14年経ってやり直しの時期にきているが、一部が強く付着していて、かなり手ごわい。ここを除去しないと、窓上部分の板は張れない。
脚立上でカッターの刃先を使って慎重に作業するうち、ポケットの携帯が鳴る。昨日取材の打診があった東京のNHKからで、送った写真は概ねOKだが、何点か追加して欲しいとの要望。地面に降りるのも面倒なので、そのまま脚立の上で打合せを続けたが、かれこれ20分近くも話していた。
ようやく終わって作業を続けるうち、再びの雨。昨日に似た展開で、びしょ濡れになる前に、どうにかコーキング剤の除去はやり終えた。
昼食中にまた雨がやむ。いまのうちにと、今度は昨日仮止めのままだった7枚の長い板のビスを、すべて止めた。こちらは案外簡単に終わってしまう。
その後、下張りで残っている窓上部を張る準備にとりかかる。寸法を測り、基準となる板を加工して2枚だけ張り終えたところで終了。雨の間隙を縫っての作業だったが、最低限の作業はやれた。
明日から屋根&外壁鋼板の塗装作業にとりかかる予定だったが、昼近くに業者から連絡があり、雨で工程が遅れているので、着工を来週に延ばして欲しいとのこと。
こちらの木壁下張り作業も、雨で微妙に遅れている。来週までには、さすがに終わるだろう。作業の重複は好ましくないので、かえって都合がよかった。
夜、NHKから再びの電話。昨日の写真を元に番組のプレゼン資料はできたが、ディレクター段階で、いくつか追加注文があったとか。それに伴って写真をさらに4シーンほど追加して欲しいとの要望である。
6年前に弾き語り関連でNHK札幌の取材を受けたことがあるが、6分ほどの映像に、膨大な手間暇をかけるのに驚かされた記憶がある。放送とか出版とかは、おしなべて要求がキツく、時間ぎりぎりまでより完全なものを求められる。受けてしまった以上、そんなものだと腹をくくるしかない。