朝食後に新聞を読み終えるとPCも起動せず、ただちに動き出す必要があってやや慌ただしいが、そのほうが一日を有効に使える気がする。
持参した品々は、蜂蜜入り氷みつシロップ1.8L×4本、LOOKチョコ2袋、ティッシュペーパー5個と種類が多く、重さもかなりある。車がないと運搬はとても無理で、病院通いも含め、介護に車は必須要素ではないだろうか。
氷みつシロップは薄めて水代わりに飲む。母はお茶や水を一切受けつけないが、甘いジュース類なら喜んで飲む。
当初は2Lのペットボトル入りジュースをまとめて持参していたが、こちらはもっと重い。施設側の提案で、現状の濃縮系のシロップに落ち着いた。高齢者に水分は大事なので、どんな形でも飲めばよいという。
氷みつシロップの種類は多数あるが、メロンは食器洗剤の色と同じなので不可。(以前に誤って洗剤を飲もうとしたとか)マンゴーはなぜか好まず、消去法でイチゴとグレープだけが残った。色が赤系であることがポイントか。
夏の商品なので、季節を問わず在庫のある遠くの業務用品専門店まで買いに行く。以前は月に1本ペースの消費だったが、最近は月1本半に増えた。今回の4本も3ヶ月ほどでなくなる。
LOOKチョコは母の強い要望で定期的に持参している。施設でちゃんとオヤツも出してくれるが、それだけでは足りないらしく、職員さんに「チョコレートちょうだい」とおねだりするという。
チョコレートにも多くの種類があるが、1個ずつ小袋に入っていて扱いやすく、種類も多いLOOKチョコが定番。施設側が母専用の紙箱を冷蔵庫に用意してくれ、残り少なくなると追加の依頼がくる。こちらも以前に比べてペースが上がった。
父がなくなって独り暮らしになって以来、以前よりも極端に甘い物を欲しがるようになった。先の甘いシロップもしかり。
定期的に調達し、施設に運ぶ手間はかかるが、それが母の数少ない楽しみであり、幸福感に包まれる時間なのだろう。