現状の冬物シャツは5枚あるが、うち1枚は春秋物の転用で、真冬には不向き。緊急性はないが、完全な冬物があれば購入の対象だった。
店の入口あたりで見つけたが、まずは定番食料品を調達して頭を冷やす。やはり買うことにし、帰りにもう一度店に寄って、黒と赤のタータンチェック柄を買った。
見た目では新品に近いが、「中古品」とうたってあるのが気になり、洗ってから着ることにした。
ハンガーに干してから気づいたが、丈が異様に長い。手持ちのシャツと比べてみたら、10センチほど長かった。しかも、両脇にサイドポケットまでついている。あわててレシートを調べると、「シャツスカート」とある。
「女物じゃないの?」と妻は疑ったが、ボタン右のメンズ仕様。店頭では気づかなかったが、セーターやTシャツの上に重ね着するオーバーシャツのようなものらしい。どうりで安いわけだ。
若い頃は薄手のセーターの上に長袖シャツを好んで重ね着していた。結婚後は長袖シャツの上にセーターやベスト、カーディガン、ジャケットを重ね着する現状のスタイルに変わった。いまさら戻す気はない。
しばし考え、長いシャツを普通の丈に切り詰めることにした。
手持ちのシャツを手本にチャコでマーキングし、慎重にカット。両サイドがえぐれて微妙なカーブになっていて、ミシンでかがるのは難易度が高かったが、今回はミシンの調子がよく、一度も止まることなく縫い終えた。
手持ちのシャツを手本にチャコでマーキングし、慎重にカット。両サイドがえぐれて微妙なカーブになっていて、ミシンでかがるのは難易度が高かったが、今回はミシンの調子がよく、一度も止まることなく縫い終えた。
ついでに無用なサイドポケットも切り取って蓋をした。
ようやく終わって着てみたら、丈はちょうどよいが、今度は袖口がブカブカする。重ね着仕様なので、ボタンの位置が広いのだ。こちらも1.5センチ狭くして、ようやく着られる状態に。
想定外の手間は食ったが、暖かくて着心地はよい。