2013年10月23日水曜日

目に染みる秋

 明日まで晴れが続くという予報。昨日に引き続き、早朝から塗装屋さんがやってきて、エアガンで壁鋼板の塗装を始める。刷毛による手作業と違って、やり始めると早い。2時間ほどで終わって帰っていった。
 今日で3回にわたる壁塗装が完全に終わって、乾けば鬱陶しい窓外の養生ビニールシートがようやく撤去可能となる。明日以降、職人さんがやってくる前に私の手で、部分的にビニールをカットしてよいとの許可も貰った。


 明日までの好天を有効に活かすべく、午後から出かける場所をあれこれ画策。熟慮のすえ、墓参りをかねて来春に迫った父の七回忌の予約を霊園でやり、帰路に実家に寄って冬を越す備えをやってしまうことにした。
 まずは近隣のスーパーに寄って供物のお菓子と花を調達。父の好物だった田舎饅頭が安く入手できた。

 自宅から霊園まで、いつも行きに通る西回りコースの距離を正確に測ってみたら、33キロあった。時間にして1時間20分ほど。公共交通機関だと2時間は軽く越える。ちょっと気軽に行ける場所ではなく、それなりの意気込みが必要だ。
 山あいにある霊園は秋たけなわ。いつもは散り始めている紅葉も見頃である。念入りに墓参りを済ませ、その足で近くにある礼拝堂に立ち寄る。
 来春の父の七回忌は、霊園に併設される礼拝堂の一室を借りてやることに兄弟間の相談で決まっていた。それに沿って一番小さな部屋を予約。併せてお坊さんの手配もお願いした。
 食事も頼めるので、諸々の準備の面倒が省けて合理的。費用は各家が分担する会費制のような形式でやろうと思う。

 まだ半年以上も先なので、予約はガラ空き状態。希望通りの日時が確保できた。4人の子供と一部の孫だけでやるささやかな法事だが、全体を取り仕切るのは長男である私の役目。


 早い夕暮れが迫るなか、来たときとは反対の東回りコースで実家へと向かう。実家は空き家だが、近所に住む姉が時折訪れて管理してくれている。私は家のメンテナンスを中心にたまに通っているが、夏にやり残した玄関側の壁補修がずっと気になっていた。
 実家では姉が待機していた。出掛けに準備した脚立に私が昇り、スクレイパーを使ってコーキング剤を欠損部に埋め込んでゆく。17時ころだったが、辺りはかなり暗い。しかし作業はどうにかやり終えた。
 その後、家の中に入って持参した不凍液を2ヶ所のトイレのトラップに流し込む。万一の凍結破損に備えたもので、前回入れた分は大半が蒸発してしまっていた。
 全てやり終えて、家路を急ぐ。ガソリンがなくなったので、途中で給油。ようやく家に着くと、時計は18時を回っていた。昨日と似たような忙しい行動パターンで、かなり疲れたが、精力的に動いていろいろと片づいた。
 帰りの距離も正確に測ってみたが、同じくらいだろうと思っていた東回りコース、以外にも39キロあった。西回りより6キロも多いが、信号が少ないので短く感じる。いずれのコースも遠いことに違いはないが。