23日金曜日

チャリティで歌う

 イトーヨーカドー琴似店1階にある市民イベント広場「元気コミュニティプラザ」で実施されたチャリティイベントで歌った。
 企画と主催は以前から何度かご一緒している紙芝居のTさん。歌と紙芝居によるコラボイベントで、私の他に同じ紙芝居のMさんも出演する。ここでは5年前にも歌っていて、当時とは広場の名前が変わったが、位置づけは同じである。
 あいにく前夜から激しい雪が降り出し、午前中に10センチを超えた。気温もマイナス3度まで下がり、イベントとしての条件は悪い。開始は13時だったが、交通渋滞の恐れがあるので、11時40分に家を出た。
 12時20分に会場到着。トップを務めるMさんはすでにスタンバイしている。手早く機材を組み立て、12時半には準備を終えた。私の出番は13時15分で、持参のオニギリをほおばって備える。


 予定ぴったりの13時にイベント開始。午後からは晴れ間がのぞいたが、午前中の悪天候のせいで観客は少なめ。ざっと15名ほどか。
 Mさんの紙芝居「黄金バット」が予定ぴったりに終わり、ステージ横に予め組んでおいた機材を素早く中央に移動させる。後半用のリクエストスタンドも客席前に置き、13時16分から開始。前半の20分で6曲を歌う。

「ボラーレ」「赤い花白い花」「つぐない」「アメイジング・グレイス」「冬のリヴィエラ」「見上げてごらん夜の星を」


 選曲は5年前のイベントと放送大学文化祭を参考にし、幅広い聴き手を対象にした。歌い始めると音を聞きつけて集まってくる人もいて、場の反応は悪くなかった。
 5年前にも強い手応えのあった「アメイジング・グレイス」は今回も受けた。あとで「あの歌は泣けた」と声をかけてくれた方がいたほど。クリスマス目前の時期にもピタリはまっていた。

 前半終了後に70代くらいの女性がステージに近づいてきて、「お兄さん、いい歌をありがとう!受け取っておいて」と千円札を差し出す。チャリティイベントなので投げ銭は禁止だが、近くにいたTさんが代りに受け取ってしまった。
(終了後にチャリティ用の募金箱に寄付しました)


 9分休憩して、13時45分から後半開始。この広場でリクエストを募るのは初めてだったが、用紙を手にした人は1組のカップルだけで、動きはあまりよくない。
 リクエスト用紙を持って自分で客席を回ることも時にあるが、今回は持ち時間も少なく、このカップルから出た3曲だけで進めることにした。
 21分で7曲を歌う。(※はリクエスト)

「大空と大地の中で」「埴生の宿※」「ありがとう※」「ダニーボーイ」「恋の町札幌」「竹田の子守唄※」「上を向いて歩こう」
 1週間前に罹った咳喘息の治療中だったが、昨日までにかなり回復し、この日は車の運転があるので薬は一切飲まずに臨んだ。
 喉の調子は80%ほど。キーは普段と同じだったが、時折咳き込みそうになるので、部分的にさぐり気味の歌唱になったきらいはある。


「竹田の子守唄」を終えて時計は14時4分。持ち時間は1分残っていたが、リクエストには全て応えたので終わろうとしたら、Tさんが指を1本立てる。そこでシングアウトとして「上を向いて歩こう」を短く切り詰めて歌った。
 14時6分に終了し、ラストのTさんによる紙芝居「恩讐の彼方に」へと移行する。終了予定時刻は14時半だったが、思いのほか熱が入って5分押し、14時35分に全イベントを終えた。
 終了後、募金箱にはかなりの額が集まっていた。いつものように、募金は札幌市社会福祉協議会に寄付される。体調面の不安を抱えていたが、私の数少ないチャリティイベント参加を今年も無事に乗り切った。