すると、園芸コーナーに「遮光ネット」なるものが並んでいる。ポリエチレン製だが、遮光率80%だという。本来は農業用らしかったが、日よけとしても充分に使える。
四隅に丸いハトメがついていて、色は黒とベージュの2種類。しばし考えたが、サイズと色のバランスがよさそうな90センチ×120センチ、遮光率80%のベージュを3つ買った。
遮光と暑さ対策として南側軒下に植えたアサガオの種は、まだ芽を出したばかり。この夏のうちに一気に窓上まで昇って、グリーンカーテンとなる可能性は薄い。手持ちのキャンプ用のタープは生地が厚すぎて、曇天時は部屋の中を暗くするが、この品なら透過率も高そうだ。
今日の午後、さっそく取り付け工事を実施。窓上の木材パネルに、ネット幅よりも2センチ広く、92センチ間隔で4本のビスを打つ。引っ張って取り付け、タルミをなくそうというのだ。
下端は手持ちの細ロープをハトメに通し、先日地面近くに設置した横材に固定しようとしたが、張力が強く、横材がパイプから抜けてしまう。使っていないキャンプ用テントのペグがあったことを思い出し、合計7本を地面深く打ち込み、ロープを順に引っ掛けて固定した。
途中、ハトメの1個が外れるというアクシデント発生。安物なので仕方ないが、単にぶら下げただけでは、風の強いこの地区では、とてももたない。急きょ針金で端部をしばり、リング状にして応急処置を施す。
夕方までに、どうにか完成。ロープはアサガオの芽に沿って張ったので、ツルが伝って上まで昇っていくことを期待している。ロープの在庫がまだあるので、東側(写真右)にもう少し付け足すかもしれない。
西側(写真左)の一部を塞がなかったのは、窓の開閉のためと、南西角には楓の高木があり、充分に日陰を作ってくれるため。
部屋に戻って室内からチェックすると、透過率はなかなかのもの。肝心の遮光に関しては、陽が西にすっかり陰ってしまい、この日の確認はできなかった。明日以降、その効果のほどを順次追記します。
このネット、仮に効果があっても、設置は短期間の予定。こちらの夏はそれほど暑くなく、残すとすれば遮光よりも、むしろプライバシー面からか。太陽熱の暖房効果を期待する時期には、それでも外してしまうけど。
《南面に直射日光が当たった場合》 2014.7.31追記
翌日、午前中から気温はぐんぐん上がり、11時前には30度を突破した。南面には朝から強い陽射しが照りつけていたが、1階居間の様子は下の写真の通り。
太陽光が遮光ネットで拡散し、室内は明るいが、暑くはない。このときの1階室温28.6度で、2階が28.4度。(2階窓4面と1階東小窓1面を開放した状態)外気温は30度ちょうどだった。
この時期は2階室温が1階よりも2度ほど高くなるのが普通だが、この日は1〜2階とも大差ない、という不思議な現象が起きた。これが遮光ネットと関連あるかどうかは、もう少し検証する必要がある。
(午後に1階室温29度、2階室温は30.7度まで上昇。外気温は29〜30度)
しかし、午前中の室温は外気温よりも1.5度ほど低く、遮光ネットそのものには、窓内側のブラインドに比べて、相当の効果があることが分かった。
《風雨に対する強度とその対策》 2014.8.12ブログ記事追記
遮光ネットを4枚に増やし、より強固な固定方法に変更。
《2シーズン目の遮光ネット》 2015.7.18ブログ記事追記
遮光ネット4枚をミシンで縫い合わせ、固定方法も変更。
《ニュー遮光ネット登場》 2017.7.23ブログ記事追記
台風で破れた100均の遮光ネットを、大型の農業用に変更。
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