2018年11月7日水曜日

苔を育てる

 車庫床からウッドデッキ床下へのブロック移動にあたって、デッキ床下地盤を均している際に、苔の塊をいくつか見つけた。ただの雑草なら気にもとめないが、よく見ると緑色の小さな粒が星屑のようでなかなか愛らしく、そして美しい。
 以前から自生していることに気づいていたが、全面にブロックを敷き詰めてしまうと、生息場所がなくなってしまう。思いついて、観葉植物として育ててみる気になった。


 ネットで調べると、苔の種類は「エゾスナゴケ」と思われた。育て方はそう難しくない。
 鉢は底に穴が開いてなくともよいらしく、使っていない瀬戸物の小鉢があったので、とりあえずこれに決める。緑が映える黒系か茶系が本当はよかったが、贅沢はいうまい。

 底に水洗いした軽石を敷き詰め、その上に粒の小さいハイドロボール(水栽培用)を入れる。最後に火山灰を敷いて予め軽く洗っておいた苔を置き、火山灰となじむように押さえる。
 火山灰は新築時の敷地表面均しに使い、苔の生息していたウッドデッキ下にも敷いてあった。スナゴケに限ると、火山灰との相性はいいらしい。


 出来上がって窓辺に置いてみると、なかなか絵になる。手入れは週に1回霧吹きで水をやる程度。肥料の類いは不要で、日に数時間陽が当たる環境がいいとか。
 まだ始めたばかりだが、いくつか育てている多肉植物に似て手がかからず、1年中目を楽しませてくれそうだ。
 4日目に突入したブロック移動作業は、昨日掘り出して運んだ分と併せて、計29個が設置終了。最も広い部分はすべて並べ終えた。
 残るブロックは10個。ウッドデッキ床下点検口はまだ仮蓋状態だが、ウッドデッキの補修作業も含め、天気の様子を見て今後の作業を進めたい。

《2018.12.1 追記》
 エゾスナゴケは1週間が過ぎて元気がなくなり、水をやっても回復せず、やがて枯れた。別の株を今度は土を落とさずそのまま植え込み、水をやるペースを2日に1回に増やすと、ようやく新鮮さを保つようになった。
 ネット情報がすべての例にあてはまるわけではないことを知る。