2018年12月26日水曜日

家族Xmas会

 1日遅れの家族Xmas会を実施。午前中集合なので送迎を含めてやることが多い。前夜は人形劇の準備で2時近くまで起きていたが、8時には目がさめてしまった。
 まず前夜ネタを仕込んでおいたかぼちゃクッキーをオーブンで焼く。日持ちはするが、やはり焼き立てが美味いのだ。
 昨夜未明から断続的に雪が降り、10センチほどまた積もった。妻が除雪している間、10時になるのを待って、出前専門の寿司屋に電話を入れる。しかし、年末で混んでいるのか、前日からずっとつながらない。
 あきらめて予め会員登録しておいたネット経由で予約をする。3月に頼んで好評だった生ちらし寿司を17時配達で依頼した。

 10時半に車を出したが、出た直後にチャイルドシートを積んでいないことに気づき、引き返す。忙しすぎてポッカリ抜けてしまった。危ない。


 滑る道路を慎重に運転し、10分遅れの11時10分に長男一家のマンションに到着。孫娘は可愛いサンタの衣装で現れた。

 家に到着すると、居間の隅に積んであるXmasプレゼントを孫娘はしきりに気にするが、「ご飯食べてからね」といい聞かせ、まず前夜のうちに作っておいたカレーをみんなで食べることにする。
 カレーは素材の処理を途中から孫娘用に分岐し、2つの味を同時に作った。初の試みで不安もあったが、孫娘は喜んで食べてくれた。ただ、大人用は少し甘すぎたかもしれない。


 昼食後、プレゼントを順に開ける。私からはキッズチェアー、次男からミニピアノ、私の姉からポーチ入りの人形とお手玉など、全て孫娘あてだ。
 大人だけのXmas会ではプレゼントの習慣はなかったが、孫娘の誕生で新たにやるようになった。誕生日が7月なので、程よく間隔が空いている。もらう側だけでなく、プレゼントする側もけっこう楽しんでいる。
 満腹になったせいか急に眠くなり、2階寝室で横になった。睡眠時間が短いと、決まって午後から眠くなる。私の母もそうだが、年をとると昼寝が必要になる人もいるらしい。
 ウトウトしていたら、孫娘も一緒に昼寝させようと長男が2階に連れてきた。ところが一向に寝ようとしない。途中で布団を抜け出して一人で階段を降りようとする。これは危ない。昼寝は中止して一緒に降りた。


 15時くらいから長男夫婦が持ってきたケーキをみんなで美味しく食べ、珈琲を飲む。その後15時30分から新企画、家族かくし芸会を始めた。
 リハーサル通り居間の北壁に黒い布を吊るし、布の上にイルミネーションをからめて点ける。明るすぎてステージが目立たないので、ブラインドは全て下ろした。
 進行プログラムは以下の通り。

1)開会宣言
2)ギター弾き語り「Xmasソングメドレー」 〜私
 「ウィンター・ワンダーランド」「きよしこの夜We wish you a Merry Xmas
3)歌「あわてんぼうのサンタクロース」〜孫娘と長男のお嫁さん
4)歌と手遊び「まつぼっくり」〜孫娘と私
5)人形劇「まいごのネコちゃん」〜妻と私


 ギター弾き語りの1曲目に孫娘がダンスで乱入。2曲目からはもらったばかりのミニピアノを叩いてコラボ演奏した。メロディは適当でも、リズムだけはぴったり合っている。練習なしのアドリブで大人が勧めたわけでもないが、なかなかやる。

 ところが母親との歌になると、照れているのか全く歌おうとしない。自宅で踊りながら楽しく歌う動画が送られてきたので楽しみにしていたが、やはり祖父母宅では勝手違ってアウェイモードになるのか。
 あとで長男が「俺に似て、ここ一番でビビる」と気にしていたが、「来年は歌ってね」と私から言い聞かせておしまい。
 長男は動画撮影に専念で何も演らないというので、孫娘をフォローするべく、予定にない童謡「まつぼっくり」を膝の上に乗せて一緒に歌うことにする。
 ここでも歌おうとしなかったが、保育園で習った手遊びを歌に合わせて披露してくれた。まあ、よくがんばった。

第2幕、雪だるまサンタの登場シーン

 ラストの人形劇は前日に問題点を修正したので、出来はリハーサルをはるかに上回っていた。空を飛ぶソリからトナカイが床に落ちてしまったり、BGMの再生で一瞬別の曲が流れてしまったりしたが、ご愛嬌の範ちゅう。
「まさか自分たちが主人公の人形劇をライブで見られるとは」と、長男一家にも大好評。好奇心旺盛の孫娘は、劇中の歌で踊ったり、舞台裏の様子を確かめに途中で覗きにくるなど、想定外の動きを連発した。

 終了は16時10分くらい。最後に妻と私が立ち上がって登場人物を順に紹介し、「メリークリスマス!」のコールで締めくくった。
 終了後は人形や大道具小道具を囲んで、完成までの経緯を披露。いわば「メイキングオブ人形劇」のようなもので、途中から孫娘が人形を操って別のアドリブ劇を始めるなど、余韻がしばらく続いた。

 初の試みは大成功に終わり、早くも「来年の新作に期待」との声があがった。人形劇としてのおよそのノウハウはつかんだが、今後の目標としては、孫娘と一緒にシナリオや舞台&人形作りをやること。
 歌をオリジナルにしたり、英語劇にするなど、夢は広がる。晩年を迎えての新たな趣味&目標となるかもしれない。


 17時近くに、生ちらし寿司と茶碗蒸しの出前が届き、妻は夕食の準備にとりかかる。私は孫娘と一緒にお風呂に入ることになった。
 前回同様、私が準備をしていると自分で脱衣室に入ってきて、一人で服を脱ぎ始めた。長男から教わった立ったままで髪を洗う方法を初めて試したが、けっこううまくいった。

 大人用の洗い桶で水遊びしているので、以前に買っておいた子供用のお風呂セットを出してあげたら、喜んで遊んでいた。お風呂を全くいやがらなくなって、遊びの幅も広がる。
 18時から夕食開始。ちらし寿司と茶碗蒸し、鶏むね肉の照り焼きふう、じゃがいも唐揚げなどが並び、みんなで美味しく食べた。
 刺激的なイベントの連続で疲れたのか、孫娘は食後に「寝る」といって2階に上がろうとする。目の届く1階がよかろうと、居間の片隅に座布団を並べたら、素直にその上で寝てくれた。

 大人たちで2時間ほど歓談し、孫娘が起きたのを機に長い宴が終了。長男一家を送り届けて家に戻ったら、時計は21時45分をさしていた。
 お接待役としていろいろ動き、ちょっと疲れたが、心地よい疲労感である。