2019年6月11日火曜日

少ない金で賢く暮らす

 強い風の吹き荒れる一日だったが、終日車庫建替え材料の塗装作業に励む。この日も材料置場が作業台だ。
 処理すべき木材は柱6本、梁6本、方杖6本、計18本ある。最初に腐食防止用として木酢液を塗る。小口部分は全ての木材が対象で、柱だけは傷みやすい地面から1メートルまでを全周に塗った。
 昼食後に定番食料品を買い出しに出たが、戻ると不意に睡魔が襲ってきた。早めに珈琲タイムをとるとヤル気が戻ってきたので、15時半くらいから作業再開。
 途中で自然素材系の塗料がなくなり、予め買っておいた新しい缶に替える。試算してみると、最初の1缶で22.5m²塗れた。推奨値よりも10%多い。無駄なくムラなく、薄く伸ばして塗った成果か。

 18時半までに予定の柱6本を全て塗り終える。明日からは残りの梁と方杖の塗装、そして小口処理に取り掛かる。


死ぬまで2000万貯めよ」と世間だかオカミだかが、かまびすしい。「夫65歳以上、妻60歳以上の無職2人世帯」とあるので、私たち夫婦はドンピシャ対象である。
 金融庁の報告書によれば、平均月額収入21万弱、平均月額支出が26万強で、その差月額5.5万円が赤字ということらしい。

 この数字を我が家に照らし合わせてみると、収入額がかなり少ないのと同時に、それを上回る比率で支出額も大幅に少ない。結果として、いまの生活ペースを維持すれば、報告書のような悲惨な老後は、我が家に限ってはやってこない。
 平均月額支出26万強は、我が家の実に倍以上の数値。工夫すれば、少ないお金で充分に心豊かな暮らしが叶う。当てにならないオカミに過度な期待をしないことだ。そんな不条理な世の中が、とうにやってきている。