2018年12月23日日曜日

恐怖の1日2本ライブ

 市内遠方での地域カフェライブを無事に済ませ、挨拶もそこそこに次なるライブ会場へと向かった。終了後の撤収作業等で予想外に手間取ってしまい、時間はすでに12時を回っている。
 1時間半のライブで23曲を歌い、かなりのエネルギーを消耗して空腹だったが、昼食ぬきで行くことを決意。幸いに道路状況はよく、前日に最短ルートを入念に調べておいたこともあって、わずか40分で会場となる自宅近くのグループホームに着いた。

 これまた挨拶もそこそこに、機材を搬入して担当者と打ち合わせ。まずは系列のケアハウスで歌い、その後続けてグループホームで歌うことになる。
 例年の進行では11時に余興をまずやり、12時から食事とプレゼント交換をやることになっていたが、今年に限って私の余興だけを切り離し、食事後にやる手はずである。
 昨年の失敗例もあり、気力体力面で支障のある1日に2本のライブは避けたいのが正直なところ。しかし、先方のたっての希望である。13年の長いおつきあいのある施設なので、結局お受けすることにした。

あれこれいただいたXmasプレゼント

 会場の都合で、ここでは2年前からノーマイクで歌っている。弦の切れたオベーションは使えず、必然的にギターはヤマハのエレアコ。電子譜面の入ったタブレットだけをスタンドに組み立て、まずは廊下でつながったケアハウスに入る。
 機材が少ないこともあって、到着わずか5分後の12時50分にスタート。15分で6曲を歌った。(※はリクエスト)

「ウィンター・ワンダーランド」「ソーラン節」「恋のバカンス」「クリスマスイブ※」「恋人がサンタクロース」「上を向いて歩こう」
 系列施設だったが、歌うのは初めてだった。会場となる食堂ではまだ食事する姿や、食後の歓談に興ずる姿もあり、歌そのものがやや場違いな雰囲気もあった。いつもならメイン会場のグループホームに全利用者が集合し、食事前に余興が終わってしまうので、無理もない。
 それでも施設側の要望に従い、淡々と歌い続ける。せわしい気分の割に声はよく出て、状態そのものは悪くない。

 いつもなら20〜25分を使って一回で終わらせるが、今回は2会場に分けて15分ずつつづけて演るという変則構成。場の気分がいつもと違うので、4曲目からはリクエストを募ることにした。
 利用者からは全く反応がなかったが、「クリスマスソングを…」との要望が職員さんからあり、歌える曲を順に告げると、山下達郎とユーミンという意外な組み合わせて決着した。


 終了後、あわただしく廊下を移動し、本来の会場であるグループホームへと戻る。空いている廊下の入口付近にセットし、ただちに歌い始めた。
 およそ15分で6曲を歌う。※はリクエスト)

「ウィンター・ワンダーランド」「ソーラン節」「浪花節だよ人生は」「ジングルベル」「南国土佐を後にして※」「知床旅情※」
 こちらの会場も雰囲気は似ていて、前半の余興とその後の食事でお腹いっぱいの場は、改めて歌を聴くという集中力と緊張感に乏しかった。
 ともかくも施設側の要望には応えて、自分の役目は終了。1日で40キロを移動し、3会場計35曲を歌うというハードなスケジュールだったが、どうにかこなして今年最後となる32本目のライブ無事に締めくくった。


 13時半くらいに施設側が準備してくれた昼食にようやくありつけた。手作りの料理が空腹に染みわたる。その後花束贈呈やビンゴゲームなどあって、プログラム通り14時過ぎにお開きとなる。
「無理いってしまいましたが、おかげで予定通りにやれました」と、担当者にはたいそう喜ばれた。