昨日までに仕上げた下旬のシルバー大学講義資料3種類を届けに、近くの地区センターまで出向く。3キロほどあるので、いつもなら自転車で行くが、用心して車で行った。
館長さんは非番で留守だったが、顔見知りの副館長さんが応対してくださった。書類に不備はなく、音響の段取りやら当日の衣装、写真撮影のことなど、細かい打合せをする。
受講者は当初の予定よりもかなり増えて、88名に達したのこと。60〜85歳の地域の中高年者で、手慣れた年齢層ではあるが、「学ぼう」という向上心にあふれた方々であることは間違いなく、やりがいはある。
地区センター隣りのトライアル内にあるダイソーに立ち寄り、先日ネットで情報収集してあったオーディオ・スプリッター(分配器)を探す。商品は簡単に見つかったが、全部で3種類あって、ちょっと迷った。
目的はヘッドホン端子を2つに分岐し、それぞれを外部モニタスピーカーとICレコーダー録音の2つの用途に使おうというのだが、そもそも思惑通りに機能するかが分からない。
アマゾンでも同等品が495円で売っていたが、無駄になる可能性もあったので、100円ショップ限定で探していた。
迷ったあげく、ミニジャックからの取出し部に短いケーブルがついていて、自由度が高いもの。さらには、分岐部が一体化されていて、ケーブル破断のリスクが少ないものを選んだ。
その後2ヶ所のスーパーを歩きまわったが、腰の調子はよい。これに勇気を得て、夕方に久しぶりに2時間近く弾き語りの練習をした。
先日試してうまくいったシルバー大学講義用のモニターセットに、買ってきたばかりのスプリッターをミキサーのヘッドホン端子にセット。(写真赤マル印)そこから分岐し、まず1本を乾電池式PAにつなぐ。
そしてもう1本にICレコーダーをつないで、実際に歌って両方が機能するか試してみた。
結果は大成功。ノイズも大きな出力ダウンもなく、両方が普段通りの設定で普通に機能した。あまりアテにしてなかったが、これで当日のライブ音声が高音質でラインから直接録れる。最低の投資で最高の結果となり、大満足。
このブログを記す直前、(もしや…)と思って、上記接続の逆をやってみた。つまり、2つの入力を1つにし、それぞれが同時に機能する「パッシブ・ミキサー」のような働きもするのでは?と考えたのだ。
信じられないことに、こちらも立派に機能。一方にエレアコのラインケーブル、一方にマイクケーブルをつなぎ、写真の乾電池式PAのマイク入力端子につないでみたが、主音量はPA側のマイクボリュームで決め、ギター音量はエレアコ内蔵のボリュームでバランスをとってやれば、ごく普通に歌えた。
機材によってどうなるかは不明だが、ミキサー機能のないPAを路上ライブなどに使っている方にお勧めしたい、安価でお手軽な手法である。