「撤収は可及的速やかに」が日頃からのモットーなので、もう一度力を入れて抜いたら、なぜかアダプターが分解してしまい、中から黄色いケーブルが…。
どうみてもケーブルは断線している気配。一瞬(困ったことになった…)と思ったが、ともかくも分離して残ったほうのパーツを、今度は慎重にXLR端子から引き抜く。
落ち着いて確かめると、マイク用のXLR端子にはストッパーがついていて、それを押さないと外れない構造になっていたのを、すっかり忘れていた。
家に戻り、2つに分かれたアダプターを調べると、外れたのはケーブルのハンダ付け部分。相互の部品に損傷はなく、単にハンダ付けを復旧させてやれば良さそうだった。
外れたのはPhone端子側で、接点はかなり奥にあり、置いただけでは両手を使うハンダ付け作業が難しい。端子をC型クランプで固定し、作業台に載せて上向きにする。XLR端子側からのケーブルを慎重にハンダ付けし、割りと簡単に復旧した。
テストしてみると、問題なく音は出る。月末に別の地区センターで使う予定だったので、買い直しは免れた。
それにしても、予想外の場所が簡単に抜ける構造になっていて、全く驚いた。現状はただ差し込むだけで、万一抜けた場合のケーブル断線保護措置など皆無。安物なので仕方ないが、せめて半回し程度のネジ構造にできないか。
あまりにリスクが高いので、透明のビニルテープを二重に巻いて保護した。ライブそのものに支障がなかったのは幸いだが。
自宅の南東、つまりは辰巳(巽)の方角にあるタチアオイが、今年も鮮やかに開花した。生命力が強すぎて嫌われるのか、意識的に育てている人は少ないが、私は好きな花である。
辰巳には赤い色が風水的によいと聞いたので14年前の新築時に植えたが、いつの間にか花の位置が隣地に移動してしまっている。いまは空地だが、いずれ敷地内に種を戻す必要がありそうだ。
今年の花は数が多く、しかも色の濃淡が茎ごとに微妙に変化している。昨年秋あたりから、家族内で怒涛の変動が起こっているが、そんな負の流れをこの赤い花で断ち切って欲しい、そんな兆しであって欲しいと願うのみ。