2019年6月24日月曜日

ようやく作業再開

 朝起きて腰の調子に大きな変化はなく、天気もよいので、10日ぶりに車庫建替え作業を再開することにした。
 10日前の状態は以下の通りで、壁側の柱を2本立てただけ。その後強風の日が何度かあり、軸組のズレが生じた可能性があったので、水平器やスケールで柱の状態を確認。わずかな歪みをまず修正した。


 11時半くらいから作業開始。万一に備え、腰には冷湿布を貼ってコルセットを巻き、頭にはヘルメットをかぶる。
 次の工程で必要な材料は壁際の梁2本と北東の柱1本で、腰が万全なら一人で運べるが、この日は無理せず妻の助けを借りた。
 工夫した仮設受材が効いて、梁を柱の上端に載せる作業は一人でやれた。ところが最初のボルト止め作業でいきなりつまずいた。

 この日のために買った径12×270長のロングビットをドリルに装着し、2本のツーバイ材と105角の柱を貫通する穴を、一気に開けようとした。しかし、柱の中央あたりでドリルが止まってしまい、押しても引いても動かない。
 そうするうち、ドリル本体から煙が出始めた。無理をすれば過負荷でモーターが焼けてしまう。ドリルを挿したままで作業をいったん中止し、対策を考えた。

水勾配1/12の登り梁

 材料に対してドリルが非力過ぎたようで、まずは現状のドリルビットをいったん抜かねばならない。
 ドリルに逆回転機能はなく、ビットを残したままドリル本体を外してしまい、スパナでビットの頭をはさんで手作業で逆回転させることを思いつく。どうにかビットは外れたが、これ以上同じドリルで作業するのは困難だった。

 ふと、電動ドライバーに逆回転機能とドリル機能があったことを思い出す。回転数はドリルの1/4以下だが、トルクはまずまず。正回転と逆回転を交互に使えば、なんとかやれるのではないか…?
 さっそく試してみると、時間はかかるが、ともかく貫通穴は開く。以降、地道に作業して14時くらいまでに4本のボルト(M12×210長)を固定し終えた。まずは第1段階クリアだ。


 この日は母の暮らす施設へ不足する備品を届ける用事があり、いったん作業を休んで出かけた。母は元気だが、相変わらず私を認識しない。
 ちょうどオヤツの時間で、忙しそうなヘルパーさんに代わって、プリンをスプーンで食べさせた。
 帰宅後、珈琲タイムをはさんで作業を続ける。次なる工程は、完全自立する北東角の柱を立てること。母屋の壁を利用できないので、作業難易度は非常に高い。

 この位置の束基礎羽子板が9ミリ内側にずれているので、まず柱の彫り込みをノミでやる。その後3900長の仮筋交いを南北側に作って上端を柱に仮固定し、そのままの状態で立てることにした。
 鉛直はまだ正確に出てないが、ともかく柱は立った。次に東西方向の仮筋交い2700長を仮固定する。仮筋交いはぴったりの長さが手元になく、それぞれヌキ板をビス2本で止めて延長した。


 東西方向の位置を基礎部分で正確に測り、束基礎の羽子板をスクリューボルトで固定する。次に南北方向の鉛直を水平器で出し、こちらは束基礎部分をビス固定。
 最後に東西方向の寸法を柱上端で測って仮筋交い位置を修正しようとしたが、どうしても一人ではできず、柱の支えだけ妻の助けを借りた。

南北方向の仮筋交いが3900と長い

 18時近くまで作業し、明日に備えて東西方向の梁を保持する仮設受材を止めて、この日の作業予定を全て終えた。
 腰の疲労感はあるが、不安だった腰痛の再発はなく、ボルト止め作業のコツもつかんだので、明日以降の作業は捗りそうだ。